阪神ファンの蔑称。当て字蔑称の「犯珍」と、「チンカス」を掛けている。○○カスの元祖でもある。
稀に阪神タイガースそのものに対する蔑称としても使われる。
概要
阪神タイガースは大都市である大阪や野球の聖地・阪神甲子園球場を構える兵庫をはじめ近畿一帯を基盤とした恵まれた土壌、地元メディアの手厚い応援もありファン人数が巨人とトップを争うとされる*1。
2023年の1試合平均の観客動員数は41,064人であり、MLBを含めてもロサンゼルス・ドジャースに次いで世界第2位*2を記録する人気球団(もちろん日本国内ではトップ、かつ唯一の4万人超え*3)である上に、狂信的なファンの割合も多いとされており、“応援=信仰”という扱いから「阪神タイガース教」という単語も誕生。
そのため人気を恃む常軌を逸した言動、マナーの悪いファンへの反感としてこの蔑称が考案され、阪神ファン全員の蔑称*4としてや阪神ファンへの煽りに使われている。
その他、Vやねん!を始めとする阪神ファン・阪神贔屓のメディアの優勝確信からの数々のV逸劇はなんJ民の間ではある種のお笑い草になっている。
阪神ファンの著名人
巨人と並ぶ大手だけに数が多いため、特に有名なエピソードを持つ人物のみ取り挙げる。
- ココリコ・遠藤章造(芸人)
阪神一筋で16年間在籍した投手・岩田稔と顔立ちが似ている事がよく取りあげられており、本人公認で“遠藤が兄、岩田が弟”とネタにされている。ちなみに遠藤自身もかつては野球に打ち込んでおり、野球留学を経験した高校時代にはプロのスカウトが視察に訪れる事もあったという。
- ダンカン(タレント)
珍カスの代表格。長男に「甲子園」次男に「虎太郎」とキラキラネームをつけるほどの阪神好きで、シーズン中はサンケイスポーツに珍カス全開のコラムをほぼ毎日書いている。
また自身のブログでイチローの引退試合について「なんだこのシラケ・・最後が客寄せパンダって・・くだらね~」と綴り批判が殺到した。翌日に同ブログで「ぞんざい過ぎたと書き方には反省しています。」と謝罪した。ただし当該ブログの削除はしていない。
- 千秋(タレント)
ココリコ・遠藤の元妻で、同じ阪神ファンという繋がりから仲良くなったというのが馴れ初め。特に遠藤そっくりである岩田を母子共に応援しており、(遠藤と離婚後)岩田との2ショットを披露した際は「復縁した」とネタにされた。2024年にTV番組で偶然334gという数字をたたき出してしまい、そこに「なんでや!阪神関係ないやろ!」と反応できなかったことに対して反省文を提出している。
- 渡辺謙(俳優)
甲子園での試合では度々野球中継で内野席から応援する姿が目撃されている他、シーズン最終盤でチームの優勝がかかっている時は仕事を空けたり、オフシーズンにはプライベートで球団のキャンプ地に赴く事もあるという程の熱烈な阪神ファン。一方で矢野退任時に労いの言葉をかけるどころか、采配批判を行い反発を受ける等、珍カスらしい行動も目立つ。下半身トラブルも多い一方で本業の実績が圧倒的*5なことから、氏の偉大な経歴に対する敬意と上記の問題行動に対する軽蔑も踏まえて「世界の珍カス」と呼ばれることもある。
- 本庶佑(医学者)
ノーベル生理学・医学賞受賞者として在阪メディアの毎日放送から取材を受けた際、金本采配を猛批判*6。任期途中での辞職を早めたとの説がある。こちらも「世界の珍カス」かもしれない。
なお本人はどんでんこと岡田彰布の後援会会長であり親交もそれなりに深い事から、「どんコメを理解できるであろう数少ない存在」とも称されている。
- 水樹奈々(声優・歌手)
自身のラジオでセ・リーグの優勝チームを予想する時には必ず阪神と答える(そして予想が外れて罰ゲームポイントが加算される)のがお約束になっている。甲子園球場でライブを開催したことがあったり*7、球団関係の仕事*8の経験もある。
- 渡部優衣(声優)
松嵜麗と双璧を成す声優界の熱狂的野球ファンとして知られ、甲子園での目撃情報も多い。松嵜からつけられた「阪神さん」の異名で呼ばれることもある*9。かつて自身がパーソナリティを務めたラジオが334回で最終回を迎えた際に「なんでや!阪神関係ないやろ!」と発言したことがある。
- 優木紗里(グラビア)
2021年10月24日にツイッターへ投稿した内容が、「他球団選手へのリスペクトを著しく欠いている」との叱責を受けたが、ごく一般的な珍カスの習性とも言えるため、(特に)阪神ファンからはあまり叩かれなかった。