36スレ/最終話

Last-modified: 2014-04-27 (日) 10:33:24
224 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/11/06(火) 23:15:01.53 ID:zsdsVxJf0
ま「・・・ほむらちゃん、ごめんね」
ま「わたし・・・・・・百合少女になる」
ほ「まどか・・・そんなッ」
ま「わたし・・・やっとわかったの。叶えたい願い事を見つけたの。・・・だからそのために、この百合魂(いのち)を使うね」
ほ「やめて・・・ッ」
ほ「それじゃあ・・・・・・それじゃあ私はッ・・・なんのために・・・ッッ」
ま「・・・・・・」
ま「ごめん・・・ほんとにごめん」
ま「・・・これまでずっと、ずっとずっと、ほむらちゃんに百合られて、望まれてきたから・・・今のわたしがあるんだと思う」
ま「・・・・・・ほんとにごめん」
ほ「・・・ッ」
ま「そんなわたしが、やっと見つけ出した答えなの。・・・・・・信じて」
ま「絶対に、今日までのほむらちゃんを無駄にしたりしないから」
ほ「まどか・・・」
ほ「あっ・・・・・・」
Q「数多の世界の百合を束ね、百合の特異点となったきみなら、どんな途方もない願いも叶えられるだろう」
ま「・・・本当だね」
Q「さあ、鹿目まどか。その魂を対価にして、きみは何を願う?」
ま「・・・わたし・・・」すぅぅぅー・・・・・・はぁぁぁー・・・・・・
ま「総ての世界を、女の子同士でも恋愛ができる世界につくりかえたい」
ま「総ての宇宙、過去と未来の総ての報われなかった女の子のために・・・この手でッッッ!」
Q「・・・ッ!!」
Q「・・・その祈りは!・・・そんな祈りが叶うとすれば、それは同性愛なんてレヴェルじゃないッ!生殖行為そのものに対する反逆だッッッ」
Q「ッ・・・きみは本当に神になるつもりかい」
ま「神様でもなんでもいいッ・・・今日まで女の子に恋をしてきた皆を、希望を信じた女の子たちを・・・わたしは泣かせたくない」
ま「・・・最期まで笑顔でいてほしい」
ま「それを邪魔するルールなんて、壊してみせる。変えてみせるッ」
ま「・・・これがわたしの祈り。わたしの願い・・・」
ま「さあッッ、叶えてよッッッ!排卵器(インキュベーター)ッッッ!!!」
マ「・・・・・・鹿目さん、それがどんなに恐ろしい願いかわかっているの・・・?」
ま「たぶん・・・」
マ「・・・未来と過去、総ての時間で、あなたは永遠にゆりゆりすることになるのよ」
マ「そうなればきっと・・・・・・あなたはあなたという個体を保てなくなる」
マ「・・・百合るなんて生易しいものじゃない。未来永劫終わりなく、女の子同士を百合らせる概念として、この宇宙に固定されてしまうのよ・・・」
ま「・・・・・・いいんです。・・・そのつもりです」
ま「女の子が女の子に恋をするのが間違いだなんて言われたら、わたし、そんなのは違うって・・・何度でもそう言い返せます」
ま「きっといつまでも言い張れます」
杏「いいんじゃねーのォ?」
杏「百合る理由、見つけたんだろ?逃げないって自分で決めたんだろ?なら仕方ねーじゃん。あとはもう、とことん百合るしかねぇーんだからさ」
ま「くすっ・・・ありがと杏子ちゃん」
マ「・・・じゃあ、預かっていたもの、返さないとね」
マ「はい、これ」つ百合姉妹創刊号
ま「えへへ・・・」
マ「あなたは百合を叶えるんじゃない。あなた自身が百合になるのよ。・・・百合少女(わたしたち)総ての希望に」

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