35.6cm連装砲(ダズル迷彩)

No.104
	35.6cm連装砲(ダズル迷彩)		大口径主砲
	装備ステータス
	火力	+15	雷装
	爆装		対空	+5
	対潜		索敵
	命中	+1	回避	+1
	射程	長
	装備可能艦種
	駆逐艦	軽巡洋艦	重巡洋艦	戦艦
	軽空母	正規空母	水上機母艦	航空戦艦
	備考
	開発不可、改修可 榛名改二の初期装備
改修更新
35.6cm連装砲(ダズル迷彩) →*1 35.6cm三連装砲改(ダズル迷彩仕様) →*2 35.6cm連装砲改三(ダズル迷彩仕様)
金剛型高速戦艦「榛名」の前部主砲の最終形態です。 あまり効果がなかったといわれていますが、縦縞ゼブラ模様のダズル迷彩を施しています。 三式弾を装填して敵機が跳梁する空を睨み、母港呉と動けない残存艦隊の防戦に努めました。

ゲームにおいて

• 榛名改二の初期装備として初登場。通称「榛名砲」。ダズルをダブルで持ってくる。
  • 現状、榛名改二以外での入手方法がなく、改造LV80も相まってかなりレア装備かもしれない。牧場しようという人は計画的に。
  • 因みに、表面的なレア度でいえば46cm三連装砲と同じであるが実際はSホロであり、こちらの方がレア度が高かったりする。
• 通常の「35.6cm連装砲」と比較すると対空+1、命中+1、回避+1。
  同様に「試製35.6cm三連装砲」と比べると火力-3、命中-1、回避+1。
  • 性能としては、火力で大きく勝る「46cm三連装砲」や「41cm連装砲」などの存在が大きい。
    ただし35.6cm口径のこの砲はフィット補正によって、金剛型や航空戦艦でさらに命中率が上昇する可能性がある。
• 改修工廠で改修可能。2番艦は勿論榛名改二である。
  • ★+1の段階でネジ2個と「35.6cm連装砲」を消費する。
    ただし試製35.6cm三連装砲の改修も同様に可能。
    改修コストはこちらの方が軽いとはいえ、特定艦の装備ボーナスを考慮しない場合の相対的な立ち位置は変わらない。
    ただし、一から改修を行い、「35.6cm三連装砲改(ダズル迷彩仕様)」への更新を行う場合はこちらからの方がお得。
    そもそも試製35.6cm三連装砲は35.6cm連装砲からの更新が必要だし。
    • 一方で、「試製35.6cm三連装砲★max」が既に余っている場合は更新コストが安い試製35.6cm三連装砲からの方がお得である事に注意。
  • 余談だがこの装備の改修可能がアップデートで告知された際、運営にゼブラ迷彩呼ばわりされてしまった。

装備ボーナスについて

• 特定艦に装備した時、パラメータが更に上昇する装備ボーナスがある。
  • 対象艦は下記の通り。艦種該当艦は艦娘名一覧（艦種別）で確認を。
  • 搭載一基ごとの単体ボーナスは、装備数を増やせば累積する。
  • なお本装備の改修値に応じてボーナスが変動する。
    • 改修値変動の法則性はまだ不明。詳しい調査待ち。表中の改修段は暫定のものです。
  • 他装備とのボーナスを持つ艦もいるが、それもまた別に加算される。
  • 各ボーナス値は下表の通り。

  装備			基本値
  35.6cm連装砲(ダズル迷彩)			火力	対空	回避	累積
  			15	5	1	-
  単体ボーナス↓			加算値
  装備		対象艦	火力	対空	回避	累積
  本装備		榛名改二/改二乙/改二丙	+2	+1	+2	◯
  		金剛改二/改二丙	+2
  		比叡改二/改二丙 霧島改二	+1

