南西の砂漠地帯には廃棄された闘技場がある。 周辺には遺跡と砂だけの死の土地が広がっており人の住める場所ではない。 辿り着くのも困難なその地では人知れぬ決闘が行われているという噂があった。
通常 | 魔性 | 宿った | 伝説 | 恐ろしい | 壊れた | |
---|---|---|---|---|---|---|
推奨Lv | Lv46 | Lv75 | Lv100 | Lv132 | Lv168 | Lv |
攻略Lv | Lv99 | Lv158 | Lv212 | Lv279 | Lv358 | Lv |
階層数 | 4F | |||||
探索判定回数 (1階あたり) | 踏破前:18回 踏破後:6回(4F以外)・12回(4F) | |||||
進行(踏破前) | 250秒 | 280秒 | 330秒 | 400秒 | 550秒 | |
進行(踏破後) | 187.5秒 | 210秒 | 247.5秒 | 300秒 | 412.5秒 | |
探索時間(踏破前) | 05:00:00 | 05:36:00 | 06:36:00 | 08:00:00 | 11:00:00 | |
探索時間(踏破後) | 01:33:45 (5625秒) | 01:45:00 (6300秒) | 02:03:45 (7425秒) | 02:30:00 (9000秒) | 03:26:15 (12375秒) |
※時短無し・探索時間等倍での数値
出現モンスター
- 道中出現
- ボスのみ出現
1Fフロアボス
迷宮称号のヘルコンドル×2 +ランダムな基本編成 |
2Fフロアボス
迷宮称号の鬼トカゲ×2 +ランダムな基本編成 |
シナリオボス(3F)
第四章【コロシアムの戦い】受注状態でのみ発生する特殊な戦闘。
この戦闘に勝利するとシナリオクリア。その時点で強制帰還となり、3Fは未攻略の扱いになる。
3Fフロアボス
迷宮称号のガーゴイル×2 +ランダムな基本編成 |
◆ダンジョンボス
無称号でのみ、ボス戦前にイベント戦闘【ジークフリート vs ヘラクレス】が発生する
敵はいずれも迷宮称号
レアアイテム
名称 | 罠難易度 | ドロップモンスター |
---|---|---|
暗殺者の服 | 380 | ヘルコンドル |
守りの指輪 | 481 | 鬼トカゲ |
チェイサーナイフ | 333~- | ガーゴイル |
ヘラクレスの弓 | 652 | ヘラクレス |
ヘラクレスの棍棒 | 769~ | |
ブレイブハート | 658~658 | |
★獅子の腰布 | 455 | |
名剣バルムンク | -~- | ジークフリート |
ファフニールの竜血 | 629 | |
ニーベルングの指輪 | -~- | |
★菩提樹の葉 | 405 | |
魔性 | ||
キラーボウ | 391 | 魔性のヘルコンドル |
竜騎士の盾 | 378 | 魔性の鬼トカゲ |
狩人の弓 | -~- | 魔性のガーゴイル |
☆ネメアーの獅子 | 652 | 魔性のヘラクレス |
命中の指輪 | -~- | 魔性のジークフリート |
宿った | ||
なし | ||
伝説 | ||
アイスプレート | -~- | 伝説のヘルコンドル |
ルーンシールド | -~- | 伝説の鬼トカゲ |
ゴッドハンター | -~- | 伝説のガーゴイル |
★アマゾネスの腰帯 | -~- | 伝説のヘラクレス |
★必殺連撃の技書 | -~- | 伝説のジークフリート |
ダンジョン内イベント
南西の砂漠地帯には廃棄された闘技場がある。
周辺には遺跡と砂だけの死の土地が広がっており人の住める場所ではない。
辿り着くのも困難なその地では人知れぬ決闘が行われているという噂があった。
目の前には砂漠が広がっている。
コロシアムまでは道など無い。
方角を間違えれば彷徨う事になるだろう。
わざわざこの死の土地を越えて行くことに何の意味があるのだろうか。
