メモリアルクラッシャー

Last-modified: 2024-04-05 (金) 14:25:38

相手チームの記念となる試合に限って活躍を見せる存在。主に下記の2つを指す。

  1. 村田修一(主に横浜ベイスターズ時代)。詳細は当該項目及び行くな!行くな!越えるな!を参照。
  2. 2015年以降のDeNA球団。

本項では2について解説する。


概要

村田によるメモリアルクラッシュは以前から知られていたが、球団自体が注目されるきっかけとなったのは2015年9月26日の中日ドラゴンズ戦。当試合は谷繁元信の引退試合であった。中日の1点リードで迎えた9回裏、DeNAは筒香嘉智アーロム・バルディリスが本塁打を放ちサヨナラ勝ちを収める。
DeNAは翌年以降も相手球団(もしくは所属選手)の節目となる試合で華を持たせるのを拒否するがごとく勝ち続けたため、本呼称が定着した。
他球団のみならず自球団のメモリアル試合でも敗戦を喫するケースが多く*1*2、「自分のメモリアルも破壊する」意味も含んでいる。


DeNAの記念試合破壊歴

分量が多いので折りたたみ。特に断りのない限りDeNAの勝利。

2015年以前
  • 2014年10月1日 対中日戦(鈴木義広の引退試合)
    本年唯一の一軍出場でワンポイント登板した鈴木から、黒羽根利規が本塁打を放っている。試合自体は中日が勝利。
  • 2015年7月3日 対阪神戦(阪神球団通算10000試合)
    1-3で迎えた9回裏、後藤武敏が守護神の呉昇桓から同点2ランを放つ。最後は石川雄洋がサヨナラ打を放ち勝利。
    この結果、NPB史上初のセ球団全チームが借金持ちという珍事が引き起こされた。
  • 2015年9月26日(谷繁元信の引退試合)
    概要参照。メモリアルクラッシャーが本格的にクローズアップされる。
2016年
  • 4月20日 対広島戦(永川勝浩の通算500試合登板)
    0-3で迎えた7回裏、一死満塁の場面で登板した永川からホセ・ロペスが満塁弾を放ち、その後も追加点を挙げ0-8と大勝。永川は苦悶の表情で花束を受け取った
  • 6月25日 対巨人戦(村田修一の通算1000打点)
    5-6で迎えた8回裏、セットアッパーのスコット・マシソンからエリアン・エレラと桑原将志が適時打を放ち逆転。
  • 7月22日 対巨人戦(山口鉄也の通算600試合登板)
    12回裏に登板した山口から、筒香が3試合連続マルチ弾となるサヨナラ本塁打を放つ。
  • 8月6日 対中日戦(岩瀬仁紀の通算900試合登板、荒木雅博の370盗塁(球団新記録))
    3-4で迎えた8回裏、登板した岩瀬に対し1つもアウトを取らせず3得点、岩瀬は苦悶の表情で花束を受け取り降板(後述)。岩瀬に敗戦投手が記録された。
  • 9月23日 対巨人戦(坂本勇人の通算150本塁打)
    坂本を含む2本塁打を放った巨人に対しDeNAは6本塁打、 12得点を挙げ12-4で勝利。坂本の記録達成が霞む形となった。
2017年
  • 5月20日 対巨人戦(阿部慎之助の通算2000試合出場)
    6回裏に、当時不振に陥っていた桑原が決勝打を放つ。
  • 5月28日 対阪神戦(糸井嘉男の通算250盗塁)
    3回表に戸柱恭孝の3ランなどで一挙6得点を挙げ逆転。
  • 6月16日 対オリックス戦(西勇輝の通算1000投球回)
    3-3の8回裏に黒木優太から戸柱が勝ち越し3ランを放つ。
  • 6月17日 対オリックス戦(中島宏之の通算1500試合出場)
    戸柱に逆転満塁弾が飛び出す等、14得点を挙げ大勝。
  • 8月16日 対中日戦(岩瀬のシーズン48試合登板(40代の最多登板タイ記録))
    2-2の9回裏に登板した岩瀬から倉本寿彦がサヨナラタイムリーを放つ。
2018年
  • 6月30日 対広島戦(丸佳浩の通算1000本安打)
    0-1の3回表、1000本目のヒットとなった打球をセンターの神里和毅がファンブルし、その間に菊池涼介がホームを狙うもタッチアウト。1000本安打を祝うアナウンスが流れると同時に本塁憤死を巡るリクエストが行われる珍プレーへと発展した。
    その後筒香が逆転2ランを放ち勝利。
  • 9月24日・25日 対広島戦(球団の優勝マジック1)
    マツダスタジアムで開催されたカード。
    24日は序盤に先制を許すもネフタリ・ソトが2本塁打を放ち逆転勝利。
    25日は2点リードを追いつかれるも、8回表にヘロニモ・フランスア*3からロペスが勝ち越しの一発を放ち勝利。
    マジックの対象となるヤクルトも連日勝利したため、広島は地元での優勝決定が2日連続でお預けとなった。
2019~2022年
  • 2020年10月29日 対巨人戦(丸佳浩の通算200本塁打、球団の優勝マジック2)
    DeNAの1点リードで迎えた2回表に丸の本塁打で追い付かれるも直後に勝ち越し、7回にも3点を追加し勝利。
    DeNAは前年に続き、眼前での優勝を回避した。
  • 2021年4月4日 対広島戦(野村祐輔のデビューから187試合連続先発登板(NPB新記録))
    3回裏に神里和毅が、4回に宮﨑が野村からソロ本塁打を放ち3-1で勝利。野村は敗戦投手を喫する。
  • 2021年10月10日 対中日戦(福留孝介の日本通算2000試合出場)
    同点の9回裏に登板した守護神のライデル・マルティネスを攻め立て、柴田竜拓がサヨナラ犠牲フライを放つ。
  • 2022年9月9日 対阪神戦(藤浪晋太郎の通算1000奪三振)
    4回裏に記録を達成し、2安打1失点と好調に抑えていた藤浪を5回に打ち込み一挙7得点を挙げる。
2023年
  • 2023年4月18日 対巨人戦(坂本勇人の通算2000試合出場)
    8回まで先発・石田健大が無失点の快投で、9回も坂本を含め三者凡退に抑え0-2で完封勝利を挙げた。
  • 2023年5月17日 対広島戦(九里亜蓮の通算1000投球回)
    6回裏終了時に九里が1000投球回を達成。広島リードのまま九里は8回途中まで粘りの投球を見せたが、牧、ソトに連続ホームラン*4が飛び出し逆転勝利。
  • 2023年7月28日 対ヤクルト戦(青木宣親の通算1000得点)
    6回裏に青木が逆転3ランを放ち通算1000得点を達成したが、8回に中継ぎの清水昇を打ち込み逆転。空砲に終わらせる。
  • 2023年8月26日 対中日戦(大島洋平の通算2000本安打)
    3回裏に大島が安打を放ち通算2000本安打を達成。
    しかし、11回までお互い0-0の展開が続いた末、佐野が12回に清水達也から先制タイムリーを放ち勝利。
  • 2023年9月1日 対巨人戦(岡本和真の通算200本塁打)
    2回表に岡本が通算200号となる先制ホームランを放つが、直後の2回裏に山本祐大の2ランホームランが飛び出し逆転勝ち。
2024年
  • 2024年4月4日 対阪神戦(近本光司の通算150盗塁)
    3回裏に近本が通算150盗塁を達成するが、2点ビハインドで迎えた6回表に楠本の2点タイムリーなどで逆転勝ち。