※装備ボーナスのある他装備の一覧はこちら

• 榛名改二の場合試製35.6cm三連装砲との差は火力-1、命中-1、対空+1、回避+3。

アップデート履歴

• 2014/07/28：榛名改二と共に装備実装された
• 2014/10/24：火力が+1上昇した
• 2016/02/29：改修工廠に追加
• 2018/05/29：金剛型改二型、特に榛名改二の装備運用性が向上、上位装備35.6cm三連装砲改(ダズル迷彩仕様)が実装。
• 2022/12/27：35.6cm三連装砲改(ダズル迷彩仕様)への更新が実装され、同時に改修により装備ボーナスが強化されるようになったほか、それまでボーナスが無かった金剛改二丙、比叡改二丙にもボーナス追加。

主要な大口径主砲の性能比較表(装備最大値/大口径主砲上位早見表/テーブルより転送)

小ネタ

• ダズル(Dazzle)迷彩とは、日本語訳すると「幻惑迷彩」。 決して誘惑迷彩ではない。
  • 発明したのはノーマン・ウィルキンソンというイギリスの芸術家と言われている。
• どういった迷彩かというと、良く見る陸上部隊などの周り(森や砂漠etc)に対象を溶け込ませる事が目的の迷彩ではなく、簡単に言えば「相手を混乱させるのが目的」の迷彩である。
  • 厳密には、遠近感の狂いを生じさせて艦種やその規模・速度・進行方向などを把握しにくくするもので、それにより目視による艦砲射撃や潜水艦の魚雷の命中率を低下させたりした。
  • この迷彩が生まれたのは、森の中に隠れたりするのと違い、海上で常に変化する環境下で艦船という巨大な物体を隠すというのが相当難しいという教訓が生まれた事による。

• これを施した艦は榛名以外だと睦月・如月・瑞鶴（艦これの改相当）、千歳・千代田（同改二相当）などがある。
  • このうち瑞鶴ら空母は、航空隊の運用困難となったために大戦末期・捷一号作戦において囮艦とされ、全艦喪失となった悲劇で知られる。詳細は各艦娘の項で。
  • 榛名の場合は説明通り第一、第二主砲塔に塗られていたが、動けないために欺瞞効果は殆ど期待できず、昭和20年7月28日の呉空襲（呉沖海空戦）で的にされるばかりであった。
    ただしこの第二砲塔の山勘射撃（それ以前の攻撃で艦橋に直撃されて10メートル測距儀を喪失し、艦橋側照準が不能になっていた）で爆撃機編隊を追い散らしてしまった逸話も残っている。
    たまたま隊長機に当たったために後続が爆弾を捨てて避退したと、艦長手記にあるとの事。
    • 艦娘の方の中破絵で、第四主砲の砲身が折れ、第一主砲が艤装から脱落した状態になりながら、第二主砲が依然仰角を保っているのはこの逸話によるものか。
  • この迷彩、海外艦でも結構採用されていて、第一次大戦ではUボート対策として英米の多くの商船・軍艦に採用。
    第二次世界大戦でもテネシー級戦艦やエセックス級航空母艦などにダズル迷彩を採用している。
    • 参考：米海軍のダズル迷彩パターン→航空母艦戦艦巡洋艦駆逐艦
  • 最近ニュースで永谷園っぽい迷彩の船が話題になり、その時同時に「コレが迷彩とか英国面すげえな」的意見が多発していたが、ちゃんと意味はあったどころか世界でわりと常識的な手段だったのである。
    • 余談だがあの永谷園迷彩は引退する民間船舶にベネズエラ人芸術家が塗装したアート作品であり、ダズル迷彩をモチーフにしてはいるものの、迷彩の効果はない。
    • 更に余談だがダズル迷彩は当時から「なぜ効果があるかはわかるがどういう模様が最適かはよくわかっていない」ため、あの永谷園も実際は効果のある可能性も割と高い。
• 現代では軍事以外にも、自動車メーカーが試作車をテスト走行させる際に、デザインを隠す目的でダズル迷彩をラッピングすることがある。
  • カー雑誌によくテスト車両を捕らえた写真がリークされるので、興味があるなら見てみよう。メーカーや車両ごとに模様が違ったりして面白いかもしれない。

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