Midrange Green

Last-modified: 2020-03-03 (火) 08:10:39
 

Khalim Open #1にてCaptainG選手が使用したリスト・・・から同氏のコメントを汲み、木立の守護者を採用したもの。
Green beastmastersと題されてはいるが、オークの苗木まで採用された形に比べるとオーソドックスなMidrange Greenに近い構成をしている。
https://www.faeria.com/the-hub/deck/3612-green-beastmaster-captaing-khalim-i

 
 

Khalim Open #1にて happyjo選手が使用したリスト
サイリアのゴーレム森の肥料といった色拘束の重いカードを廃する事で挙動を軽快にするだけでなく、相手によってはGreen Rushのように立ち回る事も出来るよう構成されている。
2018/8/9現在は気が狂ったサルがナーフされているため、別の適当なカードと差し替えられることになるだろう。
https://www.faeria.com/the-hub/deck/3605-khalim-open-1-midrange-green

 

概要

相手が軽量で速攻をしかけてくるならどっしり構え、重量級の混色カードを擁する相手には平地を絡めて高速で大型を押し付けるなど、見た目に反して柔軟な対応を行えるミッドレンジデッキ。Rushへの解答も多く持っている。
豪快な見た目に反して、勝ち上がるためには相手の攻め手に対する理解が必要不可欠。
初心者の内はシンプルで強力なカード郡から分かりやすいデッキとして映り、ランクが上がってからは黄や青相手に苦労させられ、そして使い手が練達すればそれら確定除去を持つ相手すら互角に渡り合う事が出来る。
シンプルでありながら奥深く、昔から今に至るまで多くのプレイヤーが愛用するアーキタイプだ。

 

使い方

基本的には片側1ラインの2井戸を取るように立ち回り、相手がこちらより先に攻勢を仕掛けるのであれば、自陣2井戸を取る形で土地を展開する。
土地を伸ばす方向については、相手と同方向にぶつけるよう立ち回ると鈍足のデメリットを回避しながらサイズの優位を押し付けられるだろう。

 

マリガンでは生きている柳古代の獣使いバーダランの力といった色拘束の軽いクリーチャーを探す。

 

序盤は上記のカードを使って自陣側の片方の井戸を取る。バーダランの力スタートの場合は相手と同方向にぶつけ、サイズ差を活かせる展開にしたい。
相手が素早くこちらに攻勢をかけるなら自陣井戸を二つ確保する土地展開をして迎撃し、そうでなければそのまま土地を前に伸ばして片側1ラインを制圧しよう。
自陣井戸を取った後平地も絡めてバーダランの力を素早く押し付ける動きは強力で、自陣にこもるタイプのコントロールデッキに対してよく効くことが多い。

生きている柳は序盤の井戸取り役だけでなく、中盤以降倒されたくないのクリーチャーを警衛で守ったり、森の肥料のターゲットになったり、終盤にライフを守ったりと八面六臂の活躍をする。

真実の声は相手のバフを消去してサイズ勝ちするだけでなく、自分のデカブツを回復するためにも運用できる。
これが決定的な仕事になる場面もそこそこ出てくるため、頭の片隅に置いておくと便利。

 

生物がぶつかり合ってからはこのデッキの本領発揮だ。
ぶつかり合いが発生した戦線は1体のクリーチャーではなく2体以上のクリーチャーを配置して、強固に固めるのが良いだろう。このデッキはフレイムバースト最後の悪夢も持っていないため、突破された後のリカバリーは生物で行う必要がある。
大型クリーチャーでじりじりと戦線を押し上げるもよし、サガミ族の木立訪問者で相手に奇襲を仕掛けるもよし、多数のバフと優秀なサイズを擁するこのデッキの強みを思う存分活かしてやると良い。

 

ぶつかり合いに強い一方一回ぶつかり合いに負けてしまうと脆く、パワーはでかいがタフネスは低いみたいなクリーチャーを大型クリーチャーにぶつけられると苦しい展開になりがち。
一回戦線を突破されればそれだけで負けに直結しうるため、相手から見てこちらの戦線を突破する手段は無いか、ある場合にはそれに対してリカバリーが効くよう、常に気を配りながらクリーチャーを展開していこう。

