ひたすらおさきさんをスパンキングする祭り

Last-modified: 2018-03-21 (水) 13:44:12

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Sexual Content

イベント概要

VITA版式姫の庭のサービス開始記念イベント
今更こんなもんの対応プラットフォーム増やして何をしようっていうのかなアピちゃん

内容

うn
期間限定のログボがあるよ

尾裂妖狐

マゾぢからが高まりすぎて妖に堕ちてしまったおさきさんの成れの果て
全体討伐数の累計に応じて報酬がグレードアップしますぞ
まぁ俺がやんなくても誰かが達成してくれるだろう

おみせ

アイテム名在庫必要メダル数
七色の繭×25150
青石×5250
天河玉×4280
水の天河玉×22100
☆2タンコ人形2200
尾裂妖狐人形7100
150
200
250
300
400
500
小計1,900
大釣瓶落とし人形1150
60
70
80
90
100
110
120
130
140
150
小計1,100
合計4,610
3/20追加分
獅子女の型紙×102300
砂華姫の型紙×102300
太極勲章3150
500
1,000
小計1,650
追加分合計2,850
累計7,460

☆尾裂妖狐人形
最終強化でHP+29物理魔法攻撃+34となかなか強力
装備制限なしだから持て余す事もないので取得優先度は高め

☆大釣瓶落とし人形
まあまあ優秀な敵視人形
盾の敵視が十分なら急いで取る事もないかなって感じ
今後のアップデートで人形枠が拡張されるとのことなので万が一を考える場合は確保しておこう

☆太極勲章
3/20のメンテナンスで追加された非ッ常に手に入りづらい御霊強化素材
今までのようになんとなくで手に入るような代物ではなくこの機を逃せば周囲に大きな差をつけられかねない
せめて150…いや500………できれば全部とっておきたいね
あぁ…おさきさんのお尻が真っ赤に…

孤独な英雄

同時開催のおおたきひめ実装記念イベント
こちらはイベントマップのみなのでページ併合でテキストのみ掲載

(ゴロゴロゴロゴロ……ズガーン!)

タンコ 雲行きが怪しくなってきたのう。

芙蓉 ええ。雨の降ってこないうちに、人家のあるところに行きたいのですが……

(カラッ……カラカラカラ……)

芙蓉 ……何でしょう。小石……でしょうか?

タンコ ――!?
    芙蓉、ここは危険じゃ。上の崖が崩れるかもしれ――

(ガラガラガラッ……!)

(ダーン……!)

タンコ 芙蓉、大丈夫か!?

芙蓉 ……すみません、足を……

タンコ 落ちてきた岩が当たったか……
    歩けるか、芙蓉?
    早く逃げぬと、もっと大きな崖崩れが来るかもしれぬ。

芙蓉 はい……痛っ……

タンコ 無理か。それならばアピ助と式姫達に、おぶってもら――

(ガラッガラガラガガガガ・・・・・・・!)

タンコ まずい……!

芙蓉 アピ助さん、タンコ、逃げてくだ……

(ガガガガガ……!)

??? オンボノ!全員背中に乗せろ……!

タンコ なに……!?

芙蓉 え……?

タンコ ななな、何じゃ……!?
    この白くてモフモフしたものは……!?

芙蓉 何の毛でしょう……気持ちいいですね……

??? 黙って乗ってろ!!舌を噛むぞ……!

??? ――きろ。
    おい、起きろ!
    お前は怪我してないだろ?いつまで寝てるんだよ!

??? やっと起きたか。まったく、ねぼすけだな。

☆選択肢☆

「君は?」

??? 俺か?俺はおおたきひめ。こっちはオンボノヤス。
    ここは稲穂村(いなほむら)村長の家だ。

「ここはどこ?」

??? ここは稲穂村(いなほむら)だ。
    俺はおおたきひめ、こっちはオンボノヤス。

合流

おおたきひめ 覚えてないかもしれないけど、お前達、もう少しで崖崩れの下敷きになるところだったんだぞ?

芙蓉 本当に助かりました。何とお礼を言ったらいいか……

タンコ 間一髪じゃったからのう。

おおたきひめ お前、もう起きても大丈夫なのか!?怪我してるんだから、無理せずに寝てろよ……!

芙蓉 いえ、手当てしていただいたので、もう痛みはありません。

おおたきひめ 本当か?無理してないか?

芙蓉 ええ、本当です。塗っていただいたお薬が効いたようです。

おおたきひめ そっか。なら良かった。
       腹減ってるだろ?すぐに朝飯にするよ。

オンボノヤス キュ!

