92スレ/まどほむ一日ママ・パパ

Last-modified: 2014-07-07 (月) 19:30:53
123 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/02/07(金) 02:12:54.97 ID:winQJh8q0
>>93-95
できました 一回再起動かかって保存してなくて書きなおして涙目
ほのかちゃんとまほちゃんの名前使ってごめんなさい

まどほむ一日ママ・パパ
ttp://ux.getuploader.com/homumado/download/589/%E3%81%BE%E3%81%A9%E3%81%BB%E3%82%80%E4%B8%80%E6%97%A5%E3%83%9E%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%91.txt

http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1391656675/123

txtファイルはこちら

まどっち視点
ほのかちゃんとまほちゃんの名前使ってごめんなさい
駄文・キャラ崩壊注意
ほむほむパパ口調も頑張るほむ



今日は見滝原保育園との交流の日
私とほむらちゃんは2人の女の子とおままごとをすることになった
「私はまどか、よろしくね」
「ほむらです よろしくね」

「ほのか、です…」
「まほ・・・」
小さくてかわいい… 特にほのかちゃんは髪の短いほむらちゃんみたい…
ほむらちゃんも小さい頃はこんな感じだったのかな?

「おままごとするんだよね? 何をすればいい?」
「パパとママ…」
「え?」
「パパ…? ママ…?」
思わずほむらちゃんと見つめ合ってしまった
こういうのは普通小さい子が両親をやりたがるんじゃないのかな?

「いや…?」
ほのかちゃんがほむらちゃんの裾を引っ張った
小さい子なりのアピールなのだろう かわいい・・・
でも、小さい子だからお咎めなしにほむらちゃんに触れられて羨ましいな…

「嫌じゃないよ ね、まどかママ」
「ほ、ほむらちゃん!?」
ほむらちゃんなんで!?普段と違うよね!?

ほむらちゃんは私の耳に手を当てるとひそひそと話しかけた
(付き合ってあげましょう まどかが嫌なら考えるけど)
(嫌じゃないよ…嫌じゃないけど…)

ほのかちゃんとまほちゃんが私たちを見ている
子供はすごく敏感だ 

よし、頑張ろう
ほむらちゃん、私ママになるね

「ただいま」
「おかえりなさい、あなた」
あなたと言われたほむらちゃんは顔を赤くしていた
やっぱり恥ずかしいよね…///

「パパー!」
「あっ・・・」
ほむらちゃんの足に二人が抱きつく
ほむらちゃんは少し戸惑っていたけど
私を見ると、気丈に振る舞ってくれた

「いい子にしてたか ほのか、まほ
 まどかママの言うことはちゃんと聞いてたか?」

すごい!すごいよほむらちゃん お父さんみたい
声が上ずってなければ完璧だったね

ほむらちゃんは2人の頭を撫でながら視線で私に助けを求めていた

「ほのか、まほ お父さんお仕事で疲れてるから少し休ませてあげようね」
「はーい」

「ママは?」
「?」
「ママはぎゅーってしないの? まほのママはやってたよ」

困った どうしようほむらちゃん…
恥ずかしそうな顔をしてないで何か言って…

2人で見つめ合ってると、まほちゃんが私の手を引っ張って
何か言いたげな顔をしていた

「どうしたの? ママに話してみて?」

「ママも、まほのママみたいに、パパのこときらいになった・・・?」
「え・・・ そんなことないよ!」

さっきの言葉から察すると、以前は仲が良かったけど
今はちょっと問題を抱えているのかな

「まほのパパとママ、けんかしてるの…」
「そうなの?ほのかちゃん?」
思わずほむらちゃんも深刻な表情をしている

沈黙が訪れる ほのかちゃんの様子を見ると、彼女も幼いなりに
まほちゃんの家庭の事情を察しているようだった
両親の問題を話せるのが同年代の親しいお友達だけなのかな
きっと先生に相談すると波乱が起こるのも幼いなりに察している…
それってすごく悲しいことだと思う…

おままごとをやりたがるのも、私たちに両親の役を求めたのも、もしかしたら
そんなまほちゃんの心情が表れているのかな…
 
まほちゃんは少し俯いて私の元に駆け寄って
手を引きながらほむらちゃんのもとに私を連れて行こうとする

ほのかちゃんはほむらちゃんの足にぎゅうっとしがみ付いて離そうとしない

「・・・」
「・・・」
ほむらちゃん… 私からぎゅってしてもいいのかな?

