機体名:LCP-06F「ペリカン」
参加種目:36tクラス
最終資金:490,918
バージョン 1.05
使用MOD:MechJeb2、EditorExtensions、RCS Build Aid
機体紹介
今回のコンセプトは「Mk3 Cargo Rampを使ってみたかった」
- せっかく増えた新パーツを「一度は使ってみたい」と思うのは、たぶん筆者に限らない当然の心理だと思うのですが
・・・Mk3カーゴランプ以外は、どう考えても今回の競技に向いてないと思ったものでていうかコレも見た目とロマンの為の装飾パーツで、実用性には疑問がゲフンゲフン
なお今回の「F」はFinalの略。
日時的におそらく本機が筆者最後のエントリーになるかと思いますので、ランプ以外はw比較的真面目に作っています
- ま た 前 方 搬 出 か !
・・・ああ、いやまぁ最大の理由は「見た目すごく機首っぽい」からなんですが、他にも
Mk3ランプはかなり重い(4.5t)ので、出来るだけ前に配置し重心を前に寄せた方が安定しやすい、という
(LCPシリーズでは恒例の)理由もあります
- ただし(05のようにペイロードの前後をタンクで挟むことが出来なかったため)燃料消費による重心移動不可避。
(たぶん説明不要かとも思いますが一応、赤丸が「燃料消費後の重心位置」です)
このよろしくないバランスの機体を離陸/着陸時の両方で制御するために、やむなく三翼機となっています
- また同様にMk3ランプが重いので、少しでも軽量化するために今回は無人機です
- 見ての通りカーゴスペースにはかなり余裕があるので、重量やデザインに大きく影響せずにMk1 Lander Canくらいは仕込めますが
別にそこまで「有人(有緑)機」に拘りがあるわけじゃないですし - ちなみに「長さに余裕があるから」と言ってCRG-100を短く(25+50などでも見た目上は収まる)して軽量化すると上手く行きません。
どうもオレンジ缶がカーゴに収まってない判定になるらしく空気抵抗がかなり増えてしまいます
- 見ての通りカーゴスペースにはかなり余裕があるので、重量やデザインに大きく影響せずにMk1 Lander Canくらいは仕込めますが
- エンジンブロック展開図。
例によってノードで縦に繋げた後に(Offset、Rotateで)整形する事で、強度と空気抵抗の対策および燃料パイプの排除を行っています - かなりの重量増(25→130kg)が気になったので01~05、07Jでは使っていませんでしたが、今回は普通にShock Cone Intakeを採用。
ていうか(筆者の打ち上げ方だと)これ1個でレイピア4~5基の吸気をほぼ問題なく賄えるので、
個人的には小型機への使用には(オーバースペックで)抵抗を感じます
離陸~軌道投入
- 理屈の上では、やや高めの上昇角から徐々に機首を下げていく方が効率が良い・・・と思うのですが
検証に時間が掛かりすぎることと、それ以上に手動での操作が増える事で効率(=燃料消費量)の変動が大きくなり
結果として燃料搭載量をギリギリに設定しにくいという理由で、基本的に角度固定しています- ただし今回は悪あがきして(あと耐熱性能にも余裕があった)
高度10~25kmの間だけ一時的に上昇角10°に落として少し速度を稼いでいます(本当に少しなんですが)
- ただし今回は悪あがきして(あと耐熱性能にも余裕があった)
後の手順も05とあまり変わらないのですが、ただ今回はレイピアのロケットモードによる補助加速がかなり軌道に乗るギリギリなため
機首をProgradeにするタイミングを遅らせて(予定Peが0mを超える位)上昇速度の低下を抑えます
- それでも30m/sくらいまで落ち切りますがw
そして軌道投入。
のんびり上がり過ぎたせいでKerbinの夜の面に入り、非常にSSが見にくい事にw
ペイロード切り離し
いや、別に特別な事はせず普通に(機首ランプを開けて)ステージ進行でペイロードを分離するだけです。
- ただしオレンジ缶をデカプラの分離力だけで押し出しているので、搬出には3分近く掛かりますw
結果
大気圏突入とKSCへの帰還については、今回は完全に05の方法を流用したので省略します
ただ、本機は(Mk2タンク縦置きして直進安定性を確保しているため垂直尾翼が小さく)ヨー性能がとても残念です。
なので、無理して滑走路に真っ直ぐ降りようとするよりも
適当に横の平地に着陸してから(車輪で)滑走路に持っていく方が安全だと思います
- SS撮ってたら行き過ぎて大回り、逆向きに停止する事になりましたが
スコア490,918。
例によってペイロードの分(5,750funds)を差っ引くと、燃料代は3,332という事になります。
おまけ
本機は05より大型化、かつ最初から競技特化で設計しているので燃料搭載量に余裕、というか無駄があまり無く
- 相変わらず酸化剤の方はスカスカもいいとこですが
そのままだとΔV(投入可能高度)をあまり伸ばせず実用性に乏しいのでちょっと改造
- Mk1燃料タンクを4本増設して
- あと主翼タンクを(手動移送せずに)活用するために燃料パイプを追加しています
オレンジ缶(36t)の投入可能高度をだいたい1,000kmくらいまで上げてみました
- 本当に実用するならRCSやドッキングポートも欲しい所ですが、まあ「おまけ」なので最低限の改造で
- 以前に作った奴(これ)との機体重量差と打ち上げコスト差が酷いことにw
・・・いやまぁアレは速度競技対応なんで核未使用、コスト端から度外視、と設計思想がまるで違うのもあるんですが
機体データ
- Mechjebチップは「どうせ競技仕様では使用前提なんだし」と思い直したのでつけたままにしています
- 相変わらず(というか敢えて統一させてるんですが)
- レイピアのモード変更、インテークの開閉をRCS(Rキー)
- 核エンジンのトグルをAbort(BSキー)に設定しています。
LCP-06FA2 'Pelican(Long)'.craft
- こちらは実用の体裁なんでMechjebチップは外しています
- 手動操縦だと酸化剤を少し増やした方が軌道に乗りやすいかも(性能とコストはその分悪化しますが)
- アクショングループの設定に変更はありません
コメント
- ぬおお・・・!こだわりを貫きながらもここまで切り詰められるものなんですね・・・!面白いのと同時にちょっと悔しいですw -- FR? 2015-12-04 (金) 23:53:31