ワールド/【モンストロ】

Last-modified: 2024-03-25 (月) 23:09:09
原作ピノキオ
仲間キャラなし
通常BGMA Very Small Wish
戦闘BGMMonstrous Monstro
登場作品KHCOM3DMoM

ディズニー作品「ピノキオ」に登場する巨大なクジラ。
ディズニーキャラクターであると同時にワールドとして登場している珍しいキャラクター。

  • そして大抵腹の中で好き放題に大暴れされている。

非常に凶暴な性格でなんでも丸呑みにしてしまう。
体内には非常に入り組んだ構造をした空間が広がっている。
口を開けると海水が流れ込んでくるため、普通の船だと押し戻されてしまう。そのため一度呑み込まれたら、船で脱出することは難しい。

  • 原作映画でもKHI・COMでも脱出するためにモンストロのくしゃみを利用している。

体内は生き物の体の中と思えないような寒色系メインの色合いで、なんとも不健康そうである。体内をハートレスやらナイトメアやら闇の魔物たちの巣窟にされているのだから仕方ないが。
 
KHシリーズでのCVはなし。

  • 原作のCVは英語版・日本語版共に故・サール・レイブンズクロフト。

かなりややこしいのだが、後にKHIIIに登場した「モンストロポリス」とは無関係。

  • 「monstro」はポルトガル語で「怪物」を意味する単語である。あちらはモンスター(怪物)の世界、こちらは怪物クジラということで名前が被るのはある意味仕方ない。

登場キャラクター→キャラクター/モンストロ


KH

ソラたちは星の大海でモンストロにグミシップごと飲み込まれてしまう。
そこで同じように飲み込まれてしまったピノキオゼペットに出会う。

  • ゼペットじいさんの船の背景には金魚のクレオもいる。

その後リクとも再会するが、少し様子がおかしくソラを挑発するような態度をとる。
さらには「心を無くした者を復活させるのに役に立つかもしれない」と言ってピノキオを連れ去ってしまう。
カイリを救うためには手段を選ばないリクと、それに反発するソラ。
最終的にピノキオを助け出すことはできたが、リクは闇の中を抜けてどこかへ去ってしまった。

  • ソラとリクが明確に対立することになってしまったワールドともいえる。

この時のモンストロは生身で星の大海に住み着き、泳ぎ回っていたらしい。すごい。


モンストロ体内で冒険が繰り広げられる。非常に迷いやすいワールド。
特に腹部はどの部屋も似たような構造をしているため迷いやすい。
しかし、実は腹部の出入り口には法則があり、最深部へ行くための出入り口は緑色になっている。
そのため緑の入り口のみを選んでいけば、簡単にリクに追いつけたりする。
また、ここの攻略中はハイジャンプがない状態であり、行ける場所が自然と限られるため、逆にハイジャンプを習得して行ける場所が多くなってからの方が迷いやすい。

  • 口から繋がる経路が2つもあり、喉の上方に胃があり、さらに胃と腸が繋がっておらず、腸と口が直結している、という生物としてあまりにもツッコミどころ満載な身体構造をしている。
    一体どうやって食物を消化しているのかは完全に謎。
  • 進行ルート上通る必要がない部分に宝箱が大量に配置されており、子犬ちぎれたページなどの重要な宝箱も配置されている。
    これらを回収するためにハイジャンプ習得後に再度回ることになるが、この時に大いに迷うことになるだろう。
    ちなみにハイジャンプがあればグライドが必須の宝箱は存在しない。

鍵穴が存在しない特殊なワールド。
そのためワールドクリア時のアイコンは鍵穴マークではなく専用の別のアイコンが用意されており、エンド・オブ・ザ・ワールドの「世界の牢獄」にもモンストロのマップは登場しない。
また、常に泳ぎ回っているため、ワープドライブで来てもいないことがあったりする。

  • FM版では必ず出現するようになった。

ストーリー中に必ず立ち寄るワールドだが、クリアは必須ではなく、到着後すぐにワールドマップに出てこのワールドを放置したままゲームクリアすることも可能。
一旦放置し、ホロウバスティオンをクリアしてリクが行方不明となった後でここの攻略を始めると、途中のリクのセリフがほとんどなくなり、現れるリクが本物なのかソラが疑うという芸の細かい変更が起きる。

