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艦隊これくしょん -艦これ- 攻略 Wiki*
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|CENTER:218|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|c
|>|>|>|>|~No.248|
|&attachref(./248_2nd.jpg,nolink, Buon Giorno! ザラ級重巡、一番艦ザラです! 粘り強さが信条です。提督、よろしくね!);|>|Zara(ザラ)|>|Zara級 1番艦 &nobr{重巡洋艦};|
|~|>|>|>|~艦船ステータス(初期値/最大値)|
|~|~耐久|42|~火力|36 / 58|
|~|~装甲|36 / 54|~雷装|0 / 28|
|~|~回避|33 / 59|~対空|18 / 62|
|~|~搭載|6|~対潜|0|
|~|~速力|高速|~索敵|10 / 36|
|~|~射程|長|~運|10 / 48|
|~|>|>|>|~最大消費量|
|~|~燃料|45|~弾薬|60|
|~|~艦載|>|>|~装備|
|~|2|>|>|[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]|
|~|2|>|>|未装備|
|~|2|>|>|未装備|
|~|>|>|>|&color(Silver){装備不可};|
|>|>|>|>|~改造チャート|
|>|>|>|>|''Zara'' → [[Zara改]](Lv40) → [[Zara due]](Lv88+[[改装設計図>改造]])|
|>|>|>|>|~図鑑説明|
|>|>|>|>|LEFT:ザラ級重巡洋艦、その一番艦、ザラです。巡洋艦同士の昼間水上砲戦なら、誰にも負けない自負はあります。&br;妹のポーラが少し心配だけど、この艦隊なら!提督、頑張りましょう!&br;重巡ザラ、艦隊に参加します!|
※初期値はLvや改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。
#fold(CV:赤﨑千夏、イラストレーター:じじ (クリックするとセリフ一覧が開きます)){{
CV:赤﨑千夏、イラストレーター:じじ
#shadowheader(2,[[定型ボイス一覧>Zara/定型ボイス]])
#table_edit(Zara/定型ボイス)
~
#shadowheader(2,[[時報ボイス一覧>Zara/時報ボイス]])
#table_edit(Zara/時報ボイス)
~
#shadowheader(2,[[季節ボイス一覧>Zara/季節ボイス]])
#table_edit(Zara/季節ボイス)
~
}}
*ゲームにおいて [#about]
-2016年2月10日実装。同日より始まった16年冬イベント『[[出撃!礼号作戦]]』の[[E-3>出撃!礼号作戦#area3]]突破報酬だった。
--もちろん難易度を問わず、丙でクリアしても入手できる。
--ちなみにE-2クリア時に出る説明文に「親善艦として来航していた…」とあり、遅くともE-3発令前の時点で艦娘には成っている模様。
---E-2~E-3間で行う期間限定遠征【親善艦参加観艦式】の帰還時には、配属に先んじて親善艦として参加したZaraの姿も見ることができる。
---しかしE-3のボス、[[重巡棲姫]]は203mm/53連装砲と同じ見た目の8inch長射程連装砲を装備しており、
かつまるで深海棲艦から艦娘ザラへと目覚めたかのような台詞を残しているので、遠征の演出には疑問がある。
---艦娘⇔深海棲艦間で転化が発生するか、また発生するとして如何なるプロセスを経て転化するかは公式には言及されていない。
そのため、そもそも重巡棲姫とZaraの間には実は何の関係も無い、撃沈/轟沈以外の要因でZaraから重巡棲姫へ変貌を遂げた等仮説はいくらでも成り立つ。
--桃井涼太氏の[[公式4コマ>http://www.famitsu.com/comic_clear/se_kancolle/]]のZara登場回である116話でもこの演出について独自の解釈がされていた。
---この回のラストではゲーム中とは違いいったん帰国し、134話で下記の[[妹>Pola]]とともに改めて鎮守府にやってきている。ただ、Zaraはいったん登場していたこともあって、134話は妹のほうに重きを置いているむきに。そしてZaraは同話では妹の火消し役に終始
--2016年4月22日のアップデートで装甲最大値が53→54 (+1) へ上方修正された。
--2017年1月25日のアップデートで[[大型艦建造]]に追加された。ただし、秘書艦を[[Libeccio]]または[[Pola]]にしないと建造できない。
-イタリア艦としては初の重巡艦娘。重巡艦娘としても[[Prinz Eugen]]以来実に1年3ヶ月ぶりの実装となった。
--ちなみにそのPrinz Eugenも[[鈴谷]]・[[熊野]]から1年3ヶ月後に実装されている。%%&color(Silver){ということは後述のポーラも…};%%
-性能で気になるのが雷装の低さ。
--初期値0。[[大淀]]と同じくそのままだと雷撃しない。レベルアップか近代化改修で1以上にすれば普通に雷撃する。
--上限値も低く、改造前の雷装MAXは28である。改造しても40までしか上昇せず、夜戦火力はかなり低い。
-レーダー開発が難航したイタリア事情もあってか索敵値が伸び悩むが、地力で決まるほど索敵がシビアな海域は少ないので実用には十分耐える。
-2016年2月24日のアップデートで、[[改造後>Zara改]]は[[瑞雲]]などの水上爆撃機と、[[Ro.44>Ro.44水上戦闘機]]などの水上戦闘機が搭載可能となった。
これにより、重巡であるZara改のみで敵に航空戦力が居なければ制空確保と弾着観測射撃が出来るようになり、使い分けの場面が大きく広がった。
ただし搭載数は少ないので、水上爆撃機の全滅には注意しよう。
-射程は素で「長」。これは[[射>大和]][[程>武蔵]][[超>Littorio]][[長>Roma]]ではない殆どの戦艦の素の射程と同じである。
-この''重巡の射程が「長」であることは、利点にも欠点にもなりうる。運用の際にはよく考慮する必要がある''ので解説を載せる。
#fold(射程調整の考え方){{
射程調整の考え方
射程調節に関する一般論
-まず、艦娘が攻撃する敵艦1隻の選び方は、その時攻撃できる敵艦全ての中から等確率でランダムであるとされている。
--長射程で行動順が早く高火力な戦艦が、砲撃戦1巡目であくまでランダム選択のもと敵駆逐艦を攻撃し倒してしまえば、&br;中射程以下の艦娘が敵駆逐艦を攻撃する機会は巡ってこない。戦艦娘に「やたら駆逐艦を狙う」というイメージがつきまとう要因である。
--&color(silver){巷では攻撃選択の際に用いられる「AI」が想像されていることも多いが、&br;敵味方問わず、ターゲッティングが等確率のランダムであることを否定する検証は存在しない。};
-では、戦艦と比較して低火力なZaraのような艦が、長射程により砲撃戦1巡目の早い段階で動くケースを考える。~
低火力艦は敵駆逐艦を一撃で沈められても、敵戦艦はクリティカルを出しても一撃で沈められない場合があり、装甲に阻まれて中破にすら出来ないことも多い。
よって、もし''低火力艦が先に動いてしまうと、敵の高火力戦力を長く生き残らせ、その分こちらの被害を増やしてしまうことが多い''ので、&br;高火力艦が早く動いた場合と比べて若干損をする場合が多い。
敵味方ともに損傷すると攻撃力が下がるというシステム上、''「こちらがやられてジリ貧になる前に、敵をやっておく」''のが非常に重要である。
--敵低装甲艦は開幕航空戦などの多種の開幕攻撃によって、砲撃戦に入る前からある程度減っていることも多く、&br;なおのこと早い段階で高火力の艦娘が敵高火力艦を狙い、中破以下にする可能性を高めることが重要である。
--以上より、''「砲撃戦1巡目の射程調整は、高火力艦を早めに動かす」''という原則がある。
たとえ狙いがランダムでも、出来るだけ高火力な艦の攻撃をさっさとぶち込んだ方が、結果としてこちらの被害が減るのだ。
-ただし上記の原則は、あくまで「出来る限りこちらの被害を抑えて勝利するための考え方」であり、あてはまらない場合も存在する。
--イベントやEO海域攻略では、こちらの被害を顧みず、敵ボスを討ち取ることのみが出撃目標となることが多い。&br;そしてそのような場所のボスは、総じて高火力かつ高装甲である。
さらに艦これには、小破未満のダメージの敵僚艦が敵旗艦であるボスを「かばう」システムがある。
//その場合、「高火力艦は最後のトドメにとっておいて、敵随伴艦の掃除や敵高耐久艦の割合ダメージによる削りをするために、
//低火力艦を先に動かしたい」という考え方も出来る。
//---また味方の被ダメージにおいても、フラルなどT不利でもない限り連撃が突き刺されば一撃轟沈なのに対して、
//駆逐艦などに戦艦の攻撃が消費されてしまうと結果として2巡目にまだ残っていて大破させられることもあり、
//この面でも巡洋艦が先に動いた方が有利な場合もある。
//--低・中難易度の海域においても、低火力艦の長射程は一概にデメリットだけではない。
//重巡程度の火力の艦が先んじて動くことにより、高装甲の敵に対して先に小規模なダメージを与えて削り、
//後続の高火力攻撃艦の撃破範囲に入れておく、という使い方ができるからだ。
その場合、「高火力艦は最後のトドメにとっておいて、低火力艦を先に動かしたい」という考え方も出来る。
先に巡洋艦で取り巻きを排除してこちらの戦艦の攻撃を収束させる、または先に小規模なダメージを与えて削り、後続の高火力攻撃艦の撃破範囲に入れておく、というわけである。
---フラル([[戦艦ル級flagship]])のような敵戦艦は配置順が高いことが多く2巡目の早い段階からこちらを大破させてくることもあり、&br;そういった敵に2巡目を与えないために、1巡目のうちに着実に撃破できる態勢をとる、という考え方も可能。
敵戦艦の攻撃を行動済のZaraが盾になって受け止めることができれば、相手に1手与えるリスクを相殺できる。戦艦が受け止めれば素で耐えられる見込みもある。
--逆に他の巡洋艦の選択性だが、航巡以外の他の巡洋艦が長射程で撃つには、現状、命中マイナス補正付の砲を装備しなければならない。
最初から長射程のZaraはそれを使わずに[[%%プリケツ砲%%SKC34 20.3cm連装砲>SKC34 20.3cm連装砲]]やZara砲よりもさらに高い火力を持つ[[20.3cm(3号)連装砲]]を多く持てるので命中面で有利。
重巡でも条件が良ければフラルを連撃で吹っ飛ばすことは可能なだけに、デメリットと感じることは少ないのではないだろうか。
//-以上のように''「被ダメージの減少効率」と「作戦目標への与ダメージ収束効率」のどちらを優先させるか''をよく考え、射程調整は行うとよい。
-以上のように''「高火力な艦を先に攻撃させる」と「高火力な艦で着実に大物を狩る」のどちらを優先させるか''をよく考え、射程調整は行うとよい。
--Zara実装前から存在していた[[副>15.2cm単装砲]][[砲>15.5cm三連装副砲]]を空母に搭載して中射程運用したり、[[熟練艦載機整備員]]を航巡や空母に搭載して長射程運用する際にも、同様の思考が必要であった。
-そもそも''[[46cm三連装砲]]はレアとは言え[[開発]]で出る''ので、Zaraより戦艦を先に動かすのは別に難しいことではないのである。
}}
#fold(Zaraの運用法){{
Zaraの運用法
-Zaraの長射程の利点は弾着観測射撃が不可の雷巡や、航巡・軽巡より確実に先行して砲撃戦一巡目で動けることである。
他の重巡の場合、射程長になるためには[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]の装備が必要。
//同装備の量産は持参する艦が大型建造(Zaraのみ)・イベント限定であるため非現実的であり、2号砲や3号砲を載せた場合よりも命中、火力、対空迎撃ボーナスで劣る。
