キャラクター/【ヘラクレス】

Last-modified: 2024-03-30 (土) 11:41:21

ディズニー作品「ヘラクレス」のキャラクター。
天界オリンポスの英雄(ヒーロー)であり神の子でもある。
フィルからは「ハーク」、メガラからは「ワンダーボーイ」と呼ばれている。

  • 愛称がハークなのはヘラクレスの英語読みが「ハーキュリー」であるため。

生まれたばかりの頃に冥界の神ハデスの策略で神の力をほとんど失い人間界に追放されるが、ほんのわずか残った神の力に振り回されながらもたくましく育ち、やがてメガラとの出会いやハデスとの戦いを通して真の英雄になっていく。
ハデスは彼を倒そうとあらゆる化け物を何度もけしかけるが、そのすべてを返り討ちにしている。
 
CVは松本保典、鈴木正和(BbS少年期)。

  • 原作でのCVはTOKIOの松岡昌宏、元ジャニーズJr.の秋山純(少年期)。

FM版及び北米版における声優はショーン・アスティン(KHI)→テイト・ドノヴァン(KHII~)、ジョシュ・キートン(BbS少年期)。


KHシリーズでの彼の登場ワールドであるオリンポスコロシアムにはFFシリーズのゲストキャラが多く登場するため、必然的にそれらと絡むことも多い。
登場回数はKHシリーズの中でも多いのだが、パーティーメンバーになるのはcoded(及びRe:coded)とKHIIIのみであり、それ以外の作品ではイベントバトルの共闘相手としてくらいしか一緒に戦うことは無い。

  • 原作終了後の彼は不死身の神の力を持っており、単純に設定的に強すぎるというのがある。ソラと並び立つよりも、ソラが憧れるような大人の男として描くのを優先したのかもしれない。

ディズニー作品のヘラクレスはゼウスとヘラの息子であるため生まれは純粋に神族となっているが、原典であるギリシア神話のヘラクレスはゼウスとアルクメネという人間の女性の間に生まれた子供であり、半神半人の存在である。


KH

コロシアムに乱入してきたケルベロスにやられたクラウドを救出するシーンで初登場。
ソラはケルベロスを倒すことに成功するが、実はこの時すでにケルベロスはヘラクレスにさんざん痛めつけられた後であり、ソラのためにもそれは伏せられることになった。
クラウドを救出した後、ソラに強さとは何かと考えさせることに。
ヘラクレスカップクリア後にソラの出した「ドナルドグーフィーこそが自分の強さである」という結論を認めた。
 
ストーリーでの出番は少ないが美味しい展開で初登場するなど印象深いシーンは多い。
原作と比べると頼りになるヒーローの先輩としての面が強い。


闘技大会のヘラクレスカップの決勝戦で戦うことができる。

  • この時は必ずソラ一人で相手をすることになる。

オーラをまとっている時は完全無敵だが、タルを投げて当てることによって無敵を解除することができる。
攻撃力は非常に高いが、全体的に大振りの攻撃が多いので回避は楽。また、観客へのサービスなのかポージングをとったりと隙が多いので、無敵状態さえ解除すればこちらから攻撃するのも容易。
体感的には4位のクラウドのほうが強く感じるプレイヤーも少なくないだろう。

  • ただし、ギミック上持ち上げを多用することになるため、コマンドが被るアクションコマンドが非常に暴発しやすい。
    無敵状態のヘラクレスにこれらの技を発動しても無意味なので、念のため外しておいた方が無難かもしれない。
  • 魔法に異様に強く、ファイア・ブリザド・サンダー0.01倍という異常な耐性を誇る。一応グラビデ系はそこそこ通るが、基本的にはガチの殴り合いとなるだろう。
    設定的にも原作後のヘラクレスは神の力を持っているため「不思議な力」の魔法程度では対抗できないことにそんなに違和感はない。

COM

ソラの記憶から作られたオリンポスコロシアムの住人。記憶の幻で本人ではない。
サバイバルレースのチラシにはその英雄像は完璧と称されており、それを見たソラは彼と戦いたいと思う。

  • ハデスはそれを読んだ後にまたまた「完璧なムカつき野郎」と称していた。
    • ハデスはKHIでも一周目のストーリーが終わってソラ達が去った直後に同じことを言っている。

フィル主催のサバイバルレースに参加する。
予選を突破したソラの実力を認め、彼の参加を認めようとしないフィルを説得する。
やがてサバイバルレースは自身とソラ、そしてハデスに雇われたクラウドを参加者にしてスタートされる。
 
