暗黒卿を名乗る吸血鬼の率いる軍勢が次々に町を襲い滅ぼしている。 冒険者たちは暗黒卿を討伐するべく戦いへ向かった。
通常 | 魔性 | 宿った | 伝説 | 恐ろしい | 壊れた | |
---|---|---|---|---|---|---|
推奨Lv | Lv84 | Lv135 | Lv180 | Lv??? | Lv??? | Lv |
攻略Lv | Lv92 | Lv147 | Lv197 | Lv??? | Lv??? | Lv |
階層数 | 4F | |||||
探索判定回数 (1階あたり) | 踏破前:18回 踏破後:6回(4F以外)・12回(4F) | |||||
進行(踏破前) | 250秒 | 280秒 | 330秒 | 400秒 | 550秒 | |
進行(踏破後) | 187.5秒 | 210秒 | 247.5秒 | 300秒 | 412.5秒 | |
探索時間(踏破前) | 05:00:00 | 05:36:00 | 06:36:00 | 08:00:00 | 11:00:00 | |
探索時間(踏破後) | 01:33:45 (5625秒) | 01:45:00 (6300秒) | 02:03:45 (7425秒) | 02:30:00 (9000秒) | 03:26:15 (12375秒) |
※時短無し・探索時間等倍での数値
出現モンスター
- 道中出現
- ボスのみ出現
1Fフロアボス
迷宮称号のエムプーサ×2 +ランダムな基本編成 |
2Fフロアボス
迷宮称号のラミア×2 +ランダムな基本編成 |
3Fフロアボス
迷宮称号のノスファラトゥ×2 +ランダムな基本編成 |
ダンジョンボス
敵はいずれも迷宮称号
レアアイテム
名称 | 罠難易度 | ドロップモンスター |
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マジックワンド | -~- | エムプーサ |
危険な薬 | -~- | ラミア |
凍りついた杖 | -~- | ノスファラトゥ |
影のローブ | -~- | ダークプリンセス |
吸血鬼の杯 | -~- | ヴァンパイアロード |
みかわしの指輪 | -~- | |
短銃 | -~- | |
★吸血王の牙 | -~- | |
魔性 | ||
分厚い本 | -~- | 魔性のエムプーサ |
力士の帯 | -~- | 魔性のラミア |
癒しのタブレット | -~- | 魔性のノスファラトゥ |
神聖教典Lv3『治療の法』 | -~- | 魔性のダークプリンセス |
魔道教典Lv6『神の雷』 | -~- | 魔性のヴァンパイアロード |
宿った | ||
なし | ||
伝説 | ||
風魔手裏剣 | -~- | 伝説のエムプーサ |
恐竜の爪 | -~- | 伝説のラミア |
長銃 | -~- | 伝説のノスファラトゥ |
王家の小剣 | -~- | 伝説のダークプリンセス |
ブラッディランス | -~- | 伝説のヴァンパイアロード |
ダンジョン内イベント
冒険者たちは吸血鬼により滅ぼされた町へ到着した。
もしもこれが人間の支配する町であれば潜入は夜が良いだろう。
しかし吸血鬼は夜に動く傾向があるため逆に夜の方が危険であろう。
冒険者たちは明るい昼間に町への潜入を開始した。
吸血鬼は昼間は寝ているだろうから昼のほうが安全などと誰が言ったのだろうか。
町には昼間でも魔物がうろついており、潜入した冒険者たちはあっさりと魔物と鉢合わせた。
吸血性を持つ魔物で吸血鬼の眷属だ。
魔物はこちらに気づくと舌なめずりをして近づいてきた。こちらを獲物としか見ていないのだろう。
もしこれが人間の支配する町で守衛に見つかったとしたならば仲間を呼ばれていただろう。
仲間を呼ばれないならば目の前の魔物さえ倒してしまえば良い。
冒険者たちは遭遇する魔物を打ち倒しながら町の奥へと向かった。
さすがに騒動に気づいたのか眷属の魔物だけではなく吸血鬼たちが現れ始めた。
一体で町を脅かす力を持つ本物の吸血鬼である。
町の守衛などでは束になっても相手にならないだろう。
あらゆる身体能力において人間を凌駕しており、生まれながらにして生物として優位にある存在だ。
しかし歴戦の冒険者が連携すればその優位は覆すことも出来るだろう。
吸血鬼も冒険者たちの力に気づいたのか魔物のように迂闊には飛びかからず徒党を組み始めていた。数が集まったら危険である。
足を止めること無く駆けなければならない。
これまで数々の危機な世界を駆け抜けてきた冒険者たちの脚力は並の者ではついていけないだろう。
しかし吸血鬼たちが追いついてくる姿が見える。
根本的に身体能力が違うのだろう。
戦いは避けられない。
目指すは町で一番立派な建物、領主の館である。
吸血鬼はプライドが高く権威を示す建物を好む。
おそらく領主の館には一番力のある者が居るだろう。
ファウストもそうであった。この町にあの暗黒卿が居るとすれば貧しい民家に住む姿は想像できない。
