114スレ/ぴったりのお仕事

Last-modified: 2015-01-10 (土) 04:07:17
720 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/11/22(土) 23:24:07.90 ID:EW8lpPGT0
一緒に暮らすようになって分かったのだけど、
ほむらちゃんって、ホントに控えめなんです。

やりたいこととか、したいことを聞いても、特にないって答えちゃう。


ですので、ここは私がほむらちゃんの好きなことや、
やりたいことを見つけてあげるべきなのではないかと思い立ちまして、
ほむらちゃんの表情に目を光らせていました。

そして、私はついに見つけたのです。
ほむらちゃんの好きなことと、やりたいことを!


まず、こたつに座ります。
次に、隣にクッションを設置して、もう一人座れるスペースを開けてしばらく待ちます。

そうすると、2人分のココアを持ったほむらちゃんがやってきて、隣に座ります。

2人で一緒にココアを味わって、ありがとう。美味しいねって、笑いかけます。
すると、ほむらちゃんは、それはそれは嬉しそうな顔をして笑うのです。

でも、それを指摘すると恥ずかしがって顔を隠してしまいますので、
代わりに、ほむらちゃんのスラッとして綺麗な手に私の手を重ねます。

この段階まで来ますと、ほむらちゃんは幸せモード一色になっています。
会話は少なくても、2人の間に流れるゆったりとした、甘くてあったかい空気が、
なんというか、とても、たまらなく居心地が良くて、ずっと浸っていたくなります。

ですが、今日はほむらちゃんにお話があるので、お喋りを開始することにします。


「あのね、ほむらちゃん。私ね、ほむらちゃんの好きなことと、やりたいことを見つけちゃった。」
「…そうなの? でも、私、特にやりたいことなんて無いのだけれど。」

「ううん、そんなことないよ。ほむらちゃんね、私と一緒に居るの好きだよね。」
「もちろんよ。まどかのことが好きだもの。」


「えへへ。ありがと。私も大好きだよ。ほむらちゃん。」
「それでね、私と一緒に居るのが好きなほむらちゃんにぴったりのお仕事を見つけたの。」
「ちょっとハードかもしれないけど、やってくれる?」

「あら、まどかが見つけてきてくれたなら、やらない訳には行かないわね。」
「どんなお仕事?」

「私のお嫁さん」
「……え?」


「だからね、私のことが好きで好きで仕方がないほむらちゃんは、私のお嫁さんになるべきです、って言ってるの。」
「え、ええ? で、でも待って、まどか、私たちは女の子同士なのに…」


「細かいことはいいのです!」
「私がほむらちゃんを幸せにするから、ほむらちゃんは黙って幸せになったら良いのです!!」

「…ふ、ふつつかモノですが、よろしくお願いします。」

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