アイテム/マスイ罠

Last-modified: 2024-02-27 (火) 01:40:38

MHSTシリーズに登場する、罠系アイテムの1種。

概要

  • モンスターハンターシリーズでは、
    本家シリーズでは「落とし穴」と「シビレ罠」の2つの罠系アイテムが以前から登場していたが、
    外伝作品であるMHSTでそれに加わる新たな一派としてこの「マスイ罠」が登場した。
  • 使用効果は落とし穴とシビレ罠と同様。設置した罠をモンスターに踏ませるタイプ。
    発動すると麻酔ガスが噴き出し、対象モンスターを昏倒させるというもの。
  • MHSTシリーズにおいては攻撃タイプが基本的に「パワー・テクニック・スピード・その他」の4つに分かれており、
    敵が該当する種類の攻撃をしてきた時に、対応した罠アイテムを使用する事で2ターン行動不能にできる。
    • パワータイプの敵にはシビレ罠、スピードタイプの攻撃には落とし穴、
      マスイ罠は仕掛けられたモンスターがテクニック攻撃を繰り出そうとした際に作動する仕組みとなっている。
    • 効果が発揮されると2ターンの間一切行動できなくする為、こちらからは勿論殴り放題。
      マスイ罠の場合テクニック攻撃を得意とするモンスターが相手の場合は非常に有効。
      本家と違って2回以上同じ罠に掛けても、効果時間が短くなったりする事は無い。
      • ただし、罠に指定された攻撃以外の行動を取られてしまうと発動しない上に、
        罠が破壊されて、設置した分が無駄になってしまう。
        なお、モンスターのとった行動が罠を破壊する組み合わせだったとしても、
        その行動で真っ向勝負が発生し、かつ仕掛けた側が勝利する場合はそちらが優先され罠は残留する。
    • そもそも、敵の行動が読めているのなら、真っ向勝負やダブルアタックで防げばいい話なのだが、
      ライダー&オトモン以外の仲間が狙われている場合には役に立つ。
      罠系アイテムを含めた各種アイテム類は、敵の攻撃よりも素早く発動するので、
      味方への攻撃を防ぎつつ、2ターン行動不能という有利な状況を確保できる。
    • ちょっとした変化球…というかむしろこっちがメインとなる使い方なのだが、
      そのモンスターが得意としていない行動に対応した罠を設置しておくという手段もある。
      MHST2では改善されたが、無印MHSTでは大半のモンスターの行動パターンにランダム性があり、
      「傾向」こそあれ完全に把握することは不可能となっていた。
      例えばイビルジョーでは、大体の行動はパワー属性なものの、
      ふと思い出したかのごとく唐突かつランダムにテクニック攻撃を仕掛けてくるというパターンになっている。
      そのため、パワー攻撃が飛んでくる前提のもとこちらはスピード攻撃を仕掛ける必要があるが、
      運が悪いと突然のテクニック攻撃で相性負けしてしまうという事故が発生し得るわけである。
      そこで敢えてパワー用のシビレ罠でなくテクニック用のマスイ罠を設置しておくことで、
      パワー攻撃ならそのまま真っ向勝負で勝利出来るため罠が残留し、
      そしてテクニック攻撃が来た時だけしっかり罠に掛かり真っ向勝負を回避できる、という仕組み。
      • 罠を残すためには真っ向勝負に勝利する必要があるため、
        基本的にライダーが狙われている状況ではこの使い方をすることはできない。
        オトモンが狙われている時、またはそもそもすくみを持たない行動が見えているターンを狙おう。
  • 誤解されやすいが、あくまで麻酔による昏倒であるため、睡眠無効を持つモンスターにも有効。
    名前からして、捕獲用麻酔玉の麻酔を転用したものだろう。
    • 本家と同様に、2つ以上の罠を同時に仕掛けるといったこともできない。
      よって、敵モンスターの攻撃に対して正解の罠を慎重に選ばなくてはならない。
    • …とは言え、本作は本家シリーズのトラップ条件とは罠成功の法則が異なる。
      ディアブロス種に落とし穴が有効であったり、麻痺や雷属性が無効のモンスターにシビレ罠が通用したりする。*1
      本作は相手が地中潜行していたり、MHST2からは飛行状態に移行している場合にも効果は発揮されない。
    • メインシリーズの罠アイテムと同じで、体重が軽い小型モンスター*2には効果が無く、
      古龍をはじめとした強敵モンスター達にも当然通用しない。
      また本家では通用した二つ名モンスターや、ストーリー上で戦う一部のボスモンスターにも通用しない。
      加えて、通常モンスターでも怒り状態中は効かなくなったりと何かと制約が多い。
      • 罠系アイテムが効かないモンスターに対して使用してしまうと、
        設置直後に「このモンスターには効かない」というアナウンスが流れる。使う前に教えろよ。
        MH本家シリーズとは罠が有効なモンスター、及び使用可能タイミングが異なっている事もあり、
        シリーズをやり込んでいるプレイヤーほど引っかかるという事態に陥っている。
        罠が効かないのは分かったが、その理由がイベントモンスターやボスモンスターだからなのか、
        怒り状態だからなのか、罠の種類が原因なのかは、攻略本などで調べなければ特定が難しいのが困り所。
      • 基本的にはマップをうろついている通常モンスターを安定して狩る為のアイテムであり、
        終盤には値段も手頃になってくるので、怒り状態になる前にとっとと完封したい場合に役に立つ。
        「アイテムを使用しなければ勝てないような強敵」に限って効かないという、何とも歯がゆいアイテム。
  • 対戦ではトラップを設置した事だけが相手に伝わる。
    他の罠アイテムにも言えることだが、どの罠が使われたのかは相手は一切分からない。
    • この性質を逆手に取り、これを仕掛けた後にオトモンにスピード攻撃を指示することで返り討ちを狙う、
      というテクニックもある。テクニック攻撃だけに。
    • また、当然だがライダーなど人型の相手にも使用できないため注意。オトモンのみが対象になる。
      MHST2ではライダー同士で対戦できる機会が増えているので、活躍の機会は多いと言える。
  • マスイ罠はシビレ罠や落とし穴と同じく、一部の雑貨屋で購入できる他、調合して作ることもできる。
    • マスイ罠はトラップツール眠魚を1つずつ使用する。
      おそらく、眠魚から麻酔成分を抽出してトラップツールに組み込んで使っているのだろう。

余談

  • 麻酔ガスで行動を封じると言うことから、もしメインシリーズで登場すれば
    罠に掛ければ捕獲用麻酔玉などを使わずに一発で捕獲できるようになるかもしれない。
    そういう意味でも、一部ではメインシリーズでの実装を期待されているアイテムだったりする。

関連項目

アイテム/シビレ罠 - MHSTシリーズではパワー攻撃に反応する
アイテム/落とし穴 - MHSTシリーズではスピード攻撃に反応する


*1 超帯電状態のジンオウガをはじめとし、例外も存在する。
*2 オトモンに加えられるアプトノス、アプケロス、ポポには有効。