アイテム/モンスターの体液

Last-modified: 2024-02-27 (火) 19:45:24

モンスター素材の1つ。シリーズ皆勤賞の最古参アイテムの1つである。

目次

概要

  • 大分シンプルなアイテム名だがモンスター由来の体液ならなんでもよい訳ではなく、
    その実態は甲虫種が吸った他の生物の体液と、虫の消化液が混ざった液体
    接着剤としての効能があり、それ故に武具の加工にはよく用いられる。
    素材元の殆どが小型甲虫種であるため、入手には少し工夫がいる。
  • 英語名は「Monster Fluid」(読みはモンスターフルード、「流体」くらいのざっくりした意味)。
  • 入手の手間や確率の割に需要が多い事で知られるアイテムであり、
    虫由来の武具は勿論、他の装備でも大量に要求される事がしばしば起きる。
    特に風化した武器群は後述の濃汁・特濃同様まとまった数を要求される事で有名。
    意識して集めておかないと相方共々あっという間に在庫が尽きる可能性が高い。
  • MHPまでは「モンスターの体液とにが虫」の錬金をする事で下記の『モンスターの濃汁』が生成できる。
    MH2では「氷結晶睡眠袋」を錬金すると体液を生成できる。

モンスターの濃汁

  • モンスターの体液の、濃い部分だけをすくった汁
    かなり濃厚とされるだけあり、アイコンもきっちり青みが濃くなっている。芸コマ。
    体液を集めまくれば作れそうな記述ではあるが、錬金しない限りそんな事はできない。
    • 特殊な成分が含まれているらしく、爆発物の火力を強化する効果もある。
      このためMHG及びMHPでは大タル爆弾Gの調合素材としても使われていた。
      しかし武具の素材としての需要も高いこの素材を使ってまで大タル爆弾Gを作る人は少なく、
      それ故に大タル爆弾Gは現在ほど使われることは少なかったという。
    • 上記の通り「体液+にが虫」の錬金で作る事も可能だが、この辺りの作品はにが虫の安定した入手手段が無いので
      虫狩りクエストについでに虫あみも持参して一心不乱に虫あみを振るうハンターが腕前を問わず散見された。
  • MH2では大タルGの素材には要求されなくなっている(…が代わりに火炎袋が調合素材に指定されている)。
  • 英語名は「Monster Broth」(モンスターブレス。Brothの意味は「煮汁、スープ、ブイヨン」)。

モンスターの特濃

  • 濃汁の中でも厳選された濃厚な部分を集めた汁
    あまりにも濃すぎるため、様々なモンスターを解体して素材を入手するハンターですら触ることを躊躇う。
    説明文にも「さわりたくない…。」と明記される程。
    その一方素材としての価値は非常に高く、作品によっては最上位鉱石の1つであるメランジェ鉱石を上回る値が付く。
    G級(マスターランク)素材という事もあり、流石に武具素材以外で要求されることはない。
  • 英語名は「Monster Essence」(モンスターエッセンス。「(主に植物性の)抽出した精油、真髄、重要な部分」のニュアンス)。