おおたきひめ ははは、オンボノも腹が減ってるか?
       丸助!おーい、丸助!怪我人が目を覚ましたぞー!

(タッタッタ……)

(ガラッ!)

丸助 ほ、本当……!?
   良かった良かった!一晩中うなされてたから、心配してたんだ!

芙蓉 ご心配をおかけしました。

丸助 怪我をしたなら、まずはご飯を食べないと。すぐに作るから、待ってて!

タンコ お腹いっぱいじゃ。人心地ついたのう。

芙蓉 ごちそうさまでした。本当に、こんなにお世話になってすみません。

丸助 何言ってるんだよ。困ってる人を助けるのは当たり前だよ!

タンコ ――なるほど。おおたきひめも、嵐の日にこの村に来たのか。

おおたきひめ ああ。狼に襲われそうになっていた丸助を助けて、そのまま村へ送り届けたんだ。
       ちょうど稲刈りの時期で、人手が足りなかったからそのまま居ついちまって。

村長 おおたきひめが来て村は大助かりだ。稲穂村は丸助がおるが――
   後継ぎのいない隣村の村長は、おおたきひめに次期村長になってくれとまで言っておってのう。

おおたきひめ 村長、それは酒の席での冗談だろ?

村長 いいや、あいつは本気じゃったぞ。ゴホッゴホッ……!

おおたきひめ 大丈夫か!?まったく、風邪引いてるのに無理すんなよな。

村長 うるさい、これしき何ともないわ。
   まぁ、おぬしは隣村へ行かずとも――
   帰る場所がないと言っておったからな。ならば、ワシらの所へおれば良い。

おおたきひめ 気持ちは嬉しいけど……だめなんだ。だから前に言った件、ちゃんと考えてくれよな。

タンコ ……?

村長 またそれか……そう簡単に村は移動できるものでは――

(ガラッ)

丸助 おおたきひめ、おばばの畑の水路が壊れたんだ、直すの手伝ってくれない?

おおたきひめ わかった!

オンボノヤス キュー!

タンコ さて。わしらも働かずに食べさせてもらうわけにはいかぬ。
    手伝いに行くか。

芙蓉 では私も――

☆選択肢☆

「安静にしていた方がいいよ。」

芙蓉 大丈夫です。
   走ることはできませんが、軽く動くくらいなら問題ありませんので。

「畑仕事は無理じゃない?」

芙蓉 大丈夫です。水路を直す、ということですから――
   土を運んだり、板を支えたりといったことはできますよ。

合流

(ッザーッ……)

おおたきひめ おばば、直ったぞ!

おばば ついでに土まで耕してくれて、本当に何から何まですまんねえ。
    それに村のお客さんまで手伝ってくれて。

芙蓉 お世話になっているんですから、これくらい当然です。

タンコ また何かあったら手伝うからの。遠慮なく言ってくれ。

おばば ありがとうねぇ。ほら、うちの庭で採れた蜜柑(みかん)だ。持ってけ。

おおたきひめ いいのか、おばば?

おばば もちろんだ。また何かあったら頼むよ。

おおたきひめ ありがとな!おばばの蜜柑は甘くておいしいんだよなー!

――その夜――

(リーン……リーン)

芙蓉 あら、アピ助さん。
   アピ助さんも起きてしまったんですか?

☆選択肢☆

「目が覚めた。」

芙蓉 アピ助さんもですか。私もです。

「芙蓉が起きていくのに気付いた。」

芙蓉 起こしてしまいましたか、すみません。

合流

(リーン……リーン……)

芙蓉 虫の音が綺麗ですね。
   ……?
   アピ助さん、何か聞こえませんか?

(――ヒュンッ!……ヒュッ!)

芙蓉 向こうから聞こえますね、こんな夜中に何でしょう……?
   もしかしたら妖かもしれません、アピ助さん、様子を見てきましょうか。

??? (ヒュッ……!ヒュヒュヒュッ……!)

芙蓉 あれは……!
   おおたきひめさん……あんなに汗だくになって素振りをして……

おおたきひめ 強くならないと……
       もう二度と……

タンコ ――おおたきひめが裏山で素振りを?
    そんなことをしておるのか。

芙蓉 ええ、夜中にたまたま見かけたんです。

村長 知っておる。あやつは前から鍛えておるのじゃ。
   今での村の男が敵わぬほどに強いのじゃが、あやつは……もっと強くなりたいらしい。

タンコ ……ふむ。ただの修行好きとは違いそうじゃのう。

村長 あやつが強さを求めているのは――
   なんでも昔……あやつが人だった頃の話じゃが、戦で大事な友を失ったらしいのじゃ。
   友だけではない。家族も失い、あやつは二度と故郷の地を踏めなかったとか。

芙蓉 そうだったのですか……おおたきひめさんにそんな過去が……

タンコ ……なるほどのう。

おおたきひめ 丸助、そっち持ってくれ!

