ソードワールド2.0

Last-modified: 2015-05-03 (日) 16:12:48

ゲームシステム:ソードワールド2.0
長いから最初は初期メイクと禁止事項、システム面、一番下のおっさんレギュレーションのとこだけ読んでください。

進行
セッションやキャラメイクはIRC(IRCnet鯖) #ミリオンライブTRPG で行っていただきます。

キャラメイク

初期メイク
・キャラメイクは必ず自分以外に誰か1人でも見ている状態で振ってください。
・キャラメイクは、基本3回まで振って、その中から選んでキャラメイクをしてください。
 人間の冒険者生まれの場合は、心技体ABCDEFを一まとめとして一回とします。
 3回振って能力値に不満がある場合は、その3回の結果を破棄したうえで一発勝負の1度だけ、振り直しを可とします。
 これら4回のロールで、種族の変更はできません。
・冒険者以外の生まれは能力値ダイス(ABCDEF)を振った後に選択してよいとします。
・キャラクターの設定(年齢等)は、冒険者として信用されるであろう設定にしてください。
・キャラクターシートの経験点の部分には作成時の初期経験点の3000点も含めて記入してください。
 (初期技能と経験点で3000になる)
・参加者1人につき、セッション参加数が4回以下のキャラクターは最大で3キャラまで登録可能とし、
 セッション参加数が5回を超えたキャラクターに関しては上限を設けないとします。

アイテム
・種別ガンの魔力+は、ソリッド・バレットやヒーリング・バレットなど、
 そのガンを使用する魔法にのみ魔力上昇の効果が働くとします。
・2個で1セットになっている格闘武器は、いかなる場合も普通の武器1つ分の処理にするとします。
・アイテムの相当品やフレーバー設定などは各自の判断でお願いします。
 極端にありえない相当品(斧を剣と言ったり)や伝説の武器の名前などは控えてください。

オリジナルアイテム・オリジナル特殊効果
・セッション後に続くオリジナルアイテム・オリジナル特殊効果について。
 オリジナルアイテム・オリジナル特殊効果の適用について。
 レギュレーションとして、GMはどのようなアイテムや効果をPCに与えてもよいとします。
 しかし、その使用については十分に注意し、問題の種になりかねない事を認識すること。
 適用にあたっては十分にPLとの話し合いを行うこととし、
 また、PLの意にそぐわないオリジナル永続効果、ならびにセッション後にまで影響する、
 『肉体、精神に関するロストと死亡を除く効果』は何のペナルティもなく破棄して良いとします。

・永続効果適用PCの運用について。
・オリジナルアイテムや特殊効果を適用されているPCを持つPLは、その旨をキャラクターシートに分り易く明記すること。
・永続効果を適用されているPCを使うPLは、事前にGMにその旨を説明すること。
 そしてGMは別のGMによって与えられた永続効果が適用されているPCを、効果を制限したり参加拒否したりすることができるとします。

下駄
・新規キャラが既存キャラとTRPGをする場合など経験点に差が出る時、これを揃える(下駄をはかせる)ことがあります。
・この下駄をセッション終了後も残すか脱がせるかは、そのセッションを行ったGMの判断とします。

リビルド
戦闘特技、技能特技については、キャラごとに2回まで自由に可能とします。

Q&A、エラッタ更新時について
・各キャラは、+1回の特技変更権(最大2回、リビルド権未使用で2回使える状態エラッタ等が更新されても、
 3回更新できることにはならない)と、キャラ完全リビルド権を得ます。
・完全リビルドは同経験値、同冒険回数の同設定キャラを最初から作成という形になります。
・この際、元のキャラが所持していた名誉点、アイテム、所持金、名誉点が絡むコネクション等は全て初期化とします。
 (能力成長は元の冒険回数分行えます。)
・ただし、7レベル以上キャラ作成時は高レベル冒険者作成ルールに則って、初期所持金と、初期名誉点が貰えます。
・ブックを新しく購入した等の個人のゲーム環境の変化によるリビルドの希望は、リビルド前に相談お願いします。

禁止事項
・場の空気を極端に悪くするような言動や行為
・セッション中に、ルール議論や言い争いを行って、セッションを停滞させる行為
・緊急の場合を除いたセッション中の無断離席、及び過度の雑談

システム面

・基本ルールブックⅠが必須、Ⅱ・Ⅲのデータはブックを所持している人は使用可能とします。
・サプリメントはアルケミスト・ワークス、バルバロステイルズ、ウィザーズトゥームが使用可能です。
 ただし蛮族PCは使用不可とします。
・フェアリーテイマーのルールはウィザーズトゥームの改変前の物を使います
 (フェアリーテイマーは改変後を使いたいGMもいるでしょうから事前にそのGMに相談してください)
・これ以上のブックやサプリメント、オリジナルアイテムを使用する場合、必ずセッション開始前にそのセッションのGMに確認を取ってから使用してください。

GM報酬

・GMも参加PC一人が得ることのできる、経験値、報酬、名誉点をGM報酬として得ることができるとします。
・GMのファンブルはGM経験値に含んでもよいとします。
・セッションで報酬として出したアイテムは全て売却したとして扱い、価格未設定のものは0Gとして扱うとします。
・名誉アイテムは普通の名誉点に還元します。
・GM報酬として得たものは、セッション1回分の報酬をひとまとめに、自分のキャラクターから一人選んで与えることができます。
・また、セッション終了時の能力値の成長は、経験値などを与えたキャラクターの能力値一つを選んで
 成長させることができるとします。
・上記のGM報酬は、セッション後すぐにキャラを選ばずに後で新しく作ったキャラに与えるなど、
 データ管理さえしていれば好きなタイミングで使用していいとします。

