107スレ/菜っ葉の日

450 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2014/07/28(月) 01:53:55.93 ID:NLNVBukM0
今日は菜っ葉の日だと聞いて
イチャイチャには難しいわ


「七月二十八日は、菜っ葉の日？　『な』と『つ』と『ぱ』？」
私のダークオーブ、今はイヤーカフ。トカゲの姿のそれが、私にクララドールズからの情報を伝える。
「菜っ葉って……」
冷蔵庫にはサニーレタスがあるはずだった。
「……」

「ほむらちゃん、今日はお弁当なんだ？」
「ええ、まあ……」
「わぁ、どんなお弁……全部レタス！？」
私は黙ってレタスを一枚取り、まどかの口元に運ぶ。
「な、何でレタスだけなの？」ﾓｼｬﾓｼｬ
「……」
まどかは心配そうにしている。
「あの、私のお弁当分けてあげる……ほら、唐揚げとか……」
「いえ、その気持ちだけで充分。あなたのお腹が空くでしょう？」
「でも……」
私は静かに弁当箱一杯につまったレタスをまどかに渡した。
「替わりといっては何だけど、良かったら食べさせてくれるかしら」
まどかはちょっと戸惑ったようだけど、すぐに菜っ葉を差し出してくれた。
「は、はい、あーん」
「あーん」
レタスを噛む私。頬を染めながらそれを見つめるまどか。
「おいしい？」
「レタスね」ﾓｼｬﾓｼｬ
まどかは次のレタスを持って待っている。
「ん、あーん」
「あーん」
私はレタスを噛む。
「あのね、ほむらちゃん」
「どうしたの？」ﾓｼｬﾓｼｬ
「い、言ってくれたら、いつでも食べさせてあげるよ？　変な理由付けなくても、ね？」
「！」
菜っ葉を噛みながら、自分の頬が赤くなるのを感じる。
「あーん、して欲しかったんでしょ？」
「……」
「ね？」
「はい……」
この後めちゃくちゃ唐揚げにレタス巻いた

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