MHPのトレジャーハンタークエストに登場するトレジャーの一つ。
概要
- デデ砂漠に生息するスカラベの一種。
先端に猛毒の棘を有する尻尾が特徴だが、ある需要のために取引されている模様。
- 何の変哲もない普通のトレジャー。
他のトレジャーと比べて少々危険性が高そうだが、
別に入手した瞬間にハンターが毒に侵されたりするわけでもないので安心して確保できる。
ただ、やはり危険な虫である事には違いない上に、生息地は過酷な砂漠である。
確保するのは当然ハンターの仕事。
- さて、この虫は一体何のために取引されているのだろうか?
そのヒント(というよりも答え)はアイテム説明文に書かれている。
そう、このサソリスカラベは食材なのである。猛毒の尻尾を持つスカラベ。からあげで。
名前からして危険な臭いがするこの虫が、まさか食べられようとは誰が想像できたことか。
なお、食材としての用途を持つ虫アイテムは、このサソリスカラベが初である。
とは言っても、ゲーム中でサソリスカラベを食する事はできない。
現実のサソリにも食用とされるものもあるため、全く的外れでは無いのだが………。- 「アイテム」でないなら甘米虫がキッチンの食材として先に登場している。
また、にが虫や不死虫なども一応食べる事はできる(ただし不死虫は加工が必要)が、
あれは薬事的な意味合いが強く、食材として使うものではない。
- 「アイテム」でないなら甘米虫がキッチンの食材として先に登場している。
- MH2以降はトレジャーとしても食材としても未登場。
MHP2Gでは久方ぶりにデデ砂漠に行けるようになったが、
現地でのトレジャーハンタークエストは無くなってしまったため、やはり登場しなかった。
そしてMH4Gにて三度デデ砂漠での狩猟が解禁されたが、本作でもトレジャーハンタークエストは存在せず、
当然のようにサソリスカラベも未登場であった。
余談
- 「スカラベ」とは俗に言う「フンコロガシ」の事である。
自らの食糧として獣のフンを集めて丸め、それを後ろ脚で転がしながら移動する習性を持つ…はずだが、
尻尾なんぞ生えていては転がしにくくて仕方ない気がする。
自衛手段としては一級品かもしれないが、進化の方向性を少し間違えている気がしてならない。- 有名なアクションアドベンチャー映画「ハムナプトラ」シリーズにも同名の昆虫が登場するが、
あれは姿形は似ていても全くの別物であり、架空の昆虫である。人間を食うし。
- 有名なアクションアドベンチャー映画「ハムナプトラ」シリーズにも同名の昆虫が登場するが、
- 実際のスカラベはエジプト地方を中心に生息している。
古代エジプト人はスカラベがフンを球状に丸め転がす姿が
「空に浮かぶ巨大な球体である太陽を運んでいる」ように見えたらしく、
そして時にその光沢ある甲殻が光の反射で黄金の虫に見える様から神聖視されるようになり、
いつしか太陽神ラーの使いである聖なる生き物と見なされた。
上記のエジプト色の強いハムナプトラに同名の昆虫が登場するのもそれが由来だろう。
- スカラベのような獣のフンを餌にする虫を「糞虫」と呼ぶ。
「フンチュウ」と読む。「クソムシ」ではないので注意。ましてや「クソチュウ」でもない。