社会人No.1内野手

Last-modified: 2024-02-05 (月) 19:05:01

安達了一(オリックス)の別称。

この他、

などとも呼ばれる。


経歴

2010年、社会人の名門・東芝では入部1年目からレギュラーを奪取。都市対抗野球でも1番・遊撃手として出場、打率.391でチームの優勝に貢献し若獅子賞を受賞した。
2011年ドラフトでは「社会人No.1内野手」との呼び声も高く、オリックスから1位指名*2を受けて入団。新人ながら背番号「3*3」を与えられるなど、球団側も大きな期待を寄せていた。

プロ入り後

2012年5月に一軍昇格。
当時は遊撃手のレギュラーの大引啓次が腰痛を抱えており、昇格後はショートスタメンで起用される。

しかし

など社会人No.1内野手どころか素人のようなプレイを連発する体たらくであった。にも関わらずスタメンで起用され続けた事からショートが聖域化し、さらに「2011年ドラフト1位は川端崇義*4であり、安達は8位指名だった」と歴史修正が行われるなど、多くのオリックスファンが不満を抱いた。
また他球団ファンから見ても印象に残るプレーがやけに多く見られ「安達はやらかし要員」という認識がプロ野球ファンの間ですっかり定着してしまった。

しかし年を経るごとに守備や打撃は向上し、レギュラー格として定着。年齢を重ねてからは主にセカンドで起用されているが、それでも一定活躍を見せていることや川端が2017年をもって引退したことから、上記の歴史修正ネタが蒸し返されるようなことはほとんどない。
さらには「守備の名手ではあるものの本人や所属球団が地味なせいで今宮健太源田壮亮の陰に隠れっぱなし」という理由から、「終身名誉ゴールデングラブ賞候補」として逆方面でネタにされることまであった。


記事で振り返る社会人No.1内野手

安達は「直球ばかりなんで打てて当たり前です。(広角への)意識は持っていました」と初々しく振り返った。「生きた球の方が安達は対応するよ。新人では一番対応しとった。(深江も含め)実戦とかゲームでやるんちゃうか。ゲームになったら、サッパリというのはたくさんおる。ああいう姿を見たら使おうかなと思うよ」岡田監督も満足げに話した。

本多は「森脇さんから得るものが大きかった。僕に(安達を)預けてくれたのはありがたい。森脇さんの教えを確認できる」と安達に森脇イズムを叩き込む考えだ。しかし、そんな裏で、ある事件が起こっていた。
安達は集合日の前日(6日)の昼まで場所を「佐賀」ではなく「滋賀」と勘違い。「なんでそんなに寒いところでやるんだろうと思っていた。本多さんに電話で“集合は博多駅で午後1時な”って言われて気付きました」

2軍キャンプを視察したオリックス・森脇監督が、後藤について「そのうち、こっちに来るよ」と1軍昇格を示唆した。(中略)一方で、1軍でミスが続いている安達に対しては「プレーの精度は1軍のあるべき姿ではない」と厳しい。


関連項目


*1 予想の斜め上を行くプレーに定評がある選手全般に使われ、かつてオリックスに所属した選手では古木克明や後藤光尊に対して使われていた。
*2 高橋周平(中日)の外れ1位。
*3 過去には長池徳士や石嶺和彦が着用していた。
*4 同年のドラフト8位(最下位)指名ながら外野のレギュラーに定着し規定打席に到達。しかし2年目以降は伸び悩んだ。