周囲に遺跡の数が増えてきた。
石造りの建物の一部、何か描かれた石碑のような物、柱や石像など人工物が点在している。
人の姿をした石像、翼の生えた天使のような石像、恐ろしい悪魔のような石像……
それらを立ち止まって見ていても砂漠の熱に体力を奪われるだけである。
立ち並ぶ遺跡を幾度も通り過ぎた頃、冒険者たちはもはや周囲の石像に興味を示さなくなっていた。
そのため気付くのが遅れたのだろう。
石像の目に光が宿り
こちらを見ていたことに。
侵入者を拒むために置かれるその悪魔の石像は役目を成すために動き出した。
冒険者たちは石像の悪魔ガーゴイルを打ち砕いた。
ガーゴイルは動かぬただの石となって砂漠に散らばった。
石像の悪魔は何かを守るために置かれるという。しかし、周りには砂漠とわずかな遺跡が顔を出しているだけである。
この悪魔像は何故こんな所にあったのだろうか。
もしかしたら砂に埋もれたこの下に重大な遺跡があるのかもしれない……
冒険者たちは一瞬、砂を掘り起こしてみようかという思いに駆られた。しかし、今の目的はコロシアムへ行くことだと思い直して誘惑を振り切った。
そして先へ進もうとした冒険者たちであったが、その足はすぐに止まった。
何者かが倒れている。通行人や旅人に会うなど不自然すぎる場所である……
しかし冒険者たちはその人物を助け起こした時、その必然性に納得した。同時にコロシアムへ行く理由が無くなった。
以下、無称号のみ
冒険者たちは伝説の闘技場、コロシアムにたどり着いた。
中央の平坦な広場を囲うように斜傾の石段が高く続いている。
その半分は崩れ去り、観客を収容する機能を失くしている。
しかし観客など居ないのだからもはや風よけにしかならないだろう。
そこには何も居ない。そう思っていた冒険者たちは闘技場を覗いて目を見張った。
そこには二人の人物がいた。
一人は大剣を持つ剣士。もう一人は巨人。
大人と子供のような体格差のある二名が激しい戦いを繰り広げていた。奇しくも冒険者たちは居るはずのない観客となってその戦いを見た。
そこで繰り広げられていたものは人知を越えた戦いであった。
人の身でその攻撃に耐えられるわけがない。
戦いに身をおいて生きてきた冒険者たちの理解を超える戦いが目の前で繰り広げられていた。
剣士:
「やはり倒せんか。」剣士は剣を下ろして戦いを止めた。
巨人:
「どこでそれほどの耐久力を得たかは知らぬが、それでも俺は倒せんぞ!」巨人は剣士の剣戟を受け続けていたが平然としている。
剣士:
「見物人もいるようだ。ここは引かせてもらう。」そう言うと剣士は後方に下がり、反転して駆け出した。
巨人は剣士を追わずに冒険者たちの方を向いた。
巨人:
「戦士の決闘を汚す者が居たか! この場に居て良いのは戦う覚悟のある者のみ!」そう言って巨人は冒険者たちに襲いかかった。
ヘラクレス:
「俺を退ける者が居るのか!ハハハハハッ!
これなら神魔など必要ないではないか!
人の可能性、見させてもらったぞ。
だが、今はまだやるべき事がある。
お前たちでは出来ん事だ。
いずれまた会おう、戦士たちよ!」
冒険の手記(全15)
伝説の闘技場『コロシアム』には様々な決戦が繰り広げられた逸話がある。
その一つに巨人王アルバトロンと邪竜王の戦いがある。
大陸の西には巨大な砂漠地帯が広がり、その砂漠を越えた地では巨人族と竜族が争っていると言われている。
しかし西の砂漠は巨人や竜などの強靭な生命力を持つ生物でなければ越える事は出来ないため、その真偽は定かではなかった。
そんなある日、西の砂漠から邪竜が飛来した。邪竜たちは飢えており、人々の村に襲いかかった。
人々はその力に成す術がなく次々に邪竜の餌食となった。
人々が絶望にくれていた時、その者は現れた。
西の砂漠を越えて巨人がやってきたのだ。
巨大な体躯に腰周りの布一枚と覆面だけというおよそ文明を感じられない姿を見て人々は恐怖した。
邪竜に続くあらたな脅威が西から来たと思ったからだ。
人々はその巨人に石を投げた。