シリーズ推移

MH~MHP2G
甲虫種を毒殺し、原形が残った状態にすると剥ぎ取れる事があるという厄介な素材として登場。
大型モンスターは勿論、普通に甲虫種を仕留めるだけでは殆んど手に入らず、
今ほどネットが発達していなかった当時はゲーム内説明を読んでカラクリを理解しないとほぼ集められないアイテムであった。
入手の不安定さに反して引く手数多な高需要素材であるため、レア素材とはまた別のストッパーとして長らく君臨(?)した。
それでいて上述の通り大タルGにも要求されていたのだからひどい話である。
MH3~3G
対象となる甲虫種がブナハブラオルタロスにバトンタッチした以外はほぼ同じ。
凍土に行くまでは従来通り苦労するものの、
解禁されれば無限に沸いてくるギィギから剥ぎ取ることができるので、過去のシリーズほど集めるのに苦労はしない。
  • なおギィギは飛竜種であるが、テキストは「虫」のままである。広い意味での【】ならまぁ納得だが。
  • MHP3から登場したラングロトラの報酬に並ぶ事もある。
    剥ぎ取りではなく背中の部位破壊や落とし物で並ぶ辺り、こちらは食べた甲虫種モンスターに由来した物だろう。
    もしかしたら臭気ガスにも関わっているかも知れない
MH4
普通に倒しても砕け散らず確実に剥ぎ取ることが可能なクンチュウが登場し、入手しやすくなった。
従来の甲虫種よりしぶとく大型モンスター戦時は極めて邪魔だが、
事前準備無しでも入手機会があるのは有難い*1
  • 小型種以外にもアルセルタスゲネル・セルタスと言った新規大型甲虫種や、
    鋏角種ネルスキュラからも入手可能。
    アルセルタスと連戦していればあっという間に溜まっていく。
  • シナト村までストーリーを進めれば、アイテム錬金で数を増やせるのもポイント。
    ただし錬金で増やせるのはあくまでもモンスターの体液のみであり、
    上位素材である濃汁は上記のクンチュウや大型モンスターのクエストを利用する必要がある。
MH4G
村のG級にネルスキュラ亜種のクエストがあり、
そこで特濃がかなりの数(最低でも2個は得られるであろう)が手に入る。
中級者程度の実力があればPTプレイに頼るよりこちらの方が何倍も効率がよいので推奨される。
また、操虫棍の強化素材として必ず要求されるので、ある程度のストックも用意しておきたいところだが
この入手難易度のおかげで特濃に困るという声が聴かれることは殆どない。
MHX(X)
もともと需要の高い素材であるが、風化した武器種の増加やその強化で輪を掛けて需要が増加。
一応亜種以外の甲虫種モンスターが勢揃いしているため、入手先自体は多い。
  • 救済処置としてか、濃汁は『ハンターと玉突き事故』で大量に、
    『遺跡平原でキノコ狩り』で高確率で入手できるようになった。*2
    前者は1枠で2~5個出る上に、サブ条件のラングロトラのフリーハント報酬でも出るので
    1クエで10個以上手に入れることも可能。
    後者はサブ条件のアルセルタスが楽に倒せる上に50%と高確率で出て、
    他にも何気に需要が高い大水袋も手に入る。
  • XXではネルスキュラが復帰し、やや入手先が増えた。
    一方ラスボスの甲虫種から体液系列のアイテムが手に入る事はない。
MHW(:I)
モンスターの大幅リストラに伴い、P2G以前のランゴスタカンタロスの元祖甲虫種コンビの専用素材に。
毒以外にもスリンガー昆虫標本の達人などで原型を残す事が可能なため、剥ぎ取りチャンスは増えた。
テキスト前半が少し変更され濃汁は「小型の甲虫種の上位素材」、特濃は「小型の甲虫種のマスター級素材」という解説に。
ゾラ・マグダラオス戦後は交易船で手に入れる事も可能。
MHR(:S)
テキストが従来の物に、アイコンが古龍の血と同じ丸底フラスコ型に変更された*3
過去作で入手先として有力だったクンチュウやギィギ、セルタス種などは不在だが、
ブナハブラ、オルタロス、ラングロトラの復活に
新規鋏角種のヤツカダキ&ツケヒバキからも出るので入手先は多い方。
特濃に関してはヤツカダキ亜種ハゼヒバキからも手に入る。
MHXR
マラクジャ島の橋を直すため、向こう岸に渡る道具「ロケットランス」の燃料として使われている。
見た目は塔のように巨大なランスの形状で、ロケットという名称からおそらく飛ばすと思われる。
また、彩鳥の骨を少し砕いたものと混ぜて、デルクスを誘導する撒き餌を作成した。

余談

  • 需要の多さからか小型甲虫種モンスターから取れる素材の中で頭抜けた価格で取引されているが、
    MHRiseで何故か取引価格が下落している。人工で強力な接着剤が作れるようになっているのかも知れない。
    • 体液:500z→200z
    • 濃汁:1000z→850z
    • 特濃:2000z→1600z
  • このアイテムが「甲虫種の消化液が混ざった生物の体液」なのはトップにある通りだが、
    ランゴスタは肉を食い千切って食べる。ブナハブラやクンチュウは腐肉食性。
    オルタロス(と推定だがカンタロス)は植物食性。
    セルタス種は同種のオスやケルビの肉をバリバリ食す…と言った具合で
    体液を吸うという生易しい手段を用いる甲虫種は確認されていなかったりする。
    実際の所は「他の生物の体組織が混ざった甲虫種の消化液」が正体ではないだろうか?
    生まれたてのギィギから剥ぎ取れる時点で色々おかしい気はする。
    • 環境生物であるクイツキガマはモンスターの体液を好んで吸っているらしいが、
      大型モンスターを積極的に襲う性質から、このアイテムのように甲虫種が関わったものではなく
      文字通りモンスターの体液そのものが主食であると考えられる。

関連項目

モンスター/甲虫種
モンスター/鋏角種
モンスター/ギィギ
モンスター/ラングロトラ


*1 ギィギはMH4シリーズには未登場なのであまり比較にならないが、確率上ではクンチュウの方が出易いらしい
*2 どちらもサブ報酬
*3 それまでは栄養剤消散剤とほぼ同じアイコン