同装備の量産は持参する艦が大型建造(Zaraのみ)・イベント限定であるため非現実的であり、また2号砲や3号砲を載せた場合よりも命中、火力、微量だが艦隊防空値、で劣る。
--逆に、Zaraは素の射程が「長」である以上、どうやっても射程「中」には成れない。
//射程「長」の戦艦や熟練艦載機整備員を載せた空母と同時に出撃させる場合はダメージ効率重視となるので行動順による被ダメを考慮したい。
//-被ダメージ軽減の面で見ると[[雷>北上改二]][[巡>大井改二]][[や>木曾改二]][[ド>利根改二]][[ラ>筑摩改二]][[ム>最上改]][[缶>三隈改]][[を>鈴谷改]][[抱えた>熊野改]][[娘>大淀改]]とは相性がいい。
//[[大和]][[型>武蔵]]と[[イタリア>Littorio]][[戦艦>Roma]]以外の戦艦や、[[五航戦>翔鶴改二甲]][[改二(甲)>瑞鶴改二甲]]とは合わせ難い面もある。
//逆に余ダメージ効率を優先すると、中射程の空母(翔鶴型)とは相性が良い。
//空母に先んじてZaraが敵随伴処理or敵の高耐久艦に小規模なダメージを与えることで撃破率が高まるのである。
射程「長」の戦艦や熟練艦載機整備員を載せた空母と同時に出撃させる場合は行動順による敵の反撃を考慮したい。
--「高火力な艦を先に攻撃させる」の観点で見ると、超長射程ではない戦艦や、中射程の空母とは合わせ難い面もある。
中射程のわりに火力がそこまで高くない艦、[[雷>北上改二]][[巡>大井改二]][[や>木曾改二]][[ド>利根改二]][[ラ>筑摩改二]][[ム>最上改]][[缶>三隈改]][[を>鈴谷改]][[抱えた>熊野改]][[娘>大淀改]]とは相性がいい。
---何らかのメリットがあるが中射程になる艦・装備も存在し、そういった艦との射程調整も可能。
--逆に「高火力な艦で着実に大物を狩る」を優先すると、中射程の空母(特に装甲空母の[[五航戦>翔鶴改二甲]][[改二甲>瑞鶴改二甲]])とは相性が良い。
空母に先んじてZaraが敵随伴処理or敵の高耐久艦に小規模なダメージを与えることで撃破率が高まるのである。
(中射程の空母は短射程の駆逐より先行するので、「高火力な艦を先に攻撃させる」の要素も含まれる。装甲空母なら敵の反撃に耐えられる見込みも高い)
-1-1キラ付けを行う際、射程「中」の艦を随伴につけて行える。&br;拾った軽巡・重巡を随伴(S勝利目当てorダメ避けデコイ)として選べるので、キラ付けが楽である。
--「[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]」搭載艦と比較しても命中面で勝るので中射程随伴のキラ付けに関してはこちらの方が安定して行える。
-上記のキラ付けのしやすさと燃費(特に弾薬面)が抑え目であることから、道中支援をエコ仕様で出す場合には青葉型や古鷹型と並んで選択肢になり得る。
//改二で燃費悪化した艦が多い現状の重巡カテゴリでは、低燃費艦はある意味貴重である。
//↑dueで結構燃費悪くなる
--また編成には同名の艦を入れられないため、同じ艦を多く持つよりも別名の艦が多いほうが支援の組み合わせの幅が広がるので便利である。
//その点においても同艦種内で種類少なめな重巡には嬉しい部分。
--消費面でエコ支援は魅力だが、戦艦と比べてどうしても低火力な重巡による支援がどの程度通用するのかは別途考慮すべき。
(効果がないのなら、低燃費だろうとコストを払って支援を出す意味がない。コストを払ってでも戦艦による重支援を出せば効果が見込める場合は多い)
---重巡統一のエコ支援以外でも、支援戦艦3隻のうち1隻を重巡に置換するような燃費軽減策もある。((砲撃支援は空母が対燃費火力でコスパ最高のダメージソースなので空母を用いたいが、そのためには戦艦2は維持する必要がある。戦艦を減らすために空母まで外し
-以上『射程「長」の重巡であること』に加えて、低燃費、雷装の低さという特徴を踏まえると、
//射程長を意識した射程調整をすると有利に働く場合(被ダメージ抑制か余ダメージ効率化の二択)かつ
//対空・命中を落したくない時にZaraが選択枝となる。
射程長を意識した射程調整(高火力艦を先に動かすか後に動かすか)をすると有利に働く場合かつ&br;改造後の水上機搭載を活かせる場合にZaraの特性がメリットになるので見極めて編成に組み込む必要がある。
//-連合艦隊では「被ダメージを抑えたい場合の第一艦隊」と
//「高い夜戦火力が求められることが多い第二艦隊」には、基本的にZaraの特徴は不向きである。
//第一艦隊に関しては、ダメージ効率を重視する場所、射程「長」と命中or対空迎撃ボーナスの両立が求められる場所では、
//Zaraの特性がメリットになるので見極めて編成に組み込む必要がある。
--改造後に積める水上戦闘機を多数装備した制空役にする場合、火力がそんなにないのに長射程というかなり劣悪な状態が発生してしまう点に要注意。
-連合艦隊第二艦隊は夜戦火力を求められる場合が多いので低雷装のZaraはその点向かないが、第二艦隊の昼砲撃戦を考慮する場合にはやはり射程調整の意義が発生する。
-陸上型の敵に関しては低雷装は無視できるので他重巡と同じように使用できる。
}}
#fold(装備の組み合わせについてとそれによるメリット){{
装備の組み合わせについてとそれによるメリット
ザラは「[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]」を乗せずに長射程なので「[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]」を使用して長射程化した艦と比較すると明確なメリットがある。
それは長射程・命中の維持・艦隊防空値合計の維持が3つ同時に達成できる点である。
-「[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]」には命中低下に加えて[[艦隊防空値>対空砲火#AntiAircraft]]が低い(0.2)弱点があり搭載艦はそれらが低下することが避けられない。
改修は可能であるが砲の改修では対空が上がらないため対空面の改善は不可能だろう。
-艦隊防空値の高い組み合わせを記載する(瑞雲を使用する場合でも艦隊防空値は零観と同じ0.4)
--[[3号砲>20.3cm(3号)連装砲]](0.8)+3号砲(0.8)+零式観測機(0.4)+三式弾(3.0)=艦隊防空値合計(5.0)
--3号砲(0.8)+3号砲(0.8)+零式観測機(0.4)+探照灯or照明弾(0.0)=艦隊防空値合計(2.0)
--[[2号砲>20.3cm(2号)連装砲]](0.6)+2号砲(0.6)+零式観測機(0.4)+FUMO電探(2.8)or14号電探(2.4)=艦隊防空値合計(4.0)(端数は切捨てになるので4.0)
--2号砲(0.6)+SKC34 20.3cm連装砲(0.4)+零式観測機(0.4)+FUMO電探(2.8)=艦隊防空値合計(4.0)
--3号砲(0.8)+3号砲(0.8)+瑞雲12型(0.6)+FUMO電探(2.8)=艦隊防空値合計(5.0) 等も可能であり装備の幅が広い点は便利である。
//-この特長により航空攻撃が厳しい場所で長射程が必要な場合の優位性が高く、この条件下での高回避の敵艦に対しても強いので
//「[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]」搭載艦で代わりができるかといえば難しい。
//-個艦対空迎撃ボーナス合計が高いというのは対空カットインをする艦を編成に入れている場合の敵機迎撃数に影響し、
//艦隊迎撃ボーナス合計の底上げはもちろんのこと、自身が迎撃担当艦として選ばれた場合に特に有用である。
//加えて自身が開幕・砲撃時の航空攻撃に晒された場合においても損傷が起きにくくなるため航空攻撃の頻度が高い場所に向く。
//↑「個艦対空迎撃ボーナス」「艦隊迎撃ボーナス」「自身が損傷が起きにくくなる」等の語は現在の対空砲火理論に合致しないので表現変更。
-装備の対空値によって付与される艦隊防空値の合計が高いと編成全員の対空能力が上昇する。対空カットインをする艦を編成に入れている場合はさらに有効。
--しかし赤主砲による艦隊防空値の付与はザラ砲に限らず総じて低く、端数調整が関の山なケースも多い。&br;1隻ごとに小数点を切り捨てるので端数繰り上げしないと効果がなく、また艦隊防空値1.0の影響もそこまで大きいものではないので、&br;こだわるよりは狙
艦隊防空値や加重対空値のために火力面を妥協してでも高角砲を積むことも考えられなくもないが、長射程のZaraでそれをやるくらいなら軽巡や駆逐に任せた方が良いだろう。
-対空能力に関与するもう1つのパラメータである加重対空値については、重巡で獲得するのは難しい。
[[補強増設]]に対空機銃を装備すればこの点は補える。
}}
**キャラクター設定について [#character]
-入手時に「Buon Giornov!」と挨拶するが、これは「Buon Giorno!(こんにちは!)」の誤字と思われる。
--後に実装された[[Pola]]および[[Aquila]]でも%%コピペ%%同様の誤字がある。
-図鑑テキストや放置ボイス、改造後追加の時報など多くの場面で姉妹艦[[ポーラ>Pola]]の名を口にする。
//--ポーラは%%実装が未定であるが%%、ザラの台詞だけで''キャラが立つ活躍''なので、今後に期待である。
//---コンプティーク2016年4月号にて実装の予定があることが報じられた。
--[[16年春イベント>開設!基地航空隊]]で実装。どこで見ました?探さないと! &color(Silver){3ヶ月でぼっち解消である};
--''ザラの台詞だけでキャラが立つ活躍''をしていたそのPola、まさにダメな娘を地でいくトンデモ艦娘であった。提督諸兄のZaraを見る目がとても同情心溢れるものに変わったとかなんとか……。
--のちに他の同郷の艦娘たちの世話も焼いていることが、各時報や限定ボイスで明かされている。また季節ボイスでのツッコミ担当も兼ねている。%%&color(silver){イタリア艦隊で貴重な常識人枠};%%
特にお調子者の[[アクィラ>Aquila]]と自分の妹に負けず劣らず酒癖に難がある[[アブルッツィ>L.d.S.D.d.Abruzzi]]のボイスで明確に言及されており、その様子を[[マエストラーレ>Maestrale]]が「胃炎になっちゃいそう」と心配している。&color(silver){すっかり
---不憫にも他の艦娘からは「騒いでいる重巡」と一括りにされてしまう場合も…&color(silver){多分雷を落としているんだろう};
--イラストレーターのじじ氏による「胃が大破した姉さま」の落書きがある。頑張れ…
--&color(silver){Pola以外の姉妹艦がどうなっているのか不安になるところである};
-妹以外の事としては『粘り強く』がモットーのハキハキした優等生志向。堅物というわけではなく、提督と2人の時は柔らかい表情を見せることが多い。
料理が得意であり、イタリア艦や提督にも振舞っていることが多い。新作パスタの研究には余念がない様子。何気に提督へのアピールも兼ねているようだ。
--[[桃]]の時報によると、間宮でも働いているらしい(Zaraのパスタは間宮の看板メニューの一つになっている模様)…が、ここでもまた半裸になったPolaの元へすっ飛んでいる。&color(silver){知ってた};
**[[限定グラフィック>艦娘カード一覧(期間限定グラフィック)]] [#graphic]
-2016年10月21日のアップデートから期間限定で、「鎮守府秋の秋刀魚祭り」modeとして秋刀魚を使った創作イタリア料理を振る舞う母港グラフィックが公開された。
--秋刀魚はイタリアでは馴染みのない魚(固有名も無くダツのような他の青魚と一緒くたにされている)であるが、青魚自体はよく食べられているため、イタリア料理とも相性抜群である。
他の限定グラフィック同様、限定期間終了後に図鑑に格納された。
-
#fold(限定イラスト:秋季限定Ver.){{
限定イラスト:秋季限定Ver.
