式姫草子?奴さん死んだよ

Last-modified: 2018-03-01 (木) 18:37:07

イベント概要

さくらさんの実装記念イベント
イベント名ががんばれゴエモンのサブタイみたいなんやな

内容

強敵無しイベントマップのみ
前のイベントがアレだったから一息つけてよかったですね

ビンゴについて

「光属性式姫三体以下で~(タンコスタンプが邪魔で見えない)」ってやつは分かりやすく言うと
「式姫三体以下で光属性式姫のみ」ということ

テキスト

(ザワザワ……)

芙蓉 わぁ、沢山の人が集まっていますね。

タンコ 旅の途中に立ち寄った村でちょうど祭りをやっておるとは運が良いのう。
    たまには気分転換も必要じゃ。今夜は少し遊んでいくとするか?

芙蓉 いいですね。私、誰かとお祭りに来るのは初めてです。

タンコ そうじゃったか?ふぅむ、ならば余計に楽しまねばならんのう。
    わしは何か食べておるから、おぬしら二人で行くが良い。

☆選択肢☆

「二人で?」

タンコ うむ。

「タンコは?」(セリフ無し)

合流

タンコ なに、わしもいつまでも目を光らせておるわけにはいかんからな。
    アピ助は陰陽師としてよくやっておる。たまにはこれくらい良いじゃ――

(ピカッ)

タンコ な、なんじゃ……!

芙蓉 二人とも……前を見てください……

??? ……え?

タンコ な、なに……?人が突然……現れた、じゃと……!?

??? ええええっ!?ここはどこですか……!?
    ああっ!!
    おまんじゅうがない……!

芙蓉 ……

タンコ 一体……何を言っておるのじゃ?

タンコ おぬしは一体……何者じゃ?突然現れて……妖には見えぬが。

芙蓉 ……あなたは……式姫ですね。

??? !?
    私が式姫というのが分かるのですか……!?ということは、あなた達は陰陽師の方でしょうか?
    あっ!すみません……!人に尋ねる時はまず自分から名乗らなければいけませんよね!

さくら 私はさくらと申します。式姫として、陰陽師のご主人様をお支えしています。

芙蓉 自己紹介ありがとうございます。私は芙蓉、それから――

タンコ わしはタンコじゃ。陰陽師はこっちのアピ助での。

☆選択肢☆

「よろしく。」

さくら よろしくお願いします!
    えっと……それで、ここはどこでしょう?私は家にいたはずなのですが……

「どこから来たの?」

さくら ええと、私は家にいたんです。それが気づいたら外にいて……

合流

さくら お祭り……をしてるんですね。なんだか随分と賑わっています。
    平安の都の祭りかと思いましたが、今日ではなかったと思いますので……

芙蓉 平安の都……ですか。

タンコ ふぅむ。これは……またかもしれんな。

芙蓉 やはりタンコもそう思いましたか。

さくら また……というのは?

タンコ おぬしは時を越えて、わしらがおる時代にやって来たのかもしれぬ、ということじゃ。

芙蓉 はい。平安京が政治の中心だったのは、今から随分前のことですからね・

さくら そうなんですか……!?でも、「また」というのは?

タンコ 時代を越えてやって来たのは、おぬしが初めてではない。

さくら 本当ですか!?

タンコ ……うむ。まったくアピ助が来てからというもの、陰陽師じゃ教師じゃと――
    時代を越えた出会いが多いのう。

さくら あの……何人も見ているということは。もしかして、帰り方もご存じだったりしますか……!?

タンコ ……
    残念じゃが、おぬしはこれまでの誰とも異なる現れ方じゃったからのう。

芙蓉 ええ。きっと今までの戻り方は当てはまらないでしょうね……

さくら そうですか……

タンコ そう気を落とすな。陰陽道に通じるわしらに出会ったのも何かの縁じゃ。
    わしらが帰る方法を見つけるのに協力してやろう!

さくら 本当ですか!?

タンコ うむ。……というわけで、おぬしが時を越えた時の状況を詳しく教えてくれるか?

芙蓉 そういえば現れた直後、「おまんじゅう」と言っていましたが――
   一体何のことだったのでしょう?

さくら それは……

さくら ここに来る直前――
    おまんじゅうの絵を描いていたんです。こんな風に……
    (サラサラ……)

芙蓉 ……
   何でしょうか、これは。

タンコ しっ!芙蓉、これは妖じゃ……!

☆選択肢☆

「芋虫かな。」

芙蓉 そう言われてみれば……!

「クモの絵だと思う。」

タンコ 確かに、謎の脚が生えておるからの……

合流

さくら ちょっと……!三人ともひどいですよ!
    これはおまんじゅうの絵です!

タンコ まんじゅうじゃったか。そういえば、そう言っておったのう。

芙蓉 ですが、土に枝で描いた、ということを差し引いても、ちょっとこれは……

タンコ 下手、じゃな。

芙蓉 タンコ……!はっきり言いすぎです!

さくら で、ですから……!私の絵のことはどうだっていいですよね……!