レースのゴール寸前にてクラウドと対決していた。
自分との激しい戦いで大きなダメージを受けているクラウドを気遣っていたが、実際はヘラクレス自身もかなり消耗していた。
そこにハデスが現れ、前述の戦いで疲弊しているところ止めを刺されかけたが、ソラによってハデスを倒され事なきを得た。
ハデスの乱入によって参加者全員ヘロヘロで大会は中止となってしまう。
ヘラクレスと戦いたがっていたため、納得のいかないソラに対してお互いベストコンディションの時に戦おうと約束し、彼らと別れた。

KHII

ハデスが休む間もなく怪物を対戦相手として送りつけてきており、それらと闘技場で戦い観客を楽しませていたが、その連戦によって満身創痍となっていた。
ハデスが送りつけて来たヒュドラを闘技場で倒し、ヘラクレスを休ませるようハデスに交渉しに行ったメガラを救うべく冥界へ駆けつけてソラ達に加勢し、ピートを退ける。
しかしそれらはヘラクレスをオリンポスから遠ざけるためのハデスの罠であり、闘技場へ戻ってきた時に目にしたのは復活したヒュドラによって闘技場がメチャクチャに破壊された光景であった。
ヒュドラはソラやヘラクレスの仲間によって倒されたが、この光景に自分は英雄失格だと戦意を喪失してしまう。


エピソード2では体調も戻らないまま、封印を解かれた冥界コロシアムに単身挑むことになる。
ハデスに操られたアーロンと戦ってギリギリまで追いつめられるが、ソラたちの活躍によってアーロンは正気を取り戻す。
ハデスは最後の手段として人質にとったメガラを冥界の底へ突き落とすが、真の英雄の力を取り戻したことによってメガラを冥界の底から救い出し、完全復活する。
ソラ達と協力をしてハデスを打ち負かした。

  • 前作と比べると少々情けない部分が目立つが原作のヘラクレスとしてはこっちのほうが近かったりする。

パーティーメンバーとはならないが、サポートキャラとしてボス戦などのイベントバトルに参戦する。
ピート戦では「ピンボール」、ハデス戦では「オーラショット」など敵を倒す上で重要なリアクションコマンドを発動する要である。

Days

登場はするが、プレイヤーの目の前に現れる機会は少ない。また、本作の主人公であるロクサスとは最後まで顔を合わせる事はなかった。
フィルに弟子入りしたいという人物を紹介していたが、当のフィルはロクサスをその弟子入り志願者と勘違いし、二人のやり取りにすれ違いが生じる事となった。
なお、その弟子入り志願者は姿を見せずに終わったため、誰なのかは特に判明していない。


漫画版では顔を合わせている。
任務でトレーニングをさせられることになったデミックスとロクサスの前に登場。
トレーニングをサボりたがったデミックスに対し、レスリングに勝てばトレーニングを免除するという条件で対戦相手としてフィルが連れてきた。
デミックスの水による目潰し攻撃をまともに食らって怯むという意外な姿を見せる。が、背後から不意打ちを受けたヘラクレスの鍛え上げられた肉体は微動だにせず、逆にデミックスの腕が「ポキッ」となる結果となった。
その後乱入してきたサイクスによるデミックスへの(過剰な)制裁について、ヘラクレスは「あの人強かったねぇ」というコメントを残している。

BbS

少年時代の英雄の卵であった頃のヘラクレスが登場。体は割れているが今と比べるとだいぶ細い。
しかしながらこの頃から元々バカ力であり、戦闘中、ヴェントゥスをスイングして敵を倒す技があったり、ミニゲームのつぼ壊しにおいては樽をスイングしたりする。
殴りつけるときに大きくふらついたりなど、力のコントロール方法が分からず、逆に力に振り回されていたように見える。

つぼ壊しのミニゲームの対戦相手でもある。

ヴェントゥス編

ザックスとどちらがフィルにコーチをしてもらうかを決めるため、闘技大会に出ることになっていた。
トレーニングに付き合ってくれたヴェントゥスと出会い、彼の「友達を探しているんだ」という言葉に対しては「ならもう見つかってるじゃないか、僕たちはもう友達だろ?」と微笑んだ。
決勝でザックスと互角の戦いを繰り広げていたが、フィルが慌ててアンヴァースが現れた事を告げる。
それらはヴェンが引き受けてくれたのだが、友達である彼のために試合を抜け出して加勢、共に大量のアンヴァース軍団を倒した。
この加勢がザックスよりも一瞬早かったことでフィルの正式な弟子にされ、英雄になるトレーニングを始めることになる。

  • もっとも、ザックスより早かったという理由は口実に過ぎず、フィルは最初からヘラクレスのコーチになるつもりだった。当て馬にされたザックスが気の毒になってくるところ。

