MHP3から登場した回復アイテムの一つ。
様々な属性やられを治す摩訶不思議な実である。
目次
概要
- 広範囲に自生する植物の実。
モンスターの繰り出す属性攻撃の影響などを打ち消す特殊な成分を含んでおり、
これを食べる事で一部のステータス異常を一瞬で治療できる。- 恐らく名称の由来は「打ち消す」と「ケシの実」。
- 売却価格が120ゼニーと地味に高価で、農場での栽培や支給品で簡単に集まるので金策として有用。
序盤なら資金源、終盤では実戦用と結構頼りになる存在である。- ただし、MHFでの売却価格はたったの6ゼニーである。
そもそも購入金額が60zなので妥当な部分ではあるが。
- ただし、MHFでの売却価格はたったの6ゼニーである。
- ノベル版では、このウチケシの実の成分から作られた狂竜症の治療薬が登場している。
ただし、ハンターが狩猟時に利用する回復アイテムのような即効性は無いらしい。
- 英語版での名称は「Nulberry」。由来はNullify(無効化する)+Mulberry(クワの実)か。
種類こそ違うが植物の名前を掛けているのは同じ。
アヘンの原料たるケシの実をかじって体調回復!は危ない描写だと思われたのかもしれない
- それにしても燃え盛る炎や体に纏わりついた水や氷、時には粘菌すらも
この実を一つ食べただけで打ち消してしまえるというのは一体どういう事なのだろうか?
謎は深まるばかりである。
MHP3
- MHP3にて初登場。
各種属性やられと、ブナハブラやクルペッコの攻撃による全耐性DOWNのステータス異常を回復できる。
MH3における火消しの実、水守の種、氷散の粒、雷静の種、龍殺しの実の効果を一纏めにしたようなアイテムになっている。
但し上記のアイテムにあった属性耐性を高める効果は無い。
また、勘違いされがちだが防御力DOWNは回復できないので、こちらには忍耐の種を使おう。
MH3G
- MH3Gでも登場。
龍属性やられが(仕様が変更されたものの)復活しているため、MHP3に比べて需要は高まったと言える。
一方、このアイテムの続投の影響か、龍殺しの実を食べる事はできなくなった。
なお、新たに爆破やられがステータス異常として追加されたが、爆破やられは回復できない。
こればかりは消臭玉の役目である。
使い所を間違えないように気を付けよう。後に治せるようになったけど
また怪力の種に次いで高い値段で売れる上に農場で栽培するのに必要な資源も怪力の種より少なく済むので、
序盤の金策として作るのも有効である。- なお、チャチャやカヤンバが装着できるお面の新たなバリエーションとして
このウチケシの実やその成分を利用したウチケシのお面が登場している。
- なお、チャチャやカヤンバが装着できるお面の新たなバリエーションとして
MH4(G)
- MH4では狂竜症のゲージを減少させ、進行を抑えることができる効果が追加された。
- 注意しなければならないのは、「感染進行中のゲージを減らして進行を遅らせる」だけであって、
「狂竜症が発症した後に治療する」ものではないという事。
発症してしまったら時間経過の自然治癒か、キャンプのベッドで寝る以外に狂竜症を治癒させる手段はない。 - 感染進行中であるならば、目の前にモンスターがいるならそれを攻撃して狂撃化を狙った方が早い。
狂竜症克服が間に合わないほど敵の攻撃が激しくこちらの手数が限られてしまうような状況だったら、
どの道ウチケシの実を使っている暇など無いだろう。
目の前にモンスターがいないなら、ウチケシの実を使わない限り発症を黙って見ているしかないが、
狂竜症が治るまで待てばいい。 - このように狂竜症にも効果はあるものの、狂竜症自体が自力克服の手段およびそうした場合のメリットがあるため、
「狂竜症のために」ウチケシの実を持っていくという人はあまり多くはない。支給品に入っている事は多いが…。
- 注意しなければならないのは、「感染進行中のゲージを減らして進行を遅らせる」だけであって、
- 狂竜症以外の効能、各種属性やられに対する効果は今まで通り。
能動的に治せる火属性やられはともかく、時間経過でしか治らないのに効果が割と鬱陶しい他の属性やられは
耐性スキルを付けていけないならばウチケシの実があると安心感が増す。- ちなみに、上位の氷海では「ウチケシの実×10」を一度に拾える場所がある。
上位の氷海に行った時に余裕があったら採取しておくと良いだろう。
- ちなみに、上位の氷海では「ウチケシの実×10」を一度に拾える場所がある。
MHX(X)
- MHXにも勿論登場する。
