108 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/07/22(火) 02:00:27.03 ID:Bgr2HGJ30
昨日は海の日だったなって思ってなんとなく浮かんだもの
夜の浜辺で月の光に照らされながら寄せては返す波のようにちゅっちゅするアルデビ
「ほむらちゃん、お月様が綺麗だね」
「そうね。この光に感謝しないと。あなたを夜もこうして見つめられるから」
「ありがとう。でも、見つめられると少し恥ずかしいかな///」
「照れてるまどかも可愛い」
「笑顔になったほむらちゃんもね」
「そうかしら」
「こうしてじっくり見つめ合えて嬉しいな……」
「私もこうしてあなたと二人きりで過ごす時間が好き」
「素直になってくれたほむらちゃん大好き」
「私もまどかが大好き。愛してるわ」
私はほむらちゃんに抱きついた。ほむらちゃんが私の手に自分の手を重ねてくれる。
そうしてしばらくじゃれあってから二人で静かな水面に浮かぶ月の光を見つめた。
こうしていると、なんだか本当に素直な気持ちになれるね。
手を繋いで静かな波の音を聴きながら『ずっとこうして静かに寄り添えたらいいな』と
小さな願い事をして、どちらともなく唇を重ねた。
帰り道、数多の星が照らす夜空を辿ったけど、見つめているのはお互いの顔。
満月のように輝いている、世界で一番大切な人の微笑み。
お月様、これからも私とほむらちゃんを、そして地上に暮らす二人のことを照らしてね。
110 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/07/22(火) 02:08:01.77 ID:Bgr2HGJ30
>>108の続きのようなもの
地上のまどほむ
海の日。私とほむらちゃんは朝早くバスを使って近くの浜辺まで来た。
二人で歩きながら砂浜に微かな足跡と二つの座った跡を見つけた。
カップルで来てたのかなって推測して、二人でどきどきしながら盛り上がっちゃった。
柔らかな日差しと心地よい風を感じながら、ふと二人で感傷的になって砂浜に座って寄り添う。
透き通った波が寄せては返していく。ほむらちゃんが薄着の私を心配してくれたので、肩に手を添えてもらった。
大切な人がそばにいるだけで、特別なものなんてなくても
かけがえのない、恵まれた幸せな時間が過ぎていくね。
何ものにも変えがたい充足感とあなたへの気持ちがこの広い海のように
私の心をいっぱいに満たしていく。
二人で一緒にこの景色を見れてよかった。もっと色んな場所に行けたら良いな。
そのそばにはほむらちゃんがいて欲しい。あなたと思い出を共有したい。
二人の時間を過ごしたい。共に在りたい。これからも、ずっと。
ほむらちゃんが落ちていた木の枝で砂浜にメッセージを書きましょうと誘ってくれたので
悩んだ結果、『大人になっても二人でこの海を見つめられますように』と書いてもらった。
一瞬、消えたらやだなって思っちゃったけど、ほむらちゃんはまた何度でも書いてくれると
この願い事をしたことは忘れないと約束してくれた。
そして
いつまでもあなたと愛し合い、結ばれていたい。ほむらちゃんの言葉でそう告げられた。
それが嬉しくてちょっとだけ泣きそうになったけど、ほむらちゃんがぎゅっと抱きしめてくれたから
暖かい気持ちになれて、涙を瞳の奥にそっと返して耳元で愛を囁いた。
そうして誰も触れない二人だけの浜辺でそっと口づけ合う。
寄せては返す波のように、いつまでもずっと……
112 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/07/22(火) 02:11:04.98 ID:Bgr2HGJ30
帰りのバスで隣の席のほむらちゃんに身を預ける。
細い肩に頬を添えながら、窓の隙間から吹きつける風を二人で感じた。
「夏休み、楽しみだね」
「そうね……まどか、外を見て」
「日差しが強くなってきたね。さっきの海が見えるよ」
「あそこを見て。水面が太陽を反射してるの。深い青と水色が相まって映えてるわ」
「本当だ……綺麗だね」
ほむらちゃんは目を輝かせていて、いつもより声の調子が上がってる。
そんな声が聞けて嬉しくて、その横顔がいつもよりも輝いて見えて
その隣にいられることが、何よりも幸せだった。
「ほむらちゃん。二人でいっぱい思い出を作ろうね」
「ええ。約束よ」
乗客席で揺られながら二人はこれから始まる夏に思いを馳せた。
また来年も、大人になってからもずっと、あなたと特別な季節を迎えられますように……
この後無茶苦茶まどほむした。
mdhmmdください デビアルください
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