&attachref(./248_Autumn.jpg,nolink,"サンマー?うん、いいわね。ピザやパスタにも合いそう!");
}}
*小ネタ [#trivia]
#fold(諸元){{
諸元
-竣工時
|CENTER:180|CENTER:180||CENTER:180|CENTER:180|c
|~排水量(基準)|11,870t|~全長/全幅/喫水|182.8/20.6/7.2m|
|~機関出力|95,000馬力/2軸|~速力|33.0kt|
|~航続力|8,300海里/16kt|~乗員|830名|
|~主兵装|>|>|[[20.3cm砲>203mm/53 連装砲]]連装4基8門、10cm高角砲連装8基16門&br;[[40mm機銃>毘式40mm連装機銃]]単装6基6門|
|~装甲(最大)|舷側150mm、水平70mm、主砲塔140mm|~搭載機|2機|
-最終時
|CENTER:180|CENTER:180||CENTER:180|CENTER:180|c
|~排水量(基準)|11,870t|~全長/全幅/喫水|182.8/20.6/7.2m|
|~機関出力|95,000馬力/2軸|~速力|33.0kt|
|~航続力|8,300海里/16kt|~乗員|830名|
|~主兵装|>|>|[[20.3cm砲>203mm/53 連装砲]]連装4基8門、10cm高角砲連装6基12門&br;37mm連装機銃4基8門、13.2mm連装機銃4基8門|
|~装甲(最大)|舷側150mm、水平70mm、主砲塔140mm|~搭載機|2機|
}}
-イタリア海軍の条約型重巡洋艦第二陣として四隻が建造されたザラ級一番艦。
#fold(ザラ級について){{
**ザラ級について [#m2b11372]
-イタリア海軍は仮想敵であるフランス海軍と建艦競争を繰り広げており、フランス海軍がデュケーヌ級重巡2隻を1924年に起工したのに対抗する形で、重巡第一陣であるトレント級2隻を1925年に起工した。
--しかしデュケーヌ級は主要防御部を30mmの装甲板で囲っただけという紙装甲艦だったため、フランス海軍は改正型であるシュフラン級4隻を1926年~1929年にかけて順次起工し始める。
--一方のイタリア海軍も、速力重視のために装甲を犠牲にしたトレント級((舷側装甲70mm、甲板装甲20~50mm。これでもデュケーヌ級や当時のイギリス重巡より装甲があった))の有効性に疑問を感じていたため、同様に防御を強化した改トレント級重巡を1929年に起工
---最初の2隻であるザラとフィウメが1928~1929年の建造計画で発注され、続いてゴリツィアが1929~1930年計画で、そしてポーラが1930~1931年計画でそれぞれ発注された。
--ちなみにフランス海軍もザラ級の建造を受け、それに対抗する形で決定版と言えるアルジェリーを1931年に起工している。
~
-設計においてはワシントン条約における排水量制限(巡洋艦は1万トン以下)があったため、それに合わせて不要な機能を極力排除する設計が行われた。
--しかし後述の様々な努力に関わらず最終的な排水量は1万トンを大きく超え、条約違反で名高い本邦の妙高型や高雄型をも上回る1万2000トンにも達してしまっている((彼女らが1万3000トン級となったのは後の大改装によるもので、就役時点では1万1300~1400トンで
~
***攻撃力について [#m24598cc]
-主砲は新開発の55口径203㎜砲を採用。トレント級の50口径203mm砲が装填角15度で固定だったのに対し、こちらは自由角装填になっている。
--203mm砲は同一砲架に乗せられ、二門同時に俯仰する構造となっていた。イラストでもわかるように、砲身間隔が非常に狭く、どことなくユーモラスな砲塔となっているのはこのため。
---これは工作が簡略化され砲塔を小さくできるメリットもあったが砲弾同士の相互干渉が酷く、砲撃精度はかなり悪かった。
---一方で射程は長く、960m/sの初速で最大3万4200mと、8インチ砲搭載の重巡では最大、戦艦並のロングレンジを誇った(なお、56.74口径とより砲身の長い[[プリンツ・オイゲン>Prinz Eugen]]でも3万3540m)。
---散布界過大と砲身命数減少という問題があり、初速を900m/sに落として射程は3万1324メートルと減少している。それでも日本重巡は2万6700~2万9300mであり、優秀な主砲である。
-また大きな特徴として、当時としては極めて豊富な対空砲を装備していたことも挙げられる。戦間期に16門もの高角砲を装備した艦はイタリア重巡だけで、戦艦すら上回る強大な対空火力である。
--…もっとも高角砲の性能は旧式の平射砲を改造したものである為あまり良いものではなく、1936年~39年の改装で2基4門を下ろした。
-また個艦防空用に当時世界中で流行った[[ポムポム砲>QF 2ポンド8連装ポンポン砲]](ポンポン砲)を装備していたが、上記の改装で全撤去して国産の37mm連装機銃と13.2mm連装機銃に置き換えた。
~
-一方で排水量を少しでも減少させるため、トレント級で舷側に2連装2基ずつ配置していた魚雷発射管は廃止している(後述のボルツァーノはトレント級に準じた設計のため魚雷発射管が復活している)。
***防御力について [#n66347b6]
-トレント級で問題視された防御力は特に注意が払われた。
-舷側装甲は100~150mmに((喫水線部が150mmと最も厚く、舷側下部は100mmと薄め))、甲板装甲は70mmに強化された。
--砲塔についても150mmの装甲が張られ、条約型重巡の中でも有力な防御力を持った艦になっている。
---元々は舷側200mm以上を考える等、もっと重防御にするつもりで設計していた。実現していた場合には無条約時代にアメリカが建造したバルティモア級や戦後完成のデモイン級すら上回る超重防御巡洋艦になっていた。しかし上述の条約を考えれば、いくら何でもこ
***機動力について [#m0af1760]
-機関部は装甲を増やした分妥協され、トレント級がボイラー12基&4軸推進の150,000馬力だったのに対し、ザラ級ではボイラー8基&2軸推進の95,000馬力に減らし軽量化を図っている。
-速力は公試時の最大速度が35.2ktで、戦闘時の速度は30~31kt((Maurizio Brescia, Mussolini’s Navy: A Reference Guide to the Regia Marina 1930-1945, p.76, 2012)) であった。
--前級トレント級は高速艦とされることが多いが、公試速度が35ktに対し戦闘時の速度は31kt((Maurizio Brescia, Mussolini’s Navy: A Reference Guide to the Regia Marina 1930-1945, p.72, 2012))と実はザラ級と大差が無かったりする。
--公試速度と実速度に大きな差があるのは、イタリア海軍の速力の計測法が「積載物減かつ過負荷状態」であるため。
---速力の計測法については[[島風]]や[[Maestrale]]の小ネタに詳しい。
--後にザラ級唯一の生き残りとなったゴリツィアはトレント級やボルツァーノと一緒に戦隊を編成しているが、速力の違いによる問題は起きていない。
-航続距離は16ktで4,160海里だった前級から16ktで4,850~5,400海里に向上した。
--なお最大速度で航行した場合1,150~1,900海里まで短くなってしまうが、活動範囲が地中海のみのイタリア海軍的には重要な問題とはされなかった。
***その他 [#f9e0d6ee]
-艦載機は艦首に向けて装備されたカタパルトから発進する(艦首内に格納庫がある)。これまたイタリア艦だけに見られる特色。
--この方式は艦首からの合成風力が得られる利点があったものの、荒天時には波浪で水上機が発艦できなくなる、格納庫から浸水する、といった欠点があった。
そのためか後述のボルツァーノでは2本の煙突間に設置したカタパルトから発艦する方式に変更されている。
~
-なおイタリア海軍は1930年に7隻目の重巡としてボルツァーノを起工しているが、これはトレント級の準同型艦と言うべき艦である。
--ザラ級の次の重巡がトレント級準拠になった理由としては、ザラ級の建造後も海軍の上層部が「速力は防御や頑丈さよりも重要」という考えに固執していたためと言われる。
---ちなみにボルツァーノは装甲と機関出力をトレント級と同等に差し戻して高速化を狙ったものの、戦闘時の速力は33kt(公試での速力は36.8kt)((Maurizio Brescia, Mussolini’s Navy: A Reference Guide to the Regia Marina 1930-1945, p.80, 2012))とトレント
//-当時のイタリア海軍は重巡に対して異なる二つの方針を立てており、当初フランス重巡や大型駆逐艦を抑える高速艦として重巡を整備したが、後に戦艦が不在の際に艦隊の主力となる艦も必要と考えて重装甲な重巡を整備した。ザラ級の次に建造されたボルツァー
//--この辺の経緯も若干異なる。軽装甲であるフランス重巡(デュケーヌ級)や大型駆逐艦対策にトレント級を整備したものの、フランスが重装甲の重巡(シュフラン級)を整備し始めたため、
//トレント級の防御に不安を感じたイタリアがそれに対抗する形で重装甲の重巡(ザラ級)を整備したのである。
//---ちなみにフランスもザラ級に対抗して、シュフラン級より重装甲のアルジェリーを建造している。
}}
~
-イタリア重巡の艦名は、第一次大戦後オーストリア=ハンガリー帝国から奪還したイタリア領(いわゆる「未回収のイタリア」)の都市の名前から取られている。
ザラ級の艦名の由来となった都市は、ゴリツィアの半分以外は第二次大戦後にユーゴスラビア領となり、ユーゴスラビア崩壊によりクロアチア領・スロベニア領となった。
--ザラ - 現 クロアチア・ザダル
--フィウメ - 現 クロアチア・リエカ
--ゴリツィア - 現 イタリア・ゴリツィア(一部はスロベニア・ノヴァゴリツァ)
--[[ポーラ>Pola]] - 現 クロアチア・プーラ
-名前の由来となったザラ(ザダル)は紀元前9世紀ごろから存在する歴史のある街。
クロアチア王国を経てハンガリー王国の領土であったが、13世紀初頭にヴェネツィアが占領し、以降600年間当地を治めた。ヴェネツィア滅亡後は、オーストリアとイタリアの間で所属が頻繁に変わった。第一次大戦から第二次大戦の間はイタリア領であった。
第二次大戦後はユーゴスラビア領となり、ユーゴスラビア解体によりクロアチア領となった。
--「サウンド・オブ・ミュージック」のモデルとなったオーストリア=ハンガリー帝国海軍の潜水艦エース・ゲオルク・フォン・トラップ少佐((映画などでは「大佐」に変更されている))の出身地でもある。
なお、トラップ少佐はポーラ(プーラ)にも住んでいたことがある。
#fold(戦歴){{{
戦歴
-1929年7月4日にOTO社のラ・スペツィア造船所にて起工、1930年4月27日に進水し、1931年10月20日に竣工した。
-第二次世界大戦開始時は姉妹艦のフィウメ、ゴリツィアとともにタラントを拠点とするI squadra(第1艦隊)に所属し、
3隻でI Divisione incrociatori(第1巡洋艦戦隊)を編成し、その旗艦を務めていた((ポーラは第2艦隊(ラ・スペツィア拠点)に所属し、その艦隊旗艦を務めていた。))((注:原語の「squadra」を艦隊、「divisione」を戦隊と訳している))。
--第1巡洋艦戦隊には護衛としてIX Squadriglia Cacciatorpediniere (イタリア語で第9駆逐隊、後述のアルフレード・オリアーニ級(([[マエストラーレ>Maestrale]]級の小改良型。艦名が作家から採られているため、ポエティ(詩人)級とも呼ばれる。))4隻で編成)
