○○ニキ

Last-modified: 2023-09-04 (月) 01:05:51

「○○アニキ(兄貴)」の省略形。


解説

野球界で「アニキ」と言えば元阪神タイガース・金本知憲の尊称である。
しかし、なんJでは2008年に金本がベンチ裏で喫煙をしていることが発覚した影響で「ヤニを吸うアニキ」を略したヤニキという蔑称に発展してしまった*1。ここから人物の後ろにニキを付ける命名法が発明され、蔑称・尊称両方で使える便利性もあり広まった。
2010年に阪神に入団した城島健司をジョニキと呼んだことで、特に阪神に入団する大物選手を○○ニキと呼ぶことが定着する。
ジョニキ以外では、マニキ(マット・マートン)、メセニキ(ランディ・メッセンジャー)、スアニキ*2ロベルト・スアレス)など。

勿論この命名法は野球選手以外にも派生し、有能な人物には尊称として、キチガイ地味た言動を取った人物には蔑称として*3、あるいは本名が分からなければとりあえず、といった風に「○○ニキ」呼びが普及した*4
なんJ民の中で有名な人物に3倍打点ニキフェニキチンコビンビンニキマグヌスニキなどがある。
2010年代後半になんJ文化がインターネット大衆に拡散するにつれ、お股ニキのように「○○ニキ」を自称する例も増えたが、本来の使い方とは間違っていることに留意していただきたい。


ネキ

ニキはその誕生から男性に対して与えられる名であり、女性にはアネキ(姉貴)の意味で「○○ネキ」とするのが一般的である。
しかし、吉田沙保里(女子レスリング)・澤穂希(女子サッカー)・伊達公子*5(テニス)など現役時代に逞しい身体能力と実力を見せつけたアスリートに対しては、敬意を表して「○○ニキ(またはアニキ)」とすることがある。
逆に、男性にネキが使われるケースも存在する。


関連項目


*1 なお、後述の城島入団後であるが、2010年に肩を故障して以降は守備で失態を重ね、左2キなど様々なニキの付く蔑称が考案されてしまった。
*2 兄のアルバートの尊称でもある。
*3 しかし近年では、「○○ガイジ」が普及した影響からかこちらの意味合いで使われる機会はかなり減っている。
*4 実際には功罪両面がある人物の場合には尊称なのか蔑称なのか明確に区別されないこともある。いずれにしてもニキと呼ばれるのは善悪問わず目立っている人物である。
*5 結婚・離婚を経て名前はクルム公子→クルム伊達公子→伊達公子と変遷。