110スレ/9月9日

Last-modified: 2014-10-19 (日) 00:12:05
553 名前:9月9日 1/5[sage] 投稿日:2014/09/10(水) 02:48:37.74 ID:q45wXdaE0
「ほむらママ、きょうはかえってくるのおそいの?」

「そうだよ。急なお仕事が入っちゃった、って」

「きょうのおつきさま、すごいきれいだけど、ほむらママもみてるかな?」

「きっと見てると思うよ。さぁ、よい子はもう寝る時間だよ。
 昨日は曇りだったし、明日みんなでお月見しよっか」

「やった! おだんごもあるよね?」

「ちゃんと用意しておくからね」

「はーい、おやすみなさーい」

「おやすみなさい」

娘を寝室に連れていったあと、まどかはカーテンを開けて月を眺めながら愛する人の帰りを待った。
 
 
30分ほどして。
月明かりに照らされ、いつもより明るい夜道を歩いてくる、見慣れた人影を見つけた。

「お帰りなさい、ほむらちゃん!」

「ただいま、まどか」

ぱたぱたと玄関に出迎えに行き、ドアを開けたばかりのほむらに飛びつく。
そのまま、ハグをしながらお帰りなさいのキス。
いつものお出迎えの儀式だ。

「遅くなってごめんなさい」

「そんなことないよ。魔獣退治お疲れさま。」


554 名前:9月9日 2/5[sage] 投稿日:2014/09/10(水) 02:49:39.53 ID:q45wXdaE0
 
ソファーに並んで座って一息。

「ほのかはもう寝たのね」

「うん。さすがに夜遅いからね。ほむらママは綺麗なお月様見たかなぁ?って言ってたよ」

「もちろん見たわよ。昨日は曇りだったけれど、今日は雲もなくてきれいに見られたわ」

「よかった。それでね、明日にでもお月見をしようかなって」

「いいわね。忘れずにお団子も用意しないといけないわね」

「ほのかと同じこと言ってる。二人とも月より団子だね。」

「まどかもそうでしょ?」

「えへへ…」

「……お団子が食べたくなってきたわね」

「お団子は明日だよ。それにこんな時間に食べたら太っちゃうよ?」

「ないなら仕方がないわね。おまんじゅうでがまんしましょう。えいっ」

まどかをソファーの上に押し倒し、そのまま覆い被さる。

「ふえっ?……ってええっ!?」

「ほら、こんなところに大きなおまんじゅうがふたつも。食べてもいいかしら?」

パジャマの上からやわやわとまどかの胸を揉みつつ、顔をまどかに近づけていく。

「あっ…/// ほむらちゃん、今日はなんだか積極的だね?」

「満月の夜に出歩いたからよ。今夜の私は狼よ」

「わたし、食べられちゃうんだね。いいよ、狼さん。召し上がれ」

そう言い、まどかは目を閉じた。


555 名前:9月9日 3/5[sage] 投稿日:2014/09/10(水) 02:50:43.62 ID:q45wXdaE0
 
ちゅ……ちゅ……
まずはキス。
触れるだけの軽いものから始めて、次第に長く、深く。

「んっ……ふっ……ぅあ……///」

喘ぎ声とともに唾液が二人の口から溢れてゆく。
同時に、ほむらはパジャマ越しにまどかの胸を撫でさすり、ごく弱い刺激を与えていく。

「ふあっ/// お、おっぱいばっかりいじめないでぇ…///」

「ほんとに?」

手は止めず、問いかける。

「んああっ///」

しかし、まどかには答えるだけの余裕はすでになかった。

「仕方がないわね。かわいいイチゴさんに直接聞いてみましょうか」

パジャマの裾に手を伸ばす。
それを見たまどかは、次に自分を襲うであろう快感への期待からさらに頬を赤らめた。

「あああ……ダメだよほむらちゃん///」

「ふふふ……」


556 名前:9月9日 4/5[sage] 投稿日:2014/09/10(水) 02:51:49.82 ID:q45wXdaE0
 
ガチャ……
「……ママ?」

突然の呼びかけに二人は固まった。

「ほ、ほのか、どうしたの?」

「おつきさまのひかりがまぶしくてねれなかったの。
 そうしたらほむらママがかえってきたのがきこえたから、
 おかえりなさいをいおうかなとおもって……」

「ほのかは優しいわね。帰ってくるのが遅くなってごめんね。」

「ううん。おしごとだいじだもん。それでね、ほむらママはまどかママとなにしてたの?」

「これはね、人工呼吸と心臓マッサージの練習なの」

「れんしゅう?」

「そうよ。今日は9月9日でしょ? 救急の日って言って、
 大切な人の命を救えるようにしましょう、って日なの」

「そうだったんだ」

「ごめんね、ちょっとびっくりさせちゃったよね?」

「うん。まどかママ、くるしそうだったから…」

「まどかママ、ものまねが上手だからね。大丈夫よ」

「よかったぁ…」

「さ、もうだいぶ遅い時間よ。ママたち、もうちょっと練習したり、お風呂に入ったり
 しないといけないから、ほのかは先にお布団に行っていてくれる?」

「わかった。れんしゅうがんばってね。おやすみなさーい」

「おやすみなさい」
「おやすみ」


557 名前:9月9日 5/5[sage] 投稿日:2014/09/10(水) 02:53:05.33 ID:q45wXdaE0
 
「ほのかを驚かせてしまったわね……」

「うん……気をつけなきゃ」

「さて、私はお風呂に入るけれど……」

「ええっ!?」

「どうしたの? まだ入ってないし、汗もかいたから」

「その、もうちょっと……///」

「ふふっ。まどかも汗をかいたようだし、練習の続きはお風呂でしましょうか」

おしまい

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