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世界にしか通用しない男

Last-modified: 2017-08-09 (水) 08:12:41

読売ジャイアンツ・小林誠司のこと。


2016年の小林 Edit

小林は元々打撃が期待できる選手ではなく、2016年の打率.204はセ・リーグの規定打席到達者の中では最下位、その上チームメイトの投手である菅野智之以下。4本塁打・35打点も代表レベルであるとは言い難く、先輩の阿部慎之助からは度々苦言を呈されていた。
また、守備でも2016年のWBC強化試合において捕逸暴投を量産*1、WBC代表選出はないとの声が強かった。


侍の正捕手に Edit

しかし球界全体の捕手不足の事情*2もあり小林は代表召集されたが、チームメイトの菅野専用の3番手捕手の立場と見られていた。ところが、

  • 近年の日本代表で正捕手を務めており、チームのまとめ役としても期待されていた嶋基宏(東北楽天ゴールデンイーグルス)が本番数日前に怪我で離脱*3
  • 嶋の代わりに正捕手昇格と思われていた大野奨太(北海道日本ハムファイターズ)のリードが投手陣の大炎上を招き首脳陣の信頼を失う*4
  • 小林は、前年の強化試合から見違えるように成長したキャッチング、台湾選抜戦で2回を6安打4失点と炎上した牧田和久(西武)を無失点に導く好リードでなど守備で結果を残す

という経緯を経て、まさかの正捕手へ定着した。
ただ、守備で首脳陣の信頼を得た一方で打撃は期待されておらず、強化試合や壮行試合での打撃成績も案の定だったため、棚ボタ的に代表正捕手が転がりこんできた幸運から、マスコミからは「ラッキーボーイ」という扱いにとどめられていた。


『世界にしか通用しない』男の誕生 Edit

ところが本番が始まると、全く期待されてなかったのがウソのように大活躍。

バント失敗後に強行策へ切り替え初安打を放つとチームメイトの驚きを誘い好守を連発*5、課題の打撃*6でも結果を出していく。
小林の活躍は、なんJのサーバーを何度も落とすほどの注目度になり、3月14日のキューバ戦後に小林への代打采配(代打・内川の右犠飛で決勝点)について熱い議論が交わされ、準決勝のアメリカ戦では打席に立つだけでサーバーを落とすなど、侍ジャパン史上初の予選ラウンド全勝突破に攻守で大きく貢献し下馬評を覆す大活躍を披露。
最終成績は打率.450(チームトップ)・1本塁打・6打点(チーム内4位)・失策0・捕逸0・許盗塁0(盗塁阻止率100%)、WBCベストナイン受賞*7まで期待されるという、大会が始まる前に言ったところで誰も信用しないような活躍を見せたのである。

 

その活躍の裏で代表選手とは到底思えない冒頭の前年打撃成績が再び話題となり、「侍ジャパンの正捕手・小林誠司と巨人の小林は別人」と言われる中で世界にしか通用しない男と呼ばれるようになった。この他にも、『劇場版のび太』『自分が阿部だと思っている精神異常者』などの呼び名が生まれている。


その後 Edit

2017年の小林は開幕12試合終了時点で驚異の打率.088・0本塁打・0打点を記録。今回のWBC代表は一部選手を除いてシーズンでは軒並み大不振であるが、上記のように想定以上の大活躍だった小林は特に目立ってしまっているため、WBCでの活躍は「元々ずれたところを振っているから(外国人投手では主流の)ムービングボールにジャストミートした説」も囁かれた。

 

そんな小林は選手間投票でオールスターに選出されたものの、その時点でも打率.190・0本・12打点と相変わらずの低調ぶりで、(打撃での)大活躍はないと思われていた。
しかし第2戦にスタメンで出場すると、先発したオリックスバファローズ・金子千尋から1打席目の初球を捉え、誰もが柵越えを確信する本塁打。WBC後の公式戦では打っていなかった本塁打を1打席どころか1球で放った*8のだった。

交流戦では打率.273(33-9)・2打点と比較的好調であり、またオールスター戦の本塁打から、現在はファンの間で「セ・リーグのピッチャーに合わない説」「村田真一ヘッドコーチの指導が悪い説」の二説が有力になっている。

世界にしか通用しない男が誕生した瞬間の侍ベンチ Edit

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関連項目 Edit



Tag: 巨人 国際試合






*1 ただし、2016年の小林は両リーグを通じて最も低い暴投捕逸率を記録しており、「(この時に投じた)千賀滉大(ソフトバンク)の『お化け』とも形容されるフォークボールは流石に取れない」という擁護の声も見られた。
*2 現役選手で捕手としての実績が一番高い阿部は慢性的な首の怪我と加齢の影響で一塁手へコンバートされており、他球団でも小林らと比較して突出した人材は少なかった。また小林は盗塁阻止率・捕逸暴投阻止率1位と、指標では12球団トップの守備力であった。
*3 代表に残すためか当初は「違和感」としていたが結果的に右ふくらはぎ肉離れが判明、登録を取り消した。その代役として炭谷銀仁朗(埼玉西武ライオンズ)が緊急召集。
*4 大野が最後にスタメンマスクを被った2月28日の壮行試合・台湾リーグ選抜戦で17被安打8失点。同試合の解説・古田敦也は終始解説席で不満を述べ、普段は「リードは結果論」と持論を述べているはずの里崎智也からも注文をつけられる始末だった。
*5 細川亨(楽天)からの助言もあり千賀のフォークを止める、1次ラウンド・中国戦に牽制で走者を刺す、同オーストラリア戦で5回一死満塁・カウント2-0とした岡田俊哉(中日)に間合いを取ってのピンチ脱出など。
*6 3月15日の2次ラウンド・イスラエル戦でボテボテのピッチャーゴロがセーフ、直後のオーバーランでも何故か野選に近い形でオールセーフを誘うなど運にも恵まれていた感はあるが、ファールで粘り四球を選ぶなど前年からは考えられないような姿も見られた。
*7 結局は同大会の準優勝に貢献したヤディアー・モリーナ(プエルトリコ)が選出。
*8 史上17人目(前年に西武・栗山巧も達成しており1年ぶり)、初打席初球に限れば史上4人目。