丸助 ここ?じゃあせーので持ち上げるよ!

おおたきひめ せーの!

(スダーン!)

丸助 ふうっ!
   これで一昨日の嵐で倒れてきた倒木は全部片付いたね!

おおたきひめ ああ、これで皆安心して農作業ができるな。
       じゃあ、また何かあったら呼んでくれ。俺は裏の山にいるから。

丸助 また修行?最近は昼間もしてるんだね。

おおたきひめ すまないな。農作業は絶対に手伝うから……

丸助 そういうことを言ってるんじゃないんだ。
   あんまり無理すると、おおたきひめが怪我するんじゃないかって……

おおたきひめ 大丈夫だって。俺はそんなにヤワじゃないから。

タンコ あの様子じゃと……また山に入って修行するつもりのようじゃの。

芙蓉 何か焦っているようにも見えますね。村長さんも知らない事情があるのでしょうか?

おおたきひめ (ガッ……!)
       はぁっ……はぁっ……

オンボノヤス キュゥゥゥ……?

おおたきひめ 大丈夫だ、オンボノ。このくらいなんでもない。

芙蓉 そんな修行の仕方では、体を痛めてしまいますよ……?

おおたきひめ 芙蓉、それにタンコ。

タンコ 無理をした修行をせずとも――
    この村の周囲にいる小妖程度ならば、おぬしの実力なら軽く追い払えよう。

おおたきひめ ……
       そっか、あんた達は陰陽師に妖だから、こういうのは見慣れてるのか。

タンコ 陰陽師はアピ助だけじゃがな。

おおたきひめ ……

タンコ なぜそんなに強さにこだわるのじゃ?

おおたきひめ ……だめなんだ。こんなもんじゃ。

タンコ じゃが、そんなやり方じゃおぬしが先に潰れてしまうぞ。
    何をそんなに焦っておる?

おおたきひめ 大事な人達を守るため……
       それから――
       もう二度と、ひとりぼっちにならないためだ。
       そんなの、俺の我がままだって、分かってるけどな。

芙蓉 ……一人になるのが怖いのは、誰しも同じです。

おおたきひめ ……
       早くしないと……
       ここの人達にひどい迷惑をかけることになる……
       俺が……ここに来なければ良かったんだけどな。

芙蓉 ――え?

おおたきひめ さ、そろそろ晩飯の支度をしなきゃな!村に戻るか!

芙蓉 ……

――その夜――

タンコ おおたきひめの台詞……気になるのう。

芙蓉 はい。もしかしたら村に危険が迫ってるのかと――
   大妖が周りにいないか確かめたのですが、……何も見えませんでした。

タンコ そうか。ならば妖が近隣にいるのではないのじゃな。

(ガガーンッ!)

芙蓉 ――!?

丸助の声 妖だー!皆逃げて!

芙蓉 なに?そんなはず――

(ガラガラッ)

おおたきひめ くっ!しくじった!まさか妖気を消して近づいてきたなんてな……!

芙蓉 おおたきひめさん……!

おおたきひめ あんた達に頼みがある……
       村の人達を連れて、山の洞窟に避難してくれないか?
       そこには俺の匂いが付いてないから……

タンコ おぬしはどうするのじゃ?

おおたきひめ しばらく妖を引きつけておいて、後から合流するよ。
       頼んだ!

(タッタッタ……)

芙蓉 おおたきひめさんを一人で置いていくわけには――

タンコ そんなことを言っておる暇はないようじゃぞ。

(ズガーン!)

タンコ わしらだけなら何とかなるが、ここは沢山の村人がおる。
    今は彼らを避難させるのが優先じゃ。

タンコ 無事に皆避難したか?

芙蓉 村にいた人達は全員連れてきたはずです。

村長 丸助が……山に入っておった丸助がおらん!

タンコ なに……!?

芙蓉 何も知らずに村に帰ったのかもしれません。迎えに行きましょう……!

タンコ うむ!

タンコ 妖の襲撃は終わったようじゃな。

芙蓉 ……妖は皆、倒れていますね。すべておおたきひめさんが倒したのでしょうか?

??? ……あんた達、なんで戻ってきたんだ?

