重力の小さい星で安定しないのなら探査車を重くすれば良い
概要
2014/04/13 階層構造に作り直しました
仕様
作成ver | 0.23 |
機体総重量 | 54.54t |
パーツ数 | 183個 |
エンジン | 6発 |
MOD | 未使用 |
アクショングループ
7 | 上昇用エンジン稼働、水平加速用エンジン停止 |
8 | 上昇用エンジン停止、水平加速用エンジン稼働 |
9 | 観測機器のデータ取得、クルーレポート |
0 | 太陽電池パネル展開、梯子展開(基地モード) |
ローバーを初めて作ってMunやMinmusへ持って行くとKerbin上よりも、かなり転びやすいことに衝撃を受けます。
そこで探査車を重く作って地面に押し付けるような形にしたら良いのではないか?
と思って作ったのが今回の探査車です。
大きなタイヤを使っていることもあって、安定してMunなどを走ることが出来ます。
モバイルラボと観測機器一式、生活設備まで備えているので基地がなくても単独で惑星探査を行えます。
パラシュートも付いているのでEveやDunaでの探査にも利用できます。
命名はローバーの重量が54トンあるのでT-54
なんとなくアルマゲドンに出てくるアルマジロを思い出してしまうデザインになりました。
緑の搭乗は、モバイルラボのハッチがが表と裏にあることを利用して
車体下部に設けてある梯子から一旦ラボを経由して車体上面に移動するようにしました。
※梯子は完全に埋まってるので、アクショングループに割り当てたコマンドを押さないと出てきません。
車体上面に「Probodobodyne OKTO2」を取り付けているので、Kerbin軌道上へ持って行く時や惑星間の移動や着陸するときやは一旦こちらへコントロールを移してください。
このProbeのお陰で、無人でも動かすことが出来ます。
(実はProbeが車体に2つあったりするが気にしない)
機体
工夫した所などを簡単に紹介
大きすぎるタイヤRoveMax Model 3
サイズ、重量、衝撃耐性はデフォルトで用意されているローバー用タイヤの中で最強を誇ります。
注意点としては最高速度は30m/sまでしか出せません
今回は迷わずこのタイヤを使います。
このタイヤは、タンクなどに直接取り付けるとすぐにポロリします。
なので「Modular Girder Segment」などの鉄骨を挟んでから車体に取り付けるといいでしょう。
鉄骨をかませてもタイムワープするとやっぱり外れるので、タイヤと車体はしっかり針金で固定しておきます。
しっかりと車体に取り付ければ、タイヤ自体は頑丈なのでMunで派手に飛んでも壊れるようなことはないと思います。
ロケットエンジン
着陸時の減速に使う垂直方向に「Rockomax Mark 55 Liquid Engine」4つと、地上で車体を加速させるため水平方向に「Rockomax 48-7S」2つ計6発のエンジンが車体に取り付けてあります。
垂直用のエンジンは、ほとんど着陸するときにしか使いませんが水平加速用のエンジンは地味に便利です。
例えば、Munのクレーター内部に着陸してしまいタイヤだけでは登れないような坂も水平加速用エンジンを吹かせば簡単に登れます。
車体に組み込んだ燃料は全力噴射で10分程度持つ計算になりますが、燃費何かを考えると「LV-909 Liquid Fuel Engine」のほうが良かったかもしれない
(あとは、車体後部に設けたドッキングポートを利用して補給車を作ったりとか)
更に燃費の良い原子力エンジンがありますが大気圏内での燃費はあんまり良くないので、補助的推進的に使うのなら化学エンジンで十分だと思います。
使用例
MunとMinmas、Dunaへ送ってみました。
地上を走るときにタイムワープを使うときはAltキーを押しながら「,」か「.」を押します。
タイムワープ中の操縦は慎重に
Mun
車両重量が50トンを超えているので専用の減速ロケットを考えましたが、サバンナ号を使い捨てにすれば、うまく着陸することが出来ました。
Kerbin軌道上でドッキングしたサバンナ号をMun軌道上へ移動させます。
適当な軌道に乗ったら軌道の近点を標高5000m+高度5000mぐらいと考えて近点10000mの楕円軌道へ投入します。
近点近くになったら降下予定地点をよく見て平地であることを確認したら一気に減速します。
高度1000m~500m程度でサバンナ号を切り離して爆破させます。地表に残ってしまうと探査車が下ろせなくなることがありますので、気持ち高いところから落とします。
切り離す前にエンジンを止めるのを忘れずに!
(うっかり止め忘れたらコントロールを一回サバンナ号の方に移してエンジンを止めます)
コックピットからの眺めは最高です。
Minmus
Duna
DunaやEveへ送ることも考えていたので、パラシュートを装備しています。
宇宙空間でパラシュートを予め開いておいて、近点5000mあたりでゆっくりと大気で減速していきます。
パラシュートが準展開したら、機体のロケットを使って全展開する前までに150~100m/s以下まで減速します。
※側面取付パラシュートがちぎれたり、車体そのものが壊れることがあるので速度と高度には注意
車体に付いているパラシュートの展開高度は以下のようになっています
4000m ドラッグパラシュート全開
2000m 中央2個のパラシュート全開
1000m 車体端の4個のパラシュート全開
500m 残りの6個のパラシュート全開
すべてのパラシュートが全開したら、あとはパラシュートだけも十分に減速できます。
着陸寸前になったら機体の傾きを調整してエンジンで速度を10m/sまで落として着陸します。
地上へたどり着いたら、ドラッグパラシュートを投棄します。
薄いとはいえ大気があるので、移動中にうっかり太陽電池パネルを開かないようにします。
機体データ
T54.craft
※ロケットに搭載された状態のデータです。