ほむらちゃんはほのかちゃんとまほちゃんを見つめたあと
私をじっと見つめて、意を決したように私を抱きしめた

「大好きだよ まどか」

「ほむらちゃん・・・」
ありがとう、ほむらちゃん すごく嬉しいよ
この子たちを気づかってくれたんだね 
でもママじゃなくてまどかと呼んだけどよかったのかな…?

私もパパじゃなくてほむらちゃんって呼んじゃった…///

勢い余って私もほむらちゃんを抱きしめた
「あなた、愛してる」
「まどか…」


「パパからぎゅーってした…」
「ママもぎゅーってしてるね…」


「そうだよ、まほ、ほのか パパからぎゅーってしてもいいんだ
 まほ、今日帰ってみたらパパにママをぎゅーってして欲しいって
 お願いしてみたらどうかな?」

「うん、まほ、まほのパパにもたのんでみる パパ、ありがとう」
ほむらちゃんは静かにまほちゃんを撫でて、抱きしめると高い高いしてあげてた
そんなほむらちゃんの姿に和むとともに、私はほのかちゃんを撫でてあげながら
ちょっとだけ、まほちゃんに嫉妬してしまうのでした…

お料理を作ったり、お歌を歌ったり、本を読んであげたり
おままごとも忙しい 小さい子は元気いっぱいだ
でも隣にほむらちゃんがいてくれてよかった…
想像以上に頑張ってくれているし、いつもより良い表情をしている

ほむらちゃんは時折辛そうな顔をしている
私がもっと笑って欲しくて、そう伝えると
笑うのが下手だとか、自分に笑顔は似合わないとか、そんなことを言っていた
最近は私といると少しだけ笑顔を見せてくれるようになったし、表情も柔らかくなったけど
それでも、少し私の前で無理してるんじゃないかって思ってたから

いつもより優しい表情のほむらちゃんにいっぱい触れた
おままごとの夫婦ということで、あまり固くならずに自然と触れ合うことができたね

おままごとができてよかった… 
ほむらちゃんがパパでよかった
私も一緒にママをやれてすごく嬉しい

「ママとパパ、うちのママたちよりなかいいね!」
「・・・///」
「・・・///」

「ほのか、おかしいこといった?」
「ううん、そんなことないよ」
「そうだね」

私は黙ってほむらちゃんの手を握ってしまった
ごめんねほむらちゃん 気持ちが昂ぶっちゃって…

すると、ほむらちゃんも指を絡めてくれた

すごく嬉しかった



「まほ、みせたいものがあるの ママ、ついてきて」
「うん、パパと一緒に行こう」
「パパにはないしょ」
「?」

「ママ、行ってきたら? ほのかはパパとここにいたいみたい」
「じゃあお願いね」


まほちゃんは小さな箱を取り出すと子供用の玩具の指輪を取り出した
安全に配慮してか、少し大きめだ 
「あげる」
「いいの?」
「きょうのおれい…あそんでくれて、ありがとう」
「どういたしまして まほちゃんこれ、2つあるけど…」
「パパにあげて」
「えっ?ええ!?」
「いや…?」
「ううん!嬉しくて驚いちゃった!ありがとう!」

強気に振る舞ったけどどうしよう…

「ほのかちゃん、きっとパパのことがすき」
「?」
「ほのかちゃん、かみのながいおねえちゃんみて
 あのおねえちゃんがいいっていってたの」
「そうなんだ…」

「まほは、ほのかちゃんが、すき…」

すごいことを聞いてしまった・・・ような気がする

「ママとパパ、すごくなかよしだった…
 わたしもほのかちゃんとなかよしになりたい…」
「そっか…わかった パパにあげるね」

そのことを聞いて安心したまほちゃんはもう一つの箱を取り出す
色違いの同じ指輪が入っていた

「わたしもほのかちゃんにあげる・・・」
最近の小さい子は進んでいるな・・・私も頑張ろう

教室に戻ろうとするとほのかちゃんがほむらちゃんに抱きついていた
思わずまほちゃんが教室に入るのを躊躇う

私だって、羨ましいよ…

会話が聞こえてくる
「パパ」
「なに?ほのか?」
「ほのかはパパがすき」
「ありがとう」
「そうじゃない…まほちゃんとおなじくらい
 パパのことすきになっちゃった・・・」
「嬉しい」
「そうじゃないの…」
「・・・」

