行き遅れし陰陽の師

Last-modified: 2018-01-06 (土) 13:39:27

フー…
では今回のイベントの記事を書いていこうではないか


時を超えし陰陽の師
2017年12月27日(水)メンテナンス後~2018年1月9日(火)

概要

前々回と同じく、従来のイベントマップはあるが助っ人に強敵が出現しない
ちなみにメダル交換に衣装は存在しません
そもそもメダル交換がありません
ないないないありません!
最近アピ助きもちわるい!
書くことあんまりねぇーなお正月の方は忙しそうだけど

テキスト

紫陽ちゃんってかわいいよね

タンコ 最近、巷で話題になっておる女陰陽師がおるらしい。
    芙蓉、おぬしは聞いたことがあるか?

 芙蓉 巷で話題……紫蘭様ではないのですか?

タンコ それが別の陰陽師のようじゃ。
    しかもそやつ、めっぽう腕が立つらしく――

タンコ 妖の被害に悩ませておったむらに
    頼み込まれて、用心棒になったらしい。

 芙蓉 その村というのはもしかして、
    大野守虫が出るという、あの村ですか?

タンコ 噂の陰陽師は、
    赤い髪をした大層凛々しい者という話じゃぞ。

 芙蓉 ……赤い髪……聞いたことがないですね。

タンコ うむ。気になるじゃろう?

タンコ 恐らく、じゃが――

 芙蓉 ええ。○○さんと同じように、
    時代を越えてやってきたのかもしれません。

タンコ 訪ねてみるか。

 芙蓉 はい。

 村人 ――この村の用心棒?
    ああ、三善様なら寺子屋だよ!

 芙蓉 寺子屋?

 村人 そうだよ、元々先生だったらしくてね。
    子どもが好きだしっていうんで、お願いしてるんだ!

 芙蓉 ありがとうございます。
    そこへ案内してくださいますか?

ましろ はーい! はいっはいっ!

ましろ 先生ー! ましろ、その問題分かったよー!

??? そうか。
    じゃあ、ましろ。答えは?

ましろ ちかまつもんじろう!

??? ……惜しい。

ましろ あれ?
    芙蓉ちゃんに○○くん!

ましろ こんなところで何してるの!?

??? ……ほう。ではお前達も陰陽師なのか。

三善八重 私の名は三善八重(みよしやえ)。同じく陰陽師の端くれだ。

芙蓉 三善八重さん、ですか。私は芙蓉と申します。

タンコ タンコじゃ。そしてここに立っておるアピ助が陰陽師、じゃ。

☆選択肢☆

1.よろしく。

三善八重 こちらこそ、よろしく頼む。

2.八重さんは先生なの?

三善八重 ああ。

合流

三善八重 私は元来は陰陽師なのだが、訳あってここで用心棒と寺子屋の教師をしている。
     ――ん?
     青い髪の少女……と、言葉を話す妖……?
     お前達、まさか……
     以前、吉備泉という陰陽師に会わなかったか?

タンコ ――なに?

芙蓉 吉備泉さん……以前この時代にやって来た陰陽師のあの方ですか。

三善八重 やはりそうか。少し外に出ないか?
     お前達、すまないが休憩だ。

ましろ 待って待って!ましろもその話聞く!

タンコ おぬし……あやつ、吉備泉の知り合いか……!?

三善八重 ああ、よく知っている。
     知っているも何も、私は彼女のいた時代からやってきたからな。

ましろ ええっ!?三善先生、別の時代から来たってどういうこと!?

三善八重 この時代に来て元号を確認したが、聞いたことのないものだった。
     過去の元号なら私は知っているはずだ。だから恐らくこの時代は――
     私のいた時代からみて未来。つまり、私は過去から来た人間ということだ。

ましろ ……えーっと。ましろ難しい話は分からないよー……

タンコ ましろ、ちょっと黙っておれ。

ましろ むー……

タンコ しかし不思議なものじゃ。まさか泉と同じ時代の陰陽師が来るとはのう。

三善八重 私もまさか、泉先生が行った時代に自分も来ることになるとは思わなかった。
     数週間前にここへ来てから、いつの時代かも、そして戻る方法も分からずに――
     途方に暮れていたからな。

タンコ なんと、ここへ来て数週間も経っておったか!
    なるほど、じゃからおぬしの評判がわしらの所まで届いたのじゃな。

三善八重 ああ、食べてゆかねばならないから、こうして用心棒兼、教師として糊口を凌いでいる。

ましろ 三善先生、厳しいけどとってもいい先生だよ!ましろ大好きだな!

