子守神社

Last-modified: 2014-02-14 (金) 00:28:29
 

子守神社
こもりじんじゃ
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(参拝日:平成24年11月24日)
住所:岐阜県可児市中恵土2259-1‎mapionlogo.gif
主祭神:水分神
社格:郷社
主な祭礼:3月28日(例祭)

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↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
子守神社は、天之水分神、国之水分神の二座を主神とする神社である。

創建年代は不詳であるが、古くから伝えられている「子守明神縁起」によれば、
保元元年(一一五六)、もと北面の武士和泉源内兵衛重義が、あるとき可児郡前波の里に行き、
子供の神となるべしとのお告げを薬師如来より受けた。

重義は妻とともにこの地を訪れ、十六年間に十六人の男子を、翌年から十六年間に十六人の女子を出生、
三十二年間にあわせて三十二人の子供をもうけた。

また、近郷の長の子供が、たいへん病弱であったが、
重義夫婦にあずけたところ、病なく丈夫に育ったという。

文暦元年(一二二四)三月二八日重義化念つきて、この地で入滅し子守明神となったという。
三月二十八日は当社の例祭日となっている。

以後神威高まり、子無き人は子を授かり、弱き子は健全となり、妊婦が祈れば安産を得る神徳により、
年毎の例祭日には社頭に参拝者が列をなし、露天商市をなす盛況さである。

また、境内に「またぎ石」または「子授石」と呼ばれる丸形の神石が祀られている。

なお境内には神明神社、諏訪神社、秋葉神社の三社が明治四十年の神社合併により移転して祀られている。
明治六年一月郷社定則により郷社となり、昭和二十八年三月岐阜県神社庁指定の特別金弊社となる。

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↑拝殿↑
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↑子授石↑
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↑神馬↑

(以下、余談)
JR可児駅・名鉄新可児駅から程近い住宅地の中にある神社です。
全国各地にある子守神社の一つです。またぐと子宝を授かるという「子授石」があります。

創建については不詳ですが、見つかった棟札から平安時代には既にあったことが分かっています。
1157年(保元2年)夫婦の間に第一子が誕生し、以後32年間で32人の子供が授かったという凄い伝説があります。

3月の例祭は可児市でも最大規模の祭礼で、当日は多くの人で賑わいます。