40スレ/体育倉庫に二人きり

Last-modified: 2014-04-30 (水) 17:53:14
617 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 17:55:13.67 ID:hkyVBbps0
この時期はすぐ暗くなるし、寒いから閉じ込められたら大変なことになるね・・・


「だめね・・・開かないわ」
「助けを呼ぼうにも、携帯も無いし・・・誰か気づいてくれると良いんだけど」

少し不安げな表情を浮かべるまどか。そんな様子を察してなんとかしようと、ほむらは暗い倉庫内を見回す

「少し高いけど跳び箱に何か重ねれば届きそう。あの窓から外に出て助けを呼んでくるわ」
「ほむらちゃん、危ないよ・・・無理しないで」

跳び箱の上にマットを重ねて爪先立ちで窓に手を伸ばすほむらだったが、やはり無理があったのかマットが崩れて滑り落ちてしまう

「しまった!」
「きゃぁ!?・・・ほむらちゃん、しっかりして!」
「平気よ・・・ちょっと脚を捻っただけだから。大したことないわ」
「だから危ないって言ったのに、無茶しすぎだよ」
「・・・ごめんなさい。なんとか鹿目さんの役に立とうと思ったのだけど。かえって迷惑をかけただけね」

足を捻って立つことも出来ず、脱出もままならないと悟ったほむらは、俯いてうなだれるのだった

「ほむらちゃんの気持ちは嬉しいけど、無理しなくていいんだよ?一緒に居てくれるだけで心強いんだから」

まどかは穏やかな表情で、ほむらの捻った足首にハンカチを巻いてやる

「・・・ありがとう」
「どういたしまして。少し寒くなってきたね」
「そうね・・・それに日も落ちて暗くなってきた」

どちらからともなく、寄り添う二人

「・・・少し汗をかいたから。汗臭かったらごめんなさい」
「ううん、シャンプーの良い香りがするよ。それにしてもほむらちゃんの身体、冷たいね」
「鹿目さんは温かいわ」
「えへ、私子供体温だから。でも、このまま夜になっても助けが来ないと、きっともっと寒くなっちゃうね。風邪引いちゃうかも・・・」
「そうね・・・」
「・・・あのね。漫画とかで見たんだけど、服着たままより裸同士で温めあう方が温かいんだって。・・・ほむらちゃんが嫌じゃないなら、風邪引いたら困るし、その・・・」
「・・・私は別にかまわないわ。そうね、風邪を引いたら大変だものね」

下着まで脱いでくっつく二人

「た、たしかに人肌は温かいけど、まだいまいち寒いね・・・。もっとくっついても良い?」
「は、恥ずかしいけど。仕方ないわね」
(ほむらちゃん、肌すべすべだよ・・・もっと触りたい)
「もっと全身くまなく密着しないと風邪引いちゃうよ」
「・・・あっ。く、くすぐったいわ」

まどかのスキンシップは徐々にエスカレートしていき、気が付いた時にはほむらの脚の間に片脚を割り込ませて覆いかぶさっていた

「寒い日にはプロレスごっこが一番だってパパが言ってたの」(ギシギシ)
「やぁ!こんなの絶対おかしいわ・・・」
「ほむらちゃん!ほむらちゃん!」
「も、もう充分温まったから・・・そろそろ許してぇ!・・・でないと、もれちゃいそうなの」
「いいよ・・・私、ほむらちゃんなら。丁度喉も渇いてきたし」
「だ、だめよ。それだけは・・・ホントに出ちゃうからぁ!」
「出して良いよ。ほむらちゃんの恥ずかしいところ、見せてくれたらそれはとっても嬉しいなって」
「うぅ・・・まどかの馬鹿ぁ!」(ぷしゃぁぁ)

寒い冬の夜も、二人はとってもほかほかなのでした

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