芙蓉 おおたきひめさん。それが、山に入っていた丸助さんがいなくて……

おおたきひめ なに――!?
       ……くそっ!そういうことか!
       急に襲撃が止まったからおかしいと思ったんだ!くそ、すぐに気づいてれば……
       待ってろよ……丸助。すぐに助けてやるからな……!
       あんた達、村長に丸助は絶対に戻るって伝えておいてくれ。
       ……それから、風邪治せってな。

芙蓉 おおたきひめさん!一人じゃ危険――

タンコ 芙蓉、おぬしは洞窟へ戻って伝言を伝えてくれ。どの道、その足ではおおたきひめ追いつけまい。

芙蓉 でも――

タンコ わしらはおおたきひめを追う。
    あやつ……もしかしたら、もう戻って来ぬつもりかもしれんからの。

芙蓉 ……わかりました。おおたきひめさんと一緒に、……無事に戻ってきてください。

タンコ アピ助、行くぞ!

タンコ おった、あそこじゃ……!
    まさか、こんな所まで来ておるとはの。

おおたきひめ あんた達――

タンコ 苦情は受け入れんぞ。村長への伝言は芙蓉が届けた。
    わしらは、おぬしの助太刀じゃ。

おおたきひめ ……すまないな。あんた達にも迷惑をかけて。

☆選択肢☆

「助けてくれたお礼をまだしてない。」

おおたきひめ ……そうか。あの時の礼をしてくれるのか。
       それなら、遠慮なく助けてもらおうか。

「手助けさせて」

タンコ 思えば崖崩れから救ってくれた礼を、まだしておらんかったからのう。

おおたきひめ そういうことなら……ありがたく手伝ってもらおうかな。

合流

タンコ して――
    丸助をさらった者たちは何者じゃ?妖なのは分かるが……

おおたきひめ ……俺のせいなんだ。俺が村に来たから……

タンコ まさか。おぬしのその……気か?

おおたきひめ ああ。俺に気は妖を引き寄せるらしくて、とうとう、村を襲撃されちまった……

タンコ しかし、それならどうしてさっさと村を去――

おおたきひめ だめなんだ……!
       俺の気が妖を引き寄せることに気づいた時――
       すぐに村を去ろうと思ったけど、それじゃだめなんだ。

タンコ どういうことじゃ?

おおたきひめ ……街の商店が襲われた。俺がいつも使いで行っていた店だ。

タンコ まさか……

おおたきひめ あいつら、俺の匂いがついた所に現れるんだ。

タンコ なるほどのう。親切で丸助を村へ届け、そのことに気づいた時には既におぬしの匂いが……
    じゃから自分で守ろうと、無理な修行をしておったか。

おおたきひめ ああ。結局丸助がさらわれたんだから、……役に立たなかったけどな。

タンコ 役に立たんと決まったわけじゃない。丸助を、おぬしの力で取り戻せばよいのじゃ。

おおたきひめ 簡単に言ってくれるな。でも、嫌いじゃないぜ、そういうの。

オンボノヤス キュゥゥゥ……!

おおたきひめ 丸助、いるか!
       助けに来たぞ、丸助ー!

オンボノヤス キュゥゥゥゥウ……?

??? おおたきひめ……

おおたきひめ 丸助、そこか!

丸助 来ちゃだめだ、おおたきひめ。
   周りで妖が待ち構えてる……!

おおたきひめ ……!そんなことだろうと思ってたが……

大釣瓶落とし 来たか、おおたきひめ。
       よく来たのぅ。
       ふぁっふぁっふぁ。その気、良い匂いじゃのう。力の塊のようじゃ。
       はよう喰ろうてやりたいわ。

丸助 ごめんよ、おおたきひめ。僕、おおたきひめを誘い出すための餌にされた……

おおたきひめ いいんだ、卑怯なのはこいつらだからな!
       ったく、お前ら……!狙うなら俺一人を狙えばいいだろ……!

大釣瓶落とし そう言うが、今まで大人しく我らに喰われたことはあるまい。
       村を狙っても返り討ちに遭うだけのようじゃしのう。ならばワシらの戦いやすい場におびき出すまで。
       そのためには……、おぬしが失いたくない者で釣れば良いだけよ。

おおたきひめ お前ら……

タンコ やることが汚いのう。同じ妖として、吐き気がするわ……

大釣瓶落とし そんな口が聞けるのも今のうちじゃぞ?すぐに肉の塊にしてやるわ。
       お前達、わしが奴を引き付けるゆえ、まずは隣の白い妖を始末せよ。
       安心せい、独り占めはせん。ご馳走は最後に山分けじゃ。
       ゆけい!

おおたきひめ ――まずいっ!

オンボノヤス ヤンギャンギャン……!

おおたきひめ お前ら! オンボノに手を出すな!

