2号機関車

Last-modified: 2023-11-13 (月) 21:55:32

「アメリカじゃ、2どや3ど、脱線したって、どうっていうことはないんですよ」
原作第25巻の2号機関車(作画ミス) 原作第25巻の2号機関車(定置ポンプ改造後)

名前2号機関車/スタンリー
英名No. 2/Stanley
性別
車体番号2
車軸配置4-6-0PT
製造年1917年
来島年1920年
所属鉄道ミッド・ソドー鉄道
分類蒸気機関車
タンク機関車
狭軌の機関車
他国の鉄道車両
原作のみのキャラクター
原作初登場巻第25巻『きえた機関車』第1話「おじいちゃんポッポ」
原作初台詞「アメリカじゃ、2どや3ど、脱線したって、どうっていうことはないんですよ」
説明・かつてデュークと一緒に働いていた、ミッド・ソドー鉄道の2号機関車。
アメリカ出身で、1917年に製造。
・第一次世界大戦中にフランスに派遣されて塹壕鉄道で活躍し、世界大戦終了後の1920年にアメリカ陸軍の余剰品として中古で購入され、ミッド・ソドー鉄道用に改軌される。
・だが適切に再計測されていなかった為、線路を乱暴に走る傾向がありしばしば脱線する事があった*1
・本人はそれに対して全く反省しなかったので、最終的に彼の態度に呆れた支配人「役に立つようにしてやろう」と言われ、車輪を外され、機関庫裏のポンプのエンジンにされてしまう。
・その後、本編では描かれてないがカス・ニー・ハーウィン鉱山に移されるも1946年に故障。これが原因で鉱山に洪水が起き、閉山になった事でミッド・ソドー鉄道は閉鎖になってしまった*2
・作中では一貫して『2号機関車』と呼ばれているものの、『Stanley』(スタンリー)という名前がある。しかしこれは単なるニックネームに過ぎず、正式な名前ではない*3
・第2話『デュークとファルコン』の最初のページで機関庫の奥で眠っているが、これは作画ミスである*4
・人形劇では役割がスマジャーに置き換えられ、改造されたものが発電機になっている。
性格・とにかくいい加減で、失敗を犯しても気にしない。
・自信過剰で、人の忠告を聞かない。
・失敗したり他人に迷惑かけても開き直る傾向がある。
・『安全』より『速さ』を優先するタイプ。
モデルボールドウィン・クラス10-12-Dタンク機関車
その他オードリー牧師は、ミッド・ソドー鉄道レイアウトのためにGEM社より販売されていたOO9スケールのボールドウィン590 4-6-0キットを大幅にカットして、ミニトリックスの0-6-0のシャーシにフィットするように改造した模型を製作した。
・本で描かれたキャラクターとは異なり、実際には模型は赤ではなく黒で、彼の名前と番号が描かれていた。また、バルブギアがないことを隠すためか、一時期右側にトラムスカートをつけていた。
・レイアウト上では作業員を運ぶ列車として使用されたが、この模型は他の機関車に比べてパワーがなく脱線しやすかった。
・レイアウトから引退して解体され、残った部品はレイアウトの景観を整えるためのポンプとして使われることになった。
・この出来事がきっかけでエピソードが出来上がったとされている。
参照画像 2号機関車のモデル機 2号機関車の模型 ポンプに改造された2号機関車の模型

*1 これは実際のモデル機にも存在した特性である。
*2 その後の消息は不明。
*3 このニックネームは原作設定資料集が出版されるまで、明らかにされなかった。
*4 ファルコンスチュアートが来た頃には既に彼はポンプのエンジンにされている為。