キャリアハード一発勝負/観測ロケットUSC 1/USC 2打ち上げ

Last-modified: 2014-10-09 (木) 22:26:33

変更点を把握したところで、本格的にKSCを活動させていきましょう。
まずはKerbin周辺の探索。

 

大気圏外の観測ロケット

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まずは初めの仕事を受注。
ミッションコントロールで注文を確認したところ、Kerbin World-Firsts Record-Keeping Societyからの仕事が4つ並んでいます。
同協会はKebin版ギネスブックとノーベル賞を合わせたような団体で、偉業を達成した組織に報奨金を渡すとのこと。
KSCに当てた依頼文の節々から暇でしょうがないことが伺えますが、ぜひ受託しましょう。
ちなみにハードなので報酬は4割カット。 世知辛い世の中ですね。

 
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記念すべき第一射はシンプルな単段観測ロケットでいきます。
搭乗員は各高度におけるEVAレポートとクルーレポートを得、アンテナによって地上へ送信するのが今回の目的。
個体燃料ロケットによる疑似複数段ロケットも考えたものの、充電と安全性の観点から液体燃料ロケットに決定。
搭乗するのはKSCに所属する宇宙飛行士の一人、Jebediah Kerman。 彼なら成し遂げてくれるでしょう。

 
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そして、発射。 ロケットは重力に抗いながら見る見る上昇。
打ち上げ72秒後には噴射を一時停止、勢いを頼りに大気圏を超え高度70,000mの先へと向かいます。
KSC初の宇宙到達の栄誉と貴重な科学試料の数々は、今後の発展の糧となることでしょう。

 
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ちなみに、ver0.25からナビボールにヘンテコなマークが出現。
マニューバ入力で見たことのあるこれらのアイコンは、機体進行方向から90°の向きに4つ設置されています。
さて、忘れずレポートを書き上げ地上に送信しましょう。

 
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打ち上げ開始より400秒近くが経過し、大気圏の再突入を経て高度20000m近くまで降下したUSC 1はパラシュートを展開。
通常なら回転の差からKSC敷地の西方、草原地帯に落下するものの、充電を兼ねた短噴射で起動を調整。 無事海面へと落着。
衝撃で船体ほぼ全てが回収不能になるものの、コクピットと搭乗員は無事でした。
打ち上げは成功です。
なんと、上部メーターにカーソルを重ねたときにスペースセンターの項が出るように。 便利便利。

 
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勇猛なJebediahが持ち帰った希少なレポートの数々は分析を経て新規パーツの開発へと活かされます。 6掛けで。
なお、今回からただ研究しただけではパーツが使用できなくなるようになりました。
ノーマルでは関係ないですが、高難度のキャリアでは開発後、それぞれ購入する必要があります。 これは組み立て時にロケットパーツを買うのとは別で、打ち上げ時のコストはやっぱり別に支払います。
よくよく見ると、コーンと固定翼で合わせてV7,500というややボッた値段が……。
特に最初期は購入するパーツを見極める必要があるでしょう。

 

Kerbin周回軌道への挑戦

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Kerbin World-Firsts Record-Keeping Societyによる記録達成依頼は4つ。
うち「打ち上げ」「高度5,000m上昇」「大気圏離脱」の3つは達成し、KSCの財布がやや膨らみました。
残る「Kerbin周回軌道到達」に取り組むにあたり、並行して達成を狙うミッションをいくつか選択します。
先の打ち上げ成功が効いたのか、KSCにも様々な依頼が舞い込むようになりました。
今回はこの中からパーツテストの依頼を2つ受託。
「Kerbin周回軌道、高度80,700~82,200m到達時TT-38K垂直デカプラの起動」
「高度8,600~18,100mを飛行中に速度80~280m/sのもとMk-2R垂直パラシュートの起動」
以上を達成できるロケットUSC 2を組み立てましょう。

 
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完成。 分離デカプラを開発したことで、手軽に複数段のロケットを作れるようになりました。
一段目には個体燃料補助ブースタを装着、打ち上げを強力にサポートしてくれます。
二段目側面には4つのGooと1組のTT-38K垂直デカプラを装備、ミッションの完遂には不可欠です。

やや気になるのがコストの高さ。
高機能とはいえ、V15,000を超えるのは流石に厳しい。 人命は勿論のこと、コストの点でも失敗を許されません。
搭乗員は再びJebediah Kerman、いよいよ宇宙へと投入します。

 
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打ち上げより45秒経過。 高度は安定して伸びるものの、使用済の補助ブースタの投棄には危険が付きまといます。
今回は姿勢制御により施設直撃には至らなかったものの、今後ロケットをクラスタ化するなら避けて通れない問題です。
もっとも、ある程度昇っていればデブリ扱いで消滅するとかしないとか……。

 
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事前の心配も意に介さず、ロケットはするすると昇り78,263 ─ 94,180mkのKerbin低軌道へ。
一周30分足らずの速さでKerbinを回り、砂漠や山脈の上など各所でレポートを作成していきます。
周回軌道におけるデカプラの起動実験にも成功、USC 2より一足早くO.M.B.社よりKSCに感謝と入金の報告が。
このままパラシュートの展開実験を行うべく高度を下げていきます。

 
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上部モジュールだけでも回収を、と欲を出したのがマズかったのか、KSC周辺に進路を変更するために燃料を消費。
姿勢制御によって最大限減速できるよう苦心するも、先方の条件である速度280m/s以下を達成する頃には既にずっと下。
結果として今回の打ち上げでは一部のミッションの達成に失敗してしまうこととなりました。
ただ、期限にはいくらか余裕があるので、この失敗が即座にKSCの破たんへと繋がるわけではないのが救いです。

搭乗員を乗せたポッドはKSC東方55.1km先に着水。
リカバリに手間取ることなく上部モジュールの95.4%が還元、結果として打ち上げ代の半分程度を回収し実費用はV8,308に。
今後も極力回収していきたいところです。

 

次回がKerbin周回軌道を最終目的とした最後のフライトとなるでしょう。