唐沢レギュレーション

・初期経験点3000点、初期所持金1200G
ここのレギュレーションの冒険者は、ザルツ地方の一都市である、ミシロ城下街・百万のきらめき亭に属する冒険者です。
この街にいる限り購入不可である商品を除き、すべてのアイテムを自由に購入、売却することが可能です。
ミシロの街は高い城壁と剣の加護による守りで、高い治安が保たれています。
しかし蛮族や魔族の生息地から決して遠くない距離に位置しており、たびたび襲撃されている形跡もあるようです。

おっさんレギュレーション

・初期経験点+13,000点と成長12回でキャラメイク
・初期所持金1200G+1万ガメル+名誉点150
・レギュレーションも前回を踏襲、ただ妖精魔法を使いたい人がWTを持っているのなら導入は可とします。
・戦闘特技はIBを全員が所持していないと齟齬が生じるのでルルブ準拠で。
『鋼殻都市ガイエスブルク』
ロシレッタの南、アルドレアから2日の距離にある、人口3,000ほどのこの城塞都市にはそう呼ばれる逸話があります。
今を遡ること数年、『鉄騎士』の異名をとるロシレッタの冒険者がこの地に巣食った強大な蛮族を討伐し、
その武勇を讃えられ己が土地とすることを許されたのです。
南のオッド山脈と繋がっている洞窟が都市近郊に多数あるため蛮族の出現が多く、
その対策のため幾重にも城壁が築かれたこの街はザルツ地方でも屈指の防衛力を備え、
同時に数多の冒険者をその腹に抱える「冒険者の最前線の街」として急速に発展しました。
わずか数年でこれほどの規模の街ができた裏にはルキスラ帝国からの莫大な支援があったことは公然の秘密となっていて、
ルキスラから招かれた政治顧問が都市運営に参画し蜜月の関係を築いています。
有事の際にはロシレッタとルキスラ帝国を結び、同時にダーレスブルグとフェンディルの連携を分断する位置にあるこのガイエスブルクの街は、
そういった意味からもキナ臭い、それでいてぐつぐつと滾るような熱に満ちた、黄金の栄華と無慈悲な灰が隣り合わせとなった街なのです。
さて、このガイエスブルクは『鋼殻都市』の異名のように幾重もの鋼鉄の城壁で囲まれた街で、
中央に行くほど各種ギルドや評議会館、大商人の私邸や高名な冒険者の店『輝きの向こう側』亭など重要な施設が集中しています。
反対に外層に向かうほど、新市街とは名ばかりの、雑多で、不衛生で、無秩序で、そして地価がお安くなるというわけです。
そのガイエスブルクで最も新しい城門の近く、つまり現段階で住民の誰もがあそこが一番ひどいと思っている立地に、
気鋭の冒険者の店『夜明けの益荒男』、通称『アケマス』はあるのです。
『夜明けの益荒男』は1階が食堂・酒場兼広間、2階が宿となっていて、冒険者の店としては標準的な作りをしています。
石造りの亭内はなかなかに広く掃除も行き届いていますが、
冒険者の店らしい活気、という言葉で片付けるにはいささか無秩序で殺伐とした雰囲気に満たされています。
1階の奥、調理場とフロアを仕切るカウンターには黒髪の若い男が腰掛けていて、良家のお嬢様が目にしたらそれだけで妊娠してしまいそうな、
これでもかというほどゲスい記事が満艦飾のゴシップ誌を実に楽しそうに読んでいます。
彼はサディ・ド・エスドスエ。5年ほど前からずっと18歳を名乗り続けている自称人間で、この店の主人でもあります。
とはいえ彼の持つ愛想は上辺に並べるほどにも足らず、店を流行らせようといった気概もさらさらありません。
何一つ仕事をすることもなく、日がな一日、こうして薄暗い店のカウンターで低俗な本を読むか、
新作のヌードパズルを完成させることに没頭しています。
代わって店を切り盛りしているのはサディを甘やかすことを至上の歓びとしている『嫁の1号』を名乗るシャドウと、
サディに尽くすことに無類の悦楽を覚える『妾の2号』を名乗るナイトメアの2人で、やたら高スペックな彼女たちは
夏場の暖房器具ほども役に立たない主人のダメ人間ランキングを押し上げることに今日も余念がありません。
もちろんこのガイエスブルクでただのダメ人間がのうのうと冒険者の店を続けられるはずもありません。
一見無能の極みに見える彼ですが、
「マグダレーナ・イエイツをマジギレさせた」
「盗賊ギルド『デスクリムゾン』女頭目の暗殺手帳上位常連」
「『生きたまま連れてこい野郎絞め殺してやる』とフェンディルの双子姫から直々に賞金首に指名された」
など危険な女との危険な噂が後を絶たない点では大陸でも屈指の定評を得ています。
そのため犯罪者と一般市民の間、ややグレーゾーン寄りのようなガイエスブルク最下層の住民ですら店の前を通るのも避ける有様で、
こんなところを定宿とする冒険者もそれに比例するように胡散臭い面子が揃うのはもはや自然な成り行きなのでした。
つまりここは、腕に覚えはあるが社会性や道徳心にはいまいち信頼が置けない、
そしてなにより己の野望を隠そうとしない誰よりも冒険者らしい荒くれものどもの巣窟なのです。