この世界の医療について

Last-modified: 2017-10-26 (木) 00:02:03

【回復魔法による医療】

回復に関する魔道制御術式を用いた回復魔法によって、外傷の修復を行うことが可能。
また、ある程度の欠損なら、再生魔法で治すことも出来る。
疫病などのウイルス性の病や毒に作用する魔法もあるので、覆える医療範囲は非常に広い。
自然回復力を飛躍的に高めることで、一気に傷口を塞いだり、骨折を治したりする原理。
ただし、自然回復力向上には、体力も消耗する為、有効な効果を上げる為には、まずは栄養補給を行うのが第一。体力が十分でない場合だと回復魔法をかけても止血程度までしか出来ず、完全回復は難しい。
また、自然回復力が発展途上の子供には、将来の自然回復力成長を阻害する可能性があるので、
みだりに回復魔法を使うのは良くないとされている。

 

【薬学による医療】

魔法でカバーできない細かな身体の健康調整を行うには薬が必要となる。
瀕死の人間には回復魔法の効果が薄いので、効果を挙げる為にまず栄養剤としての薬を投与して体力を回復させつつ、回復魔法をかけるのが瀕死の人間を助けるのに有効な治療手段となる。
また、ウイルス性の病や毒の場合、種類によっては、魔法で効果があるかどうかが未知数なので、薬で対処に当たる場合もある。
薬の形状としては、粉上、飲み薬、注射、カプセルなど様々な形状が存在している。
他にも身体の自然回復力を副作用なしで高める「漢方」という薬がフェイロンで生まれ、世界中に流通している。
身体能力強化の効果を持つドーピング薬や、身体の痛みを消す麻酔薬、肉体の感覚を鋭くする神経薬、魅了効果のある惚れ薬(魔法薬に分類)、性的感度を高める媚薬なども存在している。

 

【外科手術による医療】

回復魔法で外傷はほとんど治すことが可能となっているが、肉体の深部まで到達した弾丸などを取り除いたり、キャンサー(癌細胞)などの有害な体組織を取り除いたりするには、外科手術が必要となる。
体内に魔道制御術式を施したり、サイボーグ措置を施す場合もこの外科手術が必要。
外科手術には、前述した麻酔薬が用いられるが、ガスによる吸気で摂取するもの、注射によって注入されるもの、経口で飲むものなど様々な麻酔薬が存在している。

【サイボーグ技術による医療】

大幅に欠損した肉体は再生魔法でも再生不可能な為、サイボーグ技術で義手や義足、義眼、義耳などを使って補ったりする。
これには外科手術を伴う。
義眼で目が見えるようになるかは、傷の具合にも拠るが、完全に失明している場合は、眼窩や眼瞼の形状を正常な状態に保つ目的で用いられる。