MH2から登場した回復アイテムの一つ。
目次
概要
- 素材玉を使って作る手投げ玉のひとつで、その中では珍しい回復アイテム。
落陽草、にが虫、霜ふり草など、地域によって素材が異なるが効果は同じである。
地面に打ち付けると水色の煙が噴き出し、その煙を浴びたハンターから悪臭(一部アイテム使用不可)状態を取り除く。
悪臭状態になる状況が限られているため、閃光玉などに比べると使いどころは少ない。
地面に打ち付けて噴き出した煙を浴びて効果を発揮する性質のため、
味方の足元もしくは通り道に置くように使うことで他人の悪臭状態を解除してやることも可能。
もちろん自分の悪臭状態も一緒に解除出来るので、複数人まとめて食らった時にはまとめて治せると美味しい。
狩猟中の悪臭状態を解除してもらって怒る人もまずいないだろうが、
これを実戦で行うつもりなら余談の項も一読しておこう。
気にするならさっさと自分だけ解除して
自力で治さない味方のフォローは粉塵でも使ったほうが良いかもしれない。- その特性上、一部アイテム使用不可状態でも使用できる数少ない回復アイテムである。
というより、そもそも「飲食」という過程を踏まない回復アイテムは非常に珍しい。
なお、その特性のために回復アイテムでありながら早食いなどのスキルには対応していない。
- その特性上、一部アイテム使用不可状態でも使用できる数少ない回復アイテムである。
- MH2では5個しかポーチに入れることはできなかったため、
まだ狩猟に慣れていない頃はババコンガ戦であっという間に使い切ってしまうことも多々ある。
そのため、場合によっては調合素材や調合書も同時に持ち込んでの現地調合も視野に含むことが推奨された。- MHP2以降は10個まで持ち込むことができるように改善されたため、
現地調合の必要性は低くなったと言えよう。
ただし、MH2の仕様を引き継ぐMHFではやはり5個までしか持ち込めないので注意が必要。
- MHP2以降は10個まで持ち込むことができるように改善されたため、
- MHP2Gまでは、モンスターに対する当たり判定はないが爆弾は起爆できるという妙な特性があった。
睡眠爆殺における確実な起爆手段として覚えておくといいかも知れない。
破壊したい部位が壁際にあるなど、普通に起爆できない場合などに有効。
- MH3G以降では一部アイテム使用不可状態だけでなく、爆破やられの解除にも使えるようになった。
調合素材ににが虫を使うことを考えると、どうやら消臭するだけでなく殺菌効果もあるのだと思われる。
しかしMH4以降は爆発性粉塵でも爆破やられになるのだが、これを解除できる原理は一体…。
消臭玉を使うと煙が勢い良く噴き出すので、もしかしたらその際の風で粉塵も吹き飛ばしているのかもしれない。- また、猛り爆ぜるブラキディオスに対して直接使用した場合は特殊な効果が発揮され、
粘菌の活動を抑制して暴発を遅らせることが出来る。
ただし消臭玉は遠投ができないため、ギリギリまで引きつけてから使用するしかないのだが…。- 煙を吹き出すタイプのアイテムで特定モンスターに直接効果を及ぼすものは
捕獲用麻酔玉に続き2例目となる。
- 煙を吹き出すタイプのアイテムで特定モンスターに直接効果を及ぼすものは
- 消臭とは「臭いの元になる物質を分解したり変性させる」事で実現するものなので
消臭玉には特定の物質を分解する効果があり、その効果がたまたま
ブラキの唾液や粘菌、爆破粉塵の成分に対しても及んでいるのかもしれない。
そのため一部では「いっそのこと殺菌玉辺りに改名した方がいいのでは」などとも囁かれている。
ちなみに効果が拡大された結果、名称や外見が変更された前例もある。
- また、猛り爆ぜるブラキディオスに対して直接使用した場合は特殊な効果が発揮され、
