世界観

Last-modified: 2021-07-14 (水) 20:31:57

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世界観

遠い未来、星暦と数えられる時。多くの戦争を経験した地球の総人口は1億を切り、廃墟化が進んだ。旧暦は【黒歴史】と呼ばれた。人々は時の経過で黒歴史を忘れ、貧しくも手を取り合って生きていた。
ところが、暴走したナノマシンに支配された機動兵器【M3】が無数に現れ、人類を襲い、地球圏はほぼM3に支配された。

一方で、黒歴史の機動兵器を発掘・再現したりする者が現れた。いつしか彼らは【ワイルダー】と呼ばれ、M3へ反旗を翻していく。

世界情勢

管轄がないものは、シナリオで扱うGMが不在であることを示す。
SGM管轄組織各GM管轄組織も参照。

  • 地球や宇宙
    人口の数が減少し荒廃している以外、われわれの住む地球とかわりない。宇宙も、われわれの知る宇宙と同じである。
    地球は【ワイルドアース】と呼ばれることもある。
  • アメリカ合衆国【ジオン公国】・カナダ【地球連邦軍】(総監督管轄)
    多くの軍人と機動兵器を有する。アメリカとカナダは互いに友好同盟。
  • ユーラシア大陸(総監督管轄)
    ・ロシア・モンゴル…現状不明地帯。
    ・中国…都市国家化し、内紛中であるようだが、現状不明地帯。
    ・インド・欧州…現状不明地帯。
    ・中東…現状不明地帯。
    いずれもM3の被害によって、壊滅状態になっている。
  • 東南アジア(総監督管轄)
  • ワイルダー発足時ころから、M3が特に活性化している場所。ここの開拓は大規模な戦力が必要とされている。
  • アフリカ大陸 (総監督管轄)
    ・廃墟化。未知の技術が眠っているようだが【ムーンライト】で閉じられている。
  • ラテンアメリカ(総監督管轄)
    コロンビアにいる"インベル"氏を中心に、いまだ開拓がされていないラテンアメリカ南方を警備している。
    ところが"真武者"と呼ばれる甲冑型のアーマーを着た機体がいくつか目撃されている。

固有名詞

  • M3
    あらゆる機械に侵食する暴走ナノマシンが、機動兵器に寄生した状態を指す。”Metamor”、”Machine”、”Monster”の頭文字から。寄生した機動兵器に関わる黒歴史の情報を読み込んで活動する。組織化して行動することもある。M3からは特徴的な周波数が検知される。黒歴史の情報をもとに、機体と関係の深い乗り手の発言を合成音声として再生するが、その理論は謎に包まれている。
  • オーバーM3
    "しゃべらない"M3。M3と比較して、脅威的な戦闘能力を持つ。
    M3に混じって、各地で暗躍していたM3。その特徴は、喋らないことと、黒歴史に登場していない、または分類ができないモビルスーツを指す。
    ところが、最近になって"黒歴史に分類されながらも、本来の機体よりも一段階性能が劣っているタイプの機体"も、オーバーM3だと認識されるようになった。M3には特殊な周波数が検知されるが、オーバーM3はその周波数が見られない。オーバーとは"M3の枠にあてはまらない"または"他の機体と一線を画す"などの意味が考えられる。
  • 碑文(インスクリプション)
    ワイルドアースのあちこちで見つかっている遺跡には、書物・設計図・映像などがみられる。黒歴史に当事者たちが遺した未来への遺産であると評価されて、誰が呼び始めたのか"碑文"と総称されるようになった。
    この"碑文"は各地で差異はあれどほぼ同一のものが見つかったり、逆にオーバーテクノロジーのようなものが見つかって戦争の火種になるなどしている。
    また、特定の家計に代々伝わっている"碑文"もある。地球以外の惑星が扱う黒歴史の技術そのものを"碑文"と呼ぶ場合もある。
  • Gヴェーダ
    M3の親機であると推測されている。位置は不明。アクセスするには、特別なヒヒイロカネか、ある機体のコードを入れる必要がある。
  • ムーンライト
    アフリカ大陸を定期的に覆う虹色の光。光を浴びるとあらゆる機械が機能を停止し、砂に変貌する可能性も指摘されている。
  • ワイルダー
    黒歴史の機動兵器を発掘したり、再現したりしてM3に対抗する者。その実態は、アメリカ合衆国に雇われる傭兵である。ワイルダーの活動理念はM3の根絶や世界の謎をあばくことだが、別職と兼業するものも多い。有事以外での活動も多種多様である。
  • バルチャー
    ワイルダーより前に傭兵稼業や冒険者稼業をしていた者。この呼び方にこだわる者もいる。そのうち【初期バルチャー】は世界の真実を限定的に知ってしまった者たちである。
  • ヴィラン
    機動兵器を利用し悪事を働く者。
  • 黒歴史
    機動兵器での争いがあった時代。旧暦。
  • 「いつか星の彼方で」計画
    Gヴェーダを開発するための計画。マクリィ・マーカリィとシュヘンベルグが長い時間をかけて造った計画のようだ。
  • ロゴス・ギルド
    グローバル展開する組合。その実態は武器商人の集まり。ワイルダーが経営する裏団体もあり、裏商売として定着しつつある。
  • ネオジャパン
    日本のこと。旧黒歴史以前の議院内閣制を復活させ、ネオジャパンとして発展的に打ち立てられた。初代内閣総理大臣「石川」氏は、ワイルダー、ヴィラン問わず『ガンダムファイト』の開催を宣言。優勝者には目もくらむような報酬が与えられるようだ。
  • ガンダムファイト
    ルールは【ガンダムファイトに応募した者の機動兵器の頭部を勝利の証として奪う】。【1度頭部を奪われた者は、ただちにガンダムファイトの参加資格を失う】。ルールに反したワイルダーやヴィランの足取りが途絶えていることからも、ガンダムファイトを本気であると認めるものが増えた。
  • ソレスタルビーイング号
    アメリカの軌道上にある巨大な構造物。アメリカの管轄。拠点としては存在するが、その機能を完全には解明されていない。巨大な中継地点や物資調達置き場になっている状態。
  • コロニー"リギルド"
    位置は火星近辺。場所不明者と貿易関係があり、使者と取引をする場所を聖地とするスコード教と、その聖地付近に都市国家キャピタル・テリトリィが存在する。貿易とはいえ、フォトン・バッテリーと呼ばれる動力の一方的な受け取りに過ぎない。場所不明者はどこからきているのか、なぜそれを受け取っているのかはリギルドの上層しか知らないことになっている。
    コロニー"リギルド"などの一連の名前は、場所不明者からフォトン・バッテリーを受け取っている現状を、黒歴史と符合点が多いことから有識者たちがつけた名前。
  • ヒヒイロカネ
    ある科学者の持ち物。機動兵器ほどの大きさのナノマシン構造体と、そのナノマシン構造体操作用&通信端末デバイスがセットになっている。ヒヒイロカネという場合、このどちらか、または両方を指す。現在はヒヒイロカネを新たに所有することは不可能で、ヒヒイロカネの操作はヒヒイロカネの親端末に紐づけられていて、親端末の所有者以外は本来の使用法はできなくなっている。ただし、通信端末としてなら使用できる。このナノマシン構造体で機体情報を保存させるため、機体の運搬用として利便性が高く、ある科学者と接点のあった一部の者に重宝された。M3との関連性も認められている。