MODを使わない擬似アフターバーナーの開発

Last-modified: 2015-01-16 (金) 22:42:30

パーツ系MODを使わない擬似アフターバーナー

どこに書こうか迷いましたが、ジェット機開発中のアイデアから出てきたモノなので
コチラのコーナーに載せておきます。

 
 

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パーツ系MOD無しでジェット機を開発中に、デザインを維持したままエンジンパワーが欲しくなり、
色々と試行錯誤して生まれたシロモノです。

 
 

テスト機

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ターボジェットエンジンx2の戦闘機っぽい機体です。

 

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ジェットエンジン推力100%で飛行中の状態です。

 

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そして、バーナーON。
この機体は推力45%と強めの設定で、燃費は悪いですがスラストが一気に160kN程増えます。
この青い炎はエアロスパイクロケットの噴射炎です。詳細は後ほど説明します。

 

数字では効果がわかりづらいのでスクリーンショットをどうぞ。
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空中で180度ターンしてしまい、お尻から前方に進んでいる状態です。

 

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バーナーONでリカバリー。

 

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このような機動性のありそうな戦闘機っぽいモノは、飛行中にガッと方向を変えると、
ヨコやタテに180度ターンして失速し、立て直しで高度が大幅に落ちる事もあります。
そんな時に、バーナーONにすると推力30~40%の設定でもドカンと押してくれるので、
リカバリーしやすくなります。
レスポンスの悪いジェットエンジンが、再びMAXになるまでの補助推進としてON・OFFしながら遊んでみてください。

 

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武器Modで爆装したり、増加タンクを積んで重くなった時の離陸補助に便利かも。

 
 

作り方

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Structural Panel 1x1(鉄板(小))でも良いのですが、燃料が流れず燃料パイプの取り付けが複雑化してしまうので
燃料を流してくれる、写真のCubic Octagonal Strut(以下鉄柱(小))を利用します。小さい方の鉄柱です。

 

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鉄柱(小)を燃料タンクに取り付ける訳ですが、このように緑球同士を引っ付けるとエンジンが付けれなくなります。

 

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鉄柱(小)は側面取り付けも出来るので、この辺りから・・・

 

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中心部へスライドさせ取り付けます。こうすると接合部の緑球が残っていますのでタンク・鉄柱(小)で3つの緑球を
利用してパーツを重ねる事が出来るようになります。

 

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オマケでもう一つスライドさせ、取り付けておきましょうか。

 

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そしてロケットエンジンを取り付けます。
Toroidal Aerospike Rocketは全長が短く、青白い炎がカッコイイので今回利用していますが、
他のでも出来ると思います。

 

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そして、ロケットにジェットエンジンを重ねます。

 

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さて、このままではエンジン点火後に両方のエンジンが盛大に噴射してしまうので、ステージを分離しておくか、
アクショングループでロケット噴射ON・OFFの設定をします。
今回は1キーでON、2キーでOFFにしておきます。

 

※ジェットエンジンの色がおかしいのはMODを外した際、テクスチャー系を外し忘れた為ですので
気にしないで下さい。

 

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更にロケットスラストも調整しましょう。燃費的にも40%以下で十分です。
今回は20%にしておきます。

 

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エアインテークが無いと動かないので、前に取り付けますが、コチラも鉄柱(小)を利用すると
重ねることが出来ます。少々歪んでますが、テストなのでOK。
5個付いたように見えますが、9個付いてます。低空で遊ぶジェット機の場合は1~2個でも十分です。

 

※エアインテークの数次第では、大気の限界3万m付近までジェットエンジンが稼働することが出来ます。
SSTOを作成する場合は、この様に複数個盛ると、より上の軌道へ到達する助けになるかも知れません。

 

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テストの様子です。
1番目がジェットエンジン推力100%、2~3番目がバーナーONです。
噴射炎が出て、いかにもアフターバーナーって感じになりました。

 

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推力を50%付近に上げてみました。強すぎるかな。

 

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100%も見てみましょう。
これはもはやロケットですね。

 

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ジェットエンジンを9個、ロケット1個重ねてテストしてみました。
ジェットエンジンだけですごい噴射ですが加熱が始まってますね。オレンジ缶は固定し忘れたので早々に揺れまくって爆発しました。
そしてジェットエンジンが何故か青くなってます。

 

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燃料無制限にして噴射し続けたら、最後尾から次々と爆発。

 

鉄柱(小)だと6個くらいが限界のようです。
しかしジェット・ロケットの2つでも重く、重量と揚力のバランスを取るのが大変なので、
こう言う形式は巨大輸送機でもないと搭載は難しそうです。

 
 

問題点

エンジン4個は結構重たいので、この様な戦闘機っぽいデザインでは翼が後ろに来るタイプのモノしか作れないかも知れません。

 
 

結果

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「アフターバーナーと言うか、偽レイピアエンジンだよなコレ」と、気が付きSSTOの開発へ着手・・・。

 
 

機体データ

ジェット機のコーナーなので、テスト機だけUPしておきます。
使いたい方は、ロケット推力がちょっと高めで燃費が酷いので、ハンガー内でジェットエンジンの奥を覗き込んで
エアロスパイクロケットの推力を40%以下にして調整して下さい。
高機動すぎて使いづらい方は、上下のカナードを外し、主翼中央部の角ばった段差部分に水平に付けると大分大人しくなります。
あと、気のせいか逆噴射で減速せず着陸した場合、コケ易いので適当に改造してやって下さい(´・ω・)

 

アクションキー 1.バーナーON 2.バーナーOFF 3.逆噴射ON ジェットOFF  4.逆噴射OFF ジェットON
fileHMAB-X01B.craft

 

コメント

  • エアインテークって多すぎると、かえって空気抵抗が増して出せる最高速度まで行かないような -- フェアリイ星緑? 2014-11-09 (日) 22:47:39
  • 最高速度じゃなくて最高高度の話に読み取れるんだけど -- 2014-11-09 (日) 23:31:53
  • どの高度でもエアインテークが多いとその高度で出せる最高速度がだせない感じが -- フェアリイ星緑? 2014-11-10 (月) 00:05:54
  • 試しに1組のインテークをアクショングループに設定して高度維持して実験してもらえれば -- フェアリイ星緑? 2014-11-10 (月) 00:11:32
  • 極論を言えば、インテークに限らずパーツ増やせば空気抵抗は増すが、インテークを増やせば最高高度は上がると思うよ。インテークが少なければ酸欠になってしまうのは避けられん。 -- 2014-11-10 (月) 00:11:52
  • あと、もう一度言うが、最高速度の話では無いように読み取れる。 -- 2014-11-10 (月) 00:14:14
  • 書き方で混乱させてしまったようですみません。最高高度の話ですので「ジェットエンジンが稼働することが出来ます」と修正しておきました。速度の場合は仰る通りパーツ数が多いと遅くなりますので、低空で遊ぶジェット機の場合あんなに付ける必要は全く無いです。 -- tanisi? 2014-11-10 (月) 07:44:36
  • これは便利な技術ですね・・・ SSTOとかで核エンジンとジェットエンジン使う時に小さくできて良い感じ -- 2015-01-16 (金) 22:42:30