概要
アラビア風世界観のぬるぬる動くアクションゲーム、開発者はジョーダン・メックナー氏。
オリジナルのApple II版からさまざまな機種に移植され、世界中で人気を博した。
レトロな洋ゲーだけあって難易度は高く、主に放送者の苦戦っぷり、リアクションが見どころとなる。
以下、断りがない限りメサイヤ(日本コンピュータシステム)から発売されたSFC版を扱う。
SFC版オープニング&デモプレイ(04:36~)
妙にリアルな拷問シーンと、上手すぎるデモの人がポイント。
ストーリー(オープニングから引用)
中世のロマンあふれる時代。
ペルシャの王国は栄華をきわめ、人々は楽しく暮らしていた。
ある時、国王のサルタンは姫を残し、国政を腹心のジャファーに任せて遠征に出ていった。
かねてより、この王国を自分のものにしようと企てていたジャファーはこの機を逃さなかった。
姫には恋する若者がいた。
ジャファーはついに反乱を起こし、部下に命じ、楽しく語らっていた二人を捕らえた。
(青年が地下牢で拷問を受けている)そのころ、姫は塔の最上階に閉じこめられ、悲しみにくれていた。
ジャファーは奪い取った権力を不動のものとするために、姫との結婚をせまった。
結婚か、さもなくば死を選ぶか、わずか2時間の後に決めなければならない。
そのころ姫の身を案ずる若者はかろうじて、牢を抜け出していた。
主な登場人物(と、その愛称)
プリンス(ペルシャの青年)
主人公。ただ姫と恋仲であったがために、ジャファーの手によって地獄のような目に遭わされるハメに。
正式名称はプリンスとなっているが、今はまだ王子でも何でもないただの青年だろとつっこまれ、
ゲーム名になぞらえて主にペルシャの青年と呼ばれている。(このページでも「青年」として扱う)
あまりにも容易く死んでしまうせいで、ペルシャの青年であること自体が死亡フラグというのはaisssyさん談。
姫を助けることに疲れたのか、ときおりオンライン麻雀にうつつを抜かす姿が見られることも。
『釧路モンニョフ』にも参戦していた。しかしそのご尊顔?は………。
姫(ペルシャの姫)
国王サルタンの娘。ジャファーに結婚か死かの二択を迫られている。
ステージ間で青年の身を案じ続ける様子が確認できるが、TIME UP後だとポツリと置かれた砂時計が無言の圧力を示すことに。
ラスト間際で披露されるそのご尊顔はネタにされやすく、唯一まともに容姿が描写されていることもあって
静画の題材ともなりやすい。(参考1、参考2)
aisssyさんたちの麻雀放送では青年をも上回る圧倒的実力を見せつけた。ペルシャは麻雀大国なのだろうか・・・・・・
ジャファー(邪ふぁーん)
国王サルタンの腹心。サルタンの遠征中に反乱を起こし、姫と結婚することで国を完全に乗っ取ろうとする。
その野望の邪魔となる青年に対しては、ある種の執着ともとれる極めて陰湿な仕打ちを行う。
恐ろしい魔法を使い、ジェファーだのジャハァーだの邪ふぁーんだの、よく名前を間違えられることに定評がある。
ネズミ(猫)
あるステージで登場する、真っ白なネズミ。aisssyさん曰く「このゲームにおいて唯一の良心」。
当該ステージ前後のデモで姫が遣わしたことが分かるが、TIME UP後だとその演出が省かれ
プレイヤー側にとっては唐突な出現となってしまう。
スイッチを作動させるほどの体重があり、ネズミだけに帰りはチュー返りをする。さむいよお
シャドー
あるステージの仕掛けによって生まれた、青年の分身。
先回りして青年から全快薬を奪ったり、剣を向けて攻撃してきたりとやりたい放題。
どちらかが死ぬと共倒れを起こすため、あらゆる手段を講じて和睦への道を探らなければならない。
主な敵
兵士
ターバンを巻きサーベルを携えた、典型的な風体のザコ敵。
序盤から終盤まで登場するクリボー的な存在で、服の色によって強さはまちまち。
たったひとりの青年を迎え撃つだけのために、ギロチンに囲まれた通路や鉄格子で閉ざされた部屋の中など
辺鄙な場所へ配属されていることが多く、その悲壮な佇まいは、見る者に彼らの物語や背景を想像させるには十分である。
aisssyさん曰く、ロックマン7のクラウドマンはこいつを思い出させる姿らしい。参考動画(22:57)
スケルトン
骸骨なだけあって、基本的に不死身。*1
剣の心得がなさそうに見えるが挙動は兵士と変わらず、しっかりとした足運びで律儀にチャンバラに付き合ってくれる。
LEVEL10では嫌というほどこいつの姿を見ることに。
アマゾネス
青年が初めて出会うボス級のキャラで、これまでの敵とは一線を画す強さを誇り
その実力はaisssyさんからプリンス・オブ・ペルシャにおけるババコンガと称されるほど。ふざけてんだべ?
女の子どうなの?雑魚でしょ^^となめてかかると、たちまち青年の死体が積みあがることとなる。
大臣
登場時の迫力あるSE、その威圧的な風貌からインパクトが強い。
戦闘の際にはここぞとばかりに( ^o^ )コメントが流れる。
騎士
鎧を着込んでいるためか、体力はかなりのもの。
弱点の納刀芸スペシャルを使うと、青年の踊りに見とれて動きを止めてしまう。
阿修羅
世界観から浮いた格好やその攻撃方法など、まるで別ゲームのような様相を呈している。
こちらが剣を抜いていない場合、天井から落ちてくる骸骨の多段ヒットでハメてくる。
関連動画
- aisssyさんプレイ
- がもうレオンさんプレイ(2周目)
- ナニフツウさんの『プリンス・オブ・ペルシャ 忘却の砂』プレイ(PS3版)