ケッコンカッコカリ実装記念短編小説第二弾「ケッコンカッコカリ比叡ver.」

Last-modified: 2014-09-09 (火) 02:47:03

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ケッコンカッコカリ実装記念短編小説第二弾「ケッコンカッコカリ比叡ver.」



ケッコンカッコカリ実装記念短編小説第二弾「ケッコンカッコカリ比叡ver.」

ここは鎮守府の執務室の一角



比叡「あのこれって?」

提督「俺の気持ちだ受け取ってほしい」

比叡「私は受け取る事はできません・・・金剛お姉さまが悲しんでしまいます」

提督「・・・・そうか・・・・、時間を取らせて済まなかったな」

比叡「いえ・・・・その気持ちを少しでも金剛お姉さまに向けてあげてください。では失礼します」


そう言うと執務室を出て行く比叡と取り残された提督


提督「振られたか・・・・・」

長門「あいつも素直じゃないな」

提督「いつからそこに?」

長門「な~に執務室を出て行く比叡と振られたかと言った提督を見れば察しがつくさ」

提督「金剛お姉さまが悲しむってか・・・・金剛も慕ってくれるのはうれしいが俺は・・・」

長門「何しけた面してるんだ!!それでも私たちの提督か!!1度や2度振られたくらいでもう諦めるのか?」

提督「だが・・・彼女の意思が固くては・・・」

長門「それでも男だろ!!何度でもアタックして彼女の心を攻略して見せろ!!」

提督「ハハハハ・・・少し考えさせてくれ・・」

長門「提督には失望したぞ!!そんな気弱な提督見たくは無かった!!邪魔したな!!」


苛立ちを隠さず乱暴にドアを開け出て行く長門、それを止めることもできずただただ見送る提督


提督「失望したぞ・・・・か。俺だって!!クソっ!!」


苛立ちを紛らわせるため拳を机に叩き付ける

翔鶴「提督!?何やってるんですか!!おやめください!!」

提督「翔鶴か・・・今日の執務は終わったので戻っていいぞ・・・しばらく一人にさせてくれ・・・」

翔鶴「そうはいきません!!秘書として、今の提督は見過ごすわけにはいきません!!」

提督「ごらんの有様さ・・・・見るか?」

翔鶴「これって?指輪・・・・どなたに?」

提督「比叡にさ・・・・見事に撃沈したがな・・・・」

翔鶴「なるほど・・・・比叡さんはお姉さん思いですからね、でも本心は違うはずです!!」

提督「本心もなにも比叡本人が拒絶してたらどうにも・・・」

翔鶴「そうですね・・・・私に良い考えがあります、少しの間お時間ください」

提督「考え?」

翔鶴「ハイ、お任せください!!」


失恋より数日後

金剛「それじゃいってくるネー!!比叡も提督もお留守番頼むネー!!」

天龍「よっしゃああ天龍水雷戦隊出撃するぜ~」


2人だけ残されガラ~ンとする鎮守府

比叡「お姉さまも皆さんも行ってしまいましたね・・・・・」

提督「ああ・・・(これが翔鶴の言ってた良い考えなのか)」

比叡「それじゃ私は・・・・付近の見回りしてきます」

提督「(ええいままよ、これが翔鶴がくれたチャンスだ!!)待ってくれ!!、もう一度君の考えを聞かせてほしい」

比叡「何度も言うように・・・・私は・・・提督の気持ちに答えるわ・・・・・」


比叡がそう言いかけたとき


金剛「話は聞かせてもらったデース!!」

比叡「お姉さま?なんでここに?」

金剛「細かい話はナッシングネー!!比叡!提督のお嫁さんの座を掛けて私とバトルするネー!!」

比叡「そんな!?お姉さまの思いを思ったら私にはできません!!」

金剛「ソウ?なら比叡がやらなくても私から行くネー、主砲Fire!!」

比叡「お姉さまお止め下さい!!」

金剛「うかうかしてると提督のハートを掴んでしまうのは私デース!!」

比叡「霧島も金剛お姉さまを止めて下さい・・・・」

霧島「いいえ!!貴方は戦うの・・・いえ戦って提督への思いを金剛お姉さまに見せるべきよ!!」

比叡「霧島まで・・・・榛名あなたも霧島を説得して金剛お姉さまに止めるように言って!!」

榛名「榛名はそれはできません・・・・金剛お姉さまの気持ちも、比叡お姉さまの気持ちも判ります・・だから2人は思いをぶつけ合うべきだと思います」

比叡「榛名まで・・・・私・・・・金剛お姉さまとなんて・・・・」

金剛「shit!!比叡がやる気無くても私は攻撃の手を緩めないネー!!これでフィニッシュネー!!」

比叡「く・・・・回避が間に合わない・・・・当たる!!」


咄嗟に目を瞑った比叡・・・しかし弾は飛んで来なかった

提督「ぐは・・・・・さすがに生身で受けるのは人型サイズの弾でも厳しいな・・・・」

比叡「提督!!なんで?」

提督「好きな子にかっこいいとこ見せて悪いか?ここで男を見せなきゃいつ見せるんだ?」

比叡「くっ・・・・・いくら金剛お姉さまでも・・・・許さない・・・許さないんだからああ!!提督は誰にも渡さない!!」

金剛「比叡もやる気出てきたし今度こそ決着を付けるネー!!」

比叡「望むところよ・・・・・気合!!入れて!!行きます!!」

~エピローグ~


後日

提督「痛つつつ・・・・」

比叡「まったく無茶するからです、でも・・・・・あの時の提督すごくカッコよかった」

提督「そうか・・・ははは」

金剛「HEY提督に比叡、コングラッチュレーション!!2人で幸せになるネー」

比叡「お姉さま・・・はい!!私頑張ります!!」

金剛「比叡!!うかうかしてたら提督のハートを掴んでしまうのは私デース!!」

比叡「そうならないよう絶対に幸せになります!!」


そう言い放った比叡の薬指には提督にもらった婚約指輪が大事そうに輝いていた

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あとがき

第二弾ということで今回のヒロインは比叡です

お姉さま思いでちょっと意地っ張りな比叡を書いてみたつもりです

金剛型四姉妹勢ぞろいでイメージが沸いたのでこのような形に帰結しました

他の艦娘が絡む要素が思いつかなかったので今作品は登場人物がやや少なめになりました


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