対竜用に用意されていた巨石を投げる兵器が使われたのだ。
砂漠を越えてきた巨人は疲弊していた。
そこに石を投げつけられて巨人は倒れた。
その姿を見て人々は脅威が去ったと歓喜した。
しかし、その時を待っていたかのように邪竜が村に飛来した。
人々は投石を使い切ってしまい、邪竜に対抗出来なかった。
逃げ惑う人々に邪竜は襲いかかった。
しかし、邪竜の牙は人々まで届かなかった。
巨人が盾となり、立ちふさがったのだ。
巨人と邪竜の戦いが始まった。
巨人は素手で邪竜に躍りかかった。
邪竜を殴り、掴み、投げ飛ばした。
そして邪竜が怒り立ち上がった所に、走りよって飛び蹴りを放った。
人々はその地響きを起こすような戦いを呆然と見つめていた。
やがて巨人は邪竜を投げ倒してしまった。
素手で竜に勝ったのだ。
そして巨人は人々に言った。
「私は巨人王アルバトロン。邪竜どもとの決着をつけねば
ならん!小さき者たちよ、さらばだ!」
そういって地響きを立てながら巨人は走り去っていった。
人々は邪竜と巨人という二つの恐怖が去ったことに安堵した。
二度と関わらず静かに暮らしたい、それが人々の思いであった。
しかし、わずかながら巨人に興味を示す者も居た。
一人の若者が巨人の後を追っていった。
巨人の足は速く、若者は追いつくことは出来なかった。
しかし姿形は見えなくともその後を追うことは出来た。
巨人の通り過ぎた跡には、常に助けられた人々がいたのだ。
邪竜の襲われたところを助けられた人々。魔物に襲われたところを助けられた人々。
時には人間に襲われたところを助けられた人々……
各地にそんな人々が居た。
しかしそれらの人々は皆、巨人の姿にも恐怖しており、忌まわしき出来事として忘れようとしていた。
コロシアムでは邪竜の王と巨人の王の壮絶な戦いが繰り広げられていた。
恐るべき邪竜の王はその牙で巨人王の肩を砕き、爪で体を引き裂いた。
業火のブレスに身を焼かれ巨人王は倒れた。
若者は巨人が負けると思った。
しかし傷だらけになりながらも巨人は何度も立ち上がった。
巨人の使う技は未知の技ばかりであった。
見た目は巨人は傷だらけでボロボロであり、邪竜にはあまり傷が見られなかった。
しかし巨人の技は確実に邪竜を追いつめていた。
巨人は邪竜の牙や爪をいなし、組み上げて投げ飛ばした。
やがて飛ぶ事もままならなくなった邪竜に、巨人は華麗な技を放った。
その数々の技はどれも力強くありながらも美しく、見る者を魅了する技であった。
そしてついには邪竜の王は巨人の技に屈し、倒れて動かなくなった。
力尽きた邪竜の横に巨人は立った。その姿は傷だらけであった。
巨人は片手を天高く上げた。そして、一言叫んだ。
咆哮のように発したその言葉の意味は分からなかった。しかし、それを見た若者は胸には感極まる思いが溢れていた。
巨人王は何も言わずに砂漠の向こうへ去っていった。
一連の出来事を災害のような忌まわしきこととして人々は忘れようとしていた。邪竜も巨人も恐怖の対象である。
しかし、若者は忘れなかった。巨人の足跡を追い続け、その活動を知っていた。
若者はそれらを人々に伝え歩いた。
『巨人王と邪竜王の戦い』
いつしかそれはコロシアム伝説の一つとして人々に語り継がれることとなった。
巨人王アルバトロンは武器を使わずにドラゴンと戦ったという。
素手で殴り、蹴り、そして投げる。
更にドラゴンの関節を極めて倒すという。
ドラゴンを倒す関節技がどんなものかは分かっていない。
そんなものは巨人にしか使えないのだから巨人族にしか伝わっていないだろう。
一つだけ分かっている技がある。
ドラゴンのしっぽをつかんで振り回す『ドラゴンスイング』という技だ。
自分を軸として回転し、ドラゴンを振り回して周囲に打撃を与えるというものだ。
振り回されるドラゴンは大暴れして牙や爪を振るい、ブレスをまき散らす強力な武器となる。
ただ、敵味方問わずに被害が出るため扱いが難しいという。
ドラゴンスイング※巨人専用