&br;
-''【カラブリア沖海戦】''
-ドイツのフランス侵攻に便乗して枢軸国陣営として参戦したイタリアであったが、当時リビアに配備されていたイタリア陸軍の戦闘準備がまだで補給作戦が必要となった。
そこで1940年7月6日にナポリから増援を乗せた輸送船団をベンガジへと向かわせた。この船団の護衛は軽巡2隻((アルベルト・ディ・ジュッサーノ級のバルトロメオ・コレオーニとジョバンニ・デレ・バンデ・ネレ))、駆逐艦4隻([[Libeccio]]含むマエストラーレ級4隻
-しかし時を同じくしてイギリス海軍とオーストラリア海軍からなる連合国海軍が、マルタ島の輸送船団を地中海艦隊の護衛の下アレキサンドリアまで移送するという計画(MA5作戦)を立案しており、
7月7日~8日にかけてアレキサンドリアから地中海艦隊の主力部隊(戦艦[[ウォースパイト>Warspite]]、マレーヤ、ロイヤル・サブリン、空母イーグル、軽巡5隻、駆逐艦16隻)を出撃させていた。
-イギリス艦隊がアレキサンドリアを出港したという知らせを受けたイタリア海軍は追加の護衛戦力として、ポーラを旗艦とした重巡艦隊(重巡6隻、駆逐艦4隻)と、
戦艦コンテ・ディ・カブールを旗艦とした艦隊(コンテ・ディ・カブール、ジュリオ・チェザーレ、軽巡8隻、駆逐艦16隻)を出撃させた。
途中で駆逐艦が数隻燃料不足で離脱し、駆逐艦は合わせて16隻となった。
-7月9日の正午には両艦隊が交戦を開始、こうして発生したのが地中海における主要な海戦の一つとして数えられるカラブリア沖海戦である。
-この海戦にザラは妹3隻とトレント、ボルツァーノと共に参加、ウォースパイトに向けて砲撃を行ったが、連合国の軽巡部隊が向かってきたためそちらと交戦した。
--この戦闘では軽巡部隊からの攻撃でボルツァーノが損傷し、そこに駆逐艦ヴィットリオ・アルフィエーリが衝突して損傷した。
またウォースパイトからの遠距離砲撃がジュリオ・チェザーレの機銃弾薬庫を直撃し、火災を発生させた。
--連合国側の損害は軽巡ネプチューンが軽巡ジュゼッペ・ガリバルディからの砲撃を受け航空艤装を破壊され、駆逐艦ヘレワードとデコイがジュリオ・チェザーレからの砲撃で損傷した。
-その後連合国艦隊は途中で引き返してアレキサンドリアへ帰投、イタリアの輸送船団は無事ベンガジに到着したことから海戦の決着はつかず、イタリアは戦略的目標を達成した。
--しかしイタリア側の航空戦力(基地航空隊など)が連合国側よりも優位であったにも関わらずほとんど損害を与えられなかったことから、イギリスはこの後も地中海で積極的に活動した。
一方イタリア側はこれ以降主力艦の損失を恐れて現存艦隊主義を取るようになった。
&br;
-その後1940年11月11~12日にタラント空襲が発生したがザラは損害を受けず、空襲を避けるためにゴリツィアとともにイタリアの港を渡り歩いた(12月23日にタラントへ帰港)。
&br;
-''【マタパン岬沖海戦】''
-1941年3月、ソ連侵攻におけるイギリス軍の脅威を排除するべくドイツはギリシャ侵攻を計画、その支援としてエジプトからギリシャに向かうイギリスの輸送船団の攻撃をイタリアに求めた。
--これに対しイタリア海軍のアルトゥーロ・リッカルディ参謀長は反対したものの、イギリス海軍が陸軍部隊の移送を開始したことや、ドイツや作戦開始を求めていたイタリア海軍のアンジェロ・イアキーノ中将の圧力もあって、
3月26日に輸送船団撃滅のために戦艦ヴィットリオ・ヴェネトを旗艦とする艦隊(ヴィットリオ・ヴェネト、重巡6隻、軽巡2隻、駆逐艦17隻)を出撃させた。
--しかしこの動きはイギリス側に把握されており、27日の夕方に戦艦ウォースパイトを中心とする地中海艦隊(戦艦ウォースパイト、バーラム、ヴァリアント、空母フォーミダブル、軽巡7隻、駆逐17隻)がアレキサンドリアから出撃した。
-3月28日朝、イギリスの軽巡部隊が重巡トレント、トリエステ、ボルツァーノの部隊を発見し戦闘が開始された。
-水上戦闘でザラに損傷はなかったものの、フォーミダブルやクレタ島からの航空攻撃がイタリア艦隊を襲った。
--同日15時20分、フォーミダブルから発艦したアルバコア(某潜水艦ではない)3機がヴィットリオ・ヴェネトを襲い、魚雷1本が艦尾に命中し最高速度15ktまで落とさせた。
--また19時36分にはフォーミダブルからアルバコア6機、クレタ島からソードフィッシュ2機が襲来、19時58分にポーラに魚雷1本が命中、ボイラーが浸水により停止し航行不能に陥った。
-ヴェネトはイギリスの護送船団にとって十二分な脅威であり、ヴェネトの速度低下はこれを捕捉・撃沈する好機であるとしてイギリス艦隊はこれを追跡。軽巡戦隊はレーダーで「停止している船」を発見する。これこそ待ち望んだヴェネトではないかという希望が広
-一方ザラはフィウメや第9駆逐隊(アルフレード・オリアーニ、ジョズエ・カルドゥッチ、ヴィンチェンツォ・ジョベルティ、ヴィットリオ・アルフィエーリ)を従え、月のない曇り空、視程約4,000mの中をポーラの救援に向かっていた。
-そして、彼らはイギリス戦艦戦隊の3,600m先に飛び出してしまうのである。戦艦主砲にしてみれば敵の方から眉間に銃口を押し当てたようなものだった。ウォースパイト艦橋は「双眼鏡で巡洋艦三隻((内一隻は駆逐艦アルフィエーリの誤認))を視認」距離3,000m以下
-フィウメが二斉射で無力化された後、ザラが標的となった。バーラム、ヴァリアント、そしてウォースパイトの砲撃によって瞬く間に打ちのめされたうえに、駆逐艦[[ジャーヴィス>Jervis]]の魚雷を受け、戦隊司令官カッタネオ少将共々沈没した。
ポーラは乗員救助後にジャーヴィスと駆逐艦ヌビアンが日の明けた4時頃に魚雷で撃沈した。
駆逐艦はオリアーニ、ジョベルディは離脱できたが、カルドゥッチとアルフィエーリが沈没した。
--重巡洋艦としては優れた防御を持つザラも、至近距離から15インチ主砲弾を20発も撃ち込まれてはひとたまりもなかった。上部構造物は原形を留めないまでに破壊され、主砲塔1基は海上まで吹き飛ばされた程だった。ウォースパイト座乗のカニンガム提督は、燃え
--生存者によると、カッタネオ司令官は負傷者に自らの救命胴衣を与えた後、多くの乗員と共に夜の海へ消えていったという。
-当時イタリア艦隊はレーダーを装備しておらず、夜間に接近していたイギリス艦隊を察知できなかったことが勝敗を分けた。
--イタリア海軍にとって、一晩で保有する全重巡7隻中3隻を一挙に失う手痛い敗北となった。
-海戦後、ザラを含むイタリア海軍の生存者が大勢海面に漂っていた。イギリスの駆逐艦が救助活動に奔走し900名以上を助けたが、ドイツ空軍の空襲が始まったため救助活動を打ち切らざるを得なかった。しかし、イギリス艦隊は撤収の際にイタリア側へ現場の位置を
#fold(イタリアのレーダー事情){{
イタリアのレーダー事情
-''一言でいうと日本より遅れている''。
--イタリア海軍は元々戦前からレーダーについての研究をしており、1936年にレーダー専門の研究所である「Regio Instituto Eletrotecnico e delle Comunicazioni della Marina」(RIEC、海軍電波通信研究所)が設立され、同研究所のウーゴ・ティベリオ教授とネロ
---しかし38年に政府の予算削減の影響で研究が中断してしまい、研究が再開されたのはマタパン岬沖海戦で大敗した後であった。
--その後41年4月の魚雷艇での性能試験を経て実用化されたのが「EC-3 ter」、通称「Gufoレーダー」((イタリア語でフクロウの意味))であるが、
43年のイタリア降伏までに配備されたのは12基のみで、限られた艦(戦艦、一部巡洋艦など)にしか搭載されなかった。
--イタリアのレーダーに関しては詳しい資料は少なく、国内では雑誌の記事の他は同人誌がいくつかあるくらいである。
}}
#fold(ただ1隻遺された妹){{
ただ1隻遺された妹
-姉妹3隻を失ったゴリツィア((1941年2月~5月にかけてラ・スペツィアで定期メンテナンス中だったため、難を逃れた。))は、トレント級姉妹やボルツァーノが所属するIII Divisione incrociatori(第3巡洋艦戦隊)に配置転換された。
-そしてその後は彼女達と共に戦い続けるも、1943年4月10日に爆撃で大破し((同じ港に停泊していたトリエステはこの時の爆撃により横転・沈没している。))、ラ・スペツィアで修理中の所で休戦を迎える。
--休戦後はドイツ軍に接収されたがそのまま放棄され、連合軍がラ・スぺティアを解放した時には半ば沈んだ状態になっていた((https://en.wikipedia.org/wiki/Italian_cruiser_Gorizia#/media/File:Gorizia1945.jpg))。
そのため修復は断念され、47年2月にスクラップとなった。
---日本語版wikipediaには44年6月にイタリア軍の特殊潜航艇チャリオットにより撃沈とあるが、これは同じくラ・スペツィアで放棄されていたボルツァーノの話である。
---実際には同じ日にゴリツィアにもチャリオットによる攻撃が行われたものの、こちらは攻撃に失敗している。詳しい経緯については[[Grecale]]の小ネタ参照。
}}
}}}
-ザラ級の勇姿は[[大鳳]]やドイツ艦娘一同のデザインでも知られる島田フミカネ氏がキャラクターデザインを担当した&color(Red){パンツじゃないから恥ずかしくないアニメ};ストライクウィッチーズでも2期6話に登場。
ザラ、ポーラが正体不明の敵「ネウロイ」に対しマッキ MC.202、アブロ・ランカスターらとともに果敢に攻撃を加えた。
が、そこはウィッチが主役の同アニメである。ザラ級はネウロイが起こした津波をもろにかぶり、2隻とも航行不能に追い込まれている。
後にOVA2巻では戦艦リットリオや姉妹艦フィーメ(フィウメ)、ポーラらとともに島に寄生したネウロイに砲撃を浴びせ、トドメを刺す活躍を見せた。
--実はイタリア艦が映像化された作品は非常に少なかったりする(日本艦やドイツ艦は多い)。
-1938年にヒトラーを招いてナポリ沖で行われた観艦式の記録映像([[1>https://www.youtube.com/watch?v=tcl2YCgaCxI]]、[[2>https://www.youtube.com/watch?v=jCE-UAE-J9k]])では、駆逐艦や軽巡、重巡、戦艦、潜水艦といった当時のイタリア艦艇の迫力ある姿を
(ザラ級は動画1の7:16あたりから登場)
#fold(「何事も『粘り強く』よ」){{
「何事も『粘り強く』よ」
ゲーム内において彼女が頻繁に発する「粘り強く」とは単にその重防御から来た台詞ではなく、実艦そのもののモットーである。艦の各所に刻まれていたようだが外観上は特に4番主砲塔(イタリア海軍の呼称では"Y"砲塔)の両側面に"TENACEMENTE"(英訳"Tenaciously"
ゲーム中でも[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]のイラストに刻まれている。何気に重巡棲姫の8inch長射程連装砲にもある。
}}
*この艦娘についてのコメント [#comment]
#fold(過去ログ){{
#ls(./)
}}
#pcomment(Zara/コメント3,reply,30)
終了行:
|CENTER:218|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|c
|>|>|>|>|~No.248|
|&attachref(./248_2nd.jpg,nolink, Buon Giorno! ザラ級重巡、一番艦ザラです! 粘り強さが信条です。提督、よろしくね!);|>|Zara(ザラ)|>|Zara級 1番艦 &nobr{重巡洋艦};|