本作では狂竜化、極限状態は続投しないことが早々と発表されていたため、
狂竜ウイルスの発生源であるゴア・マガラおよびシャガルマガラの続投が危ぶまれていたが、
ある公式動画でこのウチケシの実の説明文の中に狂竜ウイルスへの効果に関する記述が確認された。
この記述はMH4(G)には無かったものを新規に追加した記述であり、耐泥などの例のような表記の変え忘れではなく、
意図して記載したものであると考えられたことから、上記マガラ種の続投が早い段階で判明することになった。
MHWorld
- MHWorldでも無事に続投。
本作では新たにヴァルハザクの用いる特殊な瘴気によって発生する瘴気侵蝕状態の解除にも利用されるようになった。
体力の最大値を直接的に奪われる瘴気侵蝕状態を放置したままヴァルハザクと戦うのは非常に厳しいため、
発症したなら可能な限り素早くウチケシの実を食べたい。
なお、瘴気侵蝕状態に陥ったことで失われていた体力分は、ウチケシの実を使うと同時に回復されるが、
勿論回復するまでの間にヴァルハザクの攻撃などによって受けてしまったダメージはリカバリーされない。
MHW:I
- MHW:Iでは新たに爆破やられを解除する効果が追加されている。
ブラキディオスが積極的に付与してくる
強爆破やられは回避による解除ではかなり手間となってしまうので、
耐性を付けていない場合はウチケシの実の重要性が非常に高い。
またイヴェルカーナやネロミェールを筆頭とした
氷・水属性モンスターの増加に伴い、MHWorld時代よりウチケシの実の需要は高い。
立ち回りによっては持ち込み分だけでは足りなくなる事も往々にしてあり得るので、
フィールドにおける配置箇所はしっかり確認しておきたい。
MHR(:S)
- MHR:Sでは狂竜やられの使い手であるマガラ種一族が復活。
それに伴い、ウチケシの実にも狂竜やられの進行を軽減する効果が復活した。- また、自発的に狂竜やられを発症する強化スキルが登場した。
うっかり発症状態になると恩恵が受けられない仕様であるため、
採用する際は保険としてウチケシの実をポーチに入れておくのもいいだろう。
- また、自発的に狂竜やられを発症する強化スキルが登場した。
MHF
- MHFでは、遷悠種としてジンオウガが実装されると共に雷属性やられも導入されたが、
ウチケシの実は実装されなかった。
その後も続けて遷悠種モンスターと属性やられが導入されていったが、相変わらずウチケシの実は実装されず、
属性耐性値を上げる他に属性やられへの対抗手段がないという状況にあった*1。
しかし、MHF-G10にてついにウチケシの実が実装された。
採取では入手できないが、総合ショップで60zで購入可能である。
また、この手の購入可能な基本アイテムとしては珍しく、
ギルド貢献ポイント3P、または1Nポイントとの交換もできる。- メインシリーズと同様に各種属性やられの回復、狂竜ウイルスの進行抑制ができる他、
G10.1で新登場したG級ジンオウガ亜種が用いる蝕龍やられ状態を回復できる。
蝕龍やられは、一定時間の間
「視界の妨害と体力・消費アイテム・剣士武器の斬れ味の減少」が同時に起こる厄介極まりない状態異常で、
更にこれとは別に龍属性やられを発症する事もあるため、
防具などで龍耐性を十分に上げられない場合は、必ずウチケシの実を持っていくようにしよう。 - 辿異種モンスターが用いる属性やられ【特大】に対しても、もちろん有効。
スタミナの回復速度が激烈に遅くなる水属性やられ【特大】や、
全ての雷属性攻撃が即死へと繋がる雷属性やられ【特大】といった曲者揃いであるため、
属性耐性値での対策ができない場合は、やはり必ずウチケシの実を持ち込むようにしたい。 - ウチケシの実はG10アップデート前日のアップデート情報にて実装が明らかになったが、
同時に公開されていた各種ポイント交換の情報から
「ポイント交換でしか入手できない」シリーズでも屈指の希少性を持つものという憶測が流れていた。
- メインシリーズと同様に各種属性やられの回復、狂竜ウイルスの進行抑制ができる他、
MHSTシリーズ
- 本作にも登場するが、回復アイテムとして使用することは出来ない。
サボテンの花と調合して万能ウチケシ薬を作る素材としての扱いとなっている。
ただし入手はストーリーの終盤辺りになってからであり、調合書もまたその辺りでの獲得となるので、
薬共々貴重な品である。
- 万能ウチケシ薬はMHST2での説明文によるととんでもなく不味いと言う…。
ウチケシの実も(薬程ではないにせよ)味は良くないのだろうか。