右のボウカー

Last-modified: 2023-12-09 (土) 10:14:38
  1. マット・マートン(元阪神、右打ち)の別称。
    2012年、「左のマートン」と評されたジョン・ボウカー(巨人)と揃って不振に陥り、両者が(期待外れという意味で)類似した成績を残したため本呼称が誕生、定着した。
  2. シェルドン・ノイジー(阪神、右打ち)の別称。(2023年シーズンにて)日本シリーズや消化試合でのみ打撃成績が良かったことから。

ここでは1.について解説する。

経緯

2012年1月、読売ジャイアンツは新外国人のジョン・ボウカー(左打ち)の獲得を発表。同時点で当時のNPBシーズン最多安打記録*1を持つマートンになぞらえ「左のマートン」と評されていた*2
しかし、当時の巨人は自前外国人の調達能力が極めて低く*3、加えて「○○と同タイプ」と実績を残した選手に喩える行為自体が死亡フラグと認識されていたため、なんJでは当初から「まーた巨人が糞外人を獲ったのか」等の意見が多数見られた。


2012年

開幕から両者共に打撃不振に陥る。マートンは守備・走塁面においても精彩を欠くプレーを多発していた。
揃って成績を残せない様からマートンに対して「右のボウカー」が名付けられ、ボウカーに対しては「左のマートンという評価は(悪い意味で)正しかった」と認識が改められた。

  • シーズン成績
    選手名試合打率本塁打打点出塁率長打率OPS
    ボウカー*69.196(184-36)310.267.310.577
    マートン121.260(453-118)538.290.342.632
    ※本年は低反発球


2013年

ボールの反発係数の正常化に伴い両者共に復調。良い意味で似た成績を記録した。

  • シーズン成績
    選手名試合打率本塁打打点出塁率長打率OPS
    ボウカー105.262(271-71)1446.315.502.817
    マートン143.314(566-178)1985.361.484.845
    太字はリーグ最多


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*1 214本
*2 両者は当時の海外スカウト担当が「マートンかボウカーか」と候補に挙げるなど並び立つ存在であった。
*3 同年時点で直近の規定打席到達は1996年のシェーン・マック。