|~|>|>|>|~艦船ステータス(初期値/最大値)|
|~|~耐久|42|~火力|36 / 58|
|~|~装甲|36 / 54|~雷装|0 / 28|
|~|~回避|33 / 59|~対空|18 / 62|
|~|~搭載|6|~対潜|0|
|~|~速力|高速|~索敵|10 / 36|
|~|~射程|長|~運|10 / 48|
|~|>|>|>|~最大消費量|
|~|~燃料|45|~弾薬|60|
|~|~艦載|>|>|~装備|
|~|2|>|>|[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]|
|~|2|>|>|未装備|
|~|2|>|>|未装備|
|~|>|>|>|&color(Silver){装備不可};|
|>|>|>|>|~改造チャート|
|>|>|>|>|''Zara'' → [[Zara改]](Lv40) → [[Zara due]](Lv88+[[改装設計図>改造]])|
|>|>|>|>|~図鑑説明|
|>|>|>|>|LEFT:ザラ級重巡洋艦、その一番艦、ザラです。巡洋艦同士の昼間水上砲戦なら、誰にも負けない自負はあります。&br;妹のポーラが少し心配だけど、この艦隊なら!提督、頑張りましょう!&br;重巡ザラ、艦隊に参加します!|
※初期値はLvや改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。
#fold(CV:赤﨑千夏、イラストレーター:じじ (クリックするとセリフ一覧が開きます)){{
CV:赤﨑千夏、イラストレーター:じじ
#shadowheader(2,[[定型ボイス一覧>Zara/定型ボイス]])
#table_edit(Zara/定型ボイス)
~
#shadowheader(2,[[時報ボイス一覧>Zara/時報ボイス]])
#table_edit(Zara/時報ボイス)
~
#shadowheader(2,[[季節ボイス一覧>Zara/季節ボイス]])
#table_edit(Zara/季節ボイス)
~
}}
*ゲームにおいて [#about]
-2016年2月10日実装。同日より始まった16年冬イベント『[[出撃!礼号作戦]]』の[[E-3>出撃!礼号作戦#area3]]突破報酬だった。
--もちろん難易度を問わず、丙でクリアしても入手できる。
--ちなみにE-2クリア時に出る説明文に「親善艦として来航していた…」とあり、遅くともE-3発令前の時点で艦娘には成っている模様。
---E-2~E-3間で行う期間限定遠征【親善艦参加観艦式】の帰還時には、配属に先んじて親善艦として参加したZaraの姿も見ることができる。
---しかしE-3のボス、[[重巡棲姫]]は203mm/53連装砲と同じ見た目の8inch長射程連装砲を装備しており、
かつまるで深海棲艦から艦娘ザラへと目覚めたかのような台詞を残しているので、遠征の演出には疑問がある。
---艦娘⇔深海棲艦間で転化が発生するか、また発生するとして如何なるプロセスを経て転化するかは公式には言及されていない。
そのため、そもそも重巡棲姫とZaraの間には実は何の関係も無い、撃沈/轟沈以外の要因でZaraから重巡棲姫へ変貌を遂げた等仮説はいくらでも成り立つ。
--桃井涼太氏の[[公式4コマ>http://www.famitsu.com/comic_clear/se_kancolle/]]のZara登場回である116話でもこの演出について独自の解釈がされていた。
---この回のラストではゲーム中とは違いいったん帰国し、134話で下記の[[妹>Pola]]とともに改めて鎮守府にやってきている。ただ、Zaraはいったん登場していたこともあって、134話は妹のほうに重きを置いているむきに。そしてZaraは同話では妹の火消し役に終始
--2016年4月22日のアップデートで装甲最大値が53→54 (+1) へ上方修正された。
--2017年1月25日のアップデートで[[大型艦建造]]に追加された。ただし、秘書艦を[[Libeccio]]または[[Pola]]にしないと建造できない。
-イタリア艦としては初の重巡艦娘。重巡艦娘としても[[Prinz Eugen]]以来実に1年3ヶ月ぶりの実装となった。
--ちなみにそのPrinz Eugenも[[鈴谷]]・[[熊野]]から1年3ヶ月後に実装されている。%%&color(Silver){ということは後述のポーラも…};%%
-性能で気になるのが雷装の低さ。
--初期値0。[[大淀]]と同じくそのままだと雷撃しない。レベルアップか近代化改修で1以上にすれば普通に雷撃する。
--上限値も低く、改造前の雷装MAXは28である。改造しても40までしか上昇せず、夜戦火力はかなり低い。
-レーダー開発が難航したイタリア事情もあってか索敵値が伸び悩むが、地力で決まるほど索敵がシビアな海域は少ないので実用には十分耐える。
-2016年2月24日のアップデートで、[[改造後>Zara改]]は[[瑞雲]]などの水上爆撃機と、[[Ro.44>Ro.44水上戦闘機]]などの水上戦闘機が搭載可能となった。
これにより、重巡であるZara改のみで敵に航空戦力が居なければ制空確保と弾着観測射撃が出来るようになり、使い分けの場面が大きく広がった。
ただし搭載数は少ないので、水上爆撃機の全滅には注意しよう。
-射程は素で「長」。これは[[射>大和]][[程>武蔵]][[超>Littorio]][[長>Roma]]ではない殆どの戦艦の素の射程と同じである。
-この''重巡の射程が「長」であることは、利点にも欠点にもなりうる。運用の際にはよく考慮する必要がある''ので解説を載せる。
#fold(射程調整の考え方){{
射程調整の考え方
射程調節に関する一般論
-まず、艦娘が攻撃する敵艦1隻の選び方は、その時攻撃できる敵艦全ての中から等確率でランダムであるとされている。
--長射程で行動順が早く高火力な戦艦が、砲撃戦1巡目であくまでランダム選択のもと敵駆逐艦を攻撃し倒してしまえば、&br;中射程以下の艦娘が敵駆逐艦を攻撃する機会は巡ってこない。戦艦娘に「やたら駆逐艦を狙う」というイメージがつきまとう要因である。
--&color(silver){巷では攻撃選択の際に用いられる「AI」が想像されていることも多いが、&br;敵味方問わず、ターゲッティングが等確率のランダムであることを否定する検証は存在しない。};
-では、戦艦と比較して低火力なZaraのような艦が、長射程により砲撃戦1巡目の早い段階で動くケースを考える。~
低火力艦は敵駆逐艦を一撃で沈められても、敵戦艦はクリティカルを出しても一撃で沈められない場合があり、装甲に阻まれて中破にすら出来ないことも多い。
よって、もし''低火力艦が先に動いてしまうと、敵の高火力戦力を長く生き残らせ、その分こちらの被害を増やしてしまうことが多い''ので、&br;高火力艦が早く動いた場合と比べて若干損をする場合が多い。
敵味方ともに損傷すると攻撃力が下がるというシステム上、''「こちらがやられてジリ貧になる前に、敵をやっておく」''のが非常に重要である。
--敵低装甲艦は開幕航空戦などの多種の開幕攻撃によって、砲撃戦に入る前からある程度減っていることも多く、&br;なおのこと早い段階で高火力の艦娘が敵高火力艦を狙い、中破以下にする可能性を高めることが重要である。
--以上より、''「砲撃戦1巡目の射程調整は、高火力艦を早めに動かす」''という原則がある。
たとえ狙いがランダムでも、出来るだけ高火力な艦の攻撃をさっさとぶち込んだ方が、結果としてこちらの被害が減るのだ。
-ただし上記の原則は、あくまで「出来る限りこちらの被害を抑えて勝利するための考え方」であり、あてはまらない場合も存在する。
--イベントやEO海域攻略では、こちらの被害を顧みず、敵ボスを討ち取ることのみが出撃目標となることが多い。&br;そしてそのような場所のボスは、総じて高火力かつ高装甲である。
さらに艦これには、小破未満のダメージの敵僚艦が敵旗艦であるボスを「かばう」システムがある。
//その場合、「高火力艦は最後のトドメにとっておいて、敵随伴艦の掃除や敵高耐久艦の割合ダメージによる削りをするために、
//低火力艦を先に動かしたい」という考え方も出来る。
//---また味方の被ダメージにおいても、フラルなどT不利でもない限り連撃が突き刺されば一撃轟沈なのに対して、
//駆逐艦などに戦艦の攻撃が消費されてしまうと結果として2巡目にまだ残っていて大破させられることもあり、
//この面でも巡洋艦が先に動いた方が有利な場合もある。
//--低・中難易度の海域においても、低火力艦の長射程は一概にデメリットだけではない。
//重巡程度の火力の艦が先んじて動くことにより、高装甲の敵に対して先に小規模なダメージを与えて削り、
//後続の高火力攻撃艦の撃破範囲に入れておく、という使い方ができるからだ。
その場合、「高火力艦は最後のトドメにとっておいて、低火力艦を先に動かしたい」という考え方も出来る。
先に巡洋艦で取り巻きを排除してこちらの戦艦の攻撃を収束させる、または先に小規模なダメージを与えて削り、後続の高火力攻撃艦の撃破範囲に入れておく、というわけである。
---フラル([[戦艦ル級flagship]])のような敵戦艦は配置順が高いことが多く2巡目の早い段階からこちらを大破させてくることもあり、&br;そういった敵に2巡目を与えないために、1巡目のうちに着実に撃破できる態勢をとる、という考え方も可能。
敵戦艦の攻撃を行動済のZaraが盾になって受け止めることができれば、相手に1手与えるリスクを相殺できる。戦艦が受け止めれば素で耐えられる見込みもある。
--逆に他の巡洋艦の選択性だが、航巡以外の他の巡洋艦が長射程で撃つには、現状、命中マイナス補正付の砲を装備しなければならない。
最初から長射程のZaraはそれを使わずに[[%%プリケツ砲%%SKC34 20.3cm連装砲>SKC34 20.3cm連装砲]]やZara砲よりもさらに高い火力を持つ[[20.3cm(3号)連装砲]]を多く持てるので命中面で有利。
重巡でも条件が良ければフラルを連撃で吹っ飛ばすことは可能なだけに、デメリットと感じることは少ないのではないだろうか。
//-以上のように''「被ダメージの減少効率」と「作戦目標への与ダメージ収束効率」のどちらを優先させるか''をよく考え、射程調整は行うとよい。
-以上のように''「高火力な艦を先に攻撃させる」と「高火力な艦で着実に大物を狩る」のどちらを優先させるか''をよく考え、射程調整は行うとよい。
--Zara実装前から存在していた[[副>15.2cm単装砲]][[砲>15.5cm三連装副砲]]を空母に搭載して中射程運用したり、[[熟練艦載機整備員]]を航巡や空母に搭載して長射程運用する際にも、同様の思考が必要であった。
-そもそも''[[46cm三連装砲]]はレアとは言え[[開発]]で出る''ので、Zaraより戦艦を先に動かすのは別に難しいことではないのである。
}}
#fold(Zaraの運用法){{
Zaraの運用法
-Zaraの長射程の利点は弾着観測射撃が不可の雷巡や、航巡・軽巡より確実に先行して砲撃戦一巡目で動けることである。
他の重巡の場合、射程長になるためには[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]の装備が必要。
//同装備の量産は持参する艦が大型建造(Zaraのみ)・イベント限定であるため非現実的であり、2号砲や3号砲を載せた場合よりも命中、火力、対空迎撃ボーナスで劣る。
同装備の量産は持参する艦が大型建造(Zaraのみ)・イベント限定であるため非現実的であり、また2号砲や3号砲を載せた場合よりも命中、火力、微量だが艦隊防空値、で劣る。
--逆に、Zaraは素の射程が「長」である以上、どうやっても射程「中」には成れない。
