アイテム/実

Last-modified: 2023-10-02 (月) 21:32:57

アイテム群の一種。基本的に「~の実」という名前で表される。
本記事では、種子類のアイテムについても扱う。

目次

概要

  • 果実の厳密な定義は、花の子房などが受精後に発達・形成する器官である。
    一般的な果実としては真果と偽果があり、真果は上の定義通り子房が発達したもの、
    偽果はイチゴ、スイカなど、子房以外が発達して果実のようにみえるものを指す。
  • 種子植物の胚珠が子房の中で受精後発達したものを、種子という。
    単に種と呼称されるのが一般的である。
    被子植物の種子は果実に包まれている一方、裸子植物の種子は外界に露出している。
    一定の休眠期間後に発芽し、新個体となる。
  • モンハンの世界にも現実世界のこれらと同じ仕組みの植物が根付いているようだが、
    不思議な性質を持ったものや、現実では規格外のサイズを有するものも多く、
    モンハン世界の自然の力強さが感じられる。

アイテムとしての果実・種子

  • フィールド上の採集ポイントや農場などで入手できる。
    ものによって様々な特徴や成分を持ち、その特性を薬品や弾薬の調合に利用される。
    あらゆるハンターが序盤からよくお世話になるアイテムが多く、
    一部の武器や戦闘スタイルにおいては生命線にもなり得る。
    基本的には、発芽した種を模したアイコンで表示される。
    • 調合素材としてだけでなく、精算アイテムやトレジャー、キッチンの食材に交易品など、
      様々な形で登場しており、プレイヤーが思っている以上にその種類は豊富である。
      その一方、武具の素材として要求されるケースは比較的稀。
  • 果実とはいうものの、ハンターが食べられるアイテムとしての実は非常に少ない。
    食用の果実は鮮度が重要であるため、フィールドで入手できるようなものを現実的に食べることは難しく、
    アイテムとして活用できる実だけを採取しているのだと捉えた方がいいかもしれない。
    実際、食材の中には果実と思われるものも多い。
  • 片や種系のアイテムは、果実に比べ、ハンターが直接口にすることで
    攻撃力上昇などの恩恵を受けられるアイテムが多い。
    乾燥している種は、フィールドに長らく放置されていても利用できるという事か。
  • 獣人族が好むドングリも、果実に分類される。
    武具お面の素材として用いられるほか、交易のチップといった用途も存在する。
    • ドングリは熟れると殻が茶色くなるのだが、武具等のグラフィックからは、
      獣人族が緑色の未熟状態のドングリを用いていることが見て取れる。
      実が熟すと発芽のために殻が割れてしまうため、その前に加工を施すのであろう。

モンスターと果実

  • 植物は基本的に移動能力を持たないため、何かに頼って種子を散布するための方法を発達させてきた。
    風や水などの自然の力を用いやすい形状に進化した種のほか、
    自ら破裂することで種子を跳ね飛ばす植物も現実に存在する。
    モンハンの世界にもはじけたり拡散したり、はたまたどぎつい色の樹液と匂いをしていたりと凄まじい性質の木の実は多いが、これもそうした生存戦略の一つなのだろう。
    • 例えばはじけクルミなど、破裂する性質の木の実は種子をばら撒くための進化を遂げたのだろう。
      弾薬に使えるレベルの破裂力はいささか過剰な気もするが
      類例としてツラヌキの実は、地面に深く突き刺さるためにらせん状のミゾを備えている事が確認されている。
    • ペイントの実は、自らを食した草食生物を外部から注目させやすくし、
      そのままさらに大きな肉食竜に捕食され、糞と一緒に小さな種子を排出されることで
      生息域を広げてきたのかもしれない。
    • ウチケシの実や怪力の種などは、高い滋養強壮効果により自らを摂取するメリットを
      学習させることで、広く繁殖してきた…とも考えられる。
  • もっともメジャーな散布方法は、果実を動物に接触してもらう方法である。
    彼らは果実ごと種子を体内に取り込み、しかし大抵の場合消化されないので糞などと一緒に排泄する。動物は行動範囲が広く、風や破裂といった手段よりもはるかに広範囲に種子を散布することが出来るのである。
    モンハンの世界では大型なモンスターが多く、広い行動範囲を有するであろう彼らは植物にとって魅力的な存在であろう。
    • 代表的なものだと、ウルクススが木の実を埋め込む習性を持っているほか、
      プケプケは木の実を体内に溜め込み、攻撃時に吐き出す性質を持っている。
    現実世界において動物に散布してもらうタイプの果実が、モンハン世界では規格外の大きさになっているケースもまま見られる。
    アイルーが道具に用いるドングリなども現実の基準から考えると非常に大きい。
    ポーチにしまえる大きさならともかく、ここまで大きいと食料にしてくれる生き物もそう多くはないだろうに、なぜここまで大きくなってしまうのだろうか?
    • あるいはその大きさ故に、動物利用以外の散布方法が何かあるのかもしれない*2
    • 「巨大なモンスターに合わせて、彼らに利用されやすいよう巨大化した」という事なら、多少強引に説明は可能である。
      • こうした状況の典型的なものとして挙げられるのは、ビシュテンゴデカデカ柿との関係である。
        ビシュテンゴは活動範囲が広い上、柿を袋に貯めて持ち歩く習性のほか、外敵に対しては攻撃手段として投げつける生態を持っているため、
        柿側としては非常に広範囲に果実(≒中に含まれた種子)を拡散してくれる有益な共生相手である。
        またデカデカ柿の方も現実の柿にくらべとんでもない大きさとなっており、また腐敗すると毒を帯びたり、未熟なものが麻痺作用を持ったりといった特異な性質を秘めている。
        ビシュテンゴにとって魅力的な武器になりうるため、あるいは共生相手に利用してもらいやすいように進化を遂げたのかもしれない。
        亜種が用いる巨大松ぼっくりも非常に燃えやすく小爆発すら起こすなど、やはり武器として使う際のメリットが大きい。
      こうした例がある以上、アイルーが用いるような巨大なドングリなども、別の大型モンスターとの共生関係にある……といった事はありえるだろう。

アイテム一覧

食材についてはシステム/キッチン食材の「野菜・果実」の欄を参照。

実系アイテム

「~の実」とは付かないが、実に分類できるものも含む。

MH

MHP

MH2

MHP2

MHP2G

MH3

  • 火消しの実

MHP3

MHX

MHWorld

MHRise

MHR:S

外伝作品

MHF
アイルー村

種系アイテム

「~の種」ではないが、種子に分類できる物も含む


*1 地面に落ちた果実を食べている可能性もあるが
*2 大きな果実として代表的なヤシの実は、海辺で成長、落下することで果実を海に流して繁殖するという特徴を持つため、このように餌とされる以外の方法を用いている可能性も考えられる。