アイテム/解毒薬

Last-modified: 2022-09-17 (土) 03:41:01

げどく草アオキノコを調合して作った薬。

概要

  • 体内に侵入した毒素を分解する作用があり、一本飲めばほぼ全ての出血毒を解毒することが出来る。
    ただし、中にはこの薬では治せないほど強力な毒を使うもいる。
  • 自然にあるままを使うのではなく調合で薬事効果を増強しているだけあって、
    にが虫やげどく草とは違い、飲めば確実に解毒効果が現れ、失敗する事が無い。
    味は苦いらしいがにが虫と違い咳き込んだり体力が減ったりもしない。
  • 効果だけを見ると、100%解毒した上に体力を回復できる漢方薬が更なる上位互換に見える。
    実際、単品で解毒目的で使うだけなら漢方薬の方がいい場合が多いのだが、
    解毒薬はゲーム開始直後を除き店で購入できること、広域化のスキルに対応していること、
    毒攻撃を使うモンスターの狩猟クエストでは高確率で支給品に入っていることなど、
    漢方薬よりも使う機会に恵まれやすい。
    • ゲームが中盤以降まで進み、漢方薬の調合材料まで量産体制が整ってしまうと
      「店売りしている」というメリットはほぼ無くなってしまうが、
      そこまで来るとそんなに頻繁に解毒の必要があるモンスター相手だと
      そもそも最初から毒無効スキルを付けていく場合が多い。
  • 全てのアイテムに言えることだが、使用してから効果が発揮されるまでほんの少しだがラグがある。
    特に治るまでスリップダメージを受け続ける毒の場合、解毒薬を飲むまでに体力が減りすぎていると
    口に運んだ辺りで体力が尽きてしまうことがよくあるので余裕を持って飲むようにしたい。
    グビッと飲み込んだと思ったら直後に体力が尽き、
    倒れ伏した瞬間に解毒薬が効いていると思うとかなりやるせない。
  • MHWorldでは消費アイテム全般が歩きながら飲めるように仕様変更された。
    そしてそれに伴って「飲み終わるまでは効果が表れない」ようになったのだが、これが問題。
    途中でモンスターの横槍を受けた場合、毒が治らない上、毒による赤ゲージも吹き飛び、
    更にモンスターからの被ダメージも追加され、泣きっ面にハチどころではない。
    • 「早食い」無しの場合、解毒薬1本を飲み終えるのに掛かる時間はおよそ4秒。
      過去作ではガッツポーズ込みでおよそ3秒程度、効果が出るまでの時間だけで言えばもっと短い。
      一応、ガッツポーズ飲みの場合は終わるまで完全に棒立ちなので、
      飲みながら歩いてモンスターの攻撃を回避できる可能性もある点は良いのだが、
      それでも1秒の差は長く感じるかもしれない。
    • 対して、漢方薬は携帯食料などと同じモーションなので短時間で毒が治り即効性がある。
      広域にも対応したため、PTプレイ時のサポートにも使用可能。
      また、漢方薬の調合素材が「アオキノコ+解毒薬」に変更されたため、
      名実ともに漢方薬が解毒薬の上位アイテムとなった。
    • 解毒薬そのものはげどく草単品で調合できるようになったため、
      その不便さは過去作においてげどく草をそのまま飲んでいるようなものと言えるかもしれない。
  • MHRiseではアイコンが回復薬の色違いから三角フラスコのようなものに変更になった。
    現在のところ他に色違いのバリエーションも存在しない完全な専用アイコンである。
    MHFにて実装されていた自らダメージを受けたりスタミナの上限を減らす劇薬と同じアイコンの輸入である。
    性能の方はというとMHWorldから相変わらずで、飲み切るのに時間がかかり毒が治るだけの漢方薬の完全な下位互換。
    加えて漢方薬が調合せずともよろず料理でアオキノコなどを焼いてもらうことで簡単に入手できるようになり、
    更にカムラポイントがあれば交易でいくらでも購入できる為使う理由はほぼなくなってしまった。
    げどく草そのものはあちこちのマップに生えているので、植物のサイドクエスト消化の時などにむしって
    自動調合したものが使う機会もなくいつの間にかボックスに溜まっている人も多いだろう。
    漢方薬を忘れたまま毒のあるモンスターと相対した時などにたまたま近くにげどく草が生えていれば
    役立つかも知れないが、万全を期すなら面倒がらずにキャンプまで戻って漢方薬を取ってくる方が確実だろう。
    色々と不憫なアイテムになってしまった。
    あえて解毒薬のまま使う理由を考えるとすれば、火事場力龍気のスキルを活かすべく、
    どうしても体力を回復せずに解毒だけを行ないたい時くらいだろうか。
    • ちなみに、解毒薬の説明文は登場時からMHW:Iまで「毒状態を回復する薬。」であり、
      猛毒、劇毒などにも効果はあるが明記されてはいなかった。
      しかし今作でようやく「毒・猛毒状態を回復する薬。」と言うように書き換えられた。
      ただ、何故か漢方薬や漢方の粉塵の説明文では相変わらず猛毒状態の記載がなかったため、
      解毒薬でしか猛毒を解除できないようになったと一時期勘違いされていた
  • MHFでは、「特効薬」「抗毒液」という類似アイテムが存在する。
    • 特効薬は、天廊遠征録狩煉道の緊急討伐依頼にてGmと交換可能なアイテム。
      天廊の番人が扱う壊毒を治すことができる
      しかし、逆に言えば解毒薬などでは壊毒は治せない
    • これらのコンテンツでは「密封解毒薬」も登場する。
      長期間の保存に耐えるよう加工を施した解毒薬で、効果は通常のものと同じ。
    • 抗毒液は、猛毒を扱う辿異種モンスターの紫色の落とし物から入手できる。
      現時点ではエスピナスとガスラバズラが該当する。
      これを服用することで猛毒を治すことができ、更に一定時間毒を受け付けなくなる
      ただし、猛毒もやはり解毒薬などでは治せない。
      また、抗毒液は通常の落とし物よりも早く拾うことができ、
      飲んだ後にも例のガッツポーズはしない。
      なお、これは精算アイテムなのでクエスト終了後には回収されてしまう。
      猛毒を浴びてしまったら積極的に使っていこう。

余談

  • 言うまでもない事だが、あらゆる毒に効く解毒剤なるモノは存在しない
    毒と一口に言ってもさまざまな種類が存在し、それぞれ体内で毒性を発揮する仕組みも
    種類ごとに全く異なっているからである。
    その為、正確な解毒の為には毒の正体を見極める事が何よりも重要となる。
    毒ヘビに咬まれた際治療に用いられる血清だけでも、今の所全ての蛇に効くモノは存在していないし、
    そもそも解毒剤自体存在しない毒も自然界には山ほどあるのだ。
    もしもこの解毒薬が現実世界に存在したら、間違いなく医学に革命を齎すだろう
    • ちなみに、万能のヘビ毒用血清の開発に関しては一定の進展があり、
      科学者たちの努力によってコブラ科18種の毒に効く可能性のある血清が開発されている他、
      様々な猛毒ヘビの毒を自らに注射し続けるという常軌を逸した習慣を
      30年近くの長きに渡って続けてきたミュージシャンや、
      ヘビの万能抗毒素を作ってもらう為に200種以上の毒ヘビの毒を
      自身に投与し続けたトラック整備士といった人たちから得られた抗体により、
      将来万能ヘビ毒血清が作られる可能性があるという。*1

関連項目

アイテム/漢方薬
システム/毒


*1 無論絶対にマネしてはいけない