テクニック集/グローバルイベントでオブジェクトグループを使用する

Last-modified: 2013-12-23 (月) 21:00:10

通常、グローバルイベントでオブジェクトグループを使用することはできませんが、無理やり使用できるようにする方法が存在します。Stand-Alone ApplicationとiOS Xcode projectにて動作確認しましたが、その他の環境で動く保証はありませんし、公式でも保証の無い手法だということを運営に言われました。そのことを理解した上で使用してください。

手順

1.アクティプオブジェクトにオブジェクトグループを設定

新しいアクティブオブジェクトを作成し、そのオブジェクトにグローバルイベントで使用したいオブジェクトグループを設定します。ここでは例として「一般 1」(英語版では「Generic 1」)を選択します。
objgroup_global01.png

2.オブジェクトグループの正式名称を確認

イベントエディタにオブジェクトグループが追加されていることを確認したら、そのオブジェクトグループの正式名称を確認します(アイコンにマウスカーソルをあわせて待つと正式名称が表示されます)。今回の例では正式名称が「Group.一般 1(Group.Generic 1)」だということが確認できました。
objgroup_global02.png

3.アクティブオブジェクトの名前をオブジェクトグループの正式名称に変更

1で作ったアクティブオブジェクトの名前をオブジェクトグループの正式名称に変更します。(アクティブ→Group.一般 1)
objgroup_global03.png

4.アクティブオブジェクトをグローバルイベントへインポート

グローバルイベントに移動し「新しいオブジェクトをインポート」から1で作ったオブジェクトを選択します。
objgroup_global04.png

5.グローバルイベントに追加されたオブジェクトグループにイベントを設定

グローバルイベントに追加されたオブジェクトグループ(アクティブオブジェクトだが、これがオブジェクトグループに変身します)が消えないように、適当なイベントを作ります。
objgroup_global05.png

6.アクティブオブジェクトの名前を変更

1で作ったオブジェクトを名前を変更してできあがり。
objgroup_global03.png
↑グループ名→適当な別名に変更。

 

objgroup_global06.png
↑名前を変えても既にインポートされた偽装オブジェクトグループは残ったまま。このオブジェクトを使用するとオブジェクトグループとして機能します。

備考

  • 同様の手順でオブジェクトイベントでもオブジェクトグループを利用可能になりますが、手順6の名前変更を行うとグループでは無くなってしまうので注意(オブジェクトイベントにインポートしたオブジェクト名前もきっちり変わってしまう)。
     
    名前変更を行わない場合、フレームイベントには、本来のオブジェクトグループと同名の偽装したアクティブオブジェクトが混在することになり、他からオブジェクトグループを使用したイベントをコピーすると本来のオブジェクトグループではなく同名の偽装したアクティブオブジェクトの方が選択されてしまいます(条件およびアクションを本来のオブジェクトグループへ置き換えれば正常動作する。)。
    objgroup_global07.png
    ↑名前を変更しなかった場合。
    また、名前を変えてしまうとグローバルイベントにインポートしたオブジェクトのアイコンを変更することができなくなるので、アイコンを変えたい場合も名前を変更せずに残しておいた方が良いです。
     
  • 英語版と日本語版ではグループの名称が異なっているため、英語版のグループ名で組まれたmfaを日本語版で開いても、グループ名を日本語版の物に修正しないと動作しません。
    「環境設定」→「イベントエディタ」→「古いオブジェクトグループを使用」にチェックすると、大半のグループ名が数字になるので、英語版と日本語版の間で互換性が保てます。
    objgroup_global08.png
    objgroup_global09.png
    ↑大半のグループ名が数字になる。これは英語版も日本語版も同じ名称。

コメント

  • 掲載ありがとうございます -- 名無し? 2013-02-26 (火) 00:49:40