//射程「長」の戦艦や熟練艦載機整備員を載せた空母と同時に出撃させる場合はダメージ効率重視となるので行動順による被ダメを考慮したい。
//-被ダメージ軽減の面で見ると[[雷>北上改二]][[巡>大井改二]][[や>木曾改二]][[ド>利根改二]][[ラ>筑摩改二]][[ム>最上改]][[缶>三隈改]][[を>鈴谷改]][[抱えた>熊野改]][[娘>大淀改]]とは相性がいい。
//[[大和]][[型>武蔵]]と[[イタリア>Littorio]][[戦艦>Roma]]以外の戦艦や、[[五航戦>翔鶴改二甲]][[改二(甲)>瑞鶴改二甲]]とは合わせ難い面もある。
//逆に余ダメージ効率を優先すると、中射程の空母(翔鶴型)とは相性が良い。
//空母に先んじてZaraが敵随伴処理or敵の高耐久艦に小規模なダメージを与えることで撃破率が高まるのである。
射程「長」の戦艦や熟練艦載機整備員を載せた空母と同時に出撃させる場合は行動順による敵の反撃を考慮したい。
--「高火力な艦を先に攻撃させる」の観点で見ると、超長射程ではない戦艦や、中射程の空母とは合わせ難い面もある。
中射程のわりに火力がそこまで高くない艦、[[雷>北上改二]][[巡>大井改二]][[や>木曾改二]][[ド>利根改二]][[ラ>筑摩改二]][[ム>最上改]][[缶>三隈改]][[を>鈴谷改]][[抱えた>熊野改]][[娘>大淀改]]とは相性がいい。
---何らかのメリットがあるが中射程になる艦・装備も存在し、そういった艦との射程調整も可能。
--逆に「高火力な艦で着実に大物を狩る」を優先すると、中射程の空母(特に装甲空母の[[五航戦>翔鶴改二甲]][[改二甲>瑞鶴改二甲]])とは相性が良い。
空母に先んじてZaraが敵随伴処理or敵の高耐久艦に小規模なダメージを与えることで撃破率が高まるのである。
(中射程の空母は短射程の駆逐より先行するので、「高火力な艦を先に攻撃させる」の要素も含まれる。装甲空母なら敵の反撃に耐えられる見込みも高い)
-1-1キラ付けを行う際、射程「中」の艦を随伴につけて行える。&br;拾った軽巡・重巡を随伴(S勝利目当てorダメ避けデコイ)として選べるので、キラ付けが楽である。
--「[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]」搭載艦と比較しても命中面で勝るので中射程随伴のキラ付けに関してはこちらの方が安定して行える。
-上記のキラ付けのしやすさと燃費(特に弾薬面)が抑え目であることから、道中支援をエコ仕様で出す場合には青葉型や古鷹型と並んで選択肢になり得る。
//改二で燃費悪化した艦が多い現状の重巡カテゴリでは、低燃費艦はある意味貴重である。
//↑dueで結構燃費悪くなる
--また編成には同名の艦を入れられないため、同じ艦を多く持つよりも別名の艦が多いほうが支援の組み合わせの幅が広がるので便利である。
//その点においても同艦種内で種類少なめな重巡には嬉しい部分。
--消費面でエコ支援は魅力だが、戦艦と比べてどうしても低火力な重巡による支援がどの程度通用するのかは別途考慮すべき。
(効果がないのなら、低燃費だろうとコストを払って支援を出す意味がない。コストを払ってでも戦艦による重支援を出せば効果が見込める場合は多い)
---重巡統一のエコ支援以外でも、支援戦艦3隻のうち1隻を重巡に置換するような燃費軽減策もある。((砲撃支援は空母が対燃費火力でコスパ最高のダメージソースなので空母を用いたいが、そのためには戦艦2は維持する必要がある。戦艦を減らすために空母まで外し
-以上『射程「長」の重巡であること』に加えて、低燃費、雷装の低さという特徴を踏まえると、
//射程長を意識した射程調整をすると有利に働く場合(被ダメージ抑制か余ダメージ効率化の二択)かつ
//対空・命中を落したくない時にZaraが選択枝となる。
射程長を意識した射程調整(高火力艦を先に動かすか後に動かすか)をすると有利に働く場合かつ&br;改造後の水上機搭載を活かせる場合にZaraの特性がメリットになるので見極めて編成に組み込む必要がある。
//-連合艦隊では「被ダメージを抑えたい場合の第一艦隊」と
//「高い夜戦火力が求められることが多い第二艦隊」には、基本的にZaraの特徴は不向きである。
//第一艦隊に関しては、ダメージ効率を重視する場所、射程「長」と命中or対空迎撃ボーナスの両立が求められる場所では、
//Zaraの特性がメリットになるので見極めて編成に組み込む必要がある。
--改造後に積める水上戦闘機を多数装備した制空役にする場合、火力がそんなにないのに長射程というかなり劣悪な状態が発生してしまう点に要注意。
-連合艦隊第二艦隊は夜戦火力を求められる場合が多いので低雷装のZaraはその点向かないが、第二艦隊の昼砲撃戦を考慮する場合にはやはり射程調整の意義が発生する。
-陸上型の敵に関しては低雷装は無視できるので他重巡と同じように使用できる。
}}
#fold(装備の組み合わせについてとそれによるメリット){{
装備の組み合わせについてとそれによるメリット
ザラは「[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]」を乗せずに長射程なので「[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]」を使用して長射程化した艦と比較すると明確なメリットがある。
それは長射程・命中の維持・艦隊防空値合計の維持が3つ同時に達成できる点である。
-「[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]」には命中低下に加えて[[艦隊防空値>対空砲火#AntiAircraft]]が低い(0.2)弱点があり搭載艦はそれらが低下することが避けられない。
改修は可能であるが砲の改修では対空が上がらないため対空面の改善は不可能だろう。
-艦隊防空値の高い組み合わせを記載する(瑞雲を使用する場合でも艦隊防空値は零観と同じ0.4)
--[[3号砲>20.3cm(3号)連装砲]](0.8)+3号砲(0.8)+零式観測機(0.4)+三式弾(3.0)=艦隊防空値合計(5.0)
--3号砲(0.8)+3号砲(0.8)+零式観測機(0.4)+探照灯or照明弾(0.0)=艦隊防空値合計(2.0)
--[[2号砲>20.3cm(2号)連装砲]](0.6)+2号砲(0.6)+零式観測機(0.4)+FUMO電探(2.8)or14号電探(2.4)=艦隊防空値合計(4.0)(端数は切捨てになるので4.0)
--2号砲(0.6)+SKC34 20.3cm連装砲(0.4)+零式観測機(0.4)+FUMO電探(2.8)=艦隊防空値合計(4.0)
--3号砲(0.8)+3号砲(0.8)+瑞雲12型(0.6)+FUMO電探(2.8)=艦隊防空値合計(5.0) 等も可能であり装備の幅が広い点は便利である。
//-この特長により航空攻撃が厳しい場所で長射程が必要な場合の優位性が高く、この条件下での高回避の敵艦に対しても強いので
//「[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]」搭載艦で代わりができるかといえば難しい。
//-個艦対空迎撃ボーナス合計が高いというのは対空カットインをする艦を編成に入れている場合の敵機迎撃数に影響し、
//艦隊迎撃ボーナス合計の底上げはもちろんのこと、自身が迎撃担当艦として選ばれた場合に特に有用である。
//加えて自身が開幕・砲撃時の航空攻撃に晒された場合においても損傷が起きにくくなるため航空攻撃の頻度が高い場所に向く。
//↑「個艦対空迎撃ボーナス」「艦隊迎撃ボーナス」「自身が損傷が起きにくくなる」等の語は現在の対空砲火理論に合致しないので表現変更。
-装備の対空値によって付与される艦隊防空値の合計が高いと編成全員の対空能力が上昇する。対空カットインをする艦を編成に入れている場合はさらに有効。
--しかし赤主砲による艦隊防空値の付与はザラ砲に限らず総じて低く、端数調整が関の山なケースも多い。&br;1隻ごとに小数点を切り捨てるので端数繰り上げしないと効果がなく、また艦隊防空値1.0の影響もそこまで大きいものではないので、&br;こだわるよりは狙
艦隊防空値や加重対空値のために火力面を妥協してでも高角砲を積むことも考えられなくもないが、長射程のZaraでそれをやるくらいなら軽巡や駆逐に任せた方が良いだろう。
-対空能力に関与するもう1つのパラメータである加重対空値については、重巡で獲得するのは難しい。
[[補強増設]]に対空機銃を装備すればこの点は補える。
}}
**キャラクター設定について [#character]
-入手時に「Buon Giornov!」と挨拶するが、これは「Buon Giorno!(こんにちは!)」の誤字と思われる。
--後に実装された[[Pola]]および[[Aquila]]でも%%コピペ%%同様の誤字がある。
-図鑑テキストや放置ボイス、改造後追加の時報など多くの場面で姉妹艦[[ポーラ>Pola]]の名を口にする。
//--ポーラは%%実装が未定であるが%%、ザラの台詞だけで''キャラが立つ活躍''なので、今後に期待である。
//---コンプティーク2016年4月号にて実装の予定があることが報じられた。
--[[16年春イベント>開設!基地航空隊]]で実装。どこで見ました?探さないと! &color(Silver){3ヶ月でぼっち解消である};
--''ザラの台詞だけでキャラが立つ活躍''をしていたそのPola、まさにダメな娘を地でいくトンデモ艦娘であった。提督諸兄のZaraを見る目がとても同情心溢れるものに変わったとかなんとか……。
--のちに他の同郷の艦娘たちの世話も焼いていることが、各時報や限定ボイスで明かされている。また季節ボイスでのツッコミ担当も兼ねている。%%&color(silver){イタリア艦隊で貴重な常識人枠};%%
特にお調子者の[[アクィラ>Aquila]]と自分の妹に負けず劣らず酒癖に難がある[[アブルッツィ>L.d.S.D.d.Abruzzi]]のボイスで明確に言及されており、その様子を[[マエストラーレ>Maestrale]]が「胃炎になっちゃいそう」と心配している。&color(silver){すっかり
---不憫にも他の艦娘からは「騒いでいる重巡」と一括りにされてしまう場合も…&color(silver){多分雷を落としているんだろう};
--イラストレーターのじじ氏による「胃が大破した姉さま」の落書きがある。頑張れ…
--&color(silver){Pola以外の姉妹艦がどうなっているのか不安になるところである};
-妹以外の事としては『粘り強く』がモットーのハキハキした優等生志向。堅物というわけではなく、提督と2人の時は柔らかい表情を見せることが多い。
料理が得意であり、イタリア艦や提督にも振舞っていることが多い。新作パスタの研究には余念がない様子。何気に提督へのアピールも兼ねているようだ。
--[[桃]]の時報によると、間宮でも働いているらしい(Zaraのパスタは間宮の看板メニューの一つになっている模様)…が、ここでもまた半裸になったPolaの元へすっ飛んでいる。&color(silver){知ってた};
**[[限定グラフィック>艦娘カード一覧(期間限定グラフィック)]] [#graphic]
-2016年10月21日のアップデートから期間限定で、「鎮守府秋の秋刀魚祭り」modeとして秋刀魚を使った創作イタリア料理を振る舞う母港グラフィックが公開された。
--秋刀魚はイタリアでは馴染みのない魚(固有名も無くダツのような他の青魚と一緒くたにされている)であるが、青魚自体はよく食べられているため、イタリア料理とも相性抜群である。
他の限定グラフィック同様、限定期間終了後に図鑑に格納された。
-
#fold(限定イラスト:秋季限定Ver.){{
限定イラスト:秋季限定Ver.