タンコ お、おお……そうじゃったな。今は時を越えた原因を探るのが先決じゃ。
    しかし、まんじゅうか……

さくら もしかして、そのおまんじゅうに原因があるのでしょうか?

芙蓉 いくらなんでもそれは……

タンコ いや、そう決めつけるのは良くないぞ、芙蓉。まんじゅうに、時を越えた秘密があるかもしれん。

さくら 本当ですか!?

タンコ あくまで可能性がある、という話じゃがな。

さくら あれは平安堂のおまんじゅうです……!大きくて丸くて、今大人気なんですよ!
    早速買いに行きましょう!

タンコ ……
    おぬしは数百年の時を越えてここへ来たのじゃ。その店、今もあるのかのう……

さくら ……あっ

芙蓉 ……

タンコ とりあえず、近くの甘味処でまんじゅうを買ってみるか。

――道中――

芙蓉 たしか、少し歩いたところに夜もやってる甘味処があったような……
   (ガコッ!)
   あっ……!

タンコ 下駄の鼻緒が切れたようじゃな。

芙蓉 ……ですね、直すので少し待っていていただけますか?

さくら 私、直します!
    お二人とも私に協力してくださっているんですから、これくらい、任せてください……!

芙蓉 え……?

さくら これをこうして――
    あれ……!?
    ああっ……!
    下駄の鼻緒がどんどん訳が分からない物になっていきます……!

タンコ おぬし……造形の才能がまったくと言っていい程ないのう……

芙蓉 ……

さくら す、すみません……余計にひどい状態になってしまいました……

芙蓉 大丈夫ですよ。ここは商店の多い街ですから、すぐに直してもらえると思います。

さくら じゃあそれまで、私の下駄を履いていてください……!

芙蓉 そういうわけには――

さくら はい、どうぞ!

芙蓉 ……なかなか強引な方ですね。

タンコ きっと真面目なのじゃ。その誠意、受け取っておいてやれ。

芙蓉 はい、それじゃあ――

さくら ん?あれは何でしょう?

芙蓉 ――!?あれは――

さくら 丸くて小さくて……
    か、かわいい……!!

タンコ おぬし、それは――

芙蓉 ……ツツガムシですね。

さくら ツツガムシっていうんですか!とってもかわいいですね!
    (ギュッ!)

タンコ なにぃ!?
    だ、抱きしめたじゃと……!?

芙蓉 さくらさん、それは妖です。危険ですので離れてください……!

さくら ――え?

ツツガムシ (キューキュー!)

タンコ まずい……ツツガムシが怒ったぞ……!

芙蓉 アピ助さん、討伐をお願いします……!

芙蓉 ……

タンコ ……

さくら ……すみません。まさか妖だとは思わず……

タンコ ……こやつがおったのでは体が保たぬ。早いところ元の時代へ戻さぬと……

芙蓉 そうですね。

さくら えええっ!?芙蓉さん、タンコさんっ!?
    まあ、家に帰れるのは嬉しいですが……

タンコ とりあえず、今は唯一の手掛かり、まんじゅうを買ってみるか。

タンコ ――と、買ってみたものの、当然のように何も起こらぬな……

さくら おまんじゅうが原因ではないのでしょうか?

タンコ うーむ。そうじゃな。まんじゅうというよりも――
    その時描いておったまんじゅうの絵に理由があるのかもしれんのう。
    さくら、すまぬがもう一度描いてみてくれぬか?

さくら はい……!
    (サラサラ……)

タンコ ……うーむ。何度描いてもまんじゅうには見えんのう。

芙蓉 そうですね。上手下手を通り越して、何か別の力を感じるような気さえします。

タンコ ――!?

芙蓉 タンコ、どうしました?

タンコ ……そうか、そういうことか。

さくら ――え?

タンコ 芙蓉でかしたぞ!おぬしの一言で原因が分かったわ!

芙蓉 タンコ、原因が分かったとはどういうことでしょうか?

タンコ うむ。時を越えてしまった原因はな、さくらの絵心のなさ、じゃ。

さくら ええっ……!?

タンコ 恐らく、まんじゅうの絵を描いておったが、あまりにも下手過ぎて――
    何か特殊な「陣」を描いてしまったのじゃ。

芙蓉 なるほど……!
   そこへさくらさんの式姫としての力が反応して、時を越えてしまったのですね……!

さくら そ、そうだったんですか……!

芙蓉 ならば、同じ陣を描けば、再び時を越えて元の時代に帰れるかもしれませんね。

さくら 早速描いてみます!
    えーとえーと、確かこんな風に描いていたような……
    (サラサラサラサラ……)
    よし、できました!
    これで家に戻れますね!

タンコ ……
    何も起きんのう……?

芙蓉 ――!?
   二人とも、陣から離れてください……!!

さくら え?

