荒田八幡宮

Last-modified: 2014-02-14 (金) 00:21:21
 

荒田八幡宮
あらたはちまんぐう
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(参拝日:平成25年8月13日)
住所: 鹿児島県鹿児島市下荒田2-7-21mapionlogo.gif
主祭神:応神天皇、神功皇后、玉依姫命
社格:村社
主な祭礼:旧暦1月25日(初牛祭)

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↑鳥居↑
(由緒:現地案内板より)
和銅年間(西暦七〇八年)櫻島噴出と時を同じく約千二百八十余年、御創建この間幾多の戦火にも消失せず。

天文二十一年(西暦一五五二年)島津第十五代貴久公、現在地に再興。
昭和五十八年四月、御創建千二百七十五年奉祝御社澱流造、幣殿、拝殿、入母屋造、屋根銅板葺に改築御造営。

往古は鹿児島の宗社なり。大隅国正八幡宮、今の鹿児島神宮御領鹿児島荒田村なり。
その領地の境西を守護せよと荒田八幡宮(別宮)を創建。

元亀二年(西暦一五七一年)四月大隣国今の肝属郡辺りより財徒襲い来りて当宮の神宝を奪い
荒田浜より船に乗りて帰る途中、俄に暴風おこりて船、神宝諸共皆海中にしずみたると云う。

毎年、正祭・秋祭荒田浜に行宮を設け神輿を護りて下る。
これを八幡浜下りと云う、又荒田領地は火災のない所と伝え知られし。

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↑拝殿↑
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↑境内摂社↑
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↑神輿庫↑
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↑クスノキ↑
(以下、余談)
鹿児島市電の荒田八幡電停付近にある神社です。国立大学などがある若者の町です。
この社は鹿児島神宮の別宮なので、神宮と兼務されていました。

市指定保存樹林の大楠は境内の中で存在感をもっていました。
天文22年(1553年)第15代の島津貴久公が八幡宮再興の際に植え付けられました。

貴久公が神宮の別宮として整備する前の天文21年(1552年)までは
八幡神以外の神をお祀りする旧荒田村の鎮守・氏神様でした。
境内社は田の神さあ(農耕神)・水神・門守神など祀られています。

ほかに文化学芸・殖産・出産の霊験がある、まむし除けの砂が知られています。