ヴェンはヘラクレスと「英雄になったハークを見に来る」と約束を交わし、この世界を後にする。

  • 十年が過ぎてヘラクレスは実際に英雄となり、KHIIIではヴェンも目を覚ました。今後この約束が果たされることを祈ろう。

テラ編

アンヴァースと戦い負けそうになっていたところを颯爽と現れたテラに助けられる。
彼の強さを見て闘技大会への参加を呼びかけた。

アクア編

アンヴァースと戦うアクアに加勢してくる。
コロシアムに突如現れたチャンプ・テラに強い憧れを見せており、これをきっかけにアクアは闘技大会に参加する。
決勝戦のアクアとザックスの試合を楽しみにしていたがトレーニングで観戦することはできなかった。

coded

ジミニーメモのデータ上の存在として登場。
コロシアムがバグの影響で迷宮と化してしまい、それを解決すべく単身で迷宮へ入り込んでいる。後からバグを消すために迷宮へ入り込んだデータ・ソラと合流し、シリーズ初の正式なパーティーメンバーとして行動を共にする事になる。
戦闘では腰に差した剣は使わず、己の拳のみで戦う。

  • 命中率はデータ・ソラより15%低いが、クリティカル率は12%とデータ・ソラの3倍もある。ヘラクレスらしい豪快なステータスと言えるだろう。

χ

予知書が再現した世界の住人として登場。
プレイヤーにコロシアムのトーナメントの出場権を譲ってくれる。

一通りのストーリーが終わった後にオリンポスコロシアムへ再訪すると、コロシアムでギアゴーレムを相手に戦っている。

KHIII

オリンポスコロシアム改め、オリンポスでの仲間キャラクターとして参戦。
やっと正式にソラ、ドナルド、グーフィーの3人と冒険できるワールドゲストとして登場することができた。

  • これまでも戦闘の支援キャラや対戦相手として戦いに参加することはあったが、今まで彼が正式にパーティーメンバーとなったのは、前回オリンポスコロシアムが登場したcodedのみ(かつ、正確には仲間になったのはデータ・ヘラクレス)、更にデータ・ソラではなくソラ自身の仲間になったのは初めてである。

ゲーム的な理由で彼のレベルもほぼ1~3くらいから始まるのだが、どのキャラも過去作と比べてHPの初期値が3倍近く高くなっているので、数値的には弱くなっている印象はあまり受けない。
彼の戦闘スタイルは過去作同様、自慢の肉体を活かした物理攻撃と、英雄の力を周囲に放つものがメイン。アビリティ技ではその凄まじい膂力をもって岩をぶん投げるという荒技を披露する。
連携技も扱いやすく強力であり、総評としてとても頼りになる。さすがは原作主人公。


テーベの街の市民広場で街で救助活動をしていたところに、ハデスとロックタイタンによって吹き飛ばされたソラ達が飛んできたことで再会する。

  • ハデスによる街の襲撃そのものは「いつものこと」と流している。結構な災害レベルの大惨事になっているのだが、だいぶ感覚が麻痺している…。

この直後、高台の丘の上で取り残されている市民を見つけ、普通に駆けつけたら間に合わないと判断した彼はソラ達一行を破壊された自身の石像に乗せて丘の上にぶん投げるというかなり荒っぽい手段に出た。

  • 力を失っていようが割と頑丈なソラ達でなかったらそれこそ二次災害が起きていそうな暴挙だが、市民の救助が間に合った上に何とかなったので結果オーライということで。

ソラ達がオリンポスにやってきたのは、(ストーリー的には3Dでマスター・ゼアノートの策にはまって器にされかけたことで、メタ的にはいつものようにレベル1スタートのため)失われたソラの力(特に目覚めの力)を取り戻すために、かつて自力で「失った力」を取り戻した彼にその方法を聞くため。
その肝心の方法はというと、原作ヘラクレスを見ていたり、KHIIのオリンポスコロシアムのストーリーを見ているとわかるが、彼の場合は「メガラを助けたい」一心であったことがわかる。
つまりは、心のままにそれをしたい、という意思がその力を取り戻したということで、ソラにも「そういう事」という答えを返している。

  • このことはKHIIIでのソラの指針となり、誰かを助けたいと思う事への合言葉となっている。
  • 目覚めの力を取り戻すにも「誰かを助けたい一心」が必要であることが後に判明し、ヘラクレスの回答は大正解だったことが分かる。

今作でソラ達は初めてヘラクレスが神族であることを知ることになる。
ストーリーラスト、天界から地上へと戻る際にソラから父親のいる世界なのにいいのかと問われるが、「僕の世界はこっちだから」と迎えに来たメガラの元へ帰っていった。

MoM

オリンポスコロシアムでのゲストキャラクターとして登場。
エンディングでは他のキャラクターと同じく飛ぶ姿を披露してくれるが、他のキャラクターが普通に飛んでいるのに対し彼はとてもヒーローらしい飛び方をする。