「パパはどうしてママのことがすきなの?」
「!」
「パパ、ママにすごくやさしい さいしょにぐらんどにみんなであつまったときの
 かおよりずっと、ママといるときのほうがやさしいかおだよ…」
「・・・」

「どうしておんなのこがすきなの?」

ほむらちゃん・・・

「ほのか、パパはね、女の子だからママが好きになったんじゃないんだよ
 好きになった人が女の子だった それだけだよ」

「それだけ…?」
「それだけ」
「・・・」

「パパは、ママが、まどかママが大好き
 女の子だからとかそういうことじゃないんだ
 まどかママがまどかだから好きなんだ」

「よくわからない…」
「ごめんね」
「でもちょっとだけわかった パパがまどかママだいすきだってこと
 パパ、ごめんね」
「いいんだよ」

ほむらちゃんは優しくほのかちゃんの頭を撫でてあげた
ほのかちゃんは最後、ちょっとだけ寂しそうにほむらちゃんに甘えた

そしてまほちゃんを迎えに駆けてきた
「まほちゃん!」
「ほのかちゃん!」

まほちゃんはほのかちゃんを抱きしめると指輪をあげた
「これ・・・」
「もうひとつかっていたの パパとママとおそろいだよ」
「ありがとう…」
「ほのかちゃん、だいすき・・・」
「まほちゃん、ありがとう… すき…」


次はわたしの番だ
「ほむらちゃん、あの…」
「どうしたの」
「これ、もらっちゃった…」
「嬉しいわね」
「2人ぶんだね…」
「・・・」

「ほむらちゃん、大好き」

「私もまどかのことが好き」

「・・・・・・」

「・・・・・・」


「ふふっ」
「ふふふっ」

なんかいじらしくて、2人で笑ってしまった
今度はおままごとの延長じゃなくて、心からそう言えたらいいな



「パパ!ママ!ばいばい!」
「またあおうねー!」

「うん!」
「2人とも今日はありがとう」

手を振って別れを告げる
これでほむらちゃんとの夫婦ごっこも一旦終わってしまう…


現地解散の流れで、ほむらちゃんと一緒に帰ることになった
「まどか、私あれでよかったかしら?
 口調とか変じゃなかった?」

「すごく良かったよ 惚れ惚れしちゃった」

「言いすぎよ…でもありがとう
 私、自分に父親役が務まるか不安だったの
 まどかママに助けられちゃったわね」

そっか、ほむらちゃんのご両親は外で働いているんだ
ほむらちゃんも入院してたっていうし、一緒にいられた時間は少なかったのかな
そう思うと、今回のおままごとに対するほむらちゃんの気持ちが少し切ない
家族と一緒にいられる私はなんて幸せなんだろう
気づかなかった… 大切なことなのに 幸せなのに

「まどか」
「なに?ほむらちゃん」

「今日はありがとう いいえ、いつもありがとう
 あなたとパパとママがやれてよかった」

「ほむらちゃん…」

私はほむらちゃんと腕組みした
「まどか…!?」
「ふふっ♪」

ほむらちゃん、いつもありがとう
女の子が好きだからじゃない 私のことが好きって言ってくれてすごくうれしかったよ
この話を聞いたことは、私の胸に仕舞わせておいてね


家に帰ってから、あの指輪を眺めていた
ほむらちゃんとの思い出の、大切な人とお揃いの指輪

ベッドに入るとメールの着信音が

指輪をはめたほむらちゃんの画像が添付されていた
「まどかママへ
 今度夫婦水入らずでデートに行きませんか


 冗談です ゆっくり話したり、一緒に出かけたいです 
 連絡ください」

ほむらちゃん・・・

私はメールを送信する
「明日帰りにどこかへ寄って話しましょう
             あなたの妻より」

その夜幸せな夢を見た どこかの教会で2人で本当の夫婦になる夢
そしてほのかちゃんとまほちゃんっていう子供と幸せに暮らすの
夢見がちだけど、ほむらちゃんとそんな幸せな未来が待ってるといいな・・・