タンコ ましろ……そういえば、おぬしはなぜここにおるのじゃ?

ましろ この村が妖の被害に困ってるって聞いて、討伐しにやってきたんだよー!
    でも、そしたら三善先生がかっこよく退治するところに出くわしたんだー!

タンコ なるほど、おぬしも同じ目的じゃったか。
    じゃが――
    この村が妖に襲われ始めたのも最近の話じゃ。

三善八重 ……

タンコ なぜ急に妖が集まるようになったのか、気になるところじゃのう。

ましろ うーん、小妖を引き付ける大妖がいるんじゃないのかな?

三善八重 そのことなんだが、陰陽道に通じた人に会えた今、話したいことがある。
     恐らく……妖が集まる原因はこの私だ。

ましろ ――え、えええええ!?

タンコ おぬしがこの村に妖の集まる原因とは、どういうことじゃ?
    それに……厳しいことを言うようじゃが、それが分かっておりながら、なぜまだ滞在しておる?

三善八重 ……村人には本当に申し訳なく思っている。だが、村を離れても意味がないんだ。

タンコ 村を離れても意味がない……?

三善八重 ああ。
     原因は私だが、妖が狙っているのは私ではない。
     妖が狙っているのはこの――

(バタバタバタッ!!)

村人 大変だー!

三善八重 ――!?

村人 三善様、大変だー!
   妖の大群がやってきたみたいなんだ!村が囲まれてる!

三善八重 なんと……

村人 どうやら東と西から攻めてきたみたいだ……!三善様……何とかしてください……!

三善八重 ああ、もちろんだ。
     しかし、東西から挟まれたか。厄介だな。
     すまないがアピ助、お前も手伝ってくれないか?

☆選択肢☆

1.もちろん

三善八重 ありがとう、恩に着るぞ。

2.嫌だと言ったら?

タンコ アピ助!!この非常事態に何を言っておる!?

芙蓉 そうですよアピ助さん、妖をなんとかしないと私達の身も危険です。
   ――え?冗談?

タンコ こんな時に冗談を言うやつがあるか……!?

合流

三善八重 助太刀感謝する。
     ではアピ助は東へ。私は西へ行き、妖を撃退する。

ましろ ちょっとちょっとー!!もう一人の陰陽師を忘れないでよー!
    ましろも手伝うよ!三善先生と同じ西へ行って戦うね!

三善八重 ありがとう、ましろ。

ましろ どういたしまして!えっへん!

タンコ まだ何も手伝っておらんぞ……

三善八重 ふふ。しかし、その真っ直ぐさ…………私の生徒にも似ている者がいてな。
     つい思い出してしまう。

ましろ へー! ましろに似てるなんて、きっといい子だね!

三善八重 ああ、そうだな。

タンコ おぬし達、喋ってないで早く行かんか!妖は待ってくれぬぞ!

芙蓉 アピ助さん、討伐お疲れ様です。

タンコ また腕を上げたようじゃのう。なかなか見事な戦いぶりじゃったぞ?

ましろの声 おーい!

(タッタッタッタッタッ)

ましろ 大変だよ! 三善先生が怪我したの!!

タンコ ――なに!?

芙蓉 すぐに向かいましょう。

三善八重 ――くっ!

タンコ 大丈夫か!?

三善八重 大丈夫。こんなもの、かすり傷だ。

ましろ 大きな妖が、ましろ達じゃなくて村の方を狙っててね……!
    三善先生、自分の体で攻撃を受けて村を守ったの……!

三善八重 ましろ……余計なことは言わなくていい。
     元は私が原因なんだ。村人を傷つけさせるわけにはいかない。

タンコ ……八重、おぬしの身に付けているその衣装じゃが――
    この現世の(うつしよ)の物ではないな。何か曰(いわ)くがあるのではないか?

