体験リポート(7)

Last-modified: 2017-08-07 (月) 22:09:58

<営業・特殊補償部門編(平成28年度試験)>

たるパパさんより口述試験体験リポートをいただきましたのでこちらで公開させていただきます


コース3 営業・特殊補償部門
7月25日 田舎に住んでいるので当日移動が出来ない為に、午後から東京を目指して移動。
7月26日(水) 午前8時50分 王子駅到着
徒歩にて移動。昨年までの会場の道路沿い会場があると勘違いして、道路脇の看板にて間違いに気が付き、改めて試験会場に向かう。
9時に会場到着、エレベータ―にて受付のある4階に移動。同乗者有り(私と同様に試験会場を間違えた試験官)
受付完了。試験時間確認。控室の窓際に席に着き、一般事項を頭の中で整理しながら、外を行き交う電車を眺めて時間を過ごす。
10時30分 呼び出し、待機場所にて待機。
10時43分(試験会場内にある時計)試験開始


試験開始

 

試験官1:受験番号と名前をお願いします。

 

たるパパ:受験番号○○○○○番 田舎より来ました、たるパパです。

 

試験官1:たるパパさんは、某田舎の県の某市にある○○測量設計事務所にお勤めで間違いありませんね。

 

たるパパ:はい、そうです。

 

試験官1:役職をやられていますけれども、実際に現場には、行かれるのですか。

 

たるパパ:役職は、やっていますが実際に現場に行って業務に携わっています。役職の仕事は、実際の業務に付随した人員と業務の管理をしています。

 

試験官1:○○部長となっていますが、○○部門だけでなく補償部門の業務を行うのですね。

 

たるパパ:はい、そうです。当社の場合は、部署は、分けていますが、実際は、同じフロアで仕事をしており、忙しい時は、人員を融通しあいながら業務を行いますので、必ずしも所属部門だけの仕事を行うわけではありません。

 

試験官1:経歴を見ると40年間ずっと同じ会社におり、国、県、市の業務をこなされており、土地調査、土地評価、補償関連及び事業損失部門の資格を持っていますが、これくらいの年数にわたり業務を経験していると、すべてに精通しているかと思いますが、どうですか。

 

たるパパ:いや、まだまだ勉強が必要です。

 

試験管1:いろんな業務経験がありますが、経歴書に記載されています事例6について説明してください。

 

たるパパ:この事例は、平成○○年に集中豪雨により発生した災害の現場になります。災害は、通常原形復旧を基本としていますが、業務地において河川改修(河道の拡幅)を行うこととなり、簡易郵便局が補償対象となり仮営業所による補償を行いました。仮営業所の場所は、対象となる郵便局の隣接地に空き店舗があり、店舗面積が現在の店舗面積を確保出来るのと、従前地に隣接している為に得意先損失の補償が生じないこの場所に決定しました。賃貸料については、不動産屋とご意見を伺いその意見について発注者とも協議を行い決定しました。工事終了後に残地に郵便局を再築する予定です。

 

試験官1:有難うございました。

 

試験官2:次からは、私から質問させていただきます。いろんな業務を経験されご存知かと思いますが営業補償について一般的な事項について質問させていただきます。先ず、営業補償は、どのような種類がありますか。

 

たるパパ:支障となった店舗について、一時的に休業して、休業期間中の損失を補償する休止補償、支障となる店舗を廃止して補償を行う営業廃止補償、支障なる店舗について規模を縮小して営業を続ける規模縮小補償があります。

 

試験管2:廃止補償となる要件を説明して下さい。

 

たるパパ:法令等の規制により営業を行う場所が制限、規制されることにより妥当な移転先が無い場合、有名地に密着して営業を行っている店舗で移転先が無い場合、物理的な条件により、妥当な移転先が無い場合、臭気や騒音、振動等の社会的条件により妥当な移転先が無い場合、生活共同体の外に出る事により顧客の確保が出来なくなる場合です。

 

試験管2:仮営業所の補償を行う場合の要件を説明して下さい。

 

たるパパ:先ほど話した事例のように、銀行や郵便局等の公益性の強い業種で、休止をすることが、社会的に見て妥当で無い場合、急施をようする工事で、仮営業所を設置する場合、仮営業所を設置する為の適当な場所や店舗があると見込まれ、仮営業所を設置する補償が、営業休止の補償より安価な場合です。

 

試験官2 特殊補償には、どのような物がりますか。

 

たるパパ:漁業補償、鉱業権、採掘権の補償、農業補償です。

 

試験官2:有難うございます。ちなみに農業補償は、特殊補償部門ではありませんのでよろしくお願いします。農業補償に関連して天恵物とは、何ですか。

 

たるパパ:天恵物とは、わらびやぜんまい等の人の管理下に置かれていない作物です。

 

試験官2:有難うございます。たるパパさんの会社では、漁業補償を実施したことがありますか。

 

たるパパ:海から離れている場所に会社があるので、そのような事例はありません。

 

試験官1:砂防ダムの施工等により漁業補償をする業務等はありますか。

 

たるパパ:そのような業務をやった事はありません。以前に砂防ダムのスリット化を行う為にその事前調査として、生息している魚類等の調査を行った事がありますが、その後その件に関した業務はありませんでした。

 

試験官1:わかりました。たるパパさんの会社も含めて営業補償は、そのほとんどが休止の補償となりますが、廃止とか規模縮小の経験は、ありますか。

 

たるパパ:私は、土地調査部門を担当しましたが、以前に営業廃止補償を実施した事例があります。

 

試験官1:先ほどの砂防ダムに関する漁業補償等の業務がある可能性もありますので、特殊補償の方もしっかり勉強していただき、今後に備えてください。試験は、これで終了します。どうも有難うございました。

 

たるパパ:有難うございました。

 

終了時刻 11:03
立って、その場で一礼を行い、部屋を出るときに一礼を行い退室。


※たるパパさん情報提供ありがとうございました。tk@管理人