冒険者たちはその傾向を知るが故に迷うこと無く領主の館を目指して駆け続けた。
冒険者たちは領主の館につくとそのままの勢いで入り口を突き破った。
館の中にはこちらを待ち構えていたかのように立ちふさがる者が居た。
それはマントの大男である。
暗黒卿か。ファウストが相手であればこちらの攻撃は通用するだろうか。
冒険者たちは武器を持つ手に力が入った。
マントの大男は冒険者たちに言った。「獣のように町を踏み鳴らし
高潔さと気品に欠ける
野蛮な下等生物よ。その醜悪な匂いを撒き散らし
我が屋敷に土足で踏み込む
許しがたき所業。この私を『暗黒卿』と
知ってのことか?知らずにこの場へ来たならば
冥土の果てまで後悔せよ。」
そう言うとマントの大男は両手を広げて一歩前へ出た。冒険者たちを鋭く睨むその顔には怒りの表情が目に見えて現れ、口からは巨大な牙が見えていた。
マントの大男の言葉を聞いた冒険者たちには安堵が生じていた。
相手はファウストではない。
暗黒卿ファウストを直接知る冒険者たちは、暗黒卿がそんな前口上は言わないことを知っている。
これがファウストであれば襲ってきたのは有無を言わせぬ暴力だけであろう。
目の前の吸血鬼の思惑は相手を威圧することであったのだろう。
それは暗黒卿を知らぬ者であれば効果はあったのだろうが冒険者たちには通用しなかった。
しかしその安堵も長くは続かなかった。後方より魔物の叫びが聞こえてきている。
町を駆け抜けてきた時の魔物に追いつかれたのだ。
目の前の吸血鬼もこの町の吸血鬼たちを束ねているのだから決して弱い相手ではないだろう。
前後を囲われて不利な状況であったが少数で乗り込む以上、冒険者たちは元より覚悟の上であった。
これまで幾度もこのような危機は切り抜けてきている。
歴戦の冒険者たちは敵を迎え撃つべく素早く体勢を整えた。
冒険の手記(全5)
この世には不死身五種と呼ばれる特殊な生態を持つ存在が居る。
人形、蟻人間、巨人三変種。
どれも遭遇すること自体が稀で実在を疑問視されているが時代を越えてその目撃報告は語り継がれている。
『人形』は子供のおもちゃに命を吹き込まれたかのような不細工な姿をしている。
そしてただ踊り続けているだけだという。
しかし驚くべきことにその人形にはいかなる攻撃も通用しないという。
人形に遭遇した者は無意味な攻撃を繰り返してやがて疲れて立ち去るのだ。
それは古代に作られた壊れたおもちゃだろうと言われている。
しかし交渉を試みた冒険者の逸話がある。
道に迷って死を覚悟した冒険者は踊り続ける人形に出会った。
話しかけたが返答は無く人形は踊るように歩き去ってしまった。
しかしその後をつけた冒険者はやがて迷子から脱することが出来たという。
ただの偶然かあるいは人形に意志があったのかは謎のままである。
『巨人三変種』とはその能力から三種類に分けられた巨人のことを指す。
・魔法しか効かない巨人
・攻撃しか効かない巨人
・あらゆる攻撃に強い巨人それらは単独で行動し、出現場所もよく分からないという謎の生態をもっている。
その報告は様々であり、廃墟となった街を裸でうろついていた、極寒の氷山を裸で徘徊していた、古代遺跡を裸で徘徊していた、などその目的や行動原理は不明のままである。
交渉や対話ができたという報告もあるため意志を持つと思われるが、大抵はその後は戦いになるという。
しかしあまり積極的な攻撃を仕掛けてくる様子でもなく、攻撃を迎え撃つことを目的としているような行動を取る。
どれも尋常ではない生命力を持ち、倒したという話は聞こえて来ない。
巨人族が謎の種族であると言われる理由には、この三変種の存在も一役買っているだろう。
『蟻人間』とは蟻と人間が混合したような姿を持つ存在である。
一見するとモンスターに見えるが、知性的で非好戦的な傾向がある。
地下洞窟や古代遺跡など暗く狭い迷宮内で遭遇したという報告が多い。
遭遇するとモンスターと間違えて攻撃を仕掛ける冒険者が多いが、その攻撃は何も通用しないという。
特殊な結界の技を持っておりあらゆる攻撃を防いでしまう。
無数の手足で攻撃をしかけてくることがあるが害意を持った攻撃はしてこないという。
遥かな古代から生き続けていると噂されているが生態は全くの謎のままである。
ある男が蟻人間の結界の技術を求めて教えを請うたという話がある。
その男は言葉が通用しない中、不思議な攻撃で何度も眠らされながらも幾度も追いかけて必死の交渉を続けた。
その結果、蟻人間から物を譲り受けたという。
しかしそれは只の蜂蜜であった。
男の知人たちはそれを聞いて笑った。
「蟻人間はしつこいお前にお土産を渡して追い払ったのだ」と。
男はひどく落胆した。
しかし諦めきれなかった男は何か意味があるかもしれないとその蜂蜜を研究した。
そしてその蜂蜜はとても栄養のあるものであることがわかった。
そんなことは求めていない男は落胆したが更に粘り強く研究を続けた。
そして蜂蜜を使って熟成させた果実を作り上げることに成功した。
その果実は生命力を高める効果があり『生命の果実』と呼ばれた。
伝説の特注の大剣