  • 作品中で矛盾が起きないようにするための措置であり、さすがにこれが次回作以降の設定に引き継がれたりはしていない。後の3Dを見るにここをちゃんとクリアするのが正史扱いとなっている。

COM

ソラの記憶の世界として登場する。ボスはKHIと同じくパラサイトケイジ
ワールド内で出会うのは、家出をした末にクジラのモンストロに飲み込まれてしまったピノキオと、家出をしたピノキオを探して共にクジラのモンストロに飲み込まれてしまったゼペットじいさん。


ワールドにやってきたソラたちはピノキオとゼペットに出会うが、ピノキオはゼペットに無断でモンストロ内を出歩いてしまう。
ソラたちはモンストロの奥まで探してようやくピノキオを発見するが、ピノキオは「自分のせいでクジラに飲み込まれたから脱出する方法を探してる」とソラたちに話した。
ところが、その直後に出現するボスハートレスのパラサイトケイジがピノキオを捕らえ、さらにソラたちに襲い掛かる。ソラたちはなんとかこれを撃破、ピノキオに「勇気を出して暴れるんだ」と教え、ピノキオは無事にハートレスから脱出。
その際にピノキオが「モンストロの最奥部で暴れれば、船を吐き出すかもしれない」ということを思いつく。ソラたちはモンストロの最奥部でハートレスと乱戦。モンストロはその勢いでゼペットの船を吐き出し、ピノキオと共に脱出を果たしたのだった。


2~6Fで使用できるワールドカードで出現する世界。
ワールド固有のキーブレードはウィッシュスター。宝箱からはファイアレイド未知なる宝の部屋からはアクアスプラッシュが出現する。また、ワールドクリア後にはダンボのカードが手に入る。
二番目に訪れる「みちびきのキーカード」の部屋にワールドボスが登場し、三番目の「真実へのキーカード」の部屋はイベント戦という珍しいワールド。

  • パラサイトケイジはどうにかなるかもしれないが、最後のシャドウ軍団を倒してモンストロから吐き出させるイベントが意外にも難所。広範囲技がないと厳しいため、ある程度ストック技を揃えてから挑戦したいところ。ワールド内で手に入るファイアレイドがかなり役に立つ。

ジミニーはこの世界で現れるピノキオ(記憶の幻)と接する際に、本物のピノキオに対してのように振る舞う。この時点でジミニーの記憶も既に失われているのか、それとも幻だろうとピノキオはピノキオだと考えたのか。

Re:COM

KHIに合わせたのか、パラサイトケイジ撃破後に何の脈絡もなくハイジャンプを入手する。
早めの階層でモンストロを攻略しておくと以降の探索で役立つことも多いが、上記にもあるシャドウ軍団戦のためにある程度の戦闘力を確保しておく必要があるのが悩みどころか。

  • 特に役立つのがワンダーランドトリックマスター戦で、ハイジャンプの有無が難易度に関わる。少なくともワンダーランドより先にクリアしておくことを推奨する。

シャドウ軍団戦はRe:COMでは時間制限が追加された。
制限時間が過ぎてもゲームオーバーにならず、再準備のため引き返すか、始めからリトライするかの選択になる。戦闘中に獲得したEXPプライズは受け継がれるのでここで経験値稼ぎも可能。


未知なる宝の部屋で入手できるカードはCOMと同じだが、KHIIFMをクリアしたデータが同メモリーカード内にあるデータなら、更に未知なる宝の部屋からザルディンのカードを入手可能。アビリティはエアロガード

BbSFM

アリーナモードのイベント「大海原の怪物」におけるラスボスとしてモンストロ自身と戦うことができる。

ボスとしてのモンストロ

体内と、大海原を舞台にしたフィールドを交互に行き来して戦う。
体内はRe:COMの時のような雰囲気で、トランポリンになるイボや攻撃してくる綿毛、乗るとダメージを受ける酸の床などが随所に配置されている。
内部には大量のアンヴァースが出現し、全滅させると体外へ脱出してモンストロと直接交戦できる。

外部フィールドは中心にある小島の周囲に木材(船の残骸?)で出来た足場が無数に存在し、それら一つ一つにはタル爆弾が置かれている。
木の足場はモンストロの攻撃やタル爆弾の爆発に巻き込まれたりすると砕け、行動範囲が狭くなっていく。
しかし時間が経てば元に戻る。タル爆弾も時間経過と共に再配置される。


