102スレ/譲れぬ想い

Last-modified: 2014-05-27 (火) 18:04:40
482 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/05/20(火) 01:04:43.13 ID:K/bnLtjz0
暁美ほむらは静かに己の『敵』を見据えていた。
彼女を打ち倒さずして、己の望みは叶うことは無いと、暁美ほむらは知っていた。
全身に闘気を漲らせ、静かに『敵』を見据えていた。

「よく逃げずに来たわね、まどか」

鹿目まどかは緩やかに歩みを進める。
目の前の『敵』が放つ闘気を全身で受け止め、その目には決意を宿していた。
彼女の望みもまた、目の前の『敵』を打ち倒さなければ、決して叶いはしない。

「逃げるわけには、いかないからね」

向い合って立つ二人の少女。
互いに譲れぬ想いを抱え、ぶつかり合う。
これは、宇宙すら揺るがす、神と悪魔の闘い。

「今日こそは、私の欲望が貴方の秩序を打ち破る」

「今日こそは、わたしの秩序が貴方の欲望を抑え付ける」

ゆっくりと間合いを詰め、お互い目を全く逸らさず。
互いに相手の間合いに入った瞬間――相手の手を握り合っていた。
指を絡めて、お互いの温もりを確かめるように。

「このまま見滝原映画館で映画鑑賞、その後ファーストフード店で昼食」

「そのあとデパートでウィンドウショッピング、アミューズメントにも寄るんだったよね」

「その間この手は可能な限り離さない事。恥ずかしがって手を離したら負けよ」

「キスをおねだりしても負け、そして」

『負けたほうが、勝った方にお嫁入りする』

「絶対にあなたを暁美まどかにしてやるわ、まどか」

「苗字を変えるのはほむらちゃんの方だよ。鹿目ほむらこそがこの世界の秩序なんだよ」

今ここに、最終戦争の火蓋は切って落とされた。




上の方のまどほむ団ほむまど団を見てこんなもん想像した
なお通算0勝0敗412引き分け、この闘いで更に37引き分け増えた模様。

http://hello.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1400172351/482