大釣瓶落とし お前の相手はわしらじゃ。よそ見をする余裕があるかな?

オンボノヤス ガルルルルル……

おおたきひめ くそっ……どけっ!

オンボノヤス グォォォォオ……!

おおたきひめ オンボノ、ダメだ……!

タンコ 何じゃ……!?オンボノヤスの力がみるみる増してゆく……

オンボノヤス ガオオオオ……!

おおたきひめ オンボノは……また幼獣(ようじゅう)だけど、起こると大妖になって力を放出する……

タンコ なんと……伝承で聞いたことはったが、まことか。

おおたきひめ 俺が昔、オンボノと出会った時、周りの大人達が止めた理由がそれさ。

タンコ まずいの。伝承が本当ならば――

おおたきひめ ああ、オンボノはこの街一帯を破壊して、そして……

タンコ 自らも死ぬ。

おおたきひめ いつもは俺が止めるんだけど、こいつらが邪魔で……!

大釣瓶落とし くわばらくわばら。破壊される前に喰ってしまおう。

妖達の声 うまそうな奴らじゃ……

タンコ こやつら、数が多過ぎるの……なんとかせねばアピ助も危ういわ……!
    しかし、討っても討ってもきりがない数じゃな……

おおたきひめ ……
       ごめんな、オンボノ。
       俺の後から行くから、許してくれ。

タンコ おおたきひめ……何を……!?

おおたきひめ (ス……)
       これ、オンボノの核なんだ。これを壊せば――

☆選択肢☆

「だめだ。」

おおたきひめ そんなこと言ったって、これしか方法はないんだよ……!

「そんなことはさせない。」

おおたきひめ 放っとくとあんた達も死ぬんだぞ……!

合流

オンボノヤス グォォオオオ……!

タンコ まずい……

??? 待ってください……!

タンコ 芙蓉……!?おぬし、どうして……!

芙蓉 やっぱり追ってきてしまいました。遅くなってすみません。

タンコ まったくおぬしときたら……計ったような登場じゃぞ!

芙蓉 小妖は私が引きつけておきますから、その間に――

☆選択肢☆

「大釣瓶落としは引き受ける。」

おおたきひめ ありがたい……本当に任せてもいいか!?

「オンボノは任せろ。」

おおたきひめ だめだ、オンボノは俺の言うことしか聞かないんだ……!
       助けてくれるなら、大鶴瓶落としの方を頼む……!

合流

おおたきひめ 丸助、オンボノ。すぐに助けてやるからな……!

オンボノヤス ……キュゥゥーン……

おおたきひめ 謝らなくてもいいって。悪いのはあいつらなんだから。

タンコ 本当に村の者達に挨拶をせんでよいのか?

おおたきひめ ああ。ここまで来れば丸助は村に戻れるから――

丸助 だめだって!おおたきひめも一緒に戻るんだよ!

おおたきひめ ……だめだ。皆はこれから新しい土地に移るのに――
       俺が戻ったら、また同じことになる。

丸助 そんなの……またおおたきひめが倒せばいいよ!

おおたきひめ ……今回は討伐できたけど、今度狙ってくる奴らは、もっと強いかもしれない。
       いつも守れるとは限らない……

丸助 そうだ! アピ助達にも村に住んでもらえばいいんだよ!
   アピ助達は陰陽師だし強いし、二人がいれば安心だよ!

おおたきひめ わがままを言うな!アピ助にはアピ助の旅がある。
       ……ごめんな。これ以上、迷惑はかけられないんだ。

丸助 おおたきひめ、 僕達のこと、好きじゃないの……?

おおたきひめ ……
       俺は――
       お前達が元気に生きてる、それだけで嬉しいんだ。
       俺が村に来たばっかりに、危ない目に遭わせちまったけど……

丸助 そんなことない!おおたきひめが村に来て良かったよ!
   絶対に、皆そう思ってるよ!

おおたきひめ 丸助……ありがとな。
       アピ助、仲間に入れてくれて、感謝するぜ。

丸助 本当に……行くの?

おおたきひめ ああ。本当に、世話になったな。

丸助 もう……会えないの?

おおたきひめ 旅をしてれば、また会うこともあるかもしれないさ。
       その時にはお前は立派な村長になって、村を守っているんだぞ?

丸助 !!
   そうだね。いつまでのおおたきひめに頼っていられないもんね……!
   僕、頑張るよ!

おおたきひめ ああ。

オンボノ キュー!

タンコ 別れの挨拶はすんだかの?

おおたきひめ ああ、行こう。
       じゃあな、丸助。村長達によろしくな。

丸助 うん!おおたきひめも元気でね……!