使用例(岩瀬900試合登板時)

【TBS2】横浜×中日 ★8
https://raptor.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1470483438/

506: 風吹けば名無し@無断転載禁止 (スププ Sd6f-d+5h) 2016/08/06(土) 20:29:19.68 ID:W3yIazWZd
メモリアルをぶち壊すことに定評のある横浜

511: 風吹けば名無し@無断転載禁止 (ワッチョイW c780-tuv 2016/08/06(土) 20:29:23.64 ID:udsUZQnb0
横浜はこういう時に空気読まずうつで

562: 風吹けば名無し@無断転載禁止 (ワッチョイ cfd5-+Lqe :2016/08/06(土) 20:42:41.92 ID:7VWRsFG+0
メモリアルクラッシャーベイスwwwwwww

582: 風吹けば名無し@無断転載禁止 (アウアウ Sa47-d+5h) 2016/08/06(土) 20:42:47.04 ID:wHg3cDhka
永川につづき岩瀬まで…

苦悶の表情で花束を受け取る岩瀬

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関連項目


*1 筒香およびロペスの日本通算100本塁打、宮﨑敏郎の通算1000安打、三浦大輔の引退試合、藤田一也の引退セレモニー、今永昇太の通算1000奪三振など。
*2 知野直人がセ・リーグ第100号代打満塁弾を打った際には史上初となる代打満塁弾を放った側のチームが敗戦という珍事を果たした。
*3 当日は誕生日であった。
*4 ソトはこれが通算150号ホームラン。