砂遊び

Last-modified: 2023-12-04 (月) 11:57:26

東野峻*1(元巨人→オリックス→DeNA)の投球スタイル及び本人の蔑称。本人に対しては「砂遊び」の他、略したも用いられる。


概要

東野は2004年ドラフトで7巡目指名を受けて巨人に入団。2008年から頭角を表し、2009年は開幕投手に抜擢。しかしこの年は制球難から球数や四球が多く、テンポの悪い投球スタイルもあり勝ち星が伸びなかった。
その繰り返しに業を煮やした原辰徳に砂遊びと言われることになる。また阪神戦に非常に弱かったこともヘイトを集める要因となりこれ以降、東野が不甲斐ないピッチングをする度に呼ばれたため、蔑称として定着した。


初出の記事

原監督 東野に「砂遊び卒業しなきゃ」 
「巨人3-5中日」(30日、東京ドーム)
 
巨人の原監督は、6敗目を喫した東野に厳しい言葉を浴びせた。
「これだけ経験を積ませている。砂遊びは卒業しなきゃいけない。同じような失敗が多すぎる」
開幕からローテを任せてきた23歳の投球が、歯がゆかった。
 
直接の敗因となったのは、2-1の六回に小池に浴びた逆転2ランだ。
低めへのボール球を左中間席へ運ばれ、東野は「打たれたら全部失投ですから」
ただ原監督が「砂遊び」と言ったのは、このシーンではないだろう。
 
立ち上がりからテンポが悪く、5回0/3を投げて計5四死球と、攻撃陣のリズムを崩した。
そして2点を先制した直後の五回に、あっさり1点を返された。
点を取った後の回が大事、というのは投手の鉄則。
東野自身も「先制してもらった次の回に点を取られては…。悔しい」と話す。
 
首位攻防戦に負け越し、中日に再び1.5ゲーム差に迫られた。
「まだまだこれから。一戦一戦集中して戦っていく」と原監督。
中日との優勝争いを制するには、東野の成長が不可欠。指揮官の厳しい言葉は、期待の裏返しでもある。
 
ニュースソース デイリースポーツ online(2009年7月31日)
https://web.archive.org/web/20090802021015/https://www.daily.co.jp/baseball/2009/07/31/0002181066.shtml


死刑執行

2010年にはキャリアハイかつチーム最多となる13勝を挙げ、2011年にも3年連続となる規定投球回到達を果たしたものの、2012年は1試合の登板にとどまり移籍を志願。
同年オフに山本和作とともに香月良太・阿南徹との交換トレードでオリックスへ移籍するが、移籍直後の 2013年2月21日に放送された『FNNスーパーニュースアンカー』(関西テレビ)にて、【死刑執行、オリックス東野】というタイトルが出現した。
元々この日、移籍先のオリックスで再起を目指す東野の特集が組まれていたが、偶然にも同日関西で死刑囚*2への刑執行があったため、番組表の見出しもひと繋がりにされた結果「東野が死刑執行されたように見えてしまい、なんJ民からは「砂遊びってそんな重罪なのか」「にトレードされたのは死刑執行のためだった」「逆鱗に触れたら生きることすら許されないんだね(ガッカリ」などとネタにされた。
このことから、男村田スレでの東野は理不尽に死刑を執行される役回りにされてしまった。

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1361437701/
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1361439239/


動画


その後の東野

2014年は一軍登板もなく同オフに戦力外。トライアウトを経てDeNAに入団するが、故障などの影響から3登板のみで再び戦力外となり現役を引退。

2016年はDeNAで打撃投手、2017年からは同スコアラーを務めていた*3。2024年から二軍投手アシスタントコーチを務める。


本物の「試合中に砂遊び」

2021年5月8日のロッテ対オリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)で発生。
8回裏、2アウト1・2塁の場面でオリックス投手・富山凌雅が2塁に牽制球を投げる。ヘッドスライディングで帰塁した2塁走者のレオネス・マーティンは何を思ったか突如グラウンドの砂をつかむとベースカバーに入っていた安達了一に砂をかけた。
ロッテが1点ビハインドで同点のチャンス*4という緊迫した場面で行われたこの謎の行為は各所で叩かれる……ことはほぼなくむしろマーティンの明るい性格を表すシーンとして好意的に受け止められることとなった*5

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なお、過去にベース上でのジャンケンを批判した某雑誌はこの件についての言及はなかった模様。

関連項目



Tag: オリックス 巨人 HARA語 蔑称 誤植


*1 苗字の読みはとうの
*2 大阪拘置所に収監されていた死刑囚(2004年に発生した奈良小1女児殺害事件の犯人)。同事件の被害者が近鉄ファンだったことから、中村紀洋(次女が被害者と同い年)が霊前に自身のサイン入りバットとグラブを供えている
*3 2016年シーズン中に肩を故障、翌年からは兼務していたスコアラーに専念している。
*4 なおロッテはこの局面で点を奪えず、試合はオリックスが勝利した。
*5 翌日の試合での様子を見るに安達にも好意的にとられた模様。また、別の日には同じような場面で源田壮亮(西武)に同じようなイタズラを仕掛ける様子が見られている。