PoroggoとToadを3枚ずつ入れ、相手の手札をToadにする妨害デッキ。
スキル性質の似たデッキタイプにゴブシャーがある。
ゴブリンデッキやトンベリデッキ、咆哮デッキ、圧縮デッキ、相手のキーカードに命中すれば、相手の行動計画を大きく崩すことができる。
防衛カードに充てるコストを極力削ったり、意図的に総コストの量が小さいデッキを作りやすい点も特徴。
しかし、基本的に自身の防衛にToadを刺すことや、Poroggoのスキル発動条件の関係でデッキの大半を水属性で構築する必要があるため、
防衛力が低い上に速攻戦術に対しても弱く、遊びデッキ・ネタデッキの域を出ない。
それでも、そのスキルの面白さから愛好家がそこそこ存在し、
またフィーバー戦でたまったストレスの息抜きにもぴったりなことから、
特にフリー戦ではこのデッキを使っている人と遭遇することがしばしばある。
(最近は人口が減少したことで、こういったネタに走る人もあまり見なくなり、現れたとしてもゴブシャーの方が主流となっている。)
最近は捨て札をある程度貯めてから使うブラック(終焉・魔女など)を使用しようと
頑張っている相手に対して使うと非常に効果的である。
また、Toadを一枚張っていれば2枚変更できる。
相手のキーカードを2/4=1/2の確率で変化できるということも考えてToad二枚を貼らずに
とりあえず運に任せて使うのも戦略である。
Poroggoデッキを使う時は、忘れられがちなToadのスキルも頭に入れておくようにしたい。
覚えていれば、敵が苦労して付与した『メイワク』『カース』『凍傷』『ウイルス』といった厄介な弱化状態の解除として思い出した頃に活躍する。
逆に忘れていると、場所と状況によっては休憩時間30秒追加がチームの致命傷となってしまう。
このToadの効果により、自身の弱化状態を利用したデッキに対しても効果的となり、結果、咆哮・溶岩の紋章も合わせて全体的に火デッキに強く、Poroggoデッキは火マップに持って行くとまず対象に困らない。
Porogoデッキとレジェンドカード
このデッキの弱点の1つが、防衛カードに防衛力の弱いToadを刺し、かつこのカードがキーカードとなっている点だ。
そのため、Toadが割られないことが理想なのだが、
実際にPoroggoデッキを使うと、相手は思った以上に優先的にToadを破壊しにくるだろう。
破壊されないように動くと当然味方チームの邪魔となってしまう。
そのため、Toadは2枚刺ししたりレジェンドカードと組み合わせるもりも、
スキュラなどの強力な防衛とセットで使用した方がずっと長持ちし、
Poroggoのスキル効果増強の面からみてもレジェンドカードと相性が良くないといえる。
ただ、同じコンセプトスキルに加え、不要なTzee Xicu the Manifestなどを水属性カードに変化させることが可能な紫式部や、
強力な安部を組み込めばより脅威となる点は間違いないため、
デッキ構築やプレイスタイル、プレイングで使用不使用を決め、Toadのマイナス面をカバーしていきたい。
デッキ
マーメイド型
Poroggoデッキで真っ先に思いつくのがPoroggoの手札2枚捨てに着目したマーメイドを組み込んだデッキであろう。
Poroggo、Toad、マーメイドを3枚組み込み、
残りに暗黒の雲ファムフリート、ナーガ・サーペント、ピラニア、ドラゴン・ナイトメアといった捨て札を増やせるカードを組み込んだデッキはPoroggoデッキの中では最も戦場で見かけるタイプだ。
ただ、このデッキはマーメイドを手札に温存できないという短所がある点を心にとめる必要がある。
ジャボテンダー型
Poroggoとジャボテンダーを両立させたデッキも戦場で時たまに見ることができる。
このタイプの最大の利点は当然デッキの回転がはやくなる点であるが、
シャボテンダーは土属性、かつスキルの関係上終盤まで手札に温存するカードであるため、
Poroggoの面からみると、スキル発動条件となる「手札に水属性カードが2枚」の阻害となり、相性はよくない。
このデッキに無属性であるToadは3枚入れると逆に自身がデッキ事故に陥るため、
デッキによってはPoroggoの相手の手札干渉効果の増強は捨ててしまった方がよい。
とにかくバランスをよく考える必要があるだろう。
攻撃サポート型
Poroggoの手札交換効果と3コストであるToadによる防衛カードのコスト節約の両立に着目することで、
Poroggoはあくまで手札交換のためのカードとして3枚組み込み、
ボーンワーロック、アダマンタイタニア、マーメイド・プリースト、ナーガ・サーペント、ウボ・サスラなどのカードを主力として取り入れた、
攻撃面での味方サポート及び敵妨害に特化した水デッキを作ることができる。
手札が不要なカードで染まったらPoroggoで手札を流せるため、
このタイプは大体の時に於いてほぼ全ての防衛に対応でき、
フィニッシャーの補佐ポジションとして仕事をこなせば今も中堅クラスまでの戦場では充分に活躍することができる。
マーメイド・プリーストなどの攻防両立カードが多く入る点も強みの1つ。
また、水の力のメダルよりも、水の破壊のメダルを装備した方が脅威となる。
これを基本に、Toadをもう一枚増やしたりセイレーンやウボ・サスラ、河童などのカードを好みに加えていくとよいだろう。
デッキの性格上APの効率が良いほど役に立つので、ドラゴン・ポセイディアを増やしたりTzee Xicu the Manifestを加えたりするだけでも使用感がだいぶ変わる。
ボーンワーロックは、このデッキの最大の目玉となるので、極力3枚集め、サブ属性も付けておきたい。
相手の動きにまとまりが無いことが多い中堅以下の戦場では、相手が狙っているNPCの近くでこのカードを手札にちらつかせているだけで大きく足止めできることがしばしばある。
ワーロックを使う時は、後続攻撃を行える味方が充分にいることを確認しつつ、
真っ先に厄介な防衛カードを剥がす動きができるようにしておきたい。
ナーガ・サーペントもまた、意を突けるカードが続々実装されている上に、デッキのクリティカル要員ともなるため、是非とも3枚入れておきたい。
逆に、デッキの回転が速くなるためアダマンタイタニアは2枚でも十分なことが多い。クリティカルに自信があるなら防衛を1枚刺している相手も攻撃対象の選択肢に入れていこう。
マーメイド・プリーストは、敵の防衛カードのバウンスや防衛カード代わりになるだけでなく、
自身のToadをバウンスさせて温存したり、
自身に補助された河童を剥がして別のユニットに使い回したり、
戦場のレベルが低ければ、序盤に引いたマーメイドを防衛の2枚目に刺して終盤に回収するといったことにも使える。