(ザー……)

タンコ ……これは……川か。

芙蓉 ……どうやら私達も陣の力で移動したようですね。

さくら ……ごめんなさい。

タンコ いや、わしらも思慮が浅かった。まさかわしらを巻き込んで移動するとはのう。

☆選択肢☆

「ここはどこかな?」

タンコ ふぅむ。

「まさか平安時代に来たの?」

タンコ ……それだけは避けたいところじゃな。

合流

芙蓉 ……この川は見覚えがあります。祭りのあった村の東ですね。
   元の場所とあまり距離も離れていないし、それに……祭りの喧騒も少し聞こえてきます。
   恐らく、時を越えたわけではないかと。

タンコ なるほど、では描く陣を間違えたか。

さくら も、もう一度挑戦します!

タンコ ちょっと待て。陣の効力がわしらにも及ぶことが判明したからの。
    わしらまで過去に行ってしまってはかなわん。少し離れさせてもらうぞ。

芙蓉 このくらいで良いでしょうか。

タンコ うむ。ではさくら、今度こそ元の陣を描くのじゃぞ?

さくら は、はい……!
    (サラサラサラ……)
    できました!

芙蓉 ――!?

タンコ そ、それは……!?

さくら どうしました?

タンコ それはわしも見覚えがある……妖召喚の陣じゃ……!!

さくら え……

(ゴゴゴゴゴゴ……)

タンコ 何と危険な式姫じゃ……

芙蓉 まさか妖を呼び出してしまうとは……驚きましたね。

さくら 本当にすみません……!今度こそ……時を越える陣を描いてみせます……!

芙蓉 お願いします。間違え方によっては――
   魔神召喚とか、国を滅亡させる陣を描いてしまう場合もあるかもしれません。

タンコ 芙蓉、怖いことを言うのう……!
    じゃが一理あるな。陣を描いてもこやつの力がなければ何も起こらぬ。
    何百年も時を越える陣を発動させたのじゃ。さくらには秘めた大きな力があるのかもしれぬ。
    おぬし……今度こそ失敗するなよ!

さくら は、はい……!
    おまんじゅう……平安堂のおまんじゅう……
    (サラサラサラ……)
    できました!

タンコ ……何か起きぬか?

芙蓉 さくらさん、あそこを見てください!陣のそばに穴が空いています。

さくら 本当だ……!
    それに何か向こうから声が――
    ご主人様!?それに皆さんの声が聞こえます!

タンコ やれやれ、無事に元いた時代と繋がったようじゃのう。

芙蓉 良かったですね、さくらさん。

☆選択肢☆

「良かった。」

ありがとうございます……!

「元気で。」

さくら アピ助さんもお元気で……!

合流

さくら あの……本当に三人ともありがとうございました。
    (ガサゴソ……)
    これ、お手紙を書いたんです。感謝の気持ちを込めて。

タンコ いつの間に……!?

さくら ふふふ。私は真面目だけが取り柄で、あまり器用でもないですから。
    出会った方への感謝と、真心を大切に――
    小さなことを地道のコツコツ、を心がけているんです!

タンコ ……この早業の理由にはならぬと思うが……

芙蓉 あの……じつは私も……
   これ、どうぞ。

さくら え……下駄ですか?

芙蓉 はい。さくらさんの物は私が履いてしまっていますから――
   さっき新しい下駄を買っておいたんです。

タンコ 芙蓉、おぬしも……いつの間に……

芙蓉 ふふふ、陰陽師の方をお支えする者は、これくらいできないとやっていけませんからね。

さくら はい!

タンコ おぬしら、そういう共通点があったのじゃな……

さくら アピ助さん、芙蓉さん、タンコさん。本当にありがとうございました!
    皆さんに出会ったことは絶対に忘れません!

芙蓉 さくらさんもお元気で。

さくら はい!では……

(ス……)

タンコ 行ったのう。

芙蓉 はい、おっちょこちょいですが、良い方でしたね。

――後日――

店主 いらっしゃいいらっしゃい!今日は新しい絵を沢山仕入れてるよ!

タンコ ほう、平安の世に描かれた絵か。

芙蓉 アピ助さん、タンコ。あれを……!

タンコ あれは……!?
    ……間違いない。あの絵心のなさ。さくらの絵じゃ。

店主 お客さん、お目が高いね!それは有名な絵師の絵だよ!
   平安の世に活躍したらしいんだけど、なんでもその存在は謎に包まれてるんだとか。

芙蓉 ……

タンコ 世の中、何が起こるか分からぬもんじゃのう。

芙蓉 ……ですね。

どうでもいいお話

かくりよ第二部で阿弖流為との決戦の前に美食蛙ゼッピンから聞ける話に出てくる「記憶を受け継げる式姫」
これは多分さくらさんのこと(ゼッピンの話しぶりからすると同タイプの式姫が複数居たらしい)
後に悪用を恐れられ封印されるが校長がこの型紙を入手 自らの情報で上書きし式姫吉備泉を召喚する

校長が持ってたのは実はさくらさんの型紙で校長コピペで実質殺害 とか
校長が校長召喚した時に死んだからこの式姫は人間ベースで人間のさくらさんはさくらさん召喚して死んでる とか
いろいろ考えたけどこの辺はなさそうかな