モンストロは小島の頭上をすれ違うように飛び込みを繰り出したり、海中から尻尾だけを出して小島への叩きつけを行ったり、津波で周囲の足場もろとも流してしまったりといった攻撃をしてくる。

基本的にはシュートロックなど遠く離れたモンストロにも当たるコマンドを当てていくか、タル爆弾を殴って撃ち出すといった攻撃方法が基本となる。
また、尻尾攻撃の予兆が見えたらデトネ系を中央の島に仕掛けると効率よくダメージを与えられる。

タル爆弾を数発当てるとモンストロが舌を出して気絶し、一定時間攻撃し放題になる。
ただし舌の上まで泳ぐか飛ぶなりして乗る必要がある。

だがバトル中、画面の左上に意味深なタイマーが動いており、このタイマーが0になるとモンストロに吸い込まれ、再び体内で戦うことになる。
体内に入るたびに触れるとダメージを受ける胃酸の範囲が増え、無事な足場が減っていく。

移動毎にラウンドが経過し、8ラウンド目(体外排出4回目)終了までにモンストロのHPを0にすれば勝利。


ラウンド1をメガフレア一発で即終了、ラウンド2開始時にすばやくタルを当てて気絶させて速攻をかければ、こちらの攻撃力が高ければ2ラウンドで終わらせることも十分可能。
最速で勝つならばマグネ系とデトネ系を続けざまに使用する戦術が有効。
その際の威力は凄まじく、レベルが40台もあればマグネガとデトネスクウェア(orチェイサー)を2つずつ交互に撃てばそれで終了。

調子良く戦えば1分未満で600以上のメダルが手に入るため、最終的にメダル稼ぎはここで行うのがFM版の定番。
そのため、多くのプレイヤーがモンストロに挑んだことだろう。

こちらの攻撃力が低く何度も往復するような流れになった場合の面倒臭さはかのスカイルーラーさんにも及ぶ。
攻撃チャンスが少ないこともあり非常に鬱陶しい。
その代わり、ある程度こちらのレベルが低くても十分に勝機が存在しうる相手でもある。

3D

プランクスターズ・パラダイスに登場する。

ソラ編

イベントで登場。
原作のようにピノキオを飲み込んだ後、キンキンロブスタから攻撃を受け氷漬けにされてしまった。
さらにはソラのポッピングバブルで空も飛ぶことになる。
キンキンロブスタを倒すには、この状態で水泡を操作し相手にぶつけなければならない。


実際の世界では、ピノキオ達がモンストロに飲み込まれた後、世界は闇に飲まれモンストロは星の大海に放り出されたらしい。その後、ピノキオはソラ達と出会うことになる。

  • 結果的にモンストロはピノキオ達が闇に飲まれて消えるのを防いでくれたことになるが、最終的には3人とも離れ離れになってしまった。
    • KHIで彼らに出会う場所を考えると、ピノキオとジミニーは少なくとも一度はモンストロから脱出したということだろうか。

リク編

リク編はモンストロ体内がメインになる。ワールドはプランクスターズ・パラダイス扱い。

  • KHIの時と体内の構造が変わっているが、ソラの夢の中のモンストロなので、ソラがモンストロの体内を曖昧にしか覚えていないのだろう。

リクがモンストロを進んでいくとゼペットじいさんと出会い、ピノキオが何者かに連れ去られてしまったのだという。
状況に既視感を覚えつつもピノキオを探し出したリクだが、なんと連れ去った犯人も黒いコートを着たリクだった。

  • メモリアルアルティマニアによると、このリクの正体は「闇に染まっていたころのリクの幻」。
    リクはソラの夢の中でKHIの出来事を追体験しているので、迷い込んだモンストロの体内でゼペットに出会い、ピノキオが体内の奥に行ってしまったというKHIと同じシチュエーションが起こる。よってピノキオを連れ去るKHIのリクの幻が現れたようである。
    • 実際ゲーム内でもリクはこの人物を「俺の闇の部分」と判断している。
    • 余談だが、この黒コートリクは、ピノキオを追いかけてきたリクたちと対峙した際にはピノキオに彼らのところへ戻るように促している。何か思うところがあったのだろうか。

余談だが、リクはボス戦開始時に全力でスライディングしている。戦闘終了後は大変なことになっていそうだ。