三善八重 ……
     私が身に付けているこの神具は、陰陽の神の加護を得た物だ。

タンコ ……ほう。

三善八重 陰陽の力を増す効力がある。だから、これを身に着けたなら妖も力を増すだろう。

芙蓉 では妖達はそれを狙って?

三善八重 いや、私も最初はそう思ったが、違っていた。
     この村には、全く同じ神具が祀られている。だから――
     異なる時代から来た私の神具に反応して、その力を発しているようでな。
     周囲の妖達はその力に気づき、この村の神具を狙っているんだ。

芙蓉 ……なるほど。もしかすると、異なる時代の神具、同時代に存在できないのかもしれませんね。

タンコ ――!?
    なんじゃ……?向こうに見えておるのは。

三善八重 あれは……あの風景は――
     逢魔刻退魔学園(おうまがどきたいまがくえん)。私が元いた場所だ……

芙蓉 ……時空が……歪んでいるのでしょうか。異なる時代の風景が目の前にあるなんて……

タンコ 八重、向こうへ行けば、おぬしは帰れるのではないか?

三善八重 ああ、だがなぜ急に現れたんだ……?

芙蓉 ……!!
   私としたことが……気づきませんでした。

タンコ 妖か……

芙蓉 はい、大野守虫(おおのもりむし)です。

タンコ ほう、大物のお出ましじゃな。

芙蓉 恐らく向こう側が見えているのは、大野守虫が幽世(かくりよ)とここを繋げ――
   更に幽世内で時空の歪みを生じさせているからでしょう。

三善八重 なるほど。大野守虫は幽世と現世を行き来し、その狭間で人間を取り込んでいるのかもしれないな。

タンコ ……む?だんだんと見える光景が小さくなっておるぞ?

芙蓉 八重さん、元の時代に帰るなら、急いだ方がいいでしょう。

三善八重 そのようだな。私が帰れば村にも害が及ぶまい。
     だが……大野守虫が通してはくれないようだ。
     あれを討伐しないと……くっ!

タンコ 怪我が痛むのか?

☆選択肢☆

1.自分が討伐する。

三善八重 すまない……本来なら私が戦わねばならないところを……

タンコ なに、気にするな!アピ助には良い修行じゃ!

2.ましろに戦ってもらおう。

芙蓉 アピ助さん……

タンコ そこは自分がと言うところじゃろ!

合流

タンコ アピ助、急ぐのじゃ。
    八重の時代と繋がっておるのは今この瞬間だけかもしれんからな。

三善八重 すまないが……頼む

タンコ よくやった! アピ助!

芙蓉 八重さん、急いでください。向こうへの穴が閉じそうです。

三善八重 アピ助、それに芙蓉、タンコ、ましろ。お前達のおかげで元の時代に戻れる。
     ありがとう。ゆっくり礼も言えないが、許してくれ。

ましろ 三善先生!帰っちゃうの……!?

タンコ ましろ、何を聞いておったのじゃ。

三善八重 すまないな、ましろ。このまま滞在すれば、迷惑をかけてしまう。

ましろ うう~……!

三善八重 大丈夫だ、今は別れることになるが――
     陰陽師をしていると、幽世と縁が深くなる。
     だからそう遠くないうちに、また再開できるかもしれないぞ?

ましろ そうだよね!ましろ、頑張って幽世へ行く!

三善八重 ああ、そして私の時代へも遊びに来てくれ。
     では、さらばだ。

ましろ ……

タンコ 行ってしもうたな。

芙蓉 ええ。妖達が……散らばっていきます。

タンコ この村の神具が共鳴を止めたのじゃろう。八重がこの時代から去ったからのう。

ましろ むむむっ!ましろ、いいこと思いついちゃった!

タンコ む?

ましろ 式姫は幽世の住人を召喚するものだから――
    まだ八重さんが幽世を通ってるうちに、型紙で召喚することにするよ!

タンコ や、やめんか……!

芙蓉 ……せめて一旦、家に帰してあげてください。