常呂神社

Last-modified: 2013-10-27 (日) 17:45:58
 

常呂神社
ところじんじゃ
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(参拝日:平成25年9月12日)
住所:北海道北見市常呂町字常呂63mapionlogo.gif
主祭神:塩土翁神、建速須佐之男大神、大綿積大神、天照皇大神
社格:村社
主な祭礼:9月12日(例祭)

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↑参道入口↑
(由緒:北海道神社庁webサイトより)
天照皇大神を祭神としていたが改めて調査した処、下記の4神と判明した。
①塩土翁大神、②天照皇大神、③建速須佐之男大神、④大綿積大神である。

当村の開発は遠く文化年間にして、当時和人が内地より春夏の候帆船に乗って来て漁獲を以て業としていた。

明治15、16年頃より内地人の来往する者がますます増えたため、神社が無いのは遺憾だとし、
明治26年6月小西謹七郎・松田三次郎・大越善三郎・下川寅吉・文野貞志・紫田直次郎の7名が発起し
同年8月有志より金76円10銭の寄附金を募り現在の地に小祠を建設して、
村落の繁栄と住民の安全を祈念し、村の発展と共に神威顕著なるものがあった。

有志協議の上、大正7年現在の社殿を造営し、昭和3年御大典を記念し篤志家より境内地及基本財産の寄附を得、
境内外の面目を一新し真に全村鎮守の神社として名実共に完備し、昭和7年1月27日村社列格となる。

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↑祭礼中の拝殿↑
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↑鳥居↑
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↑龍神の水↑
(以下、余談)
オホーツク国道は能取湖とサロマ湖の湖岸を通りますが、その両湖の間に常呂町の街区が広がります。
現在は北見市の一部ですが、常呂とは直線距離で100km以上離れている石北峠も同じ市内です。
市の面積では北海道1位、日本では4位と広大な面積なんですね。

ここは北見アイヌの砦でした。桂の古木があり、根元に「白蛇」が住んでいました。
出陣の際は必ず必勝祈願をしていましたが、ある日、激しい雷雨で倒れてしまいます。
すると間もなく、斜里アイヌとの戦いに敗れ、砦を明け渡すことになりました。
それ以来、古木からは湧き水がわき出るようになったといいます。

年1回の例祭の日に訪れたものですから、神社は大賑わいでした。
露店が立ち並び、子供たちが店で遊んでいました。
そして丁度、神輿が神社に戻ってくるところでした。地元の人たち総出のお祭りでしょう。
お忙しい時にお邪魔して、御朱印まで頂いて、本当に申し訳ありませんでした。