&attachref(./248_Autumn.jpg,nolink,"サンマー?うん、いいわね。ピザやパスタにも合いそう!");
}}
*小ネタ [#trivia]
#fold(諸元){{
諸元
-竣工時
|CENTER:180|CENTER:180||CENTER:180|CENTER:180|c
|~排水量(基準)|11,870t|~全長/全幅/喫水|182.8/20.6/7.2m|
|~機関出力|95,000馬力/2軸|~速力|33.0kt|
|~航続力|8,300海里/16kt|~乗員|830名|
|~主兵装|>|>|[[20.3cm砲>203mm/53 連装砲]]連装4基8門、10cm高角砲連装8基16門&br;[[40mm機銃>毘式40mm連装機銃]]単装6基6門|
|~装甲(最大)|舷側150mm、水平70mm、主砲塔140mm|~搭載機|2機|
-最終時
|CENTER:180|CENTER:180||CENTER:180|CENTER:180|c
|~排水量(基準)|11,870t|~全長/全幅/喫水|182.8/20.6/7.2m|
|~機関出力|95,000馬力/2軸|~速力|33.0kt|
|~航続力|8,300海里/16kt|~乗員|830名|
|~主兵装|>|>|[[20.3cm砲>203mm/53 連装砲]]連装4基8門、10cm高角砲連装6基12門&br;37mm連装機銃4基8門、13.2mm連装機銃4基8門|
|~装甲(最大)|舷側150mm、水平70mm、主砲塔140mm|~搭載機|2機|
}}
-イタリア海軍の条約型重巡洋艦第二陣として四隻が建造されたザラ級一番艦。
#fold(ザラ級について){{
**ザラ級について [#m2b11372]
-イタリア海軍は仮想敵であるフランス海軍と建艦競争を繰り広げており、フランス海軍がデュケーヌ級重巡2隻を1924年に起工したのに対抗する形で、重巡第一陣であるトレント級2隻を1925年に起工した。
--しかしデュケーヌ級は主要防御部を30mmの装甲板で囲っただけという紙装甲艦だったため、フランス海軍は改正型であるシュフラン級4隻を1926年~1929年にかけて順次起工し始める。
--一方のイタリア海軍も、速力重視のために装甲を犠牲にしたトレント級((舷側装甲70mm、甲板装甲20~50mm。これでもデュケーヌ級や当時のイギリス重巡より装甲があった))の有効性に疑問を感じていたため、同様に防御を強化した改トレント級重巡を1929年に起工
---最初の2隻であるザラとフィウメが1928~1929年の建造計画で発注され、続いてゴリツィアが1929~1930年計画で、そしてポーラが1930~1931年計画でそれぞれ発注された。
--ちなみにフランス海軍もザラ級の建造を受け、それに対抗する形で決定版と言えるアルジェリーを1931年に起工している。
~
-設計においてはワシントン条約における排水量制限(巡洋艦は1万トン以下)があったため、それに合わせて不要な機能を極力排除する設計が行われた。
--しかし後述の様々な努力に関わらず最終的な排水量は1万トンを大きく超え、条約違反で名高い本邦の妙高型や高雄型をも上回る1万2000トンにも達してしまっている((彼女らが1万3000トン級となったのは後の大改装によるもので、就役時点では1万1300~1400トンで
~
***攻撃力について [#m24598cc]
-主砲は新開発の55口径203㎜砲を採用。トレント級の50口径203mm砲が装填角15度で固定だったのに対し、こちらは自由角装填になっている。
--203mm砲は同一砲架に乗せられ、二門同時に俯仰する構造となっていた。イラストでもわかるように、砲身間隔が非常に狭く、どことなくユーモラスな砲塔となっているのはこのため。
---これは工作が簡略化され砲塔を小さくできるメリットもあったが砲弾同士の相互干渉が酷く、砲撃精度はかなり悪かった。
---一方で射程は長く、960m/sの初速で最大3万4200mと、8インチ砲搭載の重巡では最大、戦艦並のロングレンジを誇った(なお、56.74口径とより砲身の長い[[プリンツ・オイゲン>Prinz Eugen]]でも3万3540m)。
---散布界過大と砲身命数減少という問題があり、初速を900m/sに落として射程は3万1324メートルと減少している。それでも日本重巡は2万6700~2万9300mであり、優秀な主砲である。
-また大きな特徴として、当時としては極めて豊富な対空砲を装備していたことも挙げられる。戦間期に16門もの高角砲を装備した艦はイタリア重巡だけで、戦艦すら上回る強大な対空火力である。
--…もっとも高角砲の性能は旧式の平射砲を改造したものである為あまり良いものではなく、1936年~39年の改装で2基4門を下ろした。
-また個艦防空用に当時世界中で流行った[[ポムポム砲>QF 2ポンド8連装ポンポン砲]](ポンポン砲)を装備していたが、上記の改装で全撤去して国産の37mm連装機銃と13.2mm連装機銃に置き換えた。
~
-一方で排水量を少しでも減少させるため、トレント級で舷側に2連装2基ずつ配置していた魚雷発射管は廃止している(後述のボルツァーノはトレント級に準じた設計のため魚雷発射管が復活している)。
***防御力について [#n66347b6]
-トレント級で問題視された防御力は特に注意が払われた。
-舷側装甲は100~150mmに((喫水線部が150mmと最も厚く、舷側下部は100mmと薄め))、甲板装甲は70mmに強化された。
--砲塔についても150mmの装甲が張られ、条約型重巡の中でも有力な防御力を持った艦になっている。
---元々は舷側200mm以上を考える等、もっと重防御にするつもりで設計していた。実現していた場合には無条約時代にアメリカが建造したバルティモア級や戦後完成のデモイン級すら上回る超重防御巡洋艦になっていた。しかし上述の条約を考えれば、いくら何でもこ
***機動力について [#m0af1760]
-機関部は装甲を増やした分妥協され、トレント級がボイラー12基&4軸推進の150,000馬力だったのに対し、ザラ級ではボイラー8基&2軸推進の95,000馬力に減らし軽量化を図っている。
-速力は公試時の最大速度が35.2ktで、戦闘時の速度は30~31kt((Maurizio Brescia, Mussolini’s Navy: A Reference Guide to the Regia Marina 1930-1945, p.76, 2012)) であった。
--前級トレント級は高速艦とされることが多いが、公試速度が35ktに対し戦闘時の速度は31kt((Maurizio Brescia, Mussolini’s Navy: A Reference Guide to the Regia Marina 1930-1945, p.72, 2012))と実はザラ級と大差が無かったりする。
--公試速度と実速度に大きな差があるのは、イタリア海軍の速力の計測法が「積載物減かつ過負荷状態」であるため。
---速力の計測法については[[島風]]や[[Maestrale]]の小ネタに詳しい。
--後にザラ級唯一の生き残りとなったゴリツィアはトレント級やボルツァーノと一緒に戦隊を編成しているが、速力の違いによる問題は起きていない。
-航続距離は16ktで4,160海里だった前級から16ktで4,850~5,400海里に向上した。
--なお最大速度で航行した場合1,150~1,900海里まで短くなってしまうが、活動範囲が地中海のみのイタリア海軍的には重要な問題とはされなかった。
***その他 [#f9e0d6ee]
-艦載機は艦首に向けて装備されたカタパルトから発進する(艦首内に格納庫がある)。これまたイタリア艦だけに見られる特色。
--この方式は艦首からの合成風力が得られる利点があったものの、荒天時には波浪で水上機が発艦できなくなる、格納庫から浸水する、といった欠点があった。
そのためか後述のボルツァーノでは2本の煙突間に設置したカタパルトから発艦する方式に変更されている。
~
-なおイタリア海軍は1930年に7隻目の重巡としてボルツァーノを起工しているが、これはトレント級の準同型艦と言うべき艦である。
--ザラ級の次の重巡がトレント級準拠になった理由としては、ザラ級の建造後も海軍の上層部が「速力は防御や頑丈さよりも重要」という考えに固執していたためと言われる。
---ちなみにボルツァーノは装甲と機関出力をトレント級と同等に差し戻して高速化を狙ったものの、戦闘時の速力は33kt(公試での速力は36.8kt)((Maurizio Brescia, Mussolini’s Navy: A Reference Guide to the Regia Marina 1930-1945, p.80, 2012))とトレント
//-当時のイタリア海軍は重巡に対して異なる二つの方針を立てており、当初フランス重巡や大型駆逐艦を抑える高速艦として重巡を整備したが、後に戦艦が不在の際に艦隊の主力となる艦も必要と考えて重装甲な重巡を整備した。ザラ級の次に建造されたボルツァー
//--この辺の経緯も若干異なる。軽装甲であるフランス重巡(デュケーヌ級)や大型駆逐艦対策にトレント級を整備したものの、フランスが重装甲の重巡(シュフラン級)を整備し始めたため、
//トレント級の防御に不安を感じたイタリアがそれに対抗する形で重装甲の重巡(ザラ級)を整備したのである。
//---ちなみにフランスもザラ級に対抗して、シュフラン級より重装甲のアルジェリーを建造している。
}}
~
-イタリア重巡の艦名は、第一次大戦後オーストリア=ハンガリー帝国から奪還したイタリア領(いわゆる「未回収のイタリア」)の都市の名前から取られている。
ザラ級の艦名の由来となった都市は、ゴリツィアの半分以外は第二次大戦後にユーゴスラビア領となり、ユーゴスラビア崩壊によりクロアチア領・スロベニア領となった。
--ザラ - 現 クロアチア・ザダル
--フィウメ - 現 クロアチア・リエカ
--ゴリツィア - 現 イタリア・ゴリツィア(一部はスロベニア・ノヴァゴリツァ)
--[[ポーラ>Pola]] - 現 クロアチア・プーラ
-名前の由来となったザラ(ザダル)は紀元前9世紀ごろから存在する歴史のある街。
クロアチア王国を経てハンガリー王国の領土であったが、13世紀初頭にヴェネツィアが占領し、以降600年間当地を治めた。ヴェネツィア滅亡後は、オーストリアとイタリアの間で所属が頻繁に変わった。第一次大戦から第二次大戦の間はイタリア領であった。
第二次大戦後はユーゴスラビア領となり、ユーゴスラビア解体によりクロアチア領となった。
--「サウンド・オブ・ミュージック」のモデルとなったオーストリア=ハンガリー帝国海軍の潜水艦エース・ゲオルク・フォン・トラップ少佐((映画などでは「大佐」に変更されている))の出身地でもある。
なお、トラップ少佐はポーラ(プーラ)にも住んでいたことがある。
#fold(戦歴){{{
戦歴
-1929年7月4日にOTO社のラ・スペツィア造船所にて起工、1930年4月27日に進水し、1931年10月20日に竣工した。
-第二次世界大戦開始時は姉妹艦のフィウメ、ゴリツィアとともにタラントを拠点とするI squadra(第1艦隊)に所属し、
3隻でI Divisione incrociatori(第1巡洋艦戦隊)を編成し、その旗艦を務めていた((ポーラは第2艦隊(ラ・スペツィア拠点)に所属し、その艦隊旗艦を務めていた。))((注:原語の「squadra」を艦隊、「divisione」を戦隊と訳している))。
--第1巡洋艦戦隊には護衛としてIX Squadriglia Cacciatorpediniere (イタリア語で第9駆逐隊、後述のアルフレード・オリアーニ級(([[マエストラーレ>Maestrale]]級の小改良型。艦名が作家から採られているため、ポエティ(詩人)級とも呼ばれる。))4隻で編成)
