Trait遺伝の基本
このゲームにおけるTraitは、全て劣性形質である(遺伝子の優性・劣性であって、Traitそれ自体の優劣を指すものではない。参考:劣性 - Wikipedia)。
優性遺伝子(X)と劣性遺伝子(x)との組合せのうち、劣性遺伝子のみ(xx)になった場合に発現する(以下、ヒーローのステータスのTrait欄に表示されることを「発現」と呼びます。)。
発現していないヒーローも、これらのTraitの劣性遺伝子を持っている可能性がある。3つまで持てるTraitのうち2つがブランクだった場合、何らかの潜在Traitを持っていると考えたほうがよい。
両親 | 発現の確率 | 組合せの確率 |
両親ともにTraitが発現している | 100% | 100% |
両親の一方にTraitが発現している | 33% | 0% or 50% |
両親とも発現していない | 11% | 0% or 25% |
子供の遺伝子の組合せ(上左)と発現結果
X | x | |
X | - | - |
x | - | x |
子供の遺伝子がxxの場合のみTraitとして発現する。
両親の遺伝子の組合せ(上左)と子供の遺伝子
X | x | |
X | XX | Xx |
x | Xx | xx |
…例えば…
両親がXX(ノンキャリア)とXx(潜在)のとき、子供はXX又はXxになる可能性はあるが、発現しない。
両親がXx(潜在)とXx(潜在)のとき、子供はXX、Xx、xxになる可能性がある。xxになると発現する。
両親ともにxxのとき、子供は必ずxxになり、必ず発現する(ただし例外①により発現しない場合あり)。
両親ともにXXのとき、子供は必ずXXになり、必ず発現しない。
例外① 対立形質に関する例外
対立形質(参考:対立形質 - Wikipedia)は、そのTrait同士が発現を打ち消しあう関係にある。
相反する性質のTraitが存在するTrait。例えばQuickは相反するSlowが存在するため、この例に当たる。
この例外は、相反するTraitを持った親同士に生まれる子供に起こりうる。
例えば、領主がQuick持ちで、配偶者がSlow持ちの場合、その子供はQuickにもSlowにもなりうるが、QuickとSlowの両方が発現するような組合せ(xxyy)になった場合には、お互いが打ち消しあい、QuickもSlowも発現しない。
子供の遺伝子の組合せ(上左)と発現結果
XY | Xy | xY | xy | |
XY | - | - | - | - |
Xy | - | y | - | y |
xY | - | - | x | x |
xy | - | y | x | - |
…例えば…
Quick劣性遺伝子持ちかつSlow劣性遺伝子持ち(xxyy)のヒーローは、Traitが打ち消しあった結果、QuickもSlowも発現しない。
→したがって、Quick持ち同士の子供なのにQuickを持たないケースが存在する:xxYyとxxYyの両親のもとに生まれた子供xxyy
Quick潜在かつSlow劣性遺伝子持ち(Xxyy)のヒーローは、Slowのみ発現する。
Quick劣性遺伝子持ちかつSlow潜在(xxYy)のヒーローは、Quickのみ発現する。
両親の遺伝子の組合せ(上左)と子供の遺伝子
XY | Xy | xY | xy | |
XY | XXYY | XXYy | XxYY | XxYy |
Xy | XXYy | XXyy | XxYy | Xxyy |
xY | XxYY | XxYy | xxYY | xxYy |
xy | XxYy | Xxyy | xxYy | xxyy |
例外② Traitは3つまで
3つを超えるTraitが発現する条件が揃った場合、ランダムでいずれかのTraitが無効化される。
このため、上記条件によって必ず発現すると見込まれるTraitが遺伝しない場合がある。元々複数のTraitを持っている両親の元に生まれる子供にとって顕著に発生する。
例外③ 突然変異
一方の親につき500分の1の確率で完全にランダムなTraitが遺伝する。
言い換えれば、2000分の1の確率で両親ともに全く関係ないTraitの子供が生まれることになる。
結論
とにかく両親ともにポジティブなTraitが発現しているヒーローに子供を産ませるようにすればよい。どんなに片方の親のTraitが優れていても、もう片方の親がネガティブTrait持ちの場合は血統が崩壊する。沢山子供を生産してポジティブTrait持ちを増やすのが近道と思われる。