サイズ差を押し付けて相手の戦線を突破したら、後は後続も展開しながら対処不能の盤面を作り上げるだけだ。

 

青や黄のミッドレンジデッキはこのデッキを使用するにあたって越えなければいけない壁の一つだ。
こうした相手にはバフを戦闘する直前の小型ないし中型にかけることで除去のターゲットを分散させ、堅実に井戸を確保する事で相手の息切れを狙う事が出来る。
青や黄に対してバーダランの力サイリアのゴーレムはバフ無しでも確定除去を誘いやすいサイズなので、迂闊にバフをして除去が直撃する展開にならないよう気を付けよう。
木立の守護者も、対青でなら相手の4/4を警衛で捕まえる事で除去を誘いやすい
相手と接触するラインでは1体の生物ではなく2体以上の生物を使って堅実に井戸を確保し、2井戸、出来れば3井戸を確保して相手とのリソース差を付けにいこう。
相手の確定除去枠は3から多くて水晶の花を含めた4程度のため、相手はどこかでこちらの大型を対処する事が出来なくなる。
理想はゲーム展開を遅くしてサイリアのゴーレムバーダランの力のような、「何かカードを使わないと有利トレードされてしまうけれど、確定除去1枚じゃあまり得しないor解決にならない」という状況を押し付け続ける事だ。
テスラを採用しているなら生きている柳すら6/12警衛という確定除去要求ラインに持っていけるため、有効な場面で使用すれば相性差を吹き飛ばして勝利する事も出来る(ただし狙いすぎて盤面がおろそかになるのは禁物)
もちろん「除去引かれてたら負け」と割り切って高速でバーダランの力を押し付けるのもありだが、それができないorそれが嫌な場合も上記の方法で対抗する事が出来る。
なんであれ意外とやりようのある相性差なので、「苦手だから」と捨て鉢になって諦めるのは禁物だ。

 

デッキカスタマイズ

  • 皇帝の命令
    • 汎用性の高い除去呪文。どのモードもこのデッキに置いては有用で、とりあえず積むだけでも仕事はしてくれる。
  • サイランドの馬術家
    • 木立訪問者と枠を争う1枚。襲撃3が任意の森に移動に勝るシーンはそれなり以上にある。
    • 好みで使い分けて問題ないが、移動系の枠は積みすぎると盤面構築に支障を来すため注意。
  • サガミ族の戦士
    • フロッグトサーの採用率が減少した結果、以前と比較して採用しやすくなったカード。テキストは優秀だが3/4というサイズを半端に感じるシーンもそれなりに多い。対ラッシュを視野に入れる場合、後述の骨収集家と枠を争いそうな1枚。
  • 骨収集家
    • 相討ちの現場に居合わせるだけで3/5になる2コスト。コレクターとしても非常に優秀な他、対黄ラッシュにおいてはこれだけで形勢を傾け得るほど強力な1枚
  • 深森の追跡者
    • 実質2点除去カード。死にかけと相打ちにさせたり、カエルやサイランドの馬術家などの敵の軽いクリーチャーを殺しながら井戸を掘ったりできる。
  • 伸び過ぎた塔
    • 任意のタイミングで+1/+1が出来る建物。2マナなので軽くて使いやすく、相手に建物の破壊を強いたりプレッシャーを与えたりできる。
  • 野生の霊魂 テスラ
    • 1枚で相手に対処札を要求できるカードを2枚用意できる。
    • 小型にすら確定除去を要求しかねないのは極めて強力だが、コスト10は無視できないネック。
       

その他

安価に構築する場合、皇帝の命令ルーニンの導きテスラルーニンは妥協する事も出来る。
その場合はティキ族の世話人、3枚目のサガミ族の木立訪問者サイリアのゴーレム古代のイノシシなどが候補に挙がるだろう。
クラフトの優先順位は

エピック
皇帝の命令ルーニンの導き

レジェンド
ルーニンテスラ

くらいになるだろう。(皇帝の命令は他の色でも雑に採用できるため、高めに見積もっている)

Midrange Greenの変遷

下記は最新環境以前のリストになります。