&br;
-''【カラブリア沖海戦】''
-ドイツのフランス侵攻に便乗して枢軸国陣営として参戦したイタリアであったが、当時リビアに配備されていたイタリア陸軍の戦闘準備がまだで補給作戦が必要となった。
そこで1940年7月6日にナポリから増援を乗せた輸送船団をベンガジへと向かわせた。この船団の護衛は軽巡2隻((アルベルト・ディ・ジュッサーノ級のバルトロメオ・コレオーニとジョバンニ・デレ・バンデ・ネレ))、駆逐艦4隻([[Libeccio]]含むマエストラーレ級4隻
-しかし時を同じくしてイギリス海軍とオーストラリア海軍からなる連合国海軍が、マルタ島の輸送船団を地中海艦隊の護衛の下アレキサンドリアまで移送するという計画(MA5作戦)を立案しており、
7月7日~8日にかけてアレキサンドリアから地中海艦隊の主力部隊(戦艦[[ウォースパイト>Warspite]]、マレーヤ、ロイヤル・サブリン、空母イーグル、軽巡5隻、駆逐艦16隻)を出撃させていた。
-イギリス艦隊がアレキサンドリアを出港したという知らせを受けたイタリア海軍は追加の護衛戦力として、ポーラを旗艦とした重巡艦隊(重巡6隻、駆逐艦4隻)と、
戦艦コンテ・ディ・カブールを旗艦とした艦隊(コンテ・ディ・カブール、ジュリオ・チェザーレ、軽巡8隻、駆逐艦16隻)を出撃させた。
途中で駆逐艦が数隻燃料不足で離脱し、駆逐艦は合わせて16隻となった。
-7月9日の正午には両艦隊が交戦を開始、こうして発生したのが地中海における主要な海戦の一つとして数えられるカラブリア沖海戦である。
-この海戦にザラは妹3隻とトレント、ボルツァーノと共に参加、ウォースパイトに向けて砲撃を行ったが、連合国の軽巡部隊が向かってきたためそちらと交戦した。
--この戦闘では軽巡部隊からの攻撃でボルツァーノが損傷し、そこに駆逐艦ヴィットリオ・アルフィエーリが衝突して損傷した。
またウォースパイトからの遠距離砲撃がジュリオ・チェザーレの機銃弾薬庫を直撃し、火災を発生させた。
--連合国側の損害は軽巡ネプチューンが軽巡ジュゼッペ・ガリバルディからの砲撃を受け航空艤装を破壊され、駆逐艦ヘレワードとデコイがジュリオ・チェザーレからの砲撃で損傷した。
-その後連合国艦隊は途中で引き返してアレキサンドリアへ帰投、イタリアの輸送船団は無事ベンガジに到着したことから海戦の決着はつかず、イタリアは戦略的目標を達成した。
--しかしイタリア側の航空戦力(基地航空隊など)が連合国側よりも優位であったにも関わらずほとんど損害を与えられなかったことから、イギリスはこの後も地中海で積極的に活動した。
一方イタリア側はこれ以降主力艦の損失を恐れて現存艦隊主義を取るようになった。
&br;
-その後1940年11月11~12日にタラント空襲が発生したがザラは損害を受けず、空襲を避けるためにゴリツィアとともにイタリアの港を渡り歩いた(12月23日にタラントへ帰港)。
&br;
-''【マタパン岬沖海戦】''
-1941年3月、ソ連侵攻におけるイギリス軍の脅威を排除するべくドイツはギリシャ侵攻を計画、その支援としてエジプトからギリシャに向かうイギリスの輸送船団の攻撃をイタリアに求めた。
--これに対しイタリア海軍のアルトゥーロ・リッカルディ参謀長は反対したものの、イギリス海軍が陸軍部隊の移送を開始したことや、ドイツや作戦開始を求めていたイタリア海軍のアンジェロ・イアキーノ中将の圧力もあって、
3月26日に輸送船団撃滅のために戦艦ヴィットリオ・ヴェネトを旗艦とする艦隊(ヴィットリオ・ヴェネト、重巡6隻、軽巡2隻、駆逐艦17隻)を出撃させた。
--しかしこの動きはイギリス側に把握されており、27日の夕方に戦艦ウォースパイトを中心とする地中海艦隊(戦艦ウォースパイト、バーラム、ヴァリアント、空母フォーミダブル、軽巡7隻、駆逐17隻)がアレキサンドリアから出撃した。
-3月28日朝、イギリスの軽巡部隊が重巡トレント、トリエステ、ボルツァーノの部隊を発見し戦闘が開始された。
-水上戦闘でザラに損傷はなかったものの、フォーミダブルやクレタ島からの航空攻撃がイタリア艦隊を襲った。
--同日15時20分、フォーミダブルから発艦したアルバコア(某潜水艦ではない)3機がヴィットリオ・ヴェネトを襲い、魚雷1本が艦尾に命中し最高速度15ktまで落とさせた。
--また19時36分にはフォーミダブルからアルバコア6機、クレタ島からソードフィッシュ2機が襲来、19時58分にポーラに魚雷1本が命中、ボイラーが浸水により停止し航行不能に陥った。
-ヴェネトはイギリスの護送船団にとって十二分な脅威であり、ヴェネトの速度低下はこれを捕捉・撃沈する好機であるとしてイギリス艦隊はこれを追跡。軽巡戦隊はレーダーで「停止している船」を発見する。これこそ待ち望んだヴェネトではないかという希望が広
-一方ザラはフィウメや第9駆逐隊(アルフレード・オリアーニ、ジョズエ・カルドゥッチ、ヴィンチェンツォ・ジョベルティ、ヴィットリオ・アルフィエーリ)を従え、月のない曇り空、視程約4,000mの中をポーラの救援に向かっていた。
-そして、彼らはイギリス戦艦戦隊の3,600m先に飛び出してしまうのである。戦艦主砲にしてみれば敵の方から眉間に銃口を押し当てたようなものだった。ウォースパイト艦橋は「双眼鏡で巡洋艦三隻((内一隻は駆逐艦アルフィエーリの誤認))を視認」距離3,000m以下
-フィウメが二斉射で無力化された後、ザラが標的となった。バーラム、ヴァリアント、そしてウォースパイトの砲撃によって瞬く間に打ちのめされたうえに、駆逐艦[[ジャーヴィス>Jervis]]の魚雷を受け、戦隊司令官カッタネオ少将共々沈没した。
ポーラは乗員救助後にジャーヴィスと駆逐艦ヌビアンが日の明けた4時頃に魚雷で撃沈した。
駆逐艦はオリアーニ、ジョベルディは離脱できたが、カルドゥッチとアルフィエーリが沈没した。
--重巡洋艦としては優れた防御を持つザラも、至近距離から15インチ主砲弾を20発も撃ち込まれてはひとたまりもなかった。上部構造物は原形を留めないまでに破壊され、主砲塔1基は海上まで吹き飛ばされた程だった。ウォースパイト座乗のカニンガム提督は、燃え
--生存者によると、カッタネオ司令官は負傷者に自らの救命胴衣を与えた後、多くの乗員と共に夜の海へ消えていったという。
-当時イタリア艦隊はレーダーを装備しておらず、夜間に接近していたイギリス艦隊を察知できなかったことが勝敗を分けた。
--イタリア海軍にとって、一晩で保有する全重巡7隻中3隻を一挙に失う手痛い敗北となった。
-海戦後、ザラを含むイタリア海軍の生存者が大勢海面に漂っていた。イギリスの駆逐艦が救助活動に奔走し900名以上を助けたが、ドイツ空軍の空襲が始まったため救助活動を打ち切らざるを得なかった。しかし、イギリス艦隊は撤収の際にイタリア側へ現場の位置を
#fold(イタリアのレーダー事情){{
イタリアのレーダー事情
-''一言でいうと日本より遅れている''。
--イタリア海軍は元々戦前からレーダーについての研究をしており、1936年にレーダー専門の研究所である「Regio Instituto Eletrotecnico e delle Comunicazioni della Marina」(RIEC、海軍電波通信研究所)が設立され、同研究所のウーゴ・ティベリオ教授とネロ
---しかし38年に政府の予算削減の影響で研究が中断してしまい、研究が再開されたのはマタパン岬沖海戦で大敗した後であった。
--その後41年4月の魚雷艇での性能試験を経て実用化されたのが「EC-3 ter」、通称「Gufoレーダー」((イタリア語でフクロウの意味))であるが、
43年のイタリア降伏までに配備されたのは12基のみで、限られた艦(戦艦、一部巡洋艦など)にしか搭載されなかった。
--イタリアのレーダーに関しては詳しい資料は少なく、国内では雑誌の記事の他は同人誌がいくつかあるくらいである。
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#fold(ただ1隻遺された妹){{
ただ1隻遺された妹
-姉妹3隻を失ったゴリツィア((1941年2月~5月にかけてラ・スペツィアで定期メンテナンス中だったため、難を逃れた。))は、トレント級姉妹やボルツァーノが所属するIII Divisione incrociatori(第3巡洋艦戦隊)に配置転換された。
-そしてその後は彼女達と共に戦い続けるも、1943年4月10日に爆撃で大破し((同じ港に停泊していたトリエステはこの時の爆撃により横転・沈没している。))、ラ・スペツィアで修理中の所で休戦を迎える。
--休戦後はドイツ軍に接収されたがそのまま放棄され、連合軍がラ・スぺティアを解放した時には半ば沈んだ状態になっていた((https://en.wikipedia.org/wiki/Italian_cruiser_Gorizia#/media/File:Gorizia1945.jpg))。
そのため修復は断念され、47年2月にスクラップとなった。
---日本語版wikipediaには44年6月にイタリア軍の特殊潜航艇チャリオットにより撃沈とあるが、これは同じくラ・スペツィアで放棄されていたボルツァーノの話である。
---実際には同じ日にゴリツィアにもチャリオットによる攻撃が行われたものの、こちらは攻撃に失敗している。詳しい経緯については[[Grecale]]の小ネタ参照。
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-ザラ級の勇姿は[[大鳳]]やドイツ艦娘一同のデザインでも知られる島田フミカネ氏がキャラクターデザインを担当した&color(Red){パンツじゃないから恥ずかしくないアニメ};ストライクウィッチーズでも2期6話に登場。
ザラ、ポーラが正体不明の敵「ネウロイ」に対しマッキ MC.202、アブロ・ランカスターらとともに果敢に攻撃を加えた。
が、そこはウィッチが主役の同アニメである。ザラ級はネウロイが起こした津波をもろにかぶり、2隻とも航行不能に追い込まれている。
後にOVA2巻では戦艦リットリオや姉妹艦フィーメ(フィウメ)、ポーラらとともに島に寄生したネウロイに砲撃を浴びせ、トドメを刺す活躍を見せた。
--実はイタリア艦が映像化された作品は非常に少なかったりする(日本艦やドイツ艦は多い)。
-1938年にヒトラーを招いてナポリ沖で行われた観艦式の記録映像([[1>https://www.youtube.com/watch?v=tcl2YCgaCxI]]、[[2>https://www.youtube.com/watch?v=jCE-UAE-J9k]])では、駆逐艦や軽巡、重巡、戦艦、潜水艦といった当時のイタリア艦艇の迫力ある姿を
(ザラ級は動画1の7:16あたりから登場)
#fold(「何事も『粘り強く』よ」){{
「何事も『粘り強く』よ」
ゲーム内において彼女が頻繁に発する「粘り強く」とは単にその重防御から来た台詞ではなく、実艦そのもののモットーである。艦の各所に刻まれていたようだが外観上は特に4番主砲塔(イタリア海軍の呼称では"Y"砲塔)の両側面に"TENACEMENTE"(英訳"Tenaciously"
ゲーム中でも[[203mm/53 連装砲>203mm/53 連装砲]]のイラストに刻まれている。何気に重巡棲姫の8inch長射程連装砲にもある。
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*この艦娘についてのコメント [#comment]
#fold(過去ログ){{
#ls(./)
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#pcomment(Zara/コメント3,reply,30)
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