和製外国人

Last-modified: 2023-12-09 (土) 12:08:37

主にメジャー帰りや代表入り経験のある日本人選手につけられるニックネーム。
代表的なものにジョージ・マッケンジー*1城島健司*2)やニック・ダルマー岩村明憲*3ウゴ・ケデブ村田修一)、リキ・ミデブ筒香嘉智)がある。


概要

単に「名前が外国人風に聞こえる」という理由だけでなく、「今ここにいるのはかつての名選手(期待の星)ではなく、アメリカから来たダメ外国人」と揶揄する意味でこのようなニックネームが付けられることが多い。

 

メジャー帰りや代表に選ばれた選手以外にも、中日ドラゴンズ監督(当時)・落合博満も「見くびるなよ」発言から「ミック・ビルナー」と名付けられた。また山口俊は渡米前、かつてのチームメイトのギジェルモ・モスコーソやマイルズ・マイコラスと愛称「どすこい」を捩った「謎の新外国人・ドスコーソ(ドスコラス)」という別称が定着していた。しかし、海を渡ってからは炎上しまくりテイラー・スコットを捩った「ドスコット」や「ドスットコ」という蔑称を追加された。

 

また、2009年に東北楽天ゴールデンイーグルスの監督(当時)・野村克也が、シアトルマリナーズから阪神タイガースへの移籍でNPBに復帰した城島に対して「あいつは人間失格*4、ジャパニーズリンデン*5や」と、かつて楽天に在籍した問題児外国人選手に例えたことも。

 

1995年には阪神・淡路大震災支援のために日本人選抜と外国人選抜のドリームマッチがオールスターの前日に開催されたが、外国人選手で捕手を守れる選手がいなかった*6。そのため野球留学経験のある日本人選手を選抜することになり、当時ロッテの定詰雅彦が「ジョー」、巨人の大久保博元が「デーブ」として外国人選抜に参加したという、公式和製外国人と言えるような出来事があった。

関連項目



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*1 英語圏ではかなりよくある名前である。城島登場以前から、ニール・マッケンジー(世界的バイクレーサー)と新沼謙治(日本の歌手・俳優)の取り違えがネタにされていたという経緯もある。またここから派生して、新沼慎二(元DeNA)が「ニーヌ・マッシンジー」と呼ばれることもまれにあった。
*2 福岡銀行のCMに出演した際、この名義で出演していた事などから本人公認である。
*3 なお、単に「ダルマー」と言った場合は、ダルビッシュ有田中将大の二人を指す。
*4 2009年の第2回WBCの際、野村は「城島のリードでは勝てない」と発言、それに反論する城島との舌戦を繰り広げた。なお注釈すると、野村は基本的に「貶しのノムさん」と呼ばれる性格であり、城島とはダイエーホークス時代からある種、ネタとしての舌戦を展開していた。
*5 2009~2010年に在籍したトッド・リンデン。ラフプレー・暴言癖・監督批判・素行不良など、とにかく問題児だった。
*6 メジャーリーグ時代は捕手を務めていた日本ハムのティム・マッキントッシュを予定していたが、成績不振により6月に解雇された。
*7 高山俊(阪神)を指す。