- MH4Gでは悪臭・爆破やられを含めたほぼ全ての状態異常を治せる万能湯けむり玉が登場。
このアイテムの登場により、消臭玉の立場は非常に危ういものとなっている。- 消臭玉は持てる数が10個で調合で作ることも可能。
しかし効果時間が一回につき3秒程度で、
治したところですぐまた悪臭・爆破やられになってしまうとその都度消費する必要があり、
結果無駄にしてしまったり浪費することが多い。
- 一方湯けむり玉はドンドルマの狂竜ウイルス研究所でポイント購入するしかなく、持てる数も3個と少ない。
また一度使用すると仕掛けた場所に移動する必要があるため小回りは利かないが、
効果時間は一回約200秒(3分20秒)と消臭玉より圧倒的に長い。
加えて他の状態異常も治せるため、効果に関しては完全上位互換といったところ。
そもそも何度も悪臭・爆破やられになってしまうようなら細菌研究家を発動させて防ぐ方が理に適っている。
雑貨屋に行けば80zで手に入るのは、湯けむり玉とは比べるべくもない手軽さである。
また、悪臭ガスや爆破属性を扱うモンスターの狩猟クエストでは支給品としてBOXに入っていることが多く、
思わぬところで助けられることもあったりする。
そもそも湯けむり玉は狂竜ウイルス研究所を完成させないと名前を拝む事すらできないため、
仮に湯けむり玉に任せるにしても
そこに至るまでは消臭玉が悪臭・爆破やられの回復アイテムである事に変わりは無い。 - 消臭玉は持てる数が10個で調合で作ることも可能。
- MHWorldでは爆破属性を扱うモンスターがわずか2体しかおらず、
悪臭攻撃をしてくるモンスターが一匹もいない為かリストラされてしまったアイテムの一つである
(吐瀉物をブレスとして吐き出す賊ならいるが、幸い悪臭効果はない)。
- MHRiseでは悪臭状態ともども復活。
爆破やられの回復に必要なのも消臭玉に戻ったほか、鬼火やられの解除効果まで得た。
成分の謎がますます深まっていく。
- MHSTでは悪臭状態はシステムとして存在しているが、同作の悪臭状態はアイテムは例外なく使用が不可と言う効果。
よって消臭玉やそれに相当する代役のアイテムなどが存在せず、
それどころかほぼ全ての状態異常を治せるはずの万能ウチケシ薬ですら治療はできない。
そのため、スキルで事前に予防するか一部の特技で治療する以外に悪臭状態に対抗する術が無い。
- MHST2では悪臭状態の効果が変更され、遂に対抗するためのアイテムとして登場……したかと思えば、
アイテムの名前をよく見てみると「消臭玉」ではなく「脱臭玉」だった。
言葉としての意味は「消臭」も「脱臭」も然して変わらないが、何故わざわざ別のアイテムとなったのかは不明。
素材や形状の違いだろうか?*1
硬質消臭玉
- MHFでは持ち込み制限のある天廊遠征録用のアイテムとしてこちらが登場。
わざわざそれ用に用意する辺り、どうやら普通の消臭玉は意外とかさばる物の様だ。
ただ「ネンチャク草」+「石ころ」+「草」or「虫」という、
硬質か軟質かもわからないほどカオスな手触りだろう組成の消臭玉だが、一体どう硬質なのか。
余談
- これを仲間付近で地面に打ちつけたりトレードでやたら渡して
「(ゲーム内でキャラが悪臭状態じゃなくてもプレイヤーの)お前くせーよ」という
意思を伝えるいたずらをするプレイヤーも稀にいるらしい。
言うまでもないが、普通に気心の知れた友人同士でもない限り相手が喧嘩として買ったり絶交も有りうる。
毒の強いジョークなのでやるなら自己責任で。
関連項目
スキル/抗菌
システム/一部アイテム使用不可
システム/爆破属性
アイテム/消散剤 - 「飲食」という過程を踏まない回復アイテム繋がり
アイテム/生命の粉